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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【ワイヤレスイヤホン KSDream KS-U8 レビュー】かなり量感のある音というか単純に音量大きめに出る。高域はおとなしく、中低域に寄っていて全体的にもっさり。JAZZ向き

KSDream(KSドリーム)イヤホンワイヤレスBluetooth 耳掛けタイプ スポーツヘッドホン コードレス マイク内蔵 通話ランニングVer.4.1 ハンズフリー ノイズキャンセリング搭載 防水防汗 HD高音質イヤホンヘッドセット 技適認証済メーカー保障1年付き (黒)

 

おすすめ度*1

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ASIN

B01KX10G7W

 イヤーフックのついたスポーツタイプの外観。遮音性はあまり高くなく、音漏れもやや目立つ。

 aptXには対応しない。通信性能はかなり安定している。遅延はなく、動画鑑賞に問題ない印象。音飛びも見られない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、携行袋。細身の平形コードには若干のタッチノイズがあるが、それほど目立たない。

 

 

【2】音質

 音質的にはかなり重たい深掘りされた低域中心になっており、全体的に暗い。中域以上のギターやハイハットなどのパーカッションが弱く、キーボードやボーカルはそこそこ出ているものの、低域の支配力が圧倒的。重苦しいと言えるくらい重厚であり、高域はかなり元気がない。なにより音量が大きく出やすく、ほかのイヤホンの適正音量でそのままこのイヤホンで聞くとかなり大きいので注意。

 

[高音]:高域は素直に存在感がなく、元気なく消え入る感じ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域もやや元気がなく、低域にひっぱられがち。かなり篭もった感じがある。

[低音]:かなりブーミーかつ分厚く図太い音で、100hz~20hzくらいまで素直に減衰する。ドラムやベースはかなり深掘りされた地熱の強いボコボコとマグマが沸き立つような音になる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域がかなり支配的で下方向に引っ張り、中域以上はやや遠い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:重たげでけだるげともいえるようなドラム優位(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域以上はのびやかさがないでもないが、なんとなく元気がないので明るい感じはうまく出ない。

 

【3】官能性

 東京カランコロン「スパイス」はかなりドラム優位でバスンバスン利かせてくる。ハイハットなどは弱めで疾走感はうまく出ず、ややけだるげに聞こえる。

 分島花音「world's end, girl's rondo」は弦楽の利きがやや弱いのでチェロ以外情感に乏しく、響くドラムと相まって全体的にダークでヘヴィな雰囲気が強い。

 Rusmus Faber「冒険でしょでしょ? Jazz Ver」はピアノが重厚で、低域の鳴り方も深掘りされてムード満点。満足度はかなり高い。

 

【4】総評

 JAZZ向きといえる味付け。ポップス・ロック・ダンスなどは中高域のやや独特な表現と支配的すぎる低域に引っ張られて暗くなってしまいがち。大人びた雰囲気のジャズをじっくり味わうにはかなりおすすめできる。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 このイヤホンでジャズを聴くとその圧倒的な量感と地熱感にゾクゾクくる。ジャズピアノの硬質な表現もうまく、圧倒的な密度がある。ジャズを聴くためのイヤホンと言って良いのではなかろうか。

 

KSDream(KSドリーム)イヤホンワイヤレスBluetooth 耳掛けタイプ スポーツヘッドホン コードレス マイク内蔵 通話ランニングVer.4.1 ハンズフリー ノイズキャンセリング搭載 防水防汗 HD高音質イヤホンヘッドセット 技適認証済メーカー保障1年付き (黒)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ワイヤレスイヤホン Mixcder Flyto レビュー】かすかに歪みを感じるが、全体として音に精彩はあり金属楽器を中心に生々しさが感じられ、バランス感覚にも優れる

Mixcder Flyto カナル型 高音質 Bluetoothイヤホン ワイヤレスイヤホン マイク付き 防汗 防滴 ハンズフリー 搭載 (ブルー・ブラック)

 

おすすめ度*1

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ASIN

B01F4XA2UA

 イヤーウィングつきで装着性はかなりしっかりしているが、長時間使用で若干耳に痛みを感じた。スポーツ向けとしてはかなりしっかり固定されるが、通勤通学用としてはきつすぎるくらいかもしれない。ウィング自体は着脱できるので、取り外しても良いが、そうするとハウジングがやや重いので、装着性がだいぶ下がる。遮音性はそこそこ高めで、音漏れも少なめ。

 aptXには対応しない。通信性能はかなり安定している印象だ。遅延はほぼ感じられず、音飛びなどもなく動画鑑賞もきわめてスムーズで実用的なレベルだった。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、日本語含む多言語マニュアル、携行ケース。細身のコードにはほぼタッチノイズはなく、この点はスポーツ用途としては好ましい。

 

 

【2】音質

 音質的には全般的に精彩がよく出ていて、とくに金属系楽器の硬質な表現がうまく、低域もほどよく出ており、リズムムードと空気感の表現にはそこそこの妙味がある。一方で空間表現はやや平面的であり、奥行きはそれほど感じられない。ボーカルは自然な味わいでのびやかさもなかなかにあり、天井はそこそこ高く感じられる。音域の高低バランスもよい印象で、全体としてバランス感覚の良さを感じさせる。

 

[高音]:高域にはほどよい伸びやかさと透明感が出てきれいな印象だ。天井もあまり意識しない高さがある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は若干近く、奥行き感はそれほど感じられない。ピアノや金管楽器、ギターのつま弾き音、ハイハットなどの金属楽器の表現はきらびやかさとほどよい硬質感が出ており、なかなか秀逸。木管も震えが感じられるしっかりした表現になっていて、好感が持てた。

[低音]:低域の振動はほどよい締まりがあってビィーンといった感じの音。減衰は素直で深掘りを感じやすい。ドラムはほどよい粘りがあるパバンパバンといった感じだが、前面にあまり出てこない印象でおとなしめ(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:やや中域が近く、カマボコに感じられる。高低としては低域はややおとなしく、高域の方向に抜けている印象はある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは粘りと反発力を感じる音だが、ややおとなしめで弾けが強く出る傾向にあり、ハイハットなどが精彩に富むので疾走感が演出されやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:比較的自然でのびやかな味わい。かすれる感じはないが、息遣いも結構うまく出ている印象で反響感も出るがしつこさはなく、素直に透明感が出ている

 

【3】官能性

 奥花子「桜並木」はアコースティックギターとピアノの精彩感と近さがあって、かなり色づいた印象を受ける。ボーカルの息遣いも聞こえる生々しさもあり、やや豪華な雰囲気となって憂愁はだいぶ薄まっており、むしろきれいに花咲く桜の情景が強く意識される味わい。

 Kylee「大好きなのに」はドラムが粘りと弾けがありながら強く出過ぎず、素直にボーカルが引っ張る展開で、それに彩りをそえるピアノなどが比較的強く出る。そのため全体としてパンチの利いた疾走感と彩りに満ちた味わいで明るい。ボーカルはそれほど高く伸び上がる感じはないが、元気があって活力に満ちている。

 ClariS「nexus」はかなり緻密な表現が密度高めに展開される。奥行き感はないが、効果音の演出は十分出ており、しかもガチャガチャしない。全体として軽快ながら精緻に描き込まれており、中毒性は高い。一方でボーカルはやや単調となっており、楽器音に比べると精彩に乏しい。

 やなぎなぎ「春擬き」は疾走感と活力に満ちている。中域の充実感が元気よく力強い曲調になっており、ボーカルの高域に抜けていく高さは若干弱く、その意味でサビでの高揚感には欠けるものの、むしろサビ前での息遣いなどに味わいポイントが多く、満足度は高い。弦楽の情感表現も巧み。

 

【4】総評

 全体的に音に精彩感があるが、とくに中域の密度はなかなか味わい深い。低域、高域は抑え気味に思うが、それでもバランス感覚はしっかりしており、低域はしっかり弾み、高域はほどよい抜けの良さがあって味気なくは感じさせない。中域の中毒性の高い表現を味わうには最適で、通信性能の安定性の高さを考えても、そこそこのコスパの良さを感じる。曲によってははじのほうにざわつきを感じる。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 疾走感がうまく出る。中域の密度が高く、元気よく駆けだしていくボーカルとそれを支える楽器音の奔流に魅力がある。

 

 ややドラムがさっぱりしているが、弾力は良く出ているので全体として疾走感が強く出る。中域の密度が高いのでギターとボーカルの絡み合いはよく聞こえて中毒性がある。

 

Mixcder Flyto カナル型 高音質 Bluetoothイヤホン ワイヤレスイヤホン マイク付き 防汗 防滴 ハンズフリー 搭載 (ブルー・ブラック)

 

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【カナル型イヤホン SONY MDR-EX250 レビュー】空間表現の広さに妙あり。スカスカしたところはあるものの、繊細さのある音は低価格とは思えないほど上質

ソニー SONY イヤホン MDR-EX250 : カナル型 ブラック MDR-EX250 B

 

おすすめ度*1

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B00ZE3V2BO

 小型のハウジングで耳になじむ。遮音性はそこそこ高く、音漏れもほとんどない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、携行ケース。細身のケーブルのタッチノイズはほとんどない。

 

 

【2】音質

 広がりへのこだわりを感じる音質。全体的になめらかで、しかし緻密さを失っていない。そしてイヤホンという耳に近い機器でありながら、音の圧迫感を感じさせない、痛いとことも刺さるところもない鳴り方。全体的に優雅さを感じさせ、耳に優しい。そのせいかややおとなしく、量感は感じづらいが、耳が慣れてくると味わいが増してくる印象だ。どちらかというと低域寄りでドンシャリイヤホンという分け方になるかもしれないが、ドンドンした感じのない低域とシャリ感はあまりなく力なく消え入る感じが強い高域の特徴を考えると、ドンシャリという表現はややこのイヤホンの印象とは異なるだろう。

 

[高音]:高域はやや天井感がある。明白な頭打ちは感じないが、それでものびやかさには若干欠ける印象(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノは柔らかく、ポロンポロンという優しい鳴り方。全体的に中域は広く、奥まった感じでスカスカしているところはある。

[低音]:全体的にやわらかい弾みを感じ、地鳴りに近い空間下方向に広がる鳴り方100hz~20hzまで素直な減衰で40hz以下はほぼ聞こえない。荒れた振動域はなく、下へはかなり深掘りされて聞こえる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:とにかく広い音場。全体的にのびやかで奥行きを感じさせ、圧迫感はない。最初の印象では音が遠く小さく感じられるが、耳を澄ませると音像ははっきりしており、澄み渡るといった感がある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:精度は高く、意外と鮮明に聞こえるが、全体的に強調されないので、曲調はどれも比較的穏やかに感じられる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:やや暗く感じられるが、中低域は活き活きしている。高域は若干弱い。

 

【3】官能性

 分島花音「killy killy JOKER」は弦楽がやや控えめでパーカッションが目立ち、疾走感強めに感じる。低域も重みを直接伝えてくるというよりは重みから発せられる衝撃波と地鳴りが伝わってくるような実感があり、空間性が感じられる。

 多田葵「灼け落ちない翼」は広くスカスカしてしまうところがあり、ボーカルが孤立している印象に聞こえる。全体として空虚で寂しく感じられる。ボーカルのサビでののびやかさも力強さや明るさがうまく出ていないような感があり、やや元気なく感じられる。

 ZAQ「Inside Identity」はイヤホンによっては圧迫感が強い曲だが、このイヤホンでは全く圧迫感を感じず、やや広めの部屋でスピーカーを並べて聞いている印象。すっきり気味で全体的にやや暗く感じられる。量感の強いイヤホンになれていると、味気ないようにも思えるが、聞き疲れするところはなく、よく聞くとアタック感などは結構しっかりしており、ミニチュア的ではあるものの、満足度は高い。

 Rasumus Faber「Eternal Wind JAZZ Ver.」の低域はかなり上品で、空間演出に注力しており、リズム感は控えめ。ピアノが鮮やかかつ優雅で品格がある。やや迫力と量感が不足して感じられるが、やや離れたところから聞いているような空間の広さは秀逸。

 

【4】総評

 低価格イヤホンでは随一といっていいくらいの広い表現が魅力。一般的なイヤホンと比べるとおとなしめに感じるので、最初は味気なく感じるが、聞き慣れてくると、聞き疲れせず、ほどよい繊細さもあり、気に入れば他のイヤホンとは明らかに違う魅力に気づく。好みは分けそうであるが、低価格とは思えない空間表現力を持っているのは事実で、それだけ考えればコスパは悪くない。が、広さに偏りすぎているところもあり、万人向けという感じではない。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 全体的に圧迫感がなく、この曲の切迫感はあまり感じないかも知れないが、音の定位感は秀逸でじわじわとくるものがある。

 

 サビ後の空間的な中毒性はなかなかにうまく出る。低音の表現も空間性重視のこのイヤホンに合う。

 

 低域が広さを表現し、各楽器の鳴り方も低価格とは思えない繊細さがあり、オーケストラサウンド向きといえる。

 

ソニー SONY イヤホン MDR-EX250 : カナル型 ブラック MDR-EX250 B

 

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【カナル型イヤホン SUNMIN L-802 レビュー】バチバチと熱量高めな低域とドライなサウンドが特徴

SUNMIN [メーカー1年保証]イヤホン高音質 重低音 カナル型 ハンズフリー通話 遮音性 防汗防水 サウンドピーツ コンパクト 軽量 着け心地抜群 ステレオイヤフォン カナル型イヤホン ヘッドホン (ブラック)

 

おすすめ度*1

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B01NH5HIVI

 小型のハウジングは耳に良く収まる。遮音性はそれほど高くなく、音漏れはそこそこ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え。細身のケーブルはタッチノイズ多め。

 

 

【2】音質

 音質的には低域が目立つやや機械的なガシャガシャした傾向がある。ギターやベース、ハイハットはかなりドライでガシャガシャし、ドラムは粘りがあるバチバチした音で全体として熱気に満ちている。ボーカルはやや暗め。

 

[高音]:突き抜け感に乏しく、天井感が目立つ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:全体的に近く、ステレオ的な鳴り方。奥行き感はほとんどない。

[低音]:ややブーミーでぼーっとしているが、集束感があって一定の幅に収まる感じのある音。60hzから50hzのかなり下の方に粗めのピークがある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:平面的で天上も近く、底はやや深いものの、全体的に額縁に仕切られた一枚絵のような収まり感があり、しかも音はかなり近いので近視眼的にスピーカーに直接耳を当てているような感じに思う(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはバチバチ粘り、ハイハットなどは硬質で全体的に硬い。そのため軽快さは出づらい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:かなり近めに聞こえ、全体的にドライ

 

【3】官能性

 UVERWorld「CORE PRIDE」はバチバチと粘るドラムに魅力がある。ただギターやベースは硬く重く、エッジがややはっきりしないところがあり、中毒性は少なく、一本調子。

 今井麻美「朝焼けのスターマイン」もリズム一本調子なところがあり、ボーカルはドライさが強調されすぎて風邪でも引いているかのように高域で喉にかかったようにかすれがちで、息苦しさを感じるほど。活力に乏しい。

 Rasumus Faber「海の見える街 JAZZ Ver」はよくこのイヤホンに合う。濃厚で粘りのある低域と硬質なピアノがかなり大人びた雰囲気を演出しており、聴き応えがある。

 

【4】総評

 やたら粘り気のある低域と全体的に硬質でドライに出る音質はジャズやラップなどに合いそうだ。全体的に低価格イヤホン特有の平面な音響空間を感じさせるので、中毒性や面白みに欠けるところはあり、解像度的にも乱暴さが目立って音が毛羽立つところがある。女性ボーカルが高域で元気がなくなり、息苦しささえ感じられるのは明白な欠点で高域の表現力の低さはかなり気になるかもしれない。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 やや奥行き感に乏しく、そのせいか展開が単調になりがちではあるが、粘りのあるリズムとドライな声質表現はこの曲によく合う。

 

SUNMIN [メーカー1年保証]イヤホン高音質 重低音 カナル型 ハンズフリー通話 遮音性 防汗防水 サウンドピーツ コンパクト 軽量 着け心地抜群 ステレオイヤフォン カナル型イヤホン ヘッドホン (ブラック)

 

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【カナル型イヤホン ZERO AUDIO ZH-DX210-CB レビュー】コスパ最強クラス!3000円以下のイヤホンを買うなら、多少上乗せしてこれを買った方が良い。価格帯を超越した空間表現としなやかな音質

ZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン カルボ バッソ ZH-DX210-CB

 

おすすめ度*1

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B0093VVPM4

 一部例外を除いてZERO AUDIO製品全般に言えることだが、正直外観デザインはチープ。装着感は悪くないが、LRはわかりづらく、毎回装着するときに確認する必要がある。遮音性はそこそこ高く、音漏れはほとんど目立たない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、携行ケース。細身のケーブルのタッチノイズはほとんどない。

 

 

【2】音質

 音質的には高域は伸びやかでしなやか、空間に溶け込むように消失し、すっきりしている。中域は広めでやや柔らかめの耳当たりがよい味付けで、低域はゼロオーディオ製品全般に共通する、膜を張るようなやや粘る弾力のある音で自己主張は強くないが、存在感がある。何よりも素晴らしいのはそのバランス感覚で、音域の高低のバランス、左右と空間のバランス、ボーカルと楽器との距離関係と一体感に優れており、どんな曲でも大抵過不足なく聞くことが出来る万能さがある。どんな曲でも不満を感じづらいイヤホンというのは多くはないもののそれなりの数はあるが、どんな曲でも一定以上の満足感が得られるイヤホンというのはあまりない。それが低価格帯ともなればなおさらである。

 

[高音]:のびやかで上方向にきれいに消失する。空間との親和性が高く、浮き上がることなく、天井も感じさせない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域も広さを良く表現する。ピアノはやわらかく繊細さを感じる表現だが、弦楽にはのびやかさとほどよい厚みがあり、しかも弦楽中心の曲でもそれが目立ちすぎない品格ともいえるバランス感覚があって驚く。

[低音]:ほどよく弾力と反発感もあるが、硬くなりすぎずに空間に抜ける、やはり空間との調和性を感じる音。振動にはやや厚みがあり、100hz~40hzまで自然な減衰をするため、深掘り感もよく出る(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に広い。上下も境を感じさせないが、高域が空に抜けていく消失感があるのに対し、低域は一定の床面を感じさせる。ドームのような広い球状の空間を感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりとアタック感が良好で必ずしも自己主張は強くないが、利きはよく、曲に塩味や酸味をうまく加える印象。ドラムは弾力的でズバンズバンといった色合い。重低音という言葉から想像されがちなドンという硬い重い音とはやや異なるのは留意が必要かも知れない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは伸びやか。ハイレゾ対応なんじゃないかと思うくらい高さと自然な抜けの良さを感じる、サビできれいに上へ伸び上がる表現は一級品。戻ってくる声色もつややかで、全体的にしなやかさを持っている。

 

【3】官能性

 分島花音「killy killy JOKER」はガチャガチャしがちな曲だが、このイヤホンはそつなくこなしている印象。弦楽が伸びやかで元気よく、ボーカルの力強さとコシ、のびやかさも出ていて、元気よく、重苦しさ・暗さがあまり感じられず、ポップな感じが強調されていて、ゴシックな雰囲気はフレーバーにとどまっている印象。それなら味気ないかと普通思うのだが、弦楽を始めとする表現が優麗で、世界観はうまく出ており、納得させられる。

 いきものがかり「未来惑星」はボーカルが元気よくのびやか。消失感も綺麗で変な余韻無く空間に溶け込む。ドラムは弾んで躍動的であり思わず耳が向く存在感があるが、支配しすぎない。演出音も過剰感なく空間に密度を加える表現で、ボーカルを邪魔せずに全体として調和が取れた世界観を表現している。

 Rasumus Faber「月の繭 JAZZ Ver.」は豊かな低域がのびやかで広い空間を作り出し、その上にピアノが繊細かつ優しい、月影を思わせる色づけを丁寧にしていく。パーカッションのハイハットは粒感良好で自己主張しすぎず、静寂な空間に星々の宝石のような小さいながらも強い輝きをまぶすように、彩りを与えている。虚空の中に自己主張せず、しかし存在感と神々しさを感じさせる月の姿がありありと浮かんでくる。

 

【4】総評

 とても5000円未満の価格帯のイヤホンとは思えない、バランス感覚の良さ、表現力の高さがあり、1万円クラスの製品とさえ渡り合えるほどの恐るべきコスパを感じる。一方で無駄を削ぎ落としたところが見られ、やや安っぽい外観デザインや使い勝手の面での配慮の少なさなどはあるが、価格を考えればこれもわずかな不満をこぼす愚痴・当てこすりでしかない。ただもう少し手を伸ばすと同じメーカーでハイレゾ対応かつデザインもゼロオーディオにしては珍しくかっこよく機能的な名機ZH-DWX10が控えており、欲を出すと迷うところではある。しかし、同価格帯では圧倒的すぎるともいえる表現力とコストパフォーマンスに他の選択肢はほぼないと言って良く、好みがはっきりしている人以外は、これを選んでほとんど間違いはない。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 重く鳴りすぎず抜けよく弾む元気なドラム。ガチャガチャせず方向感も広さも丁寧に表現される中域。ボーカルは中央で楽器とほどよく分離しており、混ざらないが離れすぎず一体感を失っていない。サビでは上方向に綺麗にボーカルが溶け込み、音楽全体の情感が素直に高まっていく。

 

 ギターやベースにエッジとアタック感が有り、パーカッションの立ち上がりも良く、疾走感がうまく出ていて、前に突貫していく展開が丁寧に表現される。低価格イヤホンでは楽器音に埋もれてぼやけやすいボーカルだが、このイヤホンでは温度感も失われず、息遣いさえも感じられる。

 

 空気感があり、情緒感に満ちている。しっとりとしたボーカルとそれを丁寧にフォローする楽器が一体となってノスタルジックな世界を作り上げている。ボーカルに素直に追随して目立ちすぎないが色づけを加える楽器音の調和した表現に、しつこいところを感じず没入でき、情景に浸れる。

 

 サビに向かって天上へと高く飛翔していくこの曲のボーカルの表現をここまできれいに味わえる低価格イヤホンはほぼ皆無。穏やかに自問するような導入から、情景へと向かっていくにつれて昂揚していくボーカルが抜けた後の消失感もカタルシスに満ちており、中毒性が高い。

 

ZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン カルボ バッソ ZH-DX210-CB

 

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【カナル型イヤホン X-LIVE HA01 レビュー】粗くドライでジャリっとした音。ざわつく場面もあり。低域はブーミー。全体的に暗め

Hi Performance Earphones, Granvela Ha01 In-ear Headphones Enhanced Bass Stereo Earbuds with Microphones for Iphone, Ipad,android Phones, and More Phones and Tablets-white [並行輸入品]

 

おすすめ度*1

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B00R3V8524

 小型のハウジングは耳に良く収まる。遮音性はほどほどあり、音漏れは少ない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、マニュアル。細身のケーブルはタッチノイズがややある。

 

 

【2】音質

 音質的には全体的にドライ。ジャリジャリした粗い感じの音になりがちなところがある。低域がややブーミーではじのほうで歪みが出るのかブンブン鳴る。中域も曲によってはじでざわつく感じがある。高域は天井があり、女性ボーカルは全体的に暗めに出やすいため、ややグレースケールな味わいになりがち。

 

[高音]:高域はそれほど目立たず、天井が感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ステレオな感じがあり、左右での鳴りが結構強い。奥行き感はあまり感じられない。

[低音]:かなりブーミーでブンブンいう音。振動はかなりぼーっとした音だが、60hzから50hzのかなり下の方に粗めのピークがある。結構深掘りされて聞こえるうえに、空間に利くので、全体的に曲を下方向に引っ張り、それが全体的な暗さにつながっているようだ。弾みはあまりない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:天井は近く、左右はやや近めでかなり意識させられ、下はやや深い。天井が近く、下は流砂のように音を吸い込み引っ張る傾向が見られる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ハイハットなどは左右に強く出る。ドラムはかなりもっさりして下方向全体に響き、下にエネルギーを溜める鳴り方で弾力性や粘りはあまり感じられない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体的にドライでやや奥まっており、暗めに聞こえる

 

【3】官能性

 UVERWorld「CORE PRIDE」はボンボンと鳴るドラムが支配的。味付けをするベースやギターはエッジが甘く、彩りを添えるキーボード音も目立たないので、全般的に単調に感じられる。

 ROUND TABLE featuring Nino「夏待ち」はボーカルがちょっと暗く、楽器音も低音方向に引っ張られがちで全体として元気がないのでやや陰鬱。ギターのつま弾き音も暗く、晴れた夏空というよりは遠くで雷鳴が聞こえ、一雨来そうな翳りを感じさせる、やや曇った印象。

 Rasumus Faber「ミラクル・ガール」は中高域にジャズ特有の濃密感はないものの、低域金管やパーカッションの利きはよく、量感はたっぷり。下方向限定ではあるが、濃厚さはあり、やや単純な展開ではあるものの聴き応えはある。

 

【4】総評

 支配的な低域と左右で近く鳴る中域楽器やパーカッションが魅力で、素直にジャズ向きといえる。ボーカルは暗めであり、ドラムに躍動感がなく、奥行き感や解像度に乏しいので、ポップスやダンスミュージックには向かない印象だ。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 濃密さには若干欠けるかも知れないが、この曲のような落ち着いた曲なら粗さも目立たず低域中心に量感を堪能できる。

 

Hi Performance Earphones, Granvela Ha01 In-ear Headphones Enhanced Bass Stereo Earbuds with Microphones for Iphone, Ipad,android Phones, and More Phones and Tablets-white [並行輸入品]

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ハイレゾ対応イヤホン ZERO AUDIO ZH-DWX10 レビュー】良質な空間表現と秀逸な音域バランス感覚のゼロオーディオ、渾身のコスパモデル

ZERO AUDIO ハイレゾ音源対応 カナル型イヤホン DUOZA ZH-DWX10

 

おすすめ度*1

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ASIN

B00R3V8524

 空間表現の良さと高低のバランスの良い音域の鳴り方が丁寧な味付けになっていて、しかもミドルレンジの価格設定で手が出しやすい、個人的に注目しているメーカーがZERO AUDIO。そのZERO AUDIOの万人向け決定版と個人的に思うのがこのZH-DWX10だ。

 ZERO AUDIOらしいシンプルなハウジングでありながら、何気なく色分けされていて工業デザインとしての洗練を感じさせる、その付け心地は耳に優しく自然に収まる。

 耳にしっかりはまるせいか遮音性もなかなかに高く、音漏れも思ったより少なめ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、携行ケース。ケーブルのタッチノイズはほとんどない。

 

 

【2】音質

 音質は全体的になめらかでのびやかであり、広く、高低もスムーズ。低域は膜を作る弾力のあるタイプの音で、中高域を邪魔せずに熱量と空間の広さに素直に貢献する。粘ったり硬く反響する音ではないので、ドラムはかなり柔らかいが、熱を空間全体に広げる存在感がある音だ。以前レビューした、こちらもお気に入りのひとつ、ZH-BX700は空間表現のよさは共通していたが、高域中心にややキラキラするところがあり精彩が強かった。それに対し、こちらはより丸く自然に近づいた印象で万人向き。ハイハットの粒感もかなり鮮明なので、場合によってドライさもよく表現される。

 

[高音]:なめらかでのびやかに広がる高域は個人的にかなり好み(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:鮮明度も高く、存在感はしっかりしながら広さを感じさせる良質な表現。空間を満たす空気感がかなりうまく出ている。

[低音]:ややブーミーで素直に減衰するが、50hz以降は少し沈み込む低音。締まり過ぎない厚みを持った振動音で、空間下方向全体に広い生命的な膜を作る。中高域を邪魔しない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:広く、そして高い。下方向は明確な床というよりは、柔らかい弾力膜、上方向も自然に消え入っていく高さがある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムの熱量はやや高め。弾力はそこそこで下方向に地熱を沈ませるが、圧は失われず生き生きしている。ハイハットの粒感も秀逸で耳に小気味よい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:つやつやなめらか。みずみずしくのびやか。ドライなハイハットなどに影響されない一貫性があり、非常にクリアに感じられるが、透明感は利きすぎる感じではなく、自然。

 

【3】官能性

 KOKIA「One by one, Day by day (The 5th season concert ver.)」は澄みやかでのびやかなボーカルとコンサート会場のライブ感空気感がうまく出ている。精密でありながら尖りすぎない音の色彩は自然に空間に溶け込んでいく。とりあえずこの表現力に文句なし。

 ROUND TABLE featuring Nino「Rainbow」はイヤホンによっては弦楽の密度と彩度が強く出過ぎて近く鳴りすぎることがあるが、このイヤホンは弦楽の色彩感を出しながら広さも表現しており、かつボーカルと楽器の一体感も失われていない。ドライでハスキーでありながら暖色の優しい色合いのボーカルがまた叙情的で美しい。

 nano.RIPE「月花」はドラム表現が絶妙。硬くなりすぎず、ぼやけすぎず、重すぎず、跳ねすぎず。生命的な膜を張って弾力あるリズムをもたらし、ボーカルと空間に生々しさを加える。この生命的な音色はこの曲の独白のような味わいに「cogito ergo sum」の実感を加えており、説得力を増して世界観を確かなものにしている。

 

【4】総評

 バランス良い音域表現、広い空間表現は秀逸だが、何よりこれで1万円を切る価格で手に入るというのがうれしい。味付けも万人向けで多くの人にとって納得の音質のはず。コスパは文句なく最強クラスで、しかもデザイン的にも奇を衒ったところはなく、手堅くまとめられていて品があってビジネススタイルの服装にもスポーツスタイルやラフな服装にも合う。同価格帯ではもはや死角なしといえるほど優秀なイヤホンだ。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 濃厚な空気感、ブンブン言い過ぎずに生命的な色彩を失わない低域、のびやかで鮮やかなみずみずしいボーカル。ライブ感のある充満した空気も感じられる。

 

 キンキンしないピアノが色彩だけを丁寧に加え、繊細な暖色ボーカルを精緻に表現している。全体的に生命的で良質。

 

  鮮やかな季節の移り変わりを広い空間を支配する生命的な低域が表現する。生まれ散っていく命の移ろいが生々しい実感を伴って伝わってくる。

 

  こちらもライブ空間の濃密な色彩が感じられる。空間に溶け込んでいくボーカルと鮮やかなアコースティックギターのサウンドが全てを満たしてくれる。

 

ZERO AUDIO ハイレゾ音源対応 カナル型イヤホン DUOZA ZH-DWX10

 

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