OKCSC DD3 イヤホン カナル ヘッドホン ヘッドセット ハイブリッド 1BA+1D 密閉型 MMCX リケーブル 耳掛け型 スポーツ ランキング ステレオ Hifi 高音質 マイク内蔵 レッド
おすすめ度*1 |
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ASIN |
リケーブル可能なカナル型イヤホン。遮音性はそこそこ。音漏れは普通。この価格でリケーブル可能なのは地味にうれしい。このあたりは使い捨てになりやすい価格帯だが、捨てる理由の第一はケーブルの断線。ケーブルを変えるだけで長く使えるようになるのはうれしい。
【1】外観・インターフェース・付属品
付属品はキャリイングケースとイヤーピースの替えが付属する。細めのケーブルはタッチノイズはほぼない。
【2】音質
キラキラ感とシャリ感が強めで輝きと軽快さが強調された味付け。ブライトネスとシャープネスが強めで、曲によっては音の端で音割れする場面もある。メリハリと抜けがよく、音の動きに機敏さがあるのも気持ちよい。
[高音]:やや粗いところもあるが、のびやかで突き抜け感もそこそこ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:抜けがよく広さを感じられる。
[低音]:厚みがある音で80hz~60hzがとくにブーミーで70hzにピーク。ドラムは床面を弾くような音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:広さを感じる。張り出しはそれほどでもなく、やや奥まった位置から聞こえる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:キレはそこそこ良く、爆発力もある(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ボーカルはややドライ。
【3】官能性
早見沙織&東山奈央「Hello Alone」は声色がやや暗く、粒が粗いドライな音だが、のびやかさはある。若干暗め。一方で楽器音はキラキラしていて抜けもよく、背景のほうが明るく感じる。解像度はそこそこあり、ガチャガチャしない。
春奈るな「Overfly」はリズム感が良好。ドラムは重く鳴りすぎずにほどよく熱量を加える。ボーカルはやや暗めで突き抜け感に乏しく、サビではこの曲の魅力である解放感がやや薄い。
山崎あおい「花火のあと」はギターのつま弾き音に精彩があり、弦楽音ものびやか。ボーカルとの距離感もよく、厚みもあり情感を感じる。ボーカルは若干暗めだが、息遣いがほどよく出ている。全体として暖色。
Riefu「For You」はボーカルの声色も含めて全体的にサ行が強く出て刺さりやすい。もともとシャープネスとブライトネスが高めの曲だが、その傾向が強められている。ボーカルは若干のびやかさやコシが足りない気がするが、概ね良好。
【4】総評
軽妙でスカッとした音を目指したコンセプトを感じる。ただ高域がやや暗く乾いて出がちなところは若干残念で、女性ボーカルは全体的にサビがいまいち抜けきらない。一方で中域が広く、ほどよく緻密さもある音場は魅力的。
OKCSC ハイブリッドイヤホン ダイナミック 耳掛け型 HIFI高音質 DIY式 音楽専用 マイク無し(RED)
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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。