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【カナル型イヤホン YAMAHA EPH-22 レビュー】モニターホンのような自然な鳴り方。ヤマハらしいフラットサウンド

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ヤマハ カナル型イヤホン スタンダードタイプ ホワイト EPH-22(W) 国内正規品

 

おすすめ度*1

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ASIN

B00OXR284W

 デザインはシンプル。ヤマハのロゴマークがかっこよく、ローレンジ機種なのにちょっと高級感があるかも知れない。装着感はよい。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え。細身のケーブルはタッチノイズが少し目立つ。

 

 

【2】音質

 音質的には非常にフラットで自然な音。味付けする感じが全くなく、ほとんどの曲がそのままのバランスでそのまま味わえる印象。良い意味で特徴が無いのが特徴で、万能に一定の表現力を発揮する。ただ演出が少ないので、やや味気なく思うことも多いかも知れない。

 

[高音]:ほどほどのびるが、キラキラ感や透明感にはやや乏しく、暗めに感じやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ほどよい広さと定位感。

[低音]:比較的振れ幅の締まったヴーという音。減衰は素直(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:定位感は良好。足場は若干腰高(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは反発力があり、ハイハットの粒感も比較的良く出ていて疾走感も出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:自然な味わいで、のびやかさは少し弱いか。やや暗め。

 

【3】官能性

 nano.RIPE「面影ワープ」はギター・ベースが緻密で立ち上がりも良く、ドラムも軽快でほどほど重みも両立させており、中毒的。定位感良好。

 ClariS「STEP」は音にタイトさがあって、弾力もある。爆発力には若干欠けるものの、緻密。ボーカルはやや暗い。

 奥華子「変わらないもの」は全体的にやや暗い。ピアノが明るくなく若干重たげ、高域の伸びもやや重たく感じる。

 

【4】総評

 低価格モデルの中ではバランス感覚に優れたモデルと言えそうだが、全体的に耳を澄ませばよく出ているものの、個人的に音の印象が薄弱になりがちでいまいちハマるところの少ないイヤホン。上品すぎて面白みに欠ける印象だが、逆に言えばそれは安定した実力がある証拠なのかも知れない。

 

 

 

【5】このイヤホン向きの曲

 リズム感がよく、エッジも元から強いのでほどよく感じられ、ドライな声色の表現もうまく、夏の陽光の照射と暑熱が感じられる。バランス感覚が勝ちすぎるこのイヤホンでは、こういう少し尖った曲のほうが楽しめるかもしれない。(The Corrs「Summer Sunshine」)

 

ヤマハ カナル型イヤホン スタンダードタイプ ホワイト EPH-22(W) 国内正規品

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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