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【完全ワイヤレスイヤホン Lesoom S1 レビュー】驚くべきことに完全ワイヤレスにしては珍しく、低音にかなり存在感あり。全体として調和的な表現も聞き心地が良い。操作性に不親切なところがあるが、音質は低価格では抜群におすすめのモデル

Lesoom S1

Bluetoothイヤホン LESOOM 完全ワイヤレスイヤホン 高音質 両耳 左右分離型 3ボタン 操作便利 マイク付き 超軽量 ブルートゥースワイヤレス イヤホン IPX5防水 片耳でも両耳でも使用可能 充電収納ケース付き

 

おすすめ度*1

Lesoom S1

ASIN

B07GVDSB6R

 小型のハウジングで耳への収まりは良い。充電ケースも小さめで携行に便利。遮音性はかなり高めで音漏れも少なめ。

 AAC対応。aptX対応ではないが、通信性能に遅延などは見られない。安定している。ただしまれにペアリングがうまくいかないことがある。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語説明書?

 日本語説明書に「?」を付けたのはamazonの通販サイトの商品説明には付属品に含まれているのだが、手に入れた個体には付属してなかったからだ。

 幸いにしてペアリングや操作は一般的な完全ワイヤレスと変わらなかった。購入してマニュアルがなかった人が困らないよう、一応手順を示しておく。

  1. 両耳のイヤホンのインターフェースボタンを長押ししてパワーオン。
  2. 左右のイヤホンがつながる。英語でアナウンスあり。
  3. 音源機器をペアリング待機状態にする。
  4. 音源機器側の画面に「S1」の名前が出たらペアリングする。
  5. 「second device connected」の英語が聞こえればペアリング成功。

 もう一つ注意点として、イヤホンの左右の違いは外見上無い。おそらく本来の意図としては電源を入れて左右のイヤホンをペアリングしたときに、左右が位置関係で決まるようにしたかったようで、左右は固定にしていないつもりのようだ。おそらく音声ガイダンスで左右を案内するようにしたかったのだろう。だが、手に入れた個体では左右のガイダンスがどちらも「right channel(右側だよ)」と言うので不安になった。左右を判別する音源でテストしたところ、左右の別はしっかりあった。ただし左右は実際には固定。左右判別用の音源がないと、左右の聞き分けには苦労しそうだ。

Lesoom S1Lesoom S1

 

【2】音質

 音質での特筆面としては低価格の完全ワイヤレスモデルにあるにも関わらず、低域がかなり厚みのある形で出る。音にはシャリシャリする感じはなく、厚みを感じる刺さらない聞きやすい、自然に近い音。弦楽音はそれなりに色気があって立体感と情感をよく演出する。音質に関しては正直なところ、低価格ワイヤレスモデルとしてはかなり良質に思える。

 

[高音]:自然な伸びやかさがあり、尖らない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽の精彩は好み。不自然に細く伸びず、根元にふっくらとした力強いためが感じられ、価格にしては優雅なのびやかさがある。ピアノも比較的重みのあるポンポンとした音で有機的で耳に優しく、キンキンしない。重厚感が出やすい。

[低音]:50hzくらいまでははっきりと、40~30hzでもそれなりに振動感は出る。重厚感と地熱感、そして何より低価格完全ワイヤレスではなかなかにないほどの量感が感じられる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右が結構近い。奥行き感はほどほど。やや近めの球状といった感じ。全体的に空間への溶込みが良く、刺さる感じがない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはバチバチと表面の張りと粘りを感じさせる上に地面への振動感も感じさせる。シンバルはエッジ感は柔らかく空気への溶込みが良く、刺さる感じでは出ず塩振りするような感じで、表現としてはドラム優位(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルには自然な味わいがあってふっくらとしている。

 

【3】官能性

 東京カランコロン「スパイス」は空気への溶け込みもよいナチュラルな聞き心地のパーカッションがかなりいい。ドラムの自然な振動感、シンバルの空間に溶け込む抜け、ほどよい煌めき感、ふっくらしたボーカルとやわらかく満腹感のある調和的な音。これはいい。

 やなぎなぎ「春擬き」も充実している。まず自然にふくよかな鳴り方をする弦楽。ピアノはキンキンしない、ポロンポロンという色彩感と重厚感のある鳴り方で曲の雰囲気を優しく盛り上げる。ボーカルの温もりのある息感と空間に溶け込んでいく後味。これもいい。

 Uru「フリージア」は全体的に柔らかくしなりのある生命的な音楽になっている。豊かに伸びる弦楽、リアルに反響する雨だれ音、空間に溶け込むボーカル。かなりしっとりとした瑞々しさのある感じで、個人的には好みだ。

 nano.RIPE「月花」はドラムの重量感と反発感のあるポンポンという音が実に生命的。ギターの色づきもよく、リズムを支えながら情感をしっかり盛り上げる。ボーカルはギスギスしない素直な伸び方でつややかでミルクチョコレートのように溶ける甘味がある。

 

【4】総評

 インターフェースのところで詳述したように、操作性にははっきりと問題がある。いろいろと不親切なので、明らかに初心者向きとは言えない。一方で音質に関しての満足度は現状、低価格ワイヤレスモデルでは極めて高い。とくに満足いく低域表現は完全ワイヤレスモデルではまだまだ珍しく、低価格モデルでは皆無に近いなか、このイヤホンの表現力は頭一つ勝っている。音質だけを見ればコスパは文句なく高い。

 作り込みの甘さが目立つので、耐久性など総合的な使い勝手はかなり不安だ。音質だけなら高いコスパを感じるが、総じて作り込みの粗い製品は不良品率も高めなので、その可能性を考慮すると、手放しでオススメできないところが非常に残念だ。

Lesoom S1

 

【5】このイヤホン向きの曲

  自然なピアノ音、ふっくらとしたのびやかさのある弦楽音、いずれも空間への溶込みも良く耳に心地よい。低域の迫力もしっかり地に響く。ボーカルの表現も自然な伸びやかさがあり、満足度は高い。

 

 ピアノの色彩、弦楽ののびやかさ、いずれも自然な音色と奥行き感がある。何よりボーカルの空間への親和性が高く、自然に溶け込んでいく後味の良さはなかなかのもの。

 

 低域がしっかり出ないとボケた感じになりやすいこの曲も実に面白く聞こえる。ボーカルの自然な味わいと溶込みの良い感じがバランス良く、楽器と一体感があって情感を加えるギターの音も尖った感じで出ずに、柔らかいエグ味の出し方で利きが良いのに聞きやすい。後半の空間表現もうまい。

 

 繰り返しになるが、調和的な楽器表現が空間を暖かくしている。左右の定位感もよく、ボーカルの方向性の遊び心も思う存分楽しめる。しっとりした甘味もこの価格帯では格別。

 

  温もり感がある。立体感も良好で頭を優しく輝く音楽の銀河の中に包み込んでくる。どちらかというと、この価格帯の完全ワイヤレスでは緻密に鮮烈に聞かせてくるものが多い中、暖かみのある表現は新鮮味の面でも感動的だ。

 

  木管とピアノの自然な音色と空間への溶込みの良さが好印象。音色ののびやかさにも温もり感があり、この曲のノスタルジックな暖かい叙情が良く出る。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。