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【完全ワイヤレスイヤホン M-SOUNDS MS-TW2 レビュー】コンパクトで装着感も悪くない。ただし音質はシャープを通り越してやや耳に痛い。シャリシャリすぎて人を選ぶ。音量注意

M-SOUNDS MS-TW2

M-SOUNDS 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン(レッド)MSC M-SOUNDS MS-TW2RD

 

おすすめ度*1

M-SOUNDS MS-TW2

ASIN

B07FDN3SSZ

 小型で付け心地が軽く、耳にしっかりと収まるイヤーピース。その割に遮音性はあまり高くなく、環境音は結構聞こえる。音漏れもシャリシャリと目立ちやすいので注意。

 aptXには対応しない。通信性能は安定しており、音飛び・遅延はない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、マニュアル。

M-SOUNDS MS-TW2M-SOUNDS MS-TW2

 

【2】音質

 数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でもシャープネスが強い。かなりシャリシャリ。曲によって息音などはほとんど針金のように耳に刺さるため、音量には注意。ピアノはキンキン無機的に響き、弦楽も尖りが強く細い。ドラムは衝撃力が強く出るので、スプラッシュ感が出てフレッシュな音に聞こえるが、他の楽器に干渉しやすい。音に厚みは出にくいので、パーカッション表現は小刻みな感じに聞こえるだろう。音質は率直に言って好みではないので、個人的にはかなり厳しい。

 

[高音]:刺さりやすい傾向。細く尖ってシャリ味が強い(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノはキンキンとしていて、針金で耳を掻くような音。弦楽も色味が無機的な音で細く尖りやすい。

[低音]:全体的に薄く地面を作る音で、中域付近の表面近くが強調される感じがある。平面的で深みは感じない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に必要以上にエッジが鋭い。低音量ではクリア感を出すことに貢献しているが、音量を上げると個々の音のエッジ同士が鋭く混ざり合い、ガチャガチャした印象を受けやすい。音も比較的近く、全体的に平面に剥き出しな感じがする(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは爆発力や衝撃力が強く出やすい。重量感はほとんどない。シンバルは無機的に刺さる音で、場合によってかなりうるさく落ち着きがない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:やや尖った鋭い声色。細く刺さるような突き抜け感が感じられるが、ブレス音が強く、落ち着きがない。

 

【3】官能性

 Choucho「アンダンテ」は全体的に爆発力とキンキンとした無機的な光沢感が強く出やすく、パチパチと火花が強く耳に鳴るような感じがする。薄いガラスを通すような透明感があってクリアな印象はあるが、角がツンツンしやすく、それを気持ちよく味わえる感じではない。

 鈴木このみ「DAYS OF DASH」はクリアだがキンキンする味付け。音の尖りが強いのでガチャガチャしやすく、音量を上げればシャリ味も増大。ボーカルの声色はかなり明るく、透明感も良好。リズムも軽快で爆発力があり、この曲の快活さは出やすい。

 petit milady「azurite」はドラムの爆発力が強調されているので爽快味はかなり。この曲の持ち味はそのドラムの推進力と立体的に演出される飛翔感だが、後者の方は各音のエッジが混濁しやすく、ガチャガチャとしてうまく出づらい。また好みの問題ではあるが、エンジンを吹かすギターのエッジ感はやや強すぎの観もあり、自己主張が出すぎて浮いて感じられるかも知れない。比較的甘味のある声優ボイスなので息音の刺さりは少なく、突き抜け感は良好。楽器はややうるさげだが、ボーカルを味わうなら悪くないのかも知れない。

 UVERWorld「CORE PRIDE」はドラムに粘りがほとんど無く、爆発力だけが目立つ。パスンパスンという感じ。ボーカルの輪郭感は細く強調され、息音強め。ややシャリ気味だが、爽快味の強い仕上がりになっており、重厚感が薄いのを除けば悪くない。

 

【4】総評

 とにかくシャリ味の強すぎる音が人を選ぶ。元々遮音性が高くない感じだが、音量を上げると耳に痛い感じも増すので音量を上げられず、周囲の環境音が曲に混ざりやすい。比較的小さめの音量でも輪郭感が感じられるのは良いが、静かな環境でないと楽しめないだろう。ワイヤレスモデルは通勤通学などで使いたい人が多いと思うが、音漏れしやすい傾向も考えると、あまり外出時の使用に向くようには思われない。コスパ的には微妙。

M-SOUNDS MS-TW2

 

【5】このイヤホン向きの曲

 パーカッションのエッジが混ざりやすく、音量を上げるとガチャガチャしやすい。だが、音量に気をつければ輪郭感のあるボーカルを中心にシャープに楽しみやすい。低音が元々ブーミーに盛ってある感じなので、逆にこのイヤホンで聞くと締まっているように聞こえてちょうど良い。

 

 透明感と煌めき感強め。声色はややシャキシャキしているが、音の情報量が少ないせいかエッジ感が増しても混ざる感じは少なく、逆にシャープネスだけが増して緻密にクリアに感じられる。このイヤホンには合う印象。

 

M-SOUNDS 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン(レッド)MSC M-SOUNDS MS-TW2RD

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。