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【ワイヤレススピーカー BOSE SoundLink Revolve レビュー】若干パワープレイな直情的な鳴らし方ではあるが、迫力のある音が楽しめる。電源関連の不具合報告が多いのには注意

BOSE SoundLink Revolve

Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker ポータブルワイヤレススピーカー トリプルブラック

 

おすすめ度*1

BOSE SoundLink Revolve

ASIN

B06Y3PCMPR

 円筒形でコンパクト、360°方向に音を鳴らすので設置に場所を取らず持ち運びにも便利なワイヤレススピーカー。2台揃えるとステレオ再生も可能。スマホアプリでの操作やスマートスピーカーEcho Dotと連携してAlexaを介した制御が可能と先進的な機能を取り込んでいる。防水性能はIPX4。それほど高いわけではないので、どちらかといえば屋内使用がよいだろう。

 aptXには対応しない。通信性能は安定しており、遅延・途絶は見られない。

 

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はUSBケーブル、電源アダプタ、電源変換プラグ、マニュアル。

 気になる点はamazonのレビューで電源関連の不具合報告が多いこと。報告の内容を読むと購入当初は良好でも購入後半年くらいまでにこの不具合が発生している人がよく見られる。結構な人気機種なので不具合の報告数の割合が多いかは判断しづらいが、比較的よく見かけるため不良品率は高いのかも知れない。問題なく使えている書き込みも多く、使い勝手に関してはネット上やメディア媒体で評価の高い機種なので人気もあり、実際はよくわからないが念のため注意。

BOSE SoundLink RevolveBOSE SoundLink Revolve

 

【2】音質

 立体感はそれなり。2台接続するとステレオ感が出るので立体感は増すが、1台での音質をレビューをする。小型だがパワフルで音に迫力はある。中国製の小型丸形スピーカーでもガタガタ振動するほど迫力のあるモデルもあり、そういった機種を持っている人からすると驚くほどではないかも知れないが、しかし振動はかなり強めでテーブルなどに設置するとガタガタと細かく揺らすほどのパワーはある。そのパワーを発揮して鳴らされる低域の振動感や音色の突き抜け感は良好で、小型な外見に似合わず量感とそれなりの立体感を感じる。ただし鳴り方には噴き出すような力任せに聞こえるところがあり、音色にゆらぎとか艶やかさといったものを感じづらい、直情径行気味な感触。拡声器のような音の膨張を感じる。

 ただ様々な環境音が発生しやすい日常生活で使うには、むしろこうした太くまっすぐな音の鳴り方は埋没せずによく聞こえる。使用するシーンを考えた結果の音質とも考えられる。それが好きかどうかはその人次第だが。

 

[高音]:高域の突き抜け感は強く出る(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノの音が硬く人工的で電子ピアノチック。弦楽もボワボワしやすい。音に膨張した感じがあり、厚みはしっかり出る。

[低音]:振動感は強く広く唸る。重厚感はよく出る。テストでは50hzから下は無音であったので、重低音の深みというよりはそれより上の低音の量感と振動で賄っている印象(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:比較的立体感は良好で1台でもそれなりの広さを感じさせる音を鳴らす。個々の音には固着感があるというかかたまりとして聞こえる感じが強い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはややブーミーだがかたまって聞こえてまとまりはよい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域での突き抜け感は良好で開放的に伸びてくる。声色は女性ボーカルは若干ボソッと感じられるが、パワフルなのびやかさで相殺される印象。

 

【3】官能性

 菅野よう子「moon flower」を聞いてみたが、木管に生々しい色気が感じられず、シンセサイザーで作った感じに思える。アコースティックな味は出にくいかも知れない。

 秦基博「Rain」はドラムがやや頭重くもっさり。地鳴り感が強いが、弾みがよくなく、気怠げに聞こえるかも知れない。ボーカルの量感は良く、サビでも元気よく突き抜けるので、重苦しいパーカッションとの対比が味わえる。そういう意味では曲の主題に合っていると言えなくもないため、これはこれでよいところはある。この曲は重苦しい雨と世間のしがらみからの開放感へと向かっていく曲だからだ。

 Uru「フリージア」はボーカルの息遣いがかなり鮮明に出る。弦楽の奥行き感がやや潰れて弱く感じられ、展開はボーカル中心になりやすく、ボーカルだけが浮き上がって聞こえる感じがする。

  petit milady「azurite」はドラムの弾みは良く、ボーカルの伸びの良さと相まって曲全体に推進力が感じられる。一方でこの曲のもう一つの持ち味である、天空を飛翔するような立体的な音響はやや感じづらい。

 

【4】総評

 360°音が出るのが特徴。立体感もそれなりにあり、スピーカーに対する立ち位置で音質が変わりづらいので、居間やテーブルサイドに置くインテリアスピーカーとしても最適。音質的には価格相応の魅力は感じづらい。筐体の割にパワーが出るのは事実だが、技巧味に欠け、1台では立体感もそこそこレベル。単身生活者がワンルームで使うとか、寝室・居間・個室などの部屋置きのスピーカーとしてはよいが、PCスピーカークラス以上の妙味を感じる場面は少ない。インテリアスピーカーとしてのデザイン性やアプリ連携などの付加価値込みの値段で、価格設定では少し強気といえよう。

BOSE SoundLink Revolve

 

【5】このスピーカー向きの曲

  振動感と勢いを楽しめるこの曲は、迫力が増して聞こえてよい。ドラムの鳴り方も衝撃力と反発力があって、このスピーカーで聴いてももっさりした感じがなく、軽快味が出る。

 

Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker ポータブルワイヤレススピーカー トリプルブラック

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。