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【aptX対応ワイヤレスイヤホン BlitzWolf BW-BTS1 レビュー】aptX HDには対応しない。重厚感のある音。全体的に厚みがある音で聞かせる。ブルースやJAZZ向き。

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BlitzWolf BW-BTS1

BlitzWolf Bluetoothイヤホン apt-x高音質 IPX4防水性能 8時間連続再生 人間工学設計 スポーツ マイクリモコン搭載 充電ケース付き iphone/Android各種対応

 

おすすめ度*1

BlitzWolf BW-BTS1

ASIN

B07CNPNCJQ

 イヤーウィング付きのマグネット内蔵ドラムハウジングのイヤホン。スポーツモデルではよくある形状で、似たような製品は多く、低価格モデルのコモディティ化を感じる。装着感はよく、遮音性もそこそこ。音漏れもあまり目立たない。

 aptXに対応する。通信性能は安定しており、音飛び・途絶はない。

 amazonの商品説明の書き方だと、aptX HD対応のように思うかも知れないが、Activio CT10でペアリングテストしたところHDと表示されないので、おそらく普通のaptX接続にしか対応していない。こういう紛らわしい書き方は中華イヤホンでは多く、惑わされることはあるかも知れないので注意。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、日本語含む多言語マニュアル。丸形コードにはタッチノイズが少しある。

 

BlitzWolf BW-BTS1BlitzWolf BW-BTS1

 

【2】音質

 ドーム状の音楽空間を感じる。音はやや太めで、輪郭感はそれほど強くない。シャープなキレよりは、ややブーミーに出てくる低域とともに厚みのある音で重厚感を出すことを重視したような鳴り方だ。色味は全体的にやや暗め。高域の突き抜け感はそこそこ感じられるが、パーカッションは重めに出やすいので、どんな曲でもなかなかもっさり感は抜けきれないだろう。

 

[高音]:煌めきは抑えめで少し暗め。突き抜け感はほどほど(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽は厚めでやや暗め。ピアノも太くやや暗めの鳴り方でしっとりとした重厚感は感じやすい。

[低音]:比較的厚ぼったい振動。100hzから40hzまで素直に減衰。30hzでも重い振動を感じるが、20hzはほぼ無音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右は近めで、奥行き感は感じられる。頭を囲んでくる球場空間(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは表面の丸っこい膨張感があるブルンブルンとした音。衝撃力抑えめで、地熱を感じやすい。ハイハットは音に厚みがあるので少し粒感が出る。全体としては重厚感が出やすい。(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは太く、やや暗い。

 

【3】官能性

 いきものがかり「ちこくしちゃうよ」はややもっさり感を感じる。ギターとベースのエッジ感はやや丸く、低域は膨張感があってブーミー。本来は結構軽快な曲だが、重厚感が出やすく、やや足取りが重い。

 小田和正「ラブストーリーは突然に」は重厚感が出るので、曲調に落ち着きが出ている。サビでは煌めき感やスピード感が出づらい印象で、少しもっさり。

 Ne-Yo「Because of You」はこのイヤホンの重厚感が合っている。楽器音も厚みがあるので、全体的に肉厚な充実感のある音場になっている。

 エド・シーラン「Autumn Leaves」も落ち着いたしっとりした重厚感が出るので、比較的よいように思う。音に落ち着きがあって暖色の安定感がある。

 

【4】総評

 音質的にはこの価格帯でよくある類型の一つをなぞっている。SoundPEATS Q30ELZLA M5など細かなところには個性はあるが、大まかな傾向としては同じ方向を向いている。こうしたもっさりした厚みのある重厚感は量感も出やすいので満腹感にもつながる。膨張感のある音は温もり感にもつながりやすいので、ブルースやJAZZなどによい。ピアノに厚みがある点もこうした曲に向くポイントになる。

 コスパ的には悪くないと思うが、上述したようにこの価格帯ではよくある類型の音質なので、これでなくてもよいともいえる。

BlitzWolf BW-BTS1

 

【5】このイヤホン向きの曲

 厚みのある音が濃厚感を出し、低域に重厚感もあるので、こういうJAZZ系の曲は楽しみやすい。全体的に浮いたところのない、大人びた安定感を感じさせ、しっとりした音で聞かせてくれる。(Rasmus Faber「Check My Nails」)

 

 少し暗めの色合いではあるが、落ち着いた、しっとりした表現はこの曲にも合う。膨張感のある低域の利き方も暖色な重厚感で、音場を重くさせすぎない。(rionos「ウィアートル」)

 

 暗めではあるが、重厚感のある表現はそこそこ満腹感はある。シンバルは色味が良くなく、やけに元気がないのとボーカルの声色がかなり太く男性的なので、明るい色彩感はない。後半はギターやベースにもしゃもしゃするところがあって少し気になるが、このMVではカットされている。最適にはほど遠いものの、こういう曲を重厚感ある形で味わいやすい。

 

BlitzWolf Bluetoothイヤホン apt-x高音質 IPX4防水性能 8時間連続再生 人間工学設計 スポーツ マイクリモコン搭載 充電ケース付き iphone/Android各種対応

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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