フラッシュレビュー
AIYIMA D05はホームユースの用途をほぼ完全にこなしてくれる優れたスピーカーアンプです。コンパクトでありながらパワフルでナチュラルな出力を持ち、ホームオーディオ用であれば鳴らせないスピーカーはほとんどないでしょう。多彩な有線接続によるオーディ…
Mpow M30は低価格でやや低域寄りのバランスの良い音質を持っています。そのサウンドは中域が印象的に聞こえ、重みもしっかりした安定感のあるサウンドを奏でます。Mpow M30は使い勝手の点でも価格帯では優秀なほうで、通信品質は安定しており、スペック的に…
ULTRASONE Pro 900iは映像クリエイターの優れたサポーターになるだけでなく、都会の小さなアパートの一室でホームシアターシステムを楽しみたい人にとっても魅力的な製品です。そして臨場感あふれる低域を愛するベースヘッド(低域愛好者)にとっても至高の…
Harbor Superは現状でモバイルバッテリーの究極形に近い製品レベルを実現しています。大容量モデルゆえのやや大きめのサイズ感と重量は、人によっては日常使用できるほど携行性が高いとは思えないかもしれませんが、旅行やビジネスでの移動が多い人には手持…
前方180度に楽器の音をそれぞれ鳴らすモニタースピーカーがぎっしりつめこまれたコクピットルームを想像してみてください。YAMAHA HPH-MT8はまさにそのようなプライベートなモニタールーム環境を実現します。 YAMAHA HPH-MT8は実用性に優れたモニターヘッド…
qdc Dmagic 3Dはうねるようなグルーヴ感とクリアな明瞭感、リッチな優雅さを兼ね備えたハイエンドイヤホンです。そのサウンドとパッケージ/ビルドクオリティは充分価格に見合うものだと思われますが、音質は若干静寂感に欠け、演出感も強いように思えます。…
QoA Vesper 紫は通常版より中域のフォーカス感が強く、よりフラットに仕上げられたリスニングライクイヤホンです。基本的にはボーカルを中心に音楽的に聞かせるリスニング系の音に思えますが、低域から中域にかけては自由音場フラットに近いので、人によって…
Noble Falcon 2は前世代のNoble Falconの焼き直しではありません。サウンドチューニングから機能面での改善など大幅な調整が入り、別モノの製品になっています。以前のFalconのグルーヴィーなサウンドを愛していた人は少し残念に思うかも知れませんが、より…
アルファ☆デシベル Spica UMは音の質感とディテールのバランスにおいてほどよい配分を目指したDTM向きのプロモニターサウンドチューニングが施されており、DTMerはこのイヤホンを魅力的に思う可能性があります。しかし、残念ながら音響スペック的に価格帯の…
AUDIOSENSE T300はAUDIOSENSE随一のリッチサウンドを持っており、音楽において充実感を重視するリスナーの愛すべき1本になるかもしれません。しかし、その音質はバランスが悪く、音場が些か奇妙に思えます。T300は個性的なサウンドを追求するAUDIOSENSEらし…
インナーイヤー型の明るい雰囲気が好きな場合、ディテール感に優れた1more Comfobudsはかなり有力な選択肢です。デザインもかっこよく、機能が豊富というほどではありませんが、使い勝手も悪くありません。通信品質もおそらく問題ないでしょう。繊細なサウン…
KBEAR LARKは5000円以下で入手できるイヤホンとしてはビルドクオリティとパッケージ内容が格別に優れているだけでなく、音質的にも万能系で使いやすいイヤホンです。デザインもかっこよく、入門用のIEMとしてかなり理想的な機種の一つであることは間違いあり…
Tri Audio Starseaは1万円台に殴り込んできた恐るべきルーキーで、もしかすると台風の目になるかも知れません。それは完全にFiiO FH3と競合します。より風通しが良く、音場の広さはFiiO FH3を凌駕し、また音の質感的なナチュラルさでも、Tri Starseaのほうが…
SENNHEISER HD800Sはリスニング向きのヘッドホンとしては理想形の一つであり、その評判に違わぬ名機です。その生み出す出力は適度に重厚で派手さと広い音場と静寂感も兼ね備えた、SENNHEISERらしい正統派のリッチサウンドで、アコースティックな曲を中心にど…
Campfire Audio ARAは中域に丁寧にフォーカスされるボーカルが美しいイヤホンです。それはパワフルなサウンドのイヤホンではありませんが、リファレンスサウンドと言うにふさわしいバランス感覚とディテールを持っています。印象的な歪みの少なさもハイエン…
Ar:tio CU1は価格帯では歪みの少ない高い解像度を感じられ、静かで落ち着きのある弱ドンシャリサウンドを提供してくれます。比較的万能なチューニングにはなっていますが、どちらかいうとアコースティックな曲や静かな曲に向く印象を受けます。明るく楽しく…
AUDIOSENSE T100はAUDIOSENSEの入門機らしい音質を持っています。深い低域と中域へのフォーカス、ディテール感の強い高域といったAUDIOSENSEらしい特徴を兼ね備えていますが、中高域は露骨に強調されるため、やや派手に傾くところがあり、人によってはうるさ…
BGVP DN2はその価格に比べて優れたビルドクオリティとパッケージ内容で、お得感があるイヤホンです。音質も少し中高域に癖を感じますし、低域はやや強めなものの、全体的なバランスが取れており、重厚感と華やかさのあるゴージャスなサウンドを聴かせてくれ…
Victor JVC HA-MX100Vは甘く美しい透明度の高いみずみずしい中域を中心に開放的な音場で聴かせるモニターヘッドホンです。全体的な雰囲気はモニター的ですが、そのサウンドは決して無機質なものではありません。むしろ音楽性は豊かで、充実した暖かい人間的…
AUDIOSENSE T260は中域にフォーカスされたサウンドを持つ音場の広いモニターサウンドです。開放型ヘッドホンのような中域のマージンが大きい広々としたサウンドが好きなら比較的おすすめできます。しかし、個人的には高域に少し癖を感じ、ボーカルや高域楽器…
beyerdynamic XELENTO Wirelessは歪みの少ないクリアで全音域のバランスが良いサウンドを持っている万能系のイヤホンです。そのサウンドはbeyerdynamicらしい、少し開放型ヘッドホンに寄せたような音作りで、力感より音場の開放感を重視しています。高域で少…
AUDIOSENSE T180は手ごろな価格で本格的で正統派のモニターサウンドを楽しみたいユーザーにとって最適の選択肢の一つになり得ます。分析的な音楽鑑賞だけでなく、楽器練習や語学学習やナレーションの聞き取りなど、より実用的な側面でも優れた性能を持つ機種…
フラットモニターサウンドが好きな人にとって、AVIOT TE-D01d ml2-tqはこの価格帯で最高の選択肢の一つです。一般的な楽曲はときどきうるさい感じがあるのですが、これで聴くDaft Punk「One More TIme」のようなテクノサウンドはリズム感も最高で、独特の没…
AUDIOSENSE AQ3は率直に言って、とても面白く、そしてよくできたイヤホンで、そのサウンドは実に興味深い立ち位置にいます。そのサウンドはAUDIOSENSE T800で確立されたAUDIOSENSEのハウスサウンドの正統派モデルであり、しかし、T800からある意味洗練されて…
MIFA X12は派手な高域音と優秀な防水性能、固定のしっかりした装着性を備えたスポーツタイプのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。通信品質もわりと優秀なようで、ワークアウトや街中でのジョギング、もちろん通勤通学にも良さそうです。ただ、音…
SoundPEATS TrueAir2は初代TrueAirの雰囲気を残しつつ、確実にレベルアップした製品です。携行性・デザイン、そして何より通信品質の点で大きな進化を遂げています。インナーイヤー型なので低域の深みは少し足りないかも知れませんが、中域のボーカルや楽器…
AIYIMA TUBE-T3は手頃な値段で手に入る、かわいいデスクトップタイプの真空管プリアンプです。チューブサウンドに興味を持った人が、卓上で邪魔にならないサイズで楽しめ、作りはしっかりしており、コストパフォーマンスが感じられます。レコード再生用のフ…
ASHIDAVOX ST-90-05は中域の充実感を重視した高級感のあるリッチサウンドを持つヘッドホンです。業務用っぽいその外観からドモニターサウンドで作り込んできたのかと思いきや、装着した途端、豊かで音楽的なハイブランドっぽいサウンドが流れてきて、そのギ…
OPPO Enco W51はHUAWEI Freebuds 3iキラーと言って良い製品です。アクティブノイズキャンセリング性能はほとんど拮抗しています。音質もほとんど同等でしょう。防水性能は同等で、Qiワイヤレス充電に対応し、よりコンパクトで使い勝手が良くなっているのに価…
GRADO The White HeadphoneはいつものGRADOっぽいようで、実はギターよりドラム重視のサウンドになっています。そのせいでGS2000eやPS2000eのような甘い雰囲気に包まれるより前に、活き活きしたドラムがリズムを強烈に意識させてくる感じがあり、ドラム好き…