audio-sound @ hatena

audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

MENU
Please enable / Bitte aktiviere JavaScript!
Veuillez activer / Por favor activa el Javascript![ ? ]

【ハイレゾ対応ヒアスルー搭載イヤホン SONY IER-NW500N レビュー】NW-A50シリーズとの相性は抜群!ヒアスルーが便利すぎる。音質的にはやや低域に寄ったゆったりめのサウンド

SONY IER-NW500N

SONY IER-NW500N

ソニー SONY ウォークマン専用 ノイズキャンセリングイヤホン IER-NW500N : ブラック IER-NW500N B

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「NW-Aシリーズと併用すればANC機能が使える」

おすすめ度*1

SONY IER-NW500N

ASIN

B07572S95S

 イヤホンの装着感は良く、違和感は感じない。遮音性はそこそこ。音漏れは少し目立つ。ただしNW-A50シリーズと組み合わせればノイズキャンセリングが利用できるので遮音性は高まる。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「ヒアスルーが優秀。NW-Aシリーズと組み合わせた運用が前提の機種」

 付属品はイヤーピースの替え、説明書。ケーブルのタッチノイズは少しあり、ヒアスルー用のマイクを搭載しているせいもあるのか、ケーブルのひずみはギシギシという音で出やすい。

 

 このイヤホンはSONY製DAP NW-Aシリーズとの運用が前提で、それ以外のXperia含むスマホやタブレットで使っても機能は活かせず、ただの割高なイヤホンでしかない。

 NW-Aシリーズと合わせて運用すると真価を発揮し、とくにヒアスルー(外音取り込み)機能は、個人的には便利すぎて愛用しており、今では家の中ではほぼこれをメインに使っているくらいだ。

 ヒアスルーは人の音声を中心にマイクで拾って音楽と一緒に聴かせてくれるものだが、私は家でこれを使って音楽を聴きながらテレビを見たり、ゲームをしたり、radikoを聴いたり、ネット動画を鑑賞したりしている。これを入手する以前はJabraのElite 65tとかElite Active 65tとかをヒアスルーのメイン機として使っていたが、若干バランスは異なるものの、精度的にはこれらのイヤホンと同等に近いヒアスルーを実現しているので、家ではこちらを使うようになってきた。

 手持ちのヒアスルー搭載機はほかにもSENNHEISER MOMENTUM True WirelessGLIDiC TW-7000などあるが、精度的にはあまり芳しくなく、Jabraクラスの性能を持っているのはこれとJBL UA Sport Wireless FLASHくらい。探せばもっといいのもあるかもしれないが、NW-A50シリーズとの組み合わせ前提なら、コスパ的には最も廉価に構築できるヒアスルー環境になる。

 ヒアスルー前提なら音楽にそんなに没入する必要もないので、音質的にやや物足りないところも気にならないし、この機種の高域にあまり精彩のないバランスは逆に外部音声との共存がしやすいバランスとも言える。

www.sony.jp

 

【3】音質「中低域に寄せたややゆったりしたサウンドだが、音場は広く感じやすい」

 ハイレゾ対応している機種だが、高域の発色は良くなく、どちらかというと中低域の厚みを中心に味わうようなバランスになる。その低域も深掘りを強調する感じではなく、穏やかに膨張するような鳴らし方で、締まりはそれほど良いとは言えないだろう。個々の音を見ると精彩は悪くないような気もするのだが、全体の印象的には地平線に平たくベターッと左右に広がった感じで聞こえやすい。高さを感じさせる躍動感には乏しく聞こえるだろう。オーケストラやJAZZではゆったり、ロックやダンスミュージックではもっさりに聞こえるバランス。どちらかというと、中低域の密度感の中に高域が少し浮かび上がってくるくらいのバランスでスピーカーで聴く音に近い感じ。

 

[高音]:高域は暗めに聞こえやすい。突き抜け感を感じさせるのはあまり得意なほうではなく、低音量ではあまり出ない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:左右の結構な広さの割に奥行きもあり、地平線付近に全体の音が集まってくる傾向はあり、どちらかというと上下にスカスカ感がある。

[低音]:厚みのある振動で100hz~40hzまで素直な減衰。30hzでだいぶ沈み、20hzはほぼ無音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:パノラマサウンドといった感じに特に左右が広く、奥行き感もそこそこある立体感を感じさせる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:膨張感がややあり、輪郭感はあまり強くなく、地熱感もほどほどあって、肉もあるので重量感を感じさせる音だが、やや弾力感が強めでズボボンズボボンといった感じの柔らかい音。シンバルは粒感そこそこあるが、発色はおとなしめ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカル付近は丁寧にマージンが取られている感じで、分離感がしっかり感じられる。色味は高域少し暗めの自然な発色で強調感は感じられない。

 

【4】官能性「ミニコンポのような音」

久石譲「Friend」

  左右に広く、広大な音場を感じさせるので、この曲のゆったりした雰囲気は良く出る。また、音に高域の透明感やキラ味を強調する感じがなく、自然な味わいがあり、オーケストレーションサウンドとは相性が良い。低域も強調されすぎないので、自己主張が重たくなりすぎるところはなく、自然に地平線付近に音が集まる。個性的な音ではなく解像度感に優れるわけでもないが、意外と空間表現はしっかりしていて、SONYらしい安定感がある。

 


紅の豚

  

秦基博「言ノ葉」

 この曲なんかコンポを聴いているような感じで楽しめる。この曲は低域が強調されすぎてしまって出やすいところもあるが、このイヤホンも低域の量感をしっかり感じさせながら、しかし、ほどよい膨張感で重くさせすぎず、広い音場を生かして圧迫感のない印象で聴かせてくれる。しかもボーカル周りは少し分離感を感じさせるだけの余裕があって、歌声は一体的に低域と一緒に聞こえてくる感じではあるが、埋没しない。楽器音は全体的に自然な感じで、最近流行の解像度感のある音ではないが、全体的なバランスはうまいと思わせる。

 


言ノ葉

 

YURiKA「CRAZY GONNA CRAZY」

 TVアニメ「アニマエール!」の作中で使われたTRFの名曲のカヴァー。DVD第1巻付属の特典ミュージックCDに収録されている。原曲に比べてさらにダンス色が強調されていて、音が太めになっており、密度感もかなり高くなっている。アイドルソング的な味付けも強まっており、そのおかげでかなり満腹感の高い曲になっているが、反面圧迫感は出やすい。

 このイヤホンはかなり中低域付近に音を集めて厚い床面を作らせ、ボリューム感をしっかり出しながら、左右にうまく音をばらけさせて圧迫感を減らして広い音場を意識させて一定の開放感も出していて、バランス感覚はかなりよく思える。ていうか、こういう曲を聴くとこのイヤホン、音質はあまり評価されてないけど、実は意外とすごいなって思える。もちろん欠点はあって、全体的に音が膨張傾向でギャンギャン膨らむところがあって、最近流行のハイファイ志向とは真逆な感じで締まりは悪く聞こえやすい。

 


アニマエール! Vol.1 [Blu-ray]

 

Bivattchee「太陽の真ん中へ」

 低域の音圧はしっかりしている。音に解像度感はあまりなく、この曲だとシャンシャンしたシンバルがやや他の音にかぶさってうるさく聞こえるところはあるかも知れない。しかし全体的にドライな音が強い中でも、弦楽やキーボードの透明感やのびやかさがそれなりに聞こえ、見た目の印象ほど解像度が悪いわけでもないこともわかる。音場的には結構広さを感じさせ、上方向にもマージンがあって結構な開放感がある。躍動感は強くないので、少しもっさり感はあるが、音に厚みがあって重厚感と音場の広さ重視で結構しっかり聴ける。

 


太陽の真ん中へ

 

RUANN「There's No Ending」

 この曲は密度感もありながら、各楽器音の出し方が緻密で、情報量が多いのに意外と圧迫感は出にくく、緩急もかなりあって面白い曲。結構短い曲で聞き込んでいるうちに気づけば終わってしまうところがある。そういう意味では展開が急に感じられることは事実で、曲の余韻を曲の中で一定程度消化できるくらいに、もうちょっと長めにしてもいいとは思うけど、ここではこの曲のレビューをするわけではないので、これ以上は突っ込まない。

 で、このイヤホン意外といいなって思えるのは、たとえばこういう曲も重厚感とスピード感のバランスをうまく取って緩急を存分に味わわせてくれるのが1点。解像度が高すぎないので音に一体感があるっていうのが1点。空間的にマージンを丁寧にとっているところがあって、密度感一辺倒ではないから、この曲みたいな音の広がりを緻密に演出に取り込んでいる曲では音そのものの迫力より、広い空間性を生かした雄大な迫力が出るというのが1点。

 解像度感は高くないし、音のアタック感や透明感を強調することもないから一見面白味のないイヤホンなんだけど、なんだかんだいってSONYは音作りがうまいって思える。

 


There's No Ending

 

いきものがかり「心の花を咲かせよう」

 いきものがかりの曲の中では元々低域重ためのバランスのバラードポップス。こういう感じの高低感バランスはこのイヤホンの特性と合っている気がする。広大な音場を強調する感じの弦楽を多用した表現も適している。ボーカルは突き抜ける感じではなく、どちらかというとまっすぐこちらに向かってくる感じで、SONY製イヤホンは結構こういう聴かせ方多い気がする。そういう意味では音の躍動感は上に蓋がされて、地平近くの少し下の方でいろんな音がゴチャゴチャやっている感じがあるんだけど、音に厚みがあるのとボーカルの分離感が良くて聞こえが良いのでほとんど気にならない。

 


いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~

 

【5】総評「NW-Aシリーズとのセット運用が前提だが、なかなかの使い勝手の機種」

 ヒアスルーが便利で、NW-Aシリーズを持っている人にはそれだけでおすすめできるが、音質も一見優れている印象がしないが、実は広い音場感覚を持ち、意外と悪くない。地味に使い勝手の良いイヤホンである。用途も限定されているせいか、あまり安売りされないところがあって少し割高に感じるところがあるのだけはマイナスポイント。

 

【6】このイヤホン向きの曲

FLOW「Days」

 広大な音場表現がこの曲を表現するに充分だし、低域の存在感のあるバランスもこの曲向き。やや重みに寄った表現だが、ミニコンポで聴くような感じであまり圧迫感を感じずに楽しめる。

 


交響詩篇エウレカセブン COMPLETE BEST(DVD付)

 

SONY IER-NW500N

SONY IER-NW500N

ソニー SONY ウォークマン専用 ノイズキャンセリングイヤホン IER-NW500N : ブラック IER-NW500N B

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー SONY NW-A55HN Disney FANTASIA コラボモデル レビュー】なんだかんだ言って使い勝手と音質のバランスが良く、最高にコスパが良いのはNW-A50シリーズだ。

ウォークマン®Aシリーズ Special Collection 〔Disney FANTASIA〕

ウォークマン®Aシリーズ Special Collection 〔Disney FANTASIA〕

ソニー SONY ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A55 : Bluetooth microSD対応 ハイレゾ対応 最大45時間連続再生 2018年モデル トワイライトレッド NW-A55 R

 

 

 大抵のオーディオメーカーの公式通販サイトと同じように、SONYストアでもコラボレーションモデルが精力的に展開されています。今回その中でもNW-AシリーズのDisney FANTASIAコラボモデルを手に入れたのでレビューいたします。

www.sony.jp

 

【1】UNBOXING(開封)「他社のコラボモデルに比べると梱包は緩い印象を受ける」

 いつも通り画質が悪いです。正直あまり撮影はしたくないんですが、コラボモデルは外観をレビューすることも大事ですので、参考になるよう写真を掲載します。そして例の如く、スマホでの撮影ですので、必要に応じて縦長になったり横広になったりするのはご愛敬です。

f:id:kanbun:20190112125916j:plain

 以前レビューした「A&norma SR15 ウマ娘 プリティーダービー Special Edition」に比べると、化粧箱の外観はやや作りが緩いというか、若干安っぽい印象を受けます。NW-A55の標準の箱はもう少し噛み込みの硬い作りだった印象があります。デザインは豪華さのあるパッケージではあり、満足度は高いです。

 

f:id:kanbun:20190112125945j:plain

 箱は二重構造になっており、一番外側の蓋だけ外すと、窓からコラボモデルの背面デザインが覗くようになっています。これはおしゃれです。ただDAPは飾っておいても意味がないので、こういう梱包に意味があるかは微妙です。

 

f:id:kanbun:20190112130041j:plain

 Disney Fantasiaセットにはイヤホン「IER-NW500N」が付属しています。後述しますが、SONY NW-A50シリーズのヒアスルー機能やノイズキャンセリング機能を使うためには基本的に対応イヤホンやヘッドホンが必要になります。このコラボモデルはイヤホンが付いている分高いところはありますが、そのおかげでこれらの機能を買ったその日から存分に味わえるのでお得とも言えます。まあ、安上がりに済ますなら、コラボを気にせず標準モデルをソニーストア以外の安売り店で買うのが一番でしょうが。

 

f:id:kanbun:20190112132341j:plain

 私はSONYのDAPを初心者向きとして推していますが、その理由の一つが初回起動時にしっかりとチュートリアルガイダンスがあり、操作方法に迷いづらいことです。だいたいの使い方は説明書を見なくてもこれでわかりますので、開けてすぐ使用できます。

 

f:id:kanbun:20190112132512j:plain

 楽曲再生画面での操作方法ガイダンスです。このように説明は丁寧ですが、私が個人的に一言文句が言いたいのは、ブックマークリストが再生画面からの右スワイプになっているのが些か使いづらいです。

 またコアなオーディオユーザーほど複数機種でSDCardを抜き差しして使い回したりするかも知れませんが、SDCardを抜き差しすればSDCardの曲を登録したブックマークリストは消えます。実際には抜き差ししなくても読み込み失敗でも消えます。そうした特徴を踏まえると、ブックマークリストはライトユーザー向けの仕様ということができます。そのため、個人的にはコアユーザーの方は、m3u形式のプレイリストをSDCard内にしっかり作って管理することをおすすめします。はっきり言って私が音楽を聴きながらやってる作業の大部分がこのプレイリスト作りです。

 

 なおこのコラボモデルには特典曲などはないので、中身は完全に標準のNW-A50シリーズと共通になります。

 

【2】外観/操作性「今発売されているあらゆるDAPの中で、個人的に最も洗練されていると思うインターフェース」

 NW-A50シリーズの最も素晴らしい点は、わかりやすいインターフェース構造です。物理ボタンは右側に集中して配置されているのは上位機種のNW-ZX300と共通なのですが、操作のしやすさには雲泥の差があります。

 NW-ZX300の物理ボタンは大きさの違いなどはありますが、どれも丸い形状をしていて、指先だけでは直感的にわかりづらく、誤操作しやすいです。それに比べて、NW-A50シリーズは操作ボタンのうち、音量調節ボタンのデザインがバー形状に変更されており、これだけでも断然操作のしやすさが変わります。

 外観インターフェースのデザインが考えられているだけでなく、デジタルな内部インターフェースのデザインも、ブックマークリストなどの一部例外を除いてどこに何があるかがわかりやすく、初心者でも気軽に使えます。中華製DAPなどと比べて直感的に操作しやすく、迷うことがありません。中華製DAPは音質はよいものがありますが、基本的に操作が特殊なものが多く、思い通りに曲を流すのに苦労するでしょう。SONY製DAPが備えるブックマークリストは概念的には素晴らしい機能で、気軽に自分の好きな音楽を好きな順番で聴くのに最適です。使い勝手の良さはライトユーザー向けには完璧と言って良いです。

 

 さて、現行のSONY製DAPとしてはNW-A50シリーズはミドルエントリークラスとなります。上位機種は価格的には5万円クラスのNW-ZX300になりますが、はっきり言って、よほどオーディオ好きでもない限り、この上の機種に手を出す必要はありません。

 上位機種のNW-ZX300をNW-A50シリーズのスペックと比べると、実は機能面では結構NW-A50シリーズに見劣りするところもあります。たとえばNW-A50シリーズは流行のヒアスルー(外音取り込み)機能やFMラジオチューナーが付いています。これらの機能は日常的にも便利ですし、アウトドアなんかのお供にも役立ちそうです。

 NW-ZX300が機能面でNW-A50シリーズに勝っているのはバランス接続可能ってところですが、ポータブルプレーヤーとしての場面ではワイヤレスイヤホンを使うことが多いでしょうから、カジュアルな使用シーンではあまり利点になりません。どちらかというとNW-ZX300はポータブルで持ち運ぶというよりは、自宅で音楽を楽しむのに向いているような印象です。バランス接続で高音質の高級イヤホンを楽しむ用途でパフォーマンスを発揮しやすい感じです。

 さらに上位のNW-WM1Aになると、筐体がデカくなって完全に持ち運び用って感じじゃなくなります。音質によほどこだわりがあるなら、バランス接続を楽しんでもよいと思いますが、相応に費用がかかるようになります。

 それならばとNW-ZX300より値段が安くて音質が良いという理由で中華製DAPを薦めてくる人が世の中にはいますが、その多くは操作性が最悪でバッテリー持ちも悪く、すぐハングアップします。大好きな曲の名前が文字化けすることも多いでしょう。音質はいいとは思いますが、私個人の見解としてはDAPは使い勝手>音質で選ぶ方が失敗しません。

 

 NW-ZX300も選択肢として考慮している人のために、一応機能差を下にまとめます。

NW-A50シリーズの機能面での利点
  1. より軽くコンパクトで持ち運びしやすい
  2. ヒアスルー(外音取り込み)機能付き
  3. FMラジオ機能付き
  4. デジタルノイズキャンセリング搭載
  5. 語学学習支援機能付き
  6. ダイレクト録音機能付き
NW-ZX300の機能面での利点
  1. バランス接続可能

 

  こうやって機能面だけ並べると、NW-A50シリーズのほうが使い勝手が良さそうに見えます。実際外出時に使うならNW-A50シリーズのほうが使い勝手が良いと思います。あとNW-A50シリーズの「ダイレクト録音」というのが気になると思いますが、これはMDコンポやラジカセに専用の録音ケーブルでつないで、古い音源やラジオ音声を録音して音楽ファイルにできる機能です。MDやカセットテープ、レコードなどの音楽の再利用が出来るというわけです。

 実際はDACの音質差があるとはいえ、スペック上の音楽再生能力はNW-ZX300とNW-A50シリーズとで差が無いので、ハイレゾ音源を楽しみたい程度の人にはNW-A50シリーズで充分です。NW-ZX300はバランス接続を楽しめますが、普通はイヤホンやヘッドホンにバランスケーブルなんてついてないので、専用ケーブルを別に買う必要が出てきますし、SONYは一般的な2.5mmバランスコネクタじゃなくて4.4mmバランスコネクタだというのも少し面倒です。4.4mmバランス接続はJEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)が一生懸命標準規格化しようとしていますが、まだ普及率が高くありません。これからは4.4mmが主流になりそうな気配はありますが、よりコンパクトであるというポータブル上の利点がある2.5mmバランス接続が絶滅するのは当分先でしょう。

 

ヒアスルーはとくに便利だが、使用条件がある

 この機種の機能の中で私が最も便利だと思うのはヒアスルー(外音取り込み)機能です。この機能は外部から人の声だけを拾って、音楽を邪魔せずに聴かせてくれるというものです。個人的にはこれが非常に素晴らしいです。しかも前述したように上位機種のNW-ZX300には搭載されておりません。

 これを用いると何が便利かというと、たとえば私の場合、家でテレビ番組やネット動画を見ながら音楽を楽しめます。私は前にも言ったように、頻繁にプレイリストを作成しているので、こうしたプレイリストを作成する作業の片手間にテレビやネット動画を楽しめるというのは大変ありがたいです。人間、時間が限られていますから、好きなアニメやドラマ、バラエティを見つつ、プレイリストを作ることが出来るのはお得な感じがしますし、家族の声なども聞こえるのでリビングでも孤立することがありません。

 実はヒアスルー機能は良い心理的効果を促すという意味でもおすすめできます。ヘッドホンやイヤホンをして外音を遮断している人間のパーソナルスペースは広くなることがわかっています。外音遮断によってパーソナルスペースは狭くなる*1と思いがちですが、実際はそれによってパーソナルスペースが広くなってしまいます*2*3。人は不快音から身を遠ざけるためにイヤホンをしてパーソナルスペースを広げるわけですが、パーソナルスペースが広がることはコミュニケーション能力の低下を招きます。ついでに言えば,パーソナルスペースが広がるということは、ストレスを受けやすいエリアが広がるという意味でもあります。ヒアスルー機能は不快な環境音を遮断しつつも、コミュニケーションに必要な声情報を拾ってくれる機能ですから、これによりパーソナルスペースが広がりすぎることもなくなります。

www.athome-academy.jp

 

 このヒアスルー機能を利用するにはしかし、条件があります。ヒアスルー機能に対応したSONY製のイヤホン・ヘッドホンで利用しないと、この機能が使えないばかりかハウリング音が発生して不快になるだけです。

 ヒアスルーの精度については最大の「+15」に設定しても、IER-NW500NとNW-A55で実現するヒアスルーはJabra Elite Active 65tのヒアスルーに劣ります。テレビの音を聴く場合、テレビ側をかなり音量大きめにしないと音楽に埋没します。

SONY NW-A55

 

【3】連続再生時間「素晴らしく優秀」

 SONY製の方が使い勝手がよいと感じるのは連続再生時間の長さが優秀なせいです。使い方にもよるでしょうが、私の場合、満充電すれば2日くらい平気で使えます。SONY製なら外出中にDAPの電源がなくなって音楽が聴けなくなるなんてことはまず起こりえません。DAPのためにモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要も無いです。快適です。

 イヤホンやヘッドホンの連続再生時間以上に、DAPの連続再生時間は重要です。とにかくバッテリーが長持ちするってだけで総合的な使い勝手は格段に違います。そもそも操作性が多少悪くたって、外出時音楽聴いている時にそんな頻繁に操作しないでしょ?音質の違いだって、あまりにひどくなければ気になりません。多少の操作性の悪さや音質は結構気にならないものですけど、連続再生時間だけはなかなか看過できません。個人的にはイヤホン2つ分くらいの連続再生時間はほしいところです。ワイヤレス再生でこの条件を満たしているDAPは少ないです。SONY製DAPはこの点異様にタフなので、まず不満に思うことがありません。

 

 

製品名

操作性

対応コーデック 連続再生時間
SR15 SBC/aptX/aptX HD 10時間(実際はもっと短い)
CT10 SBC/aptX/aptX HD 10時間(実際はもっと短い)
NW-A27 SBC/aptX/LDAC 23時間(SBC時、充分一日使える)
NW-ZX300 SBC/aptX/aptX HD/LDAC 14時間(LDAC時、ほぼ一日使える)
NW-A55 SBC/aptX/aptX HD/LDAC 13時間(LDAC時、ほぼ一日使える)

 

【4】音質「やや硬いドンシャリな音だが、すっきりしている」

 音質的には3.5mmプラグからアンバランスで聴く限り、ほとんどNW-ZX300と変わりません。NW-ZX300のほうがやや音に厚みを感じ、とくに低域が厚ぼったく思いますが、それに比べると見通しが良くすっきりしているようにも聞こえます。

 アイリバー系(SR15/CT10)のまろやかな音に比べると肉質がやや硬く、力強さが感じられる音なのはNW-ZX300と同じ傾向です。同じ価格帯の祖先に当たるNW-A27に比べると、音の輪郭感がより明瞭で、音場感も広くなっており、旧世代のNW-A27よりは同世代のNW-ZX300とのほうに音質的な親近感があります。バランス接続を考慮しなければ、NW-ZX300との差は実質的にほとんどないので、そのコスパの高さは音質面でも感じられます。

 

製品名

音質傾向

音場 解像度
SR15 フラット 広大 高い
CT10 フラット やや広 高め
NW-A27 ドンシャリ(シャリ感強め) 狭い 普通
NW-ZX300 ドンシャリ(低域やや強) やや広 高い
NW-A55 ドンシャリ やや広 高め

 

【5】旧世代機「NW-A20」シリーズとの埋められない差

 ほぼ完璧に近いコスパを誇るNW-A55ですが、旧世代機NW-A27と比べると埋められない決定的な差があります。それは動画ファイルの再生時は音声だけになり、動画を再生出来ないという仕様です。

SONY NW-A25

旧世代機になるNW-A20シリーズだが、A30シリーズ以降の仕様変更のせいで人気は高く、今でも高値で取り引きされている。

 NW-A20シリーズまでは動画を再生する機能があり、ミュージックビデオをそのまま楽しむことが出来ました。NW-A30シリーズからは動画再生は音声のみとなっています。これが何かと不便です。ライブビデオやミュージックビデオを完全に楽しめないだけでなく、音質チェック動画などの細かいレビューテストに使う動画も再生出来ません。そのため、私は今でもNW-A27を手放すことが出来ません。

 

【6】総評「入門用としてはどう考えてもSONY製がいい」

 もはやこのブログでデジタルオーディオプレーヤー(DAP)を取り上げるたびに言っていることの繰り返しになるのですが、個人的な意見としては、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)でいいのを初めて買うんだったら、圧倒的にSONY製を選ぶべきです。市場で最も売れているのがSONY製ですが、売れているのには訳があり、それ以外のDAPの使い勝手は基本的に中華製DAPに毛が生えた程度です。

 その優れたSONY製DAPの中で現状最もコスパが良く、万人向きで満足できるのがNW-A55です。バランス接続に興味があるし、オーディオにお金をかけても構わないという人はNW-ZX300に進むべきですが、音質以外はNW-A55に劣ります。

 デジタルオーディオプレーヤーに興味があるなら、現状では必ずこのNW-A55を最初に検討すべきです。この機種を買わないとしても、これを基準に自分の趣向にあったプレーヤーを選べば失敗することはないでしょう。コスパも含めて過不足がないという意味で最高にバランス感覚のある製品がNW-A55であり、だからこそベストセラーになっているのです。

ウォークマン®Aシリーズ Special Collection 〔Disney FANTASIA〕

ウォークマン®Aシリーズ Special Collection 〔Disney FANTASIA〕

ソニー SONY ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A55 : Bluetooth microSD対応 ハイレゾ対応 最大45時間連続再生 2018年モデル トワイライトレッド NW-A55 R

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:そのように説明している心理カウンセラーのサイトがあります。個人的には明らかに理屈がおかしい説明なので無視しますが、逆のことを述べている専門家もいることに留意するため、ここにリンクを示します。

*2:齋藤寛『心を動かす音の心理学 ― 行動を支配する音楽の力』ヤマハミュージックメディア, 2011年, 「現代人は過剰な音にさらされている」

*3:小松正史「聴覚特性を生かした音育メニューの開発 ―「環境音のきき方」ワークショップを実践して」『京都精華大学紀要』(48), pp.63-84, 2016年, p. 82.

【ハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー SONY NW-ZX300 レビュー】ミドルレンジ帯最高の使い勝手を誇る高コスパ機。細かな弱点もあるが、連続再生時間はライバルを圧倒する。

SONY NW-ZX300

SONY NW-ZX300

ソニー SONY ウォークマン ZXシリーズ 64GB NW-ZX300 : Bluetooth/microSD/Φ4.4mmバランス接続/ハイレゾ対応 最大26時間連続再生 2017年モデル ブラック NW-ZX300 B

 

 

 SONY製のミドルレンジデジタルオーディプレーヤー(DAP)がNW-ZX300です。SONY製DAPはほかのメーカーと比べても材質感に凝ったところがあって高級に見えるのが好きなところです。そして世界で一番売れているシリーズだけあって、ウォークマンの使い勝手の安定感の高さはなんだかんだいって現状最も快適です。なんだかんだいって買って損しない、裏切ることのないコスパ感を持つSONY製DAPの中から、今回はこのNW-ZX300を取り上げたいと思います。まあ手持ちはNW-A27とNW-ZX300しかないんですけどね。

 

【1】下位機種NW-A50シリーズとの差

 NW-ZX300ですが、現行のSONY製DAPとしてはミドルエントリークラスのNW-A50シリーズの上位になります。価格的には5万円クラスで、この価格帯は高級DAPの入り口に当たり、比較的激戦区で各社主力機種を投入しています。

 しかしNW-ZX300をNW-A50シリーズのスペックと比べると、実は機能面では結構NW-A50シリーズに見劣りするところもあります。たとえばNW-A50シリーズは流行のヒアスルー(外音取り込み)機能やFMラジオチューナーが付いています。これらの機能は日常的にも便利ですし、アウトドアなんかのお供にも役立ちそうです。

 NW-ZX300が機能面でNW-A50シリーズに勝っているのはバランス接続可能ってところですが、ポータブルプレーヤーとしての場面ではワイヤレスイヤホンを使うことが多いでしょうから、カジュアルな使用シーンではあまり利点になりません。どちらかというとNW-ZX300はポータブルで持ち運ぶというよりは、自宅で音楽を楽しむのに向いているような印象です。バランス接続で高音質の高級イヤホンを楽しむ用途でパフォーマンスを発揮しやすい感じです。

 さらに上位のNW-WM1Aになると、筐体がデカくなって完全に持ち運び用って感じじゃなくなるので、NW-ZX300は外出時も音楽を聴きたいけど、家でも高音質を楽しみたいって人があらゆるシーンでバランス良く音楽を楽しめる設計を目指している印象です。NW-A50シリーズほどカジュアルじゃないけど、同じように使えないこともなく、NW-WM1Aほど本格的じゃないけど、同じように使えなくもないという器用な機種です。

 

NW-A50シリーズの機能面での利点
  1. より軽くコンパクトで持ち運びしやすい
  2. ヒアスルー(外音取り込み)機能付き
  3. FMラジオ機能付き
  4. デジタルノイズキャンセリング搭載
  5. 語学学習支援機能付き
  6. ダイレクト録音機能付き
NW-ZX300の機能面での利点
  1. バランス接続可能

 

  こうやって機能面だけ並べると、NW-A50シリーズのほうが使い勝手が良さそうに見えます。実際外出時に使うならNW-A50シリーズのほうが使い勝手が良いと思います。あとNW-A50シリーズの「ダイレクト録音」というのが気になると思いますが、これはMDコンポやラジカセに専用の録音ケーブルでつないで、古い音源やラジオ音声を録音して音楽ファイルにできる機能です。MDやカセットテープ、レコードなどの音楽の再利用が出来るというわけです。

 実際はDACの音質差があるとはいえ、スペック上の音楽再生能力はNW-A50シリーズと差が無いので、ハイレゾ音源を楽しみたい程度の人にはNW-A50シリーズで充分です。NW-ZX300はバランス接続を楽しめますが、普通はイヤホンやヘッドホンにバランスケーブルなんてついてないので、専用ケーブルを別に買う必要が出てきますし、SONYは一般的な2.5mmバランスコネクタじゃなくて4.4mmバランスコネクタだというのも少し面倒です。4.4mmバランス接続はJEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)が一生懸命標準規格化しようとしていますが、まだ普及率が高くありません。ただ各社のDAPラインナップを眺めていると、もしかするとこれからは4.4mmが主流になりそうな気配はあります。

 

【2】外観/操作性「こなれていない」

 外観のビルドクオリティは非常に高く、高級感があります。

 ただインターフェースはあまりこなれていない感じがあって、右側に物理ボタンが並んでいるのですが、誤操作しやすいです。HOLDボタンとか個人的にはそろそろいらないんじゃないかと思いますけど、そうでもないのかな。この機種もそうなんですが、最近はモニターOFFにすれば物理ボタン押しても反応しない機種が多いので、HOLD機能はあんま意味ない気がします。皆さん結構使うんですかね?アイリバー系のDAPはHOLDボタンとかないですけど、別に困りません。

 下位機種のNW-A50シリーズはインターフェースはよりこなれていて、右側にインターフェースが集中しているのはNW-ZX300と一緒なんですけど、音量調節などのボタン形状が差別化されていてわかりやすいものになっています。どうしてNW-ZX300は全部丸ボタンでわかりづらくしているのか謎。デザインを優先したのかも知れませんけど、使い勝手が悪いんじゃ意味ないです。

 液晶の操作性は悪くなく、反応も良いです。

 

使い勝手の面で困ること

 使っててイライラすることは結構あります。代表的なものを挙げてみました。

  1. 曲を転送している間再生出来ない
  2. データベース更新がウザイ
  3. ブックマークリストが消えやすい

 順に説明していきます。まずSONY製のDAPは本体とPCをつないで曲転送している間、音楽が再生出来ません。これが地味に使い勝手が悪いです。DAPに曲転送するのって結構時間かかるので、その間音楽聴かせてくれればいいのにさせてくれません。アイリバー系DAPは聴きながら転送できます。

 データベース更新というのは曲を転送したり、電源を入れたときにストレージの曲ファイルを読み込んでデータベースを作成する動作が入ることを指します。私の場合、256GBのSDカードいっぱいにきつきつに曲を入れてるので、これが結構時間かかってウザイです。

 ブックマークリストというのはプレイリストとは異なって、気軽に曲を出し入れできる簡易お気に入りリストみたいなものです。しかしこれ、なぜかよく消えます。NW-A27をずっと使ってますけど、一度もブックマークリストが消えるなんて事が無かったのに、このNW-ZX300は時々上記のデータベース更新時に外部ストレージの読み込みに失敗することがあって、その時にブックマークリストが消えてしまうようです。おかげで私はブックマークリスト機能が使えず、これもNW-A27を使い続けている理由の一つになっています。便利なブックマークリストが使えないとかほんとひどいです。

 あとブックマークリストの再生も面倒です。NW-A27はアルバムやプレイリストを再生するのと同じ画面にブックマークリストが並んでいて、直感的に選んで再生出来ました。しかし、NW-ZX300はプレイリストやアルバムと同じ画面にブックマークリスト再生の項目がなくて、曲の再生画面でタッチパネルを操作してスライドさせてブックマークリストを再生するんです。この操作方法、いまいち慣れません。まあ慣れる前にブックマークリスト機能自体が前述のように死亡状態になったので、慣れる必要がなくなったんですが。

 

製品名

操作性

対応コーデック 連続再生時間
SR15 SBC/aptX/aptX HD 10時間(実際はもっと短い)
CT10 SBC/aptX/aptX HD 10時間(実際はもっと短い)
NW-A27 SBC/aptX/LDAC 23時間(SBC時、充分一日使える)
NW-ZX300 SBC/aptX/aptX HD/LDAC 14時間(LDAC時、ほぼ一日使える)

 

 

【3】連続再生時間「素晴らしく優秀」

 音質的にはアイリバー系のDAPのほうが好みなんですけど、SONY製の方が使い勝手が格段に上です。それはなぜかというと連続再生時間が長いからです。使い方にもよるでしょうが、私の場合、満充電すれば2日くらい平気で使えます。SONY製なら外出中にDAPの電源がなくなって音楽が聴けなくなるなんてことはまず起こりえません。DAPのためにモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要も無いです。快適です。

 前の節で説明したように、この機種の操作性自体は決して優れているとは言えないんですけど、とにかくバッテリーが長持ちするってだけで総合的な使い勝手は格段に違います。そもそも操作性が多少悪くたって、外出時音楽聴いている時にそんな頻繁に操作しないでしょ?多少の操作性の悪さは結構目を瞑れるものなんですけど、連続再生時間だけは楽しい時間がその分目減りするってことですから看過できません。

 イヤホンやヘッドホンの連続再生時間以上に、DAPの連続再生時間は重要です。SONY製DAPはこの点異様にタフなので、まず不満に思うことがありません。SONYクラスの連続再生時間があるDAPを作ってるのはHiFiMANとかいうところだけかな。

 HIFIMANのR2R2000はHUAWEIの高音質ワイヤレスコーデックHWAが使えて、コンパクトなのに最大35時間持つらしいけど、高音質モードだと8時間しか持たないらしいし、販売価格が27万とかするのでNW-ZX300のライバルたり得ないですから、実質敵なしです。

SONY NW-ZX300

 

 

【4】音質「ややドンシャリ傾向」

 音質的には少し低域が厚ぼったく聞こえます。アイリバー系のまろやかな音に比べると肉質がやや硬く、力強さが感じられる音です。輪郭感も強くぎっしりした感じで聞こえやすいかな。個人的にはロックやエレクトロダンスミュージック向きな印象ですけど、JAZZも悪くないと思います。お気に入りのイヤホンの中では、JVC HA-FX1100と組み合わせると、ライブ感増し増しでパワフルに聴かせてくれます。メリハリ感のある音を奏でるので、モニター系のイヤホンとも相性良く感じるかも知れません。

 

製品名

音質傾向

音場 解像度
SR15 フラット 広大 高い
CT10 フラット やや広 高め
NW-A27 ドンシャリ(シャリ感強め) 狭い 普通
NW-ZX300 ドンシャリ(低域やや強) やや広 高い

 

 

【5】総評「入門用としてはやっぱりSONY製がいい」

 以前も言ったことの繰り返しになるのですが、個人的な意見としては、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)でいいのを初めて買うんだったら、圧倒的にSONY製を選ぶべきです。市場で最も売れているのがSONY製ですが、売れているのには訳があり、それ以外のDAPの使い勝手は基本的に中華製DAPに毛が生えた程度です。

 SONY製の中では現状NW-A55が最もコスパが良く、万人向きで満足できます。バランス接続に興味がある人でも、NW-ZX300を買うよりは、NW-A55とバランス接続可能な低価格DAPを別に買う方が満足できると思います。FiiO X3 Gen3とかiBasso DX120あたりがいいんじゃないでしょうか。どっちも使い勝手はあまりよくないけどね。X3 Gen3は1万円台前半で手に入るくらい安売りしてたので、買って使ってたけど、動作が不安定で我慢できませんでした。iBasso DX120は代理店さんから丁寧におすすめされたんで、店頭デモ機を何度も試したけど、中華DAPあるあるで、曲の並びとかわかりづらいんで結局断念。これらの中華系DAP機種は音質はSONY製DAPと比べて良いんですけど、とにかくSONYと真逆で使い勝手はひどいところがあります。動作が安定しないところも多いです。なので安定度の高いSONY機をメインに、これらをサブにするのが安心できる方法だと思います。中華製DAPをメインにするのはストレス増えるだけなのであまりおすすめできません。

 そうするとRADSONE EarStudio ES100あたりでバランス接続を楽しむのが良いのかな。あとはONKYOのDP-S1とかPioneer XDP20XDP-30Rあたりを買い足して使ってみるのが無難かもしれないですね。「なら、最初からこれらをメインで買えば良いんじゃないか」って思うかも知れないですけど、SONY系DAPに比べると、ONKYO系DAPは連続再生時間が長くないので個人的にメイン機で使うには心許ない印象です。やはりメインで使うならSONY系が一番便利。

 私みたいにYCやBCで半日以上じっくり試聴してオーディオ選ぶタイプには電池持ちが良いのはそれだけでありがたかったりしますからね。

SONY NW-ZX300

SONY NW-ZX300

ソニー SONY ウォークマン ZXシリーズ 64GB NW-ZX300 : Bluetooth/microSD/Φ4.4mmバランス接続/ハイレゾ対応 最大26時間連続再生 2017年モデル ブラック NW-ZX300 B

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【特集】audio-sound @ hatena ベストバイ大賞 2018【ワイヤードイヤホン/ワイヤレスイヤホン】

audio-sound ベストバイ大賞2018

  一足早く完全ワイヤレスイヤホンについてはベストバイ大賞を発表させて頂きました。今回はワイヤード(有線)イヤホン、ワイヤレスイヤホンでのベストバイを発表させて頂きたいと思います。

 しかし、正直に告白しますと、今年は完全ワイヤレスイヤホンをなるべく買い、なるべく使うように心がけていましたので、ワイヤードイヤホンやワイヤレスイヤホンは例年ほど使っておりません。本当は完全ワイヤレスイヤホンと同じように価格帯別に詳しくベストバイを挙げられれば本望なんですが、個人ブログゆえの乏しい資金力とテスト環境、使用環境です。おのずと限界があります。

 なので、今回は価格帯は考慮せず、それぞれの部門でコストに対して最も満足度が高く気に入った製品を紹介するだけの企画とさせて頂きます。どうぞお楽しみくださいませ。

 

 

ワイヤードイヤホン

ベストバイ金賞「JVC HA-FX1100」

JVC HA-FX1100

JVC HA-FX1100

ライブ感に満ちた最高のサウンドを奏でる!JVCイヤホン史上の最高傑作!

 今年買った中で満足度が最高に高かったのがこのイヤホンです。製造は終わっていて、もう出回っているのは在庫処分品になっているんですけど、かなり格安で手に入ります。3万円しないくらい。しかし、音質は倍の金額を出しても通用するようなライブ感のあるサウンドを奏でてくれます。これでJAZZを聴けば、そこはもうブルーノートかコットンハウス、クラシックを聴けば新国立劇場、ロックを聴けばライブハウスってくらいの臨場感が感じられる音を楽しめます。ライブ感では現行のフラッグシップHA-FW01もこれに劣ります。これを作ったJVCは神に違いありません。

www.ear-phone-review.com

 

ベストバイ銀賞「RHA MA650」

RHA MA650

RHA MA650

圧倒的高コスパ!音質も豊かだが、付属品も豊富!満足感に感動!

 RHAのMAシリーズは上位機種のMA750もコスパに優れていますが、ほぼ半額くらいのMA650はさらに優秀です。音質的にはそれなりの差はあるものの、価格差ほどではないので、相対的に満足度が高いです。それ以上に付属品の内容が上位機種とほぼ差が無く、イヤーピースが膨大な種類付属していますので、フィットしないわけがなく、買い足す必要がありません。細身のケーブルの耐久性だけが欠点と言えば欠点ですが、それ以外死角のない高コスパ機種です。

www.ear-phone-review.com

 

 

ベストバイ銅賞「Etymotic Research ER3XR」

ETYMOTIC RESEARCH ER3XR

ETYMOTIC RESEARCH ER3XR

ER4の不動の人気の影で忘れ去られている名機!だが、密かに高コスパ!

 ETYMOTIC RESEARCHのER4といえば誰もが認めるBAドライバーイヤホンの名機ですが、その後継機種ER4SRやER4XRの下位機種に当たるのがこのER3シリーズです。ER3XRはその中でも低域を強調したバランスになっているモデルです。ER4シリーズの圧倒的人気の裏で忘れられがちですが、実はこのER3シリーズ、かなりの高コスパです。たとえばこのER3XRは上位機種ER4XRの半額以下の値段設定ですが、ER4XRとあまり遜色ない音色を奏で、下位機種のHF5との差はかなり歴然です。価格的にはHF5の2倍より安く、ER4XRの半分より安いという位置にあり、コスパ感は下位機種・上位機種と比べて断然お得に思えます。

 もはや伝説と言ってよいER4を信奉しているエティモ信者からは完全アメリカ製でないとのことで不評ですが、中国製にしてコスパ面での優位を実現したER3シリーズは格調高いエティモの音に興味がある新参者には最適の選択肢となってくれます。

www.ear-phone-review.com

 

ワイヤレスイヤホン

ベストバイ金賞「SoundPEATS Q34」

SoundPEATS Q34

SoundPEATS Q34

aptX対応!ワイヤレスモデル最強クラスの低域は躍動的で楽しい!

 セールを利用すれば3000円以下で手に入る廉価な価格設定ながら、高音質コーデックaptXに対応するという高コスパ機種。音質的にもワイヤレスイヤホンの中でトップクラスの低域音が楽しめる機種で、JAZZやロックにライブ感をもたらしてくれます。SoundPEATSは中国メーカーの中でもサポート体制がいいことでも定評があり、初心者が安心して買えるのも大きなメリットです。

www.ear-phone-review.com

 

ベストバイ銀賞「The House of Marley SMILE JAMAICA WIRELESS」

The House of Marley SMILE JAMAICA WIRELESS

The House of Marley SMILE JAMAICA WIRELESS

暖かい音質で心地よい南国が味わえる!最高のワイヤレスイヤホン!

 調和的で暖かな音質を持っているワイヤレスイヤホンです。デザインも自然な材質感を生かしたものになっており、使い心地も最高です。現状このイヤホンは私の寝ホンとしての定位置を不動のものとしています。優しい付け心地と穏やかな音質が眠りのお供に最適。リラックスしながら音楽を楽しみつつ眠ると、夢見もすごくよくて気持ち良く疲れを落とせます。

www.ear-phone-review.com

 

ベストバイ銅賞「SONY WI-C300」

SONY WI-C300

SONY WI-C300

外出時の利用によく合う使用感が安定のSONY品質を感じさせる!

  ゴツゴツしない小型で耳当たりの良いハウジングデザインもいいし、音質的にも密度感のある音で周りがうるさい環境でも聞き取りやすいです。目立ってよいところはないけれども、総合的なバランスで使い勝手よく思える機種に仕上がっており、低価格ながらSONYらしい安定感を感じさせてくれます。

www.ear-phone-review.com

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【コラム】音楽CDをPCやDAP用の高音質ファイルに変換するなら、「SONY Music Center for PC」がおすすめ!簡単にflac形式に変換できる

f:id:kanbun:20181123140149j:plain

 

 最近のデジタルオーディオプレーヤー(DAP)の進化はすさまじく、容量的にもSDメモリーカードを使って数十GBや数百GBの音楽データを扱えるようになっています。

 SDメモリーカードは入れ替えて使用することも出来ますから、事実上無際限に音楽データを扱える世の中になりました。こうして容量の制限から解放された現在、一昔前までのように、音楽再生機器の容量を気にして、mp3やAACといったCD音源より低品質な音楽ファイル形式に変換するといった必要性は薄れています。

 むしろ、時代はハイレゾというより高品質な音楽データをもて囃すようになっており、DAPも高品質な音源を再生する実力を備えるようになりました。ですから、容量を気にしなくていい今の時代、わざわざ低品質なmp3で音源を持ち運ばなくてもいいわけです。

 

 一方で、以前は音源の主流だった音楽CDを今でもたくさん持っている人は多いと思います。CDをmp3ファイルに変換して音楽を楽しんでいる人も多いでしょう。 

 でもせっかくCDの音源をそのままの品質で楽しめる時代になったので、mp3のように音質劣化してしまうファイル形式ではなく、音質を劣化させないファイル形式で保存したいですよね?

 それに音楽CDは時間経過によって物理的に劣化します。古いCDはプレーヤーやドライブで再生出来ないこともあると思います。できればせっかく手に入れたCDの音楽をそのままの品質のファイルにして保存しておきたいと思いませんか?

 

 CDと同等の音質で再生出来るファイル形式はいくつかありますが、この記事では一番取り扱いが楽な「flac」形式の音楽ファイルをオススメします。ここではPCを使って簡単にflacファイルに変換する方法を案内します。

 

おすすめの方法:SONY Music Center は初心者向き

 CDをflac形式のファイルに変換するPCソフトウェアはたくさんあります。フリーソフトから有料ソフトまで便利な機能が付いているものも多いですが、フリーソフトは機能が多くても直感的に使いづらくて、結果的に使い勝手が良くないものもあります。慣れればそうしたソフトの便利さも感じられるようになるのですが、初心者にはとっつきづらいですよね。

 

 そこで、ここでは初心者向きの使いやすいソフトを紹介します。それは「SONY Music Center」。SONYのサイトから無料でダウンロードできます。

musiccenter.sony.net

 

Music Center for PC のおすすめポイント
  1. 大手オーディオ企業SONYのソフトウェアなので継続性が高い
  2. 日本最大規模のSONY製DAPユーザー御用達
  3. 日本企業SONYのソフトなので、日本語に完全対応

 まず自社DAP製品用の音楽ソフトを出しているメーカーはSONYだけではありません。onkyo/pioneer製DAPには「X-DAP Link」というソフトウェアがついています。しかし、SONYのソフトウェアのほうが利用者が多く、ネット上でも情報が多いです。

 

 さらに今は大手メーカーといえど、突然事業から撤退することがありえる世の中です。たとえばJVCやpanasonicも10年前はDAPを出していました。今はもうこれらのメーカー品はなく、DAPが販売終了すれば対応ソフトウェアもサポート終了するのが普通です。慣れて使いやすいと思っていたソフトウェアがある日使えなくなるのはイヤですよね?SONYもDAP事業から撤退することがないとは言えませんが、シェアが大きいので、他のメーカーよりは撤退の可能性は低そうに思います。

www.bcnretail.com

kakaku.com

 

 さらにSONYは去年、ソフトウェアを「Media Go」から「Music Center for PC」に変更したばかりで、しばらくの間は「Music Center for PC」を丁寧にアップデートしていくと思われます。スマホなども含めたSONY製品のPC用対応オーディオソフトウェアは「Music Center for PC」に一本化されるのではないかと思います。

 

 SONYのソフトウェアなので、多くのフリーソフトと違って日本語対応が完璧に近く、操作方法について公式サイトでヘルプやQ&Aが比較的充実している点も魅力です。

 

実際にMC for PCでCDをflacファイルにする

 では実際に、「Music Center for PC」をインストールし、音楽CDからflacファイルを作成してみましょう。

 

インストール方法

 このリンクをクリックして、指示に従ってインストールして下さい。

 

CD→flacへの変換

 まず「Music Center for PC」を起動し、CDをPCのドライブに挿入します。

 

f:id:kanbun:20181123152331p:plain

↑次に画面の左にある「CD」をクリックします。

 

f:id:kanbun:20181123153019p:plain

↑ するとCD取り込みの画面に移ります。まずは表示された情報を見て、取り込みたいCDの情報が表示されているか確認しましょう。

 

f:id:kanbun:20181123153721p:plain

↑標準では取り込んだファイルの形式がAACになってしまいます。取り込みの「フォーマット」を変更して「flac」にします。まず「…」をクリックします。

 

f:id:kanbun:20181123154148p:plain

↑するとツールメニューが表示されるので、「CD 取り込み設定」を選びます。

 

f:id:kanbun:20181123154604p:plain

↑出てきた画面の、右のバーをドラッグで操作するか、マウスの真ん中ボタンを使って、下の方を表示させます。

 

f:id:kanbun:20181123154959p:plain

↑「フォーマット」をクリック。

 

f:id:kanbun:20181123155142p:plain

↑「FLAC」を選択します。

 

f:id:kanbun:20181123155414p:plain

↑「OK」をクリックします。

 

f:id:kanbun:20181123155557p:plain

↑フォーマットが「FLAC」に変更されました。

 

f:id:kanbun:20181123155758p:plain

↑あとは「取り込む」を押せば、flacファイル形式でCDの音楽をPCに取り込むことが出来ます。

 

 このように簡単に取り込みができるのですが、「Music Center for PC」のさらによいところは、上のようにCDの情報をオンラインデータベースから自動取得してくれるので、音楽ファイルにアルバム情報などを手動で入力したりする必要がほとんどないことです。取り込みの手間が大幅に省けて、取り込んだ楽曲の情報管理は「Music Center for PC」に任せられるので、ファイル管理が楽です。

 

 CDから音楽を高音質で取り込みたいと思っているけど、手軽な方法がわからないという人にはおすすめのやり方です。

 

 なお「Music Center for PC」の使い勝手の良さについては藤本健さんが詳しく紹介している記事があります。

av.watch.impress.co.jp

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【ワイヤレススピーカー SONY SRS-XB20 レビュー】厚みのあるベースとドライ気味な中高域で渋めのロックサウンドを奏でる。R&Bもよい

SONY SRS-XB20

ソニー SONY ワイヤレスポータブルスピーカー 重低音モデル SRS-XB20 : 防水/Bluetooth対応 ライティング機能搭載 ブラック SRS-XB20 B

 

おすすめ度*1

SONY SRS-XB20

ASIN

B071CKBMWR

 SONY製のミドルレンジコンパクトワイヤレススピーカー。置き換え機種としてSRS-XB21がすでに発売されており、そちらのほうが安く手に入る場合もある。

 LDAC対応。通信性能は安定している。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用USBケーブル、マニュアル。

SONY SRS-XB20SONY SRS-XB20

 

【2】音質

 音質的にはドンシャリ系。後継機種のSRS-XB21に比べると、出力がよい分、メリハリを感じる。高低の立体感では、SRS-XB21のほうが突き抜け感を感じてより攻撃的なのだが、音場の印象では、XB20のほうがより広い印象を受ける。低域でもXB21がどうしてもブーミーな感じがあるのに対し、XB20のほうがまとまりがよい音に感じる。瞬発力ではXB21のほうに分がありそうで、よりドンシャリチックでキレの良いサウンドを求めるなら、XB21がよい。こちらはより落ち着いたJAZZなどにも対応可能な、懐の広い音響になっている。

 

[高音]:そこそこの突き抜け感(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽は少し落ち着いている。煌めき感少なめ。ピアノ音は厚みがあるが、曲によって温度感が冷たく思える時がある。全体的な印象はややドライ。

[低音]:低音の厚みは良い。ベースの深さもそこそこ感じられる。100hzから厚みのある振動。40hzから沈む(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:奥行き感は感じやすい。高低感はほどほどにダイナミック(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは爆発力強め。地熱感と粘りがあり、バツンバツンとした厚い音。ハイハットはやや粗い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:比較的自然に伸びてくる。

 

【3】官能性

 SPYAIR「Samurai Heart」は結構相性がよさそう。全体の印象として十分な重厚味とパワフルさが伝わるし、ギターのエッジもドライに出て、なかなかにロック。ボーカルも力強さを維持しつつ、よくしなって伸びる。

 村松崇継「Starting Over」は前面に出るパーカッションと低域が、少しピアノを隠しがち。弦楽の伸びやかさはなかなかにダイナミックで申し分ないように思うが、ピアノが若干無機的で冷たく聞こえるかも知れない。

 Ne-Yo「Because of You」は音がスムーズに出て、ボーカルの声色にもドライな色味が出て色気を感じる。クラップ音もそこそこ輪郭が良く、リズム感は明瞭。

 

【4】総評

 単純に販売価格だけ見ると、SRS-XB21のほうが安めでコスパ良さそうに見える。しかし、デザインや音質は個人的にSRS-XB20のほうが好み。SRS-XB21はザ・ドンシャリという感じなので、味わえる曲の幅はこちらのほうが多い気がする。デザイン的にもXB21はややチープで1万円クラスのスピーカーには見えない。スピーカー出力の差が影響しているのか、表現的にもXB-20のほうが安定感が高い印象がある。若くはっちゃけた感じのXB21に対して、こちらは少しばかり兄貴分的な落ち着きを感じる。

SONY SRS-XB20

 

【5】このスピーカー向きの曲

 ボーカルの伸びはきれいに出て、パワフル。楽器音は落ち着いていて、若干暗めの重厚感を出してボーカルを浮かび上がらせる。この曲に求められるような、メリハリ感はそれなりによいように思える。

 

 サイケデリックとアコースティックなJAZZが融合したような、独特の表現を持つ曲。アコースティックな弦楽の太さとのびやかな音には生々しさがあり、サイケデリック感の強い低域も厚く出て重厚感と推進力を出す。曲の骨格をしっかり感じさせてくれる。

 

ソニー SONY ワイヤレスポータブルスピーカー 重低音モデル SRS-XB20 : 防水/Bluetooth対応 ライティング機能搭載 ブラック SRS-XB20 B

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ワイヤレスイヤホン SONY WI-SP600N レビュー】骨格のしっかりした満腹感のある音を鳴らす。JAZZやロック向き。

SONY WI-C300

ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WI-SP600N BM : Bluetooth対応 NFC接続対応 防滴仕様 2018年モデル ブラック

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20181016232156p:plain

ASIN

B07BXMBYYQ

 丸みを帯びたハウジングで比較的耳への収まりが良いワイヤレスイヤホン。遮音性は高め。ただしノイズキャンセリング単体の効果は思ったほどでもないので、構造的にかなり遮音性が高いように思われる。音漏れもあまり目立たない。

 aptXには対応しない。AACには対応。通信性能的には遅延なく、動画鑑賞にも十分堪える。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、サポーターの替え、充電用USBケーブル、説明書。ケーブルのタッチノイズはかすかにあるが、ほとんど目立たない。

 amazonのレビューで気になるのは、一部SONYのアプリやDAP製品のイコライザー機能に対応していないという指摘。NW-A40番台の製品は対応していないとか。ただこれは確かNW-A30番台以降はbluetooth接続でイコライザー機能が動作しないのは仕様だったはずで、この機種に限った問題ではない気がする。そこが、いまだに私がNW-A27を愛用している理由の一つ。アプリ云々については使ってないのでわからない。

 

SONY WI-SP600NSONY WI-SP600N

 

【2】音質

 どちらかというと中低域に厚みを感じる。高域は煌めき感や透明感は抑えめで演出感は少なく、自然。突き抜け感はそれほど出ないので、高さは感じづらい。中域には低域が少し被さってくる。中域の楽器音の発色は悪くなく、ピアノなどはきれいに瑞々しく聞こえる。低域はかなり厚みがあり、やや前面に出てくる。全体として見ると、中低域に密度を感じ、重厚で満腹感のある表現になっている。

 

[高音]:ややおとなしい。突き抜け感は出にくい。煌めき感控えめ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は低域に比べて少し後ろから聞こえる。低域の後ろからでも精彩は悪くなく、ピアノはなめらかなポロンとした色気のある音。ギターもエッジを感じさせながら、ドライになりすぎず、しなやかにのびる感覚がある。

[低音]:100hzから厚い振動。30hzまで存在感しっかり。肉厚。前面に持ち上がってくる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が近く、その後ろから中域が形成される。密度を感じさせる配置に思うが、個々の音にはなめらかに抜ける感じがあり、圧迫感は少ない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは重く地熱もある音で重厚味が出る。バスンバスンという音で表面には革張り感もある。ハイハットも粒感良く、強弱的にはドラムよりは控えめだが、存在感しっかり(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:やや暗めで自然な声色。

 

【3】官能性

 perfume「Dream Fighter」はよい。デジタルドラムの重みがしっかり。しかもボケずにタイトにまとまって心地よい。重厚感をしっかり意識させてくれる。その重厚な足場を固めた上に、やや暗めの色彩感で密度のある空間を作る。弾ける効果音は衝撃がやや抑えられ、厚みを感じさせる表現になっている。爆発力より肉厚な密度で満腹感を出して勝負している印象。

 DAOKO「終わらない世界で」は重厚感が出る。音色はやや重く暗いようにも思うが、ハイハットの粒感が緻密に感じられ、疾走感は失われない。サビでの厚みもよく、とくに太めの弦楽が情感をしっかり盛り上げる。

 ねごと「アシンメトリ」も同じように重厚感とスムースなリズム&展開を両立させている。電子音は煌めきを抑えられていて、やや暗め。しかしなめらかでスムースな音色を感じるので、展開になめらかな疾走感が出ていて、不必要に暗すぎたりはしない。なにより粒感の良いハイハットがつねにリズムを盛り上げており、もっさりするような鈍重感はない。やや大人びて聞こえる。

 

【4】総評

 音質的にずば抜けている印象はない。ただよく聴いていると、中低域で意外と芸が細かく、細かな分解能や音色の発色の良さを感じる。全体的に自己主張が強い感じではなく、曲に少し厚みを持たせて素直に聴かせるといった感じ。その意味で派手さは感じないが、魅力は十分にある。

 ただお値段は高め。音質だけで判断すると、コスパは正直難しいかなというのが率直な感想だ。個性的な音という雰囲気では決してないので、これでしかこの音楽体験は出来ないという感じの機種ではない。

SONY WI-SP600N

 

【5】このイヤホン向きの曲

 金管の色気がよい。厚みと吹き鳴らし感のバランスが良く、少しの光沢感もあって魅力的。太めの弦楽の抑制された表現も大人びて曲をゆったりした流れに乗せながら、しかもここぞというところで金管と一緒になって妙に情感をえぐってくる。そしてパーカッションの粒の良い色彩感も曲を重たくさせない。(Minako Mooki Obata「There’ll Never Be Good-bye 」)

 

 ピアノが瑞々しい。ギターはエッジ感良好ながら、表面の音色は滑らかで、スムースに響いてくる。エッジで攻めるギターと、つややかな甘酸っぱささえ感じさせるピアノとのせめぎ合いというか、駆け引きが楽しめる。それぞれの楽器は別方向を向いているようで、実際はタイトで重厚なドラムがそれをまとまりよく骨格に落とし込んでいる。一聴して感動させるという鳴らし方ではないが、細かな仕事が意外に感じられ、満足度高め。(「宇宙よりも遠い場所」ED「ここから、ここから」)

 

 ギターのエッジよし。例の如くスムース感のある音色なので、エッジを利かせてアタック感をほどよく感じさせながら圧迫感はない。そして相変わらず重厚なドラムが曲の骨格をよくまとめあげている。浮ついた感じはない。

 

 ギターのエッジ感はそこそこよい。細かいギザギザ感と滑らかさのバランスが良い。ただ個人的にはこの曲はもうちょっとガリガリ削るような感じで出してくれても良いかな。しかし、ベースとドラムの圧迫感を出し過ぎない重厚感はなかなかにバランスに優れている印象。曲の骨格表現がうまく思える。後半の畳みかける展開もしっかり「重み」が出てこそ、メリハリが良く感じられて中毒性が増す。

 

ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WI-SP600N BM : Bluetooth対応 NFC接続対応 防滴仕様 2018年モデル ブラック

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【特集】池田綾子の名曲とともに味わう完全ワイヤレスイヤホン―第3回「海の唄が聴こえる」

 今ここで正直に告白しますが、筆者は池田綾子さんの大ファンです。最初に池田綾子さんの曲を聴いたのは、「電脳コイル」というアニメのOP主題歌「プリズム」です。EDも池田綾子さんで「空の欠片」ED曲でした。電脳コイルのアニメ自体もなかなかに名作なのですが、その話は置いておきましょう。ここでは池田綾子さんです。

 大ファンといってもCDを買い集めているだけでコンサートに行ったりはしていないのですが、その自称大ファンから見ると、池田綾子さんの魅力はやはり声楽的なつややかで力強い歌声です。高域への伸びも良く、「三日月」などの曲では非常に透明感のある高域を味わえます。筆者は声質的に辛島美登里さんに似ていると思っています。辛島美登里さんについては、筆者はCDを買うだけでなくコンサートも数回行ってるので、大ファンをたぶん臆面無く名乗ることが出来るでしょう。その辛島美登里さんのデビュー曲「雨の日」も非常にのびやかで透明な高域を味わえるのですが、まさにあの味に似ています。

 辛島美登里さんは歌声だけでなく、洗練された佇まいと歌詞でも一部では非常に評価が高いのですが、池田綾子さんも歌詞は非常に魅力です。どこか幻想的で儚げ、幽玄な世界観を持っている池田綾子さんの楽曲は、筆者には見事に辛島美登里さんの世界観とのシンクロニシティを感じます。おそらく筆者の知る限り、この2人に音楽的な接点はないはずですけれども、筆者にとって池田綾子さんは辛島美登里さんの歌声を思い起こさせるインパクトを持っていました。

 ということで、今日はそんな池田綾子さんの魅力的な楽曲の中から私の好きなレパートリーを厳選し、Youtubeで拾える限りで紹介したいと思います。ここで池田綾子さんの曲を聴いて良いと思った人は、もっとたくさん楽曲がありますから、是非CDを買いましょう。CDはどれも佳作ばかりで絶対に後悔はしません。ついでに申し訳程度に完全ワイヤレスイヤホンも紹介しています。第3回。

 

「海の唄が聴こえる」

 この曲はアルバム「オトムスビ」に収録されています。このアルバムではいくつかコラボ曲が収録されており、この曲は長谷川久美子さんとのコラボデュエット曲になっています。

 鮮やかなピアノに乗せた出だしから、独特のノスタルジックな味があります。ピアノ音色とともに穏やかに紡ぎ出すボーカルはのびやかに、思い出を手繰っていきます。やがてその思い出が潮風の薫りや潮騒の音とともに甦ってくるかのように、サビでは重層的なデュエットが厚みを出して色づきを加えます。さざ波のように入れ替わり音を紡ぐ2人のボーカルは豊かにふっくらと、思い出のフレームの中へいざなうかのようにピアノの合間にのびていき、ピアノも力強く、叙情を歌い上げて懐かしい風景を心から呼び起こします。青春時代の澄み切った夏を感じさせてくれる名曲です

 

収録アルバム

 

この名曲を一緒に味わう完全ワイヤレスイヤホンたち

SONY WF-SP700N

SONY WF-SP700N

 厚みのあるピアノ表現と温もり感のあるボーカル表現がこの曲に合っています。サビでは突き抜け感も味わえ、この曲の魅力を味わいやすいバランスになっています。色彩的には少し明るめですが、浮ついた感じはありません。

www.ear-phone-review.com

 

BeoPlay E8

BeoPlay E8

 やや奥まる感じがあり、暗く思えるところもあるが、濃厚な味を出してくれるのがこのイヤホンです。厚みが感じられる表現で、鮮やかなピアノ音をよりコクのある形で聞かせてくれます。ボーカルは暖色が感じられ、温もり感があります。セピア色の風景を感じさせます。

www.ear-phone-review.com

 

Meilunz NB6(i7)

Meilunz NB6(i7)

 比較的廉価な機種でこの曲を味わうなら、このイヤホンもオススメです。全体的な印象としてはやや細身に、見通しよく聞かせてくれます。ピアノ音には清潔感もあり、丸く軽やかなまろみを感じます。ボーカルには艶やかさもあり、なめらかに伸びるので、サビもおいしく味わえます。

www.ear-phone-review.com

 

Lesoom S1

Lesoom S1

 かなり廉価にこの曲を楽しむなら、このイヤホンがオススメです。完全ワイヤレスの中でも最安に近い、低価格なモデルですが、音のバランスが良く、自然な厚みを感じさせてくれる表現力が魅力です。全体的にふっくらとしていて、やや近めにしっかりと音楽を聴かせてくれます。

www.ear-phone-review.com

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【完全ワイヤレスイヤホン SONY Xperia Ear Duo XEA20 レビュー】音質はあまりよくはない。ただ環境音はよく聞こえ、デバイスコントロールとしての魅力はある。

YATWIN i9 plus

ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP : オープンイヤー ボイスアシスタント機能 クアッドビームフォーミングマイク搭載 2018年モデル ブラック XEA20JP B

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20181012225436p:plain

ASIN

B07CB9MZ1B

 耳を挟み込む、独特の付け心地のイヤホン。装着性はよく、しっかり固定される。締め付ける感じもなく、一度着けてしまえばそれほど違和感もない。遮音性は全くない。音が小さめなせいか音漏れは目立ちにくい。

 aptXには対応しない。比較的通信品質は安定しておえい、途絶・遅延はない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーリングの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、スタートガイド、日本語マニュアル。

YATWIN i9 plusYATWIN i9 plus

 

【2】音質

 正直言って音質的にはいろいろと厳しい。高域は鈍く、突き抜け感も感じられず空気に溶け込む。中域も全体的に遠く、靄の向こうから聞こえる。低域は振動感が全くなく、さらに深い霧の中に隠れてしまっているようだ。

 

[高音]:突き抜け感は出ない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽音は弱い。ピアノも奥まって弱め。

[低音]:ほとんど聞こえない。振動感は淡い。100hzから振動は弱く、ほとんど聞こえない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:圧迫感はないので、聞き疲れはしにくい。しかし全体的に音が埋没しやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは柔らかい。思ったよりはパンチ力が出るが、パンパンとした軽い音。シンバルは輪郭は悪くないので、それなりに聞こえる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:空気に溶け込んで優しく聞こえる。息音が少し強めに出るのでメリハリは感じやすい。表面もつややかで楽器音よりは楽しみやすい。

 

【3】官能性

 Yellowcard「believe」はドラムの爆発力はパスパスと目立つ。ギターのエッジ感はほとんどなく、ゆるゆるしている。定位感は良いように思える。

 南壽あさ子「フランネル」はピアノが柔らかく空気に溶け込む。かなりボンヤリしていて、つややかさだけは少し強く出ているのでピロンピロンとした音。重厚感もない。ボーカルは突き抜け感抑えめ。

 Jess Glynne「Home」はボーカルの聞こえは良い。重低音の重厚感はないが、空間的に圧迫感無く広く優しく感じられる。

 Round Table featuring Nino「夏待ち」は弦楽が少し薄く、情感は弱い。ギターの色づきも弱いが、ドラムの輪郭だけはしっかり。ボーカルは優しい耳当たりで突き抜け感には乏しい。 

 

【4】総評

 このイヤホンはどちらかといえば、スマートスピーカー的なデバイス制御をウリにしているところもあり、音質だけで勝負しているわけではないのだろう。環境音が丸聞こえするところは、車の運転時などにはよいかもしれない。音質的にはあまりコスパが良い感じではないので、付加価値としてのデバイス制御部分に魅力を感じるかどうかが大きな分かれ目になるだろう。

 あくまでイヤホンとして評価すると辛くならざるをえない。またamazonで少し不具合報告が多いのも気になるところ。

SONY Xperia Ear Duo XEA20

 

【5】このイヤホン向きの曲

 比較的良いという意味でこの曲。スッキリして聞きやすい形にまとめているが、煌めき感も感じられる。ボーカルの艶やかさもそれなりによく出ている。デジタルドラムの利きがかなり薄くなっているが、輪郭は比較的感じられる。薄味だが、その割に浮ついた感じはない。

 

 やや煌めき感があり、そこそこ曲のリズム感と骨格がはっきりしていて、なおかつボーカル中心で聞かせる感じだと比較的相性が良い印象。たとえばこの曲だが、空気に溶け込んでも感じられる優しい煌めき感が心地よい。ボーカルはシャープで少し息感強めだが、耳からドライバーが遠いせいか、圧迫感や刺さる感じはない。ドラムは軽くシャンシャンパスパスしているが、比較的軽快な曲なので、曲調に合っているともいえる。

 

 弦楽が弱いので、冒頭の煌めき感や奥行き感はかなり穏やか。遮音性がないこともあって、奥の音は周囲の環境音にかき消されやすく、奥行き感は希薄になりやすい。一方でボーカルはそれなりにのびてくるが、末端は空気に溶け込みやすく、突き抜ける感じは弱い。ドラムの鳴り方も非常に柔らかい。ボーカル中心に味わうにはそれなりで比較的悪くないと言った感じ。

 

ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP : オープンイヤー ボイスアシスタント機能 クアッドビームフォーミングマイク搭載 2018年モデル ブラック XEA20JP B

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【完全ワイヤレスイヤホン SONY WF-SP700N レビュー】通信安定性はだいぶ改善された。音質もさすがのSONY。しかし、価格設定は強気でコスパはいささか難しい。

SONY WF-SP700N

ソニー SONY 完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-SP700N BM : Bluetooth対応 左右分離型 防滴仕様 2018年モデル ブラック

 

おすすめ度*1

SONY WF-SP700N

ASIN

B07BX8WB91

 若干飛び出る感じがあるので、最初は違和感を覚えるかも知れないが、まあまあ耳への収まりの良いハウジング構造のイヤホン。デフォルトでノイズキャンセリングがONになる仕様だが、あまり効果は感じない。ボタン長押しで周辺音取り込みモードになる。ただしタッチパネルのため操作性はあまり良くない。

 AAC対応。aptX対応ではないが、通信性能面では、途絶はなく、安定している。遅延に関しては全体的にわずかな音の遅れを感じるので、動画鑑賞は少し違和感を感じやすいかも知れない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 充電時間約3時間で連続再生時間約3時間という冗談かと思うスペックに一瞬目を奪われるが、これはケース充電時間約3時間、イヤホンは充電約1.5時間でWF-1000Xとほぼ共通のスペックを省略して表記しているだけらしい。ケース込みなら最大再生持続時間8時間になる。

SONY WF-SP700NSONY WF-SP700N

 

【2】音質

 音質的にはWH-1000Xよりはだいぶ空間的に近めでシャープネスが増し、若干シャリっぽくなった傾向を感じる。JVC HA-ET900BTに似たような傾向の音だが、より弦楽やピアノ音に厚みを感じるイメージだ。シャープネスと色気のバランスが良く、比較的万能に聴かせてくれる。低域は素直な減衰感があるが、穏やかで量感は感じづらいだろう。総じてバランス良い音質といった印象はあり、完全ワイヤレスモデルの中では、デジタルなクラブサウンドや、ハードなロックからアコースティックな室内楽まで、粗が少なく楽しめそうである。

 

[高音]:若干尖りやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽やピアノには厚みがそこそこ感じられ、高域でも細く尖りすぎない。

[低音]:100hz~40hzくらいまで素直な減衰。20hzくらいでもわずかに振動感がある。深さはそれなりに感じられる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:中域で若干音が混じりやすいが、広さも感じられる。左右張り出したやや近めの球状構造(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは弾けと粘りが良く、バチバチとした熱いビートを奏でる。衝撃力強め。シンバルは細かい割に意外と濃厚な煌めきを感じさせ、存在感はそこそこ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域で少し尖りやすいものの、温もり感はある。

 

【3】官能性

 SPYAIR「0 GAME」は全体的にシャキシャキした感じ。ドラムの衝撃力がシャープで、メリハリをしっかり利かせる。ボーカルの抜けもよく、勢いがある。シャープネス強めなのでシャリ味は出やすいが、不快感は感じない。

 Choucho「明日の君さえいればいい。」はデジタルドラムの弾みが良く、元気。反発力が軽快でシンバルはシャリシャリ細かく、パーカッション勢は疾走感に優れる。ピアノ音は落ち着いた、煌めきすぎない音味。キラッではなく、ピカッと光るイメージで印象のある音。ボーカルは明るく息音はやや強めに出る。

 光田康典「ブランデンブルク協奏曲第5番第1楽章」アレンジバージョンは、弦楽の色味が艶やかで尖らない。高域まで自然な厚みのある豊満さを維持していて色気がある。ブズーキの音も鮮烈で色彩感がある。全体としてやや濃厚。

 fhána「ムーンリバー」はデジタルドラムの表現が若干ウエット。粘りを感じる音で耳への固着感がある。デジタル音は尖りやすく、少し密度が強すぎる印象を受け、ガチャガチャしやすい。サビではボーカルと楽器音が近く若干混濁した感じを受けるが、これを一体感がよいと捉えるか、混じりがきついと捉えるかで評価は分かれそう。

 

【4】総評

 SONY WF-1000Xの通信品質があまりにひどかったので、こちらもどうかと思ったが、その辺はさすがのSONY、見事に安定性を改善していた。ノイズキャンセリングもWF-1000Xより強化されているといい、たしかに不自然にザラつくノイキャン感はなくなったと言えるが、性能的には効果を感じづらい。WF-1000Xのノイキャンはただ電池消耗を早めるだけだったが、こちらもあまり変わっていない印象だ。変に機能を欲張らない方が良い。

 コスパ的にはJVC勢と比べると少し高い。この機種は2018年9月現在で20000円ちょうどくらいが平均実売価格。これから年末にかけて安くなるにしても、そう簡単に15000円くらいまで下がるかわからない。実力的には15000円クラスで、JVC HA-XC70BTといい勝負というところ。というより、この機種とHA-XC70BTを見比べると、どうしても後者がコスパ良さそうに見えてしまうところはある。

SONY WF-SP700N

 

【5】このイヤホン向きの曲

 ピアノの色づきは高域で若干キンキンするが、耳に痛いほどではない。金管の鳴りはおとなしく、重厚感はそこそこ出ている。少し暗く聞こえるかも知れないボーカルはしかし、温もり感はよくほっこりしている。(南壽あさ子「冬の旅人」)

 

 高さを感じさせる突き抜け感は良好。やや左右が近く、包み込んでくる感覚がある。高低の表現がのびやかで勢いもあり、中毒性は高いが、密度は高く出るので、耳にうるさく思う人もいるかもしれない。全体的には鮮烈でシャープ、なおかつクリアな高域感がある。

 

 軽快。パーカッションのカチカチと嵌まる固着感がやや強く、硬質に聞こえる。全体的にソリッドなまとまりのよさと衝撃力のあるシャープネスを感じるため、非常にメリハリ良く、かつフレッシュな印象を受ける。ボーカルも伸びやかに突き抜ける。

 

ソニー SONY 完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-SP700N BM : Bluetooth対応 左右分離型 防滴仕様 2018年モデル ブラック

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【コラム】世間でべた褒めされ、絶賛されている SONY WF-1000X を絶対に買わない理由

f:id:kanbun:20180924213016j:plain

 SONYから出ている完全ワイヤレスイヤホン、WF-1000X。巷間ではなぜか非常に評価の高い製品である。日本だろうが外国だろうが、完全ワイヤレスイヤホンランキングやレビューを見ると大抵べた褒め。フランス人評論家なぞ、「音質はロールスロイス級」と大絶賛である。へーすげぇ、こいつはすげぇに違ぇねぇって俺でなくても思うでしょ?

 実際飛ぶように売れているらしく、販売店でも「完全ワイヤレス探してます~」的な顔をすると、店員が真っ先に薦めてきたりするのがこれだ。発売から半年以上、もうすぐ1年という時期で、非常に価格がこなれていて手が出しやすいというのもある。正直SONYブランドだってことも安心感を誘う。もう買いたくなっちゃう。だが、俺はこのWF-1000Xは絶対に買わない

 残念ながら、このSONY WF-1000Xの音質が素晴らしいことは事実だが、使い勝手は異様に悪い。というより、使えない。複数の販売店で実機を試し、店員と話し、amazonのレビューなどもよく精査した結果、俺は体験と風評を総合し、これはもはや確信に近くなったのだが、この製品は通信品質が致命的に悪い。以下俺がメモから再現した店員とのやりとりを記録する。

 

【とあるヨドバシカメラでの風景】

俺氏「SONYのWF-1000X、非常に評判良いですよね」

店員「ええ、売れ筋です」

俺氏「ちょうど価格もこなれてきてますし、興味あって……」

店員「(俺のSONY NW-A27のペアリング画面をのぞき込みながら)あれ?ペアリング出ませんね?」

俺氏「えーと、○○のAirPodsってのは違いますもんね(笑)」

店員「それ、店員のです(笑)」

結局ヨドバシカメラでは、携帯電話のペアリング画面には出たが、SONY NW-A27とはペアリングできず。

 

【とあるビックカメラでの風景】

俺氏「さっきヨドバシさんではうまくペアリングできなかったんですよ」

店員「(NW-A27のペアリング画面見ながら)遅いですね……ちょっとお待ち下さいね……」

俺氏「まあヨドバシさんの売り場はたくさんBluetoothありますから、混線しやすいのかも」

店員「そうですね……。ここも多いですから。……あ、いけました」

俺氏「オー来ましたね。ではちょっと聴いてみます。……あ、右出てない(店員に右渡す)」

店員「(耳に付けて)あーほんとですね」

俺氏「JVCのとかBOSEとか普通に使ってるんですよね、このNW-A27で。同じSONYなのに繋がり悪いんですかね……どうです?結構同じような人いますか?」

店員「SONYさんのについては、……まあ不具合交換はありますね。この前も交換されたケースがありまして、ちょっと」

俺氏「なるほど」

 

【とあるケーズデンキでの風景】

俺氏「(ペアリング後)あーなんか右耳聞こえないですね」

店員「そうですか……。このまえも交換したお客さんがいるんですけど、交換後も直らなかったんですよね」

俺氏「人気のある機種みたいなので、結構出てると思うんですけど、修理とか交換は多いんですか?」

店員「それほど多くはないですけどね、機器の相性もありますし……」

俺氏「そうですよね……」

 

【とあるヤマダデンキでの風景】

俺氏「(ペアリング後)右耳、聞こえますけど、なんか音切れします(店員に渡す)」

店員「(耳に付けて)あーほんとですね。これずっと鳴らしてるんですか?」

俺氏「左は問題ないんですよ。ずっと聞こえてます」

店員「んー」

俺氏「さっきケーズさんのほうでも試したんですよ、そしたらあっちは完全に右耳聞こえなかったんですよね。こっちは聞こえたので期待したんですけど……」

店員「切れますねぇ」

俺氏「これだとちょっと音楽は無理ですよね。あと遅延が0.1秒くらいあるみたいですね」

店員「んーそうですかぁ」

俺氏「これ評判は良いですよね、結構。でも残念だなぁ。……不具合とか聞きます?」

店員「そうですねぇ。一回交換ありましたね」

俺氏「そうですかぁ。どんな感じだったんですか?」

店員「一応交換して、でも最初はうまくいかなかったんですよね。その後、メーカーさんにペアリング手順を確認して、そのとおりやってもらったらうまくいきました」

俺氏「あーペアリング手順大事ですものね。まだメーカーで統一されていないところもありますし」

店員「そうですねー」

 

 amazonのレビューでもよく読むとなんとなくわかるが、とにかくこのSONY WF-1000Xは通信品質があまりというか、だいぶよろしくないらしい。屋外の人通りの多いところではまともに使えそうにない。とても買って試す気にはなれませんので、レビューはいたしません。個人的にはレビュー以前の商品。買う価値ないね、こんなゴミ。というのがこの機種に対する偽らざる評価だ。

 

※音質は悪くないので、世間の評判が気になって欲しくなった人は必ず店頭でテストしましょう。片耳聞こえないパターン本当に多いです。

 

 しかし、SONY WF-SP700Nはこのあたりの通信品質不安定が見事に改善されていた!俺氏感動のレビューは近日公開予定!なんだこの終わり方。

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【特集】日本ファルコム名曲とともに紹介するおすすめイヤホン3選

 家庭用ゲーム機やホビーパソコンが一般的となった1980年代初頭。日本のコンピュータゲーム黎明期であるこの時代から続く老舗のコンピュータゲーム会社が日本ファルコムだ。今ではメジャーなゲームメーカーの一つである。

 さてそんなファルコムだが、音楽にやたらと力を入れていることは夙に有名。レベルの高いサウンドがファルコムゲームの魅力と言ってよい。何よりファルコムのゲームミュージックにはなぜか不思議な魅力があって一部のファンを離さない。

ファルコムミュージックの特徴(自己流評価)
  1. 外連味があって妙に厨二病的
  2. デジタルな効果音好き
  3. オーケストラやったりJAZZにしたりとアレンジ好き
  4. 作品毎に傾向を変え、世界観を感じさせる音楽

 最近はファルコム音楽フリー宣言なるものを公示し、youtubeやamazon musicなどで無料でその秀逸な楽曲が楽しめる。そんなファルコムの楽曲の中からオススメの名曲をピックアップし、ついでに相性の良いイヤホンもセットで紹介しようという一石二鳥な記事を考えてみた。第三弾(第四弾があるかはわからない)。

 

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(Zwei!!)

 Zwei!!のタイトル曲。ヒーリングミュージックのような癒やしの空間を提供してくれる素晴らしい名曲。自然風景を思わせる効果音の紡ぎ出す濃密な空間表現と、耳に優しい透明感のある電子音が心地よい。

 この曲の濃密な空間表現を味わうなら、このSONY XBA-N3がおすすめだ。尖りのない調和的な音場表現と、音色の確かな発色、溶け込みの良い音は空間に濃密に広がる。

www.ear-phone-review.com

 

Departure(英雄伝説Ⅳ 朱紅い雫)

 朱紅い雫は最も好きな作品の一つ。シリーズの中でもフィールド曲の変化に富み、主人公の気持ちや状況によって、快活であったり悲しみを含んでいたり、郷愁を感じさせたりと雰囲気作りが丁寧であった。初期のフィールドで流れるこの曲は、友情の喜びと冒険への憧れを素直に表現する。

 比較的なめらかな電子音のこの曲は、素直に音を出す機種では意外とすっきりしてしまって面白みに欠けるかも知れない。YAMAHA EPH-100Sはこの曲のリズム感を若干強調し、中高域を少し鮮明にした形で聴かせてくれ、この曲のワクワク感をよく演出してくれる。

www.ear-phone-review.com

 

Sophisticated Fight -Jazz Arrange Version-(英雄伝説Ⅵ 空の軌跡)

 大ヒット作「空の軌跡」の戦闘曲。この曲はハードロックアレンジバージョンも以前紹介したが、こちらは元々の楽曲にあるJazz要素をより強調したアレンジバージョンになる。金管の色気を思う存分味わえる。

 final HeavenⅤは材質感の表現に優れるBAモデル。この曲のシンバルと金管の色気を鮮明に再現してくれる。澄み切る音質表現は高域で透明感を、低域ではタイトで明確な活きの良い振動感を紡ぎ出す。表現の方向性はこの曲にふさわしい。

www.ear-phone-review.com

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【ワイヤレスポータブルスピーカー SONY SRS-XB31 レビュー】どこでもミュージック体験!持ち運ぶのが楽しいポップスタイルな外観と音楽

SONY SRS-XB31

ソニー SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB31 B : 防水/防塵/防錆/Bluetooth/専用スマホアプリ対応 ライティング機能 2018年 ブラック

 

おすすめ度*1

SONY SRS-XB31

ASIN

B07C7ZJ88Y

 小型で落ち着きのあるデザインが特徴のワイヤレススピーカー。

 aptXには対応しない。AACとLDACに対応。通信性能は比較的安定しているが、やや音飛びが目立つ。少なくとも同じSONYのSRS-HG10よりは若干不安定。個体差はあるかも知れないが、手に入れた個体はプレイヤーから5mくらい離すとかなり通信不安定になった。日常使用に支障を来すほどではない。

 

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はUSBケーブル、マニュアル。

SONY SRS-XB31SONY SRS-XB31

 

【2】音質

 音質的にはパワフルで躍動的な低域サウンドと、同じく力強く突き抜ける高域が作る立体感に溢れたサウンドが特徴。小型ポータブルスピーカーとは思えない圧力があり、表現としても音が太く密度があって満腹感を味わえる。ただパワーで圧倒するだけでなく、弦楽に艶味があるなど技巧性にも意外に長けていて、表現の幅も意外に広い。音質面ではかなり良好なバランスに仕上げてきている印象を持った。

 

[高音]:突き抜け感があって力強く、立体感に貢献(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽には材質を感じさせる艶味がほどほどにある。根元から中盤に欠けて厚みがあり、上へは細く突き抜ける。全体的に密度と立体感をうまく演出している。

[低音]:重厚かつ躍動感のあるしっかりした低音。曲に深みが加わり、引き立つ(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に音が太く、前面の音ほど存在感が強いので、中域の後景は見通しが悪く思える。重低音も強く、奥行きを表現する音をかき消しやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは下に爆発力を溜める内燃機関のようなボスンボスンという音。シンバルは粒が細かい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:少しばかり低域に埋もれやすい。高域では分離感があってよくのびる。男女問わず比較的万能。

 

【3】官能性

 UVERWorld「CORE PRIDE」では熱気の篭もった躍動的なドラムが支配的。キーボードは圧力に負けてかなり存在感が薄い。ドラム中心に密度重視の曲に聞こえる。

 ClariS「CLICK」は低域が強いので重厚味が勝つ。ボーカルの声もやや太く、若干男性的に聞こえる。

 山崎あおい「君の名前なんて嫌いだ」では、まず弦楽に骨太なやや重厚味のある煌めき感を感じる。ピアノと弦楽の色合いはややいぶしたグレーに渋い音色で大人びた感じがある。ボーカルは高域で頭一つのび、情感は乗りやすい。

  辛島美登里「雨の日」はボーカルの透明感とのびやかさに妙味。弦楽の奥行き感はやや薄いが、上方向への突き抜け感は良く、情感は出ている。

 

【4】総評

 LDAC対応でワイヤレスでもハイレゾ相当の音質が楽しめるというコンセプトはSRS-HG10と共通。ただこちらはハイレゾ対応ではない。SRS-HG10に比べるとスピーカー出力が向上しているが、それが素直に量感と立体感に表れている。SRS-HG10にはやや骨格の細いところがあったが、こちらは量的な不足感はない。防水性能も高く、アウトドアスピーカーとしての汎用性は高まった。やや派手な外観を楽しいと見るか、チャラいと見るかで好みは分かれるだろうが、音質的な魅力の高さは万人に認められるレベルだろう。コスパは高い。

SONY SRS-XB31

 

【5】このスピーカー向きの曲

 重低音の響きが重く、重厚感と迫力がしっかり味わえる。ボーカルの伸びも良い。

 

 ピアノの鮮明度が高く、色づきが良い。ボーカルの息遣いにも自然な温もり感がある。サビでの突き抜けも良い。

 

 アコースティックな弦楽の重厚感と材質感のある音響は良い。温もりも出て全体的に暖色のほっこり感がある。サビでのボーカルの上への抜けも良い。(羊毛とおはな「空が白くてさ」)

 

 骨太かつ艶のある弦楽と重厚なベースの骨格がよくまとまっている。そこにボーカルが素直に密度を加える王道的な表現。充実感があり、満足できる。(ROUND TABLE featuring Nino「夏待ち」)

 

ソニー SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB31 B : 防水/防塵/防錆/Bluetooth/専用スマホアプリ対応 ライティング機能 2018年 ブラック

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【特集】ドイツ人評論家が選んだ完全ワイヤレスオススメモデル BEST 10 2018

完全ワイヤレス:100%ケーブルレスの時代がやってきた!

 いまや世界中いたる所でイヤホンを付けている人を見ることが出来ます。彼らは音楽を楽しむだけでなく、イヤホンで通話もしています。頻繁にイヤホンを使うようになった人々は、しばらく前からイヤホンのケーブルから解放されたいと願ってきました。そしてBluetoothで通信するワイヤレスイヤホンが登場しました。しかしそうしたワイヤレスイヤホンもケーブルレスを実現することは出来ませんでした。それで完全にワイヤレスと言えるでしょうか?

 完全ワイヤレスの製品は違います!Apple、SONY、モトローラ、Samsungといった錚々たるメーカーが自社で開発した完全ワイヤレスモデルを販売し始めました。これからは100%ケーブルレスで音楽を聴いたり、電話を掛けたりすることができ、接続エラーや断線、ケーブルの絡まりなどから自由になることが出来るのです。

 私たちは実機テストとカタログスペックを比較し、厳正なる審査の結果、おすすめできるTOP10の完全ワイヤレスモデルを提示します。

 

1. SAVFY Mini Bluetooth Kopfhörer

SAVFY Mini Bluetooth Kopfhörer

 口紅程度の大きさの専用バッテリーケースは非常にコンパクトです!しかも販売価格は70EURと信じられないコスパです。Bruetooth4.1規格でスマホやタブレットと安定した接続を保証します。連続再生時間は2.5時間。小さく愛らしいデザインです。

この機種のポイント
  1. コスパ最高
  2. コンパクトで持ち運びやすい
  3. 通信性能安定

 

2. Sony WF-1000X True Wireless

Sony WF-1000X True Wireless

 XS/S/M/Lのシリコンイヤーピースが付属しています。耳のフィット感に応じて選ぶことが出来ます。これは快適な装着感とサウンド体験には不可欠です。ノイズキャンセリング機能と6mmのドライバーはよく連携して素敵なサウンドを奏でてくれます。充電ケースバッテリーを含めれば9時間も音楽を聴き続けることができます

この機種のポイント
  1. 充実した付属品
  2. 良好な音質
  3. バッテリーを含め長い稼働時間

 

3. Apple AirPods

Apple AirPods

 アメリカのメーカーAppleは高付加価値の製品を提供したいという気持ちに溢れています。バッテリー消費を管理するW1チップのおかげで約5時間の連続再生時間を実現しています。イヤホンの電池が切れても、バッテリーケースに収めて15分待てば、さらに3時間音楽を再生出来るようになります。最終的にはケースとイヤホンのバッテリーで合計24時間もの間音楽を楽しめるのです。またAppleのボーカルマイクは背景雑音を除去し、あなたの通話音声を綺麗にピックアップしてくれます。耳に付けるだけで音楽が再生され、外すと音楽が止まります。Siriとの連携にも優れています。

 もちろんAppleユーザーでなくても、Bluetooth接続をしてこのイヤホンを楽しむことは出来ます。

この機種のポイント
  1. 便利な使い勝手
  2. Siriとの連携
  3. 高い通話マイク品質

 

4. Motorola Stream Sport: IP54 True Wireless Headset

Motorola Stream Sport: IP54 True Wireless Headset

※日本では入手困難

 80EURという低価格ながら高品質のスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンです。クリップオンマウント式で装着性が高く、耳にしっかり固定されます。防滴性能も十分で汗ばむスポーツの場面でも問題なく使えます。アクティブオーディオ機能とノイズリダクションを備え、音質面でも不満はありません。また2台のBluetooth機器と同時接続できるのは便利です。ポータブルプレーヤーの曲を楽しみながら、スマホの着信に素早く応答でき、ビジネスチャンスを逃すことがありません。Alexa、Siriに加え、Google Nowとも互換性があります

この機種のポイント
  1. 廉価
  2. 2台のBT機器と接続可能
  3. Alexa、Siri、Google Nowとの連携機能

 

5. Samsung SM-R140 Gear IconX

Samsung SM-R140 Gear IconX

 Samsung Gear IconXはお世辞にも安いとは言えませんが、機能は満載です。このイヤホンはスポーツ愛好家に最高のフィットネストラッカーを提供します。この機能によって移動距離、時間、およその消費カロリーが自動的に記録されます。Samsung Healthアプリなしにはこのイヤホンの価値は半分もありません。

 またこの機種には3.4Gバイトの内蔵メモリがあります。USBケーブルを利用して約1000曲の楽曲をイヤホンに直接取り込むことが出来ます。バッテリーの稼働時間は約7時間です。

この機種のポイント
  1. 長い連続再生時間
  2. 高い通話品質
  3. デザイン性と良い装着感

 

6. LEZII True Wireless Sport Ohrhörer

LEZII True Wireless Sport Ohrhörer

※日本では入手困難

 非常に廉価な36EURの完全ワイヤレスイヤホンです。Bluetooth 4.2に対応したほぼ完璧なiPhoneとSamsung向けの完全ワイヤレス環境が、この非常にリーズナブルな価格で構築できます。しかもスタンバイ状態で150時間、音楽の連続再生時間も2.5時間あります

 人間工学に基づいたフィット感も秀逸で、とても低価格機種とは思えません。しかもパッケージにはさらに予備のイヤホンが1対2個付属しています。

この機種のポイント
  1. 圧倒的コスパ
  2. 良好な装着感
  3. 付属品の充実

 

7. Doppler Labs Here One Wireless In Ear Kopfhörer

Doppler Labs Here One Wireless In Ear Kopfhörer

 約69EURで手に入る完全ワイヤレスイヤホンです。バッテリーの稼働時間は2時間、ポータブルケースを含めれば8時間連続再生可能です。メーカーのソフトウェアアップデートにより充電時間は大幅に短縮され、わずか15分で50%の充電が可能です。Doppler Labsでは完全ワイヤレスイヤホンを3-in-1と呼称しています。その意味は素晴らしいサウンド選択的ノイズキャンセリング機能、そして音声増幅機能が搭載されているからです。周辺音低減機能の効果により電話の通話品質を高めてくれます。

この機種のポイント
  1. 良好な音質
  2. ノイズキャンセリング
  3. 高い通話品質

 

8. auvisio True Wireless Bluetooth Kopfhörer

auvisio True Wireless Bluetooth Kopfhörer

※日本では入手困難

 約40EURの非常に安い完全ワイヤレスイヤホンです。バッテリーの稼働時間は2.5時間、ほかの完全ワイヤレスモデルと同じようにポータブルケースを通じて充電します。各イヤホンの重さは約6g、充電ケースは約30gと軽量です。イヤーピースは3種類用意されており、完全なフィット感を実現可能です。SiriあるいはGoogle Assistantとの連携はインターフェースをダブルクリックすることで可能です。

この機種のポイント
  1. コスパが良い
  2. 十分な付属品
  3. SiriやGoogle Assistantとの連携

 

9. Beoplay E8 True Wireless Kopfhörer von Bang & Olufsen

Beoplay E8 True Wireless Kopfhörer

 Beoplay E8は完全ワイヤレスイヤホンの中でも特に高価な機種です。しかしデザインもそれにふさわしく、本物の革製ローディングケースは高品質なハンドメイド製品です。4つのサイズのイヤーピースも含まれていて、最高のフィット感を得ることが出来るでしょう。強力なノイズキャンセリングで周辺音を遮断することも、逆に意図的に周辺音を取り込むことも可能です。バッテリーは約4時間持続します。充電ケースに収納すればさらに4時間音楽を楽しめます。再生1時間あたりの充電時間は約20分です。

この機種のポイント
  1. 高級感
  2. 強力なノイズキャンセリング
  3. 周辺音取り込み機能

www.ear-phone-review.com

 

10. The Dash Pro True Wireless Kopfhörer von Bragi

f:id:kanbun:20180913184442j:plain

 Bragiは最も早くから完全ワイヤレスイヤホンをリリースしてきたメーカーの1つです。この機種はその最初の製品であるDashの後継モデルで、約350EURのハイエンド製品です。Bluetoothイヤホンと付属のケースのデザインはシンプルかつエレガントで、デザイン賞を受賞しています。水深1mまで対応する防水性能は水泳やサイクリング、ランニングに最適です。この機種にユニークというわけではありませんが、強力なセールスポイントは4GBの容量を持つ内蔵されたメディアプレーヤーです。さらにAmazon musicのストリーミング再生機能も付いているため、もはやこの機種はプレーヤーやスマホを必要としません。SiriやGoogle Nowとも連携します。Dash Proにはアクティビティトラッキングも搭載されています。これにより心拍数、活動時間、歩数、距離、スピードなどが記録されます。

 イヤホンは1回の充電当たり5時間稼働し、充電ケースを含めれば最大30時間にもなります。

この機種のポイント
  1. ほぼ完璧な防水性
  2. メディアプレーヤー内蔵
  3. 長い連続再生時間

 

結論:完全ワイヤレスイヤホンはまさに未来のインイヤーイヤホンです 

 普通のイヤホンに対する完全ワイヤレスイヤホンの優位は明らかです。かつてケーブルの絡まりをほどきながらイヤホンを使っていた人々は、いまは完全ワイヤレスイヤホンによって、ケーブルに煩わされないという贅沢な開放感を失うことはありません。

 オーディオ製品にとってはいつものことですが、最も高価な物が常に最高であるわけではありません。完全ワイヤレスにいつも300EURを払う必要はありません。そうはいっても、私たちのテストで明らかになったのは、特定のモデルがより多くの利点を持つことは確かだということです。生活スタイルやスポーツに合わせて、ハイエンドの完全ワイヤレスモデルが活躍する場面もあります。

 完全ワイヤレスモデルを選ぶときは、なるべく多くのイヤーピースが付属している物を選ぶのが無難です。これは完全ワイヤレスモデルの比較において、最も重要なポイントがクリーンなサウンド体験であり、それにはイヤーピースの完全なフィッティングが不可欠だからです。装着感に関して知りたければ、専門家によるレビュー記事やamazonのカスタマーレビューを読むのが最善です。

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


【特集】フランス人評論家が選んだ完全ワイヤレスオススメモデル BEST 10 2018

 2017年は完全ワイヤレスイヤホンにとって躍進の年になりました。2016年に始まった完全ワイヤレスイヤホンの市場は、爆発的に拡大したのです。私たちはこうした流行を目の当たりにして、TOP10ランキングを作ることにしました。ランキングは連続再生時間や周波数帯域幅などをテストしたデータに基づいて作成されています。

 連続再生時間については注意が必要です。完全ワイヤレスイヤホンは本体だけでなく、充電ケースにもバッテリーが搭載されており、イヤホンはケースに収納することで再充電が可能です。したがってイヤホン本体の連続再生時間だけでなく、ケースのバッテリー容量にも着目する必要があります。

 最後に、完全ワイヤレスイヤホンはほぼすべてのモデルがインイヤータイプであることに注意して下さい。一般にこのタイプのイヤホンは外耳道を完全に塞ぎます。したがって、環境騒音に対するパッシブな遮断効果が期待できます。しかし、この装着タイプは必ずしも全ての人に評価されているわけではなく、一部の人々には不快感を与えることがあります。購入前に可能な限り店頭サンプルなどで装着感をテストしてみることをおすすめします。

 

10. Cellularline Hide

Cellularline Hide

※日本では入手困難

 非常にコンパクトで、スマートフォンも充電可能な2200mAhのバッテリーケースが付いています。音質と遮音性は他のモデルよりも著しく低品質です。しかし非常に安価で、気軽に完全ワイヤレスを利用したいカスタマーには魅力的です。

この機種のポイント
  1. モバイルバッテリー機能付き
  2. 安い
  3. 音質はよくない

 

9. Urbanista Tokyo

Urbanista Tokyo

 比較的こなれた価格が魅力の機種です。カタログ上の連続再生時間に実測(3時間41分)が近く、正確でした。この製品と同じ価格帯でより長い連続再生時間を謳っているモデルは大抵不正確で質が悪いものばかりでした。Tokyoは快適性に使え、価格も控え目で良心的です。

この機種のポイント
  1. コストに見合った音質
  2. 正確な連続再生時間
  3. 使い勝手が良い

 

8. Jaybird Run

Jaybird Run

 一般の人々にはほとんど知られていないJaybirdブランドですが、長年にわたってその製品は評価を得ています。くさび形に耳に引っかかる固定のよい構造でスポーツ用途に適しています。Jaybirdのアプリはかなり完成度高く、音質面の満足度は高いでしょう。運動するのが大好きで、Samsung Gear IconXはちょっと高いと思っている人にはおすすめです。

この機種のポイント
  1. 高い装着性
  2. スポーツ向き
  3. 高い防水性能

 

7. Bang&Olufsen Beoplay E8

f:id:kanbun:20180912230131j:plain

 B&Oの名声は、その製品の音質に関連しています。このBeoplay E8も例外ではありません。比較的ニュートラルなSony WF-1000Xに比べると、低域をやや前倒しにして聞かせます。アプリで「暖かい」味付けか「鮮明な」味付けを選択することが出来ます。私はこの機種のスタイリッシュなレザーケースが大好きですが、300EURもするのになぜか充電用USBケーブルが入っていなかったことには失望を禁じ得ません。

※日本の正規輸入品にはUSBケーブルが付属しています。

この機種のポイント
  1. 温かみのある音質
  2. スタイリッシュなレザーケース
  3. 付属品が少ない

www.ear-phone-review.com

 

6. Jabra Elite 65t

Jabra Elite 65t

 正直に告白しますと、Jabra Elite Sportには大変失望させられましたが、新たなElite 65tは7位のBeoPlay E8とともにデンマークブランドの面目躍如を感じさせます。デザイン性と快適性、そして連続再生時間はランキングトップクラスです。ただ音質には過剰な演出を感じます。通話品質は非常に良好です。

この機種のポイント
  1. 長い連続再生時間
  2. 高い通話品質
  3. デザイン性と良い装着感

www.ear-phone-review.com

 

5. Samsung Gear IconX (2018)

Samsung Gear IconX (2018)

 Appleと並び、Samusungは完全ワイヤレスイヤホンの開拓者です。このGear IconX第2世代バージョンは連続再生時間を実測4時間17分にまで向上させています。音質面でも優秀ですが、このイヤホンを特徴付けているのは内蔵された加速度計です。Samsung Health アプリ(Androidのみ対応)を用いてスマホやスマートウオッチと組み合わせて運動量をかなり正確に測定できます。

この機種のポイント
  1. 長い連続再生時間
  2. 良好な音質
  3. 運動サポートアプリ

 

4. Sony WF-1000X

Sony WF-1000X

 この機種の音質は私たちのランキングではロールスロイス級です。複雑なオーケストラシーンでも、すべての楽器を完全に区別することが出来ます。大音量でも歪みをほとんど感じません。完璧と言って良いでしょう。ただし、アクティブノイズキャンセルはほとんど仕事をしません。これにはとてもがっかりでした。アクティブノイズキャンセルを無効にしても実測2時間43分ほどしか連続再生出来ませんでした。

この機種のポイント
  1. 完璧に近い音質
  2. ほぼ無意味なノイズキャンセリング
  3. 短い連続再生時間

 

3. BOSE SoundSport Free

BOSE SoundSport Free

 BOSE SoundSport Freeは完全ワイヤレスモデルの中でも完成度の高い製品です。スポーツシーンでの利用に特化したSound Sport Freeは、IPX4の十分な耐汗性能を備えています。非常に付け心地が良く、実測5時間20分の連続再生時間は優秀です。アメリカが誇るブランドのパワフルなサウンドを魅力たっぷりに提供してくれます。

この機種のポイント
  1. パワフルな音質
  2. 長い連続再生時間
  3. 十分な耐汗性能

www.ear-phone-review.com

 

2. Apple AirPods

f:id:kanbun:20180912235116j:plain

 完全ワイヤレスのパイオニアの中でも、Appleは非常に良く設計されたイヤホンを開発しています。Appleのデバイス(iPhone/iPad/Watch/Mac)を所持しているのであれば、簡単に連携してくれます。実測4時間58分の非常に優れた連続再生時間と、優秀なデザイン、良好な音質を享受できます。外耳道を塞がないので、装着性は非常に良好で何時間付けていても苦になりません。しかし、騒音環境は遮断されません。

この機種のポイント
  1. Apple製品との高い連携性
  2. 長い連続再生時間
  3. 良好な付け心地

 

1. Divacore Antipods

Divacore Antipods

※日本では入手困難

 6時間19分の連続再生時間はJabra Elite 65tに次いで優秀な数値です。音質面も良好です。この性能でたった119EURで手に入るのですから、この優秀なコスパに敵うイヤホンがあるわけがありません。

この機種のポイント
  1. 優秀すぎるコスパ
  2. 長い連続再生時間
  3. 良好な音質

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com