iDeaUSA ノイズキャンセリングヘッドホン Bluetooth4.1 ワイヤレス性 高音質 閉型型 内蔵マイク ハンズフリー通話 ステレオサウンド
おすすめ度*1 |
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ASIN |
アクティブノイズキャンセリング機能搭載のワイヤレスヘッドホン。イヤーマフはやわらかめでヘッドバンドの装着感も悪くない。遮音性はそこそこ。アクティブノイズキャンセリング機能をONにしても少しだけ音像がクリアになるかといった感じだ。音漏れは少なめ。
aptXには対応しない。通信性能は時々遅延傾向が見られるが、比較的安定している印象だ。
【1】外観・インターフェース・付属品
付属品は充電用USBケーブル、AUXケーブル、航空機用の2股アダプター、説明書。説明書は日本語対応。
【2】音質
※このヘッドホンはアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)がついています。ANC機能をつけると若干低域が張り出しがよくなります。以下のレビューは使用状況を考えて、ANCをONにしてレビューしています。
音質的には高域はほどほどのびやかで透明感もそこそこ、中域やや広め、低域が張り出すといった印象。低域の張り出しはANC機能をOFFにすると弱まる。これはAUSDOMなどの中華製ANC製品に多い仕様。音質的にはやや低域が中高域に被る形になる。
[高音]:高域はのびやかさもほどよくあり、突き抜け感もそこそこ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:中域はやや広めで弦楽などにもほどよい精彩感がある。
[低音]:低域はブオーッというやや太い音。比較的減衰は素直。ドラムは厚みのあるややブーミーな音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:奥行きはそこそこあって、頭を囲むやや大きめの球体といった印象(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:ドラムはやや重たげになる。ハイハットはそこそこ躍動的(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ほどよくのびやかで肉厚な力強さのある声。キラキラしたつややかさもあり、のびやかさもそこそこある
【3】官能性
nano.RIPE「月花」はそこそこ躍動的で存在感のあるドラムがしっかりと床面を作る。空間もやや広めな中にボーカルがほどよくつややかに聞こえてくる。満足度はそれなりに高く、悪くない印象だ。
多田葵「灼け落ちない翼」はピアノの精彩もそこそこきれいで、ボーカルの息遣いもよく聞こえるうえのびやかさもあるので、キラキラ感はそこそこ。サビではドラムがしっかりとまとめあげている。
(K)NoW_NAME「Harvest」はやや低域の鳴りが強く、若干うるさく感じられるかも知れない。一方でボーカルの声色には潤いがあり、音のメリハリの良さもそこそこ良いので、それほどガチャガチャしない。
【4】総評
深掘りされるブーミーで量感に溢れた低域がこのヘッドフォンの魅力。それに影響されるのが音像がやや割れたりぼやけたり篭もったりして感じられるところもあるものの、定位感もありそれなりの満足感を与えてくれる。コスパ的にはやや強気の値段設定な気もするうえ、音質的には万人向けという感じではない印象だ。
【5】このヘッドホン向きの曲
のびやかなボーカル、ほどよく精彩のあるピアノを楽しむならこの曲。
iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ノイズキャンセリングヘッドホン ワイヤレスヘッドホン/高音質/遮音性/密閉型/オーバーヘッド/内蔵マイク/ハンズフリー通話
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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。