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【完全ワイヤレスイヤホン YATWIN i9 plus レビュー】密度感のある厚みのある音で大人びて聴かせる。肉厚なボーカルもパワフル。R&BやJAZZを楽しむなら、なかなかによい機種。

YATWIN i9 plus

【Bluetooth 5.0技術 最先端 進化版 高音質】ワイヤレス イヤホン YATWIN ブルートゥース 操作簡単IPX6完全防水 長時間連続再生 充電ケース付き 呼吸ランプ ハンズフリー通話 両耳 片耳 超軽量

 

おすすめ度*1

YATWIN i9 plus

ASIN

B07H7J9NCM

 小型ハウジングでイヤホンへの耳への収まりはよい。遮音性はそこそこ。音漏れは少なめ。

 aptXには対応しない。比較的通信品質は安定している。頭を動かすと稀に片耳だけ一瞬途切れることがあるが、基本的に音飛び・遅延はない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語マニュアル。

 イヤホンの外観はRademax X9と非常に似ている。イヤホンの充電コネクタの位置も同じなため、充電ケースは完全に使い回せる。音質的には全く異なるので内部のチップや調整は異なっているだろうが、外観に関しては全く共通で出自は近そうな印象。

YATWIN i9 plusYATWIN i9 plus

 

【2】音質

 音質的には前述したX9が比較的シャリシャリ明るめな音質なのに対し、このi9 plusは自然に近いやや太めの音質。演出感は少なく、比較的音の鳴り方が素直な材質感で聞こえるので、アコースティックな曲に向く。たとえば弦楽やピアノに太めの色気がある一方、ギターやベースのエッジ感も抑えめでアタック感は弱く、重厚。ドラムも爆発力よりは粘りのほうが強い音で固着感があるので、やや重く感じる。R&BやJAZZ、クラシックなどに向く。重厚感が出るのでややもっさりすることを気にしなければ、場合によってクラブサウンドも悪くない。

 

[高音]:天井感が少しあり、やや太めに出る(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽やピアノは厚みがある音で、自然な材質感が乗る。音が太い分、クラブサウンドの緻密な表現はあまり得意ではなく、背景音がやや埋もれやすい。ギターやベースのエッジ感は弱く、ロックの攻撃性は強く出ない。

[低音]:ややブーミーな雑味を少し感じる振動で太め。100hzから50hzまでしっかり。40hz以降は沈み、ほぼ聞こえない。全体のバランスから見ると、低域は前に出る感じではないので落ち着いている。中高域を支えて、下に深みを感じさせる鳴り方で持ち上げる感じではない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音が太いのでやや近めに密度高く思える。全体的に前屈み気味で囲み込んでくる感じではあるが、圧迫感は強くない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはやや粘りが強い音でバツンバツンとした音。ただし弾けは強くないので、爆発力は強く出過ぎず、臭みは少ない。表面の革張り感を感じる。ハイハットはやや太めの落ち着いた煌めき感で、ややJAZZ味の強い鳴り方。パーカッション全体としては落ち着いた方向の安定感を出す表現(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:自然な伸びやかさと膨らみを感じる。演出感が少なく、比較的万能。若干暗い傾向ではあるが、突き抜けは良く、あまり暗さを感じない。

 

【3】官能性

 飯島真理「天使の絵の具」はやや厚みのある楽器音でややJAZZ味の強い表現になっている。シンバルにやや重たい材質感があり、弦楽もゆったりと重たげ、キーボードも煌めき感は少し太く、重金属感のある光沢。コケティッシュで甘いボーカルだけが重厚な音場にふわりと浮かび上がる。密度感があり、満腹感が味わえる。

 Maroon 5「Sugar」も厚みを感じ、やや重厚。ボーカルは少し根元が太く、高域への突き抜けにパワフルさを感じるが、アタック感は強くなく、どちらかというとゆったりした印象を受ける。やや大人びた聴かせ方。

 中島みゆき「あした」は音に厚みがあるので、中低域付近に厚い密度を感じ、引き締まっている印象を受ける。低域が前に出すぎずにほどよく落ち着いているのも、重くさせすぎず、素直に音に暗い深みを加える形となっている。ボーカルは太くパワフル。

 JAZZに向く。たとえばDiane Birch「Everybody Wants to Rule the World」は厚みのある重厚で大人びたJAZZピアノとボーカルのコラボレーションを密度良く味わえる。

 

【4】総評

 厚みを持ってしっかり聴かせる音質はなかなかにいい。この価格帯でここまで密度感を出して濃厚に聴かせるイヤホンは少ない。低域は中高域を邪魔しない位置に抑えられていて、出張ってこないので圧迫感や被さる感じもなく、素直に厚みのある中域を楽しめる。反面、奥行きの見通しはやや悪く、平面的に感じられやすいところはある。ギターのエッジ感も柔らかいので攻撃的なロック向きとは言えない。比較的大人びた楽器音の中で肉厚気味にパワフルに聞こえるボーカル表現は男女ともに妙味があり、この点が魅力。R&BやJAZZで、ボーカルをじっくり楽しむのに向く。

YATWIN i9 plus

 

【5】このイヤホン向きの曲

  攻撃的でない落ち着いたギター、厚みのあるボーカル、落ち着いた撥ねないパーカッションがこの曲の終末思想を感じさせる暗い世界観を見事に再現してくれる。サビでのボーカルのほどよい突き抜けもよく出ている。

 

 重厚味のあるクラブサウンドの好例。固着感のある粘りのあるパーカッション表現はこの曲向き。明るく弾けすぎないので重厚な雰囲気が良く出る。

 

 自然なふっくらした味わいのボーカルと落ち着いた色彩感の楽器音、粘りのあるパーカッション表現と、やや重厚味のある形でこの曲を良く表現する。密度は高めで満腹感も出る。

 

 JAZZ味のある落ち着いた厚みとほどよい重厚感の同居した楽器音はこの曲向き。低域が持ち上げられないので、軽快さは失われておらず、音の厚みはそのまま熱気を感じさせる密度につながっている。

 

 太めの音で密度があるが、ボーカルは暗くならずに突き抜ける。ギター音は落ち着いた色彩で全体的にロックの風味は抑えられて、バラード色が強い聞こえ方。

 

 太めの音で密度感良好。厚みのある音で満腹感もあるが、低域が前に出てこないので重たくならずに軽快味は保たれている。ボーカルの味ものびやかさがあって滞留せず、圧迫感がない。

 

 厚みはあるが、重くなりすぎず、軽快味も忘れないバランス感覚のある音質は肩肘張らないR&Bに向く。たとえばこの曲。

 

 厚みと材質感のある音が奏でる重厚感を味わうなら、この曲もいい。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。