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【完全ワイヤレスイヤホン XUNPULS S3X レビュー】低価格完全ワイヤレスにしては珍しく重低感のあるモデル。音質傾向はドライでロックに向く

XUNPULS X3C

[Bluetooth5.0]Bluetooth イヤホン 完全 ワイヤレス イヤホン 高音質 XUNPULS CVCノイズキャンセル 充電ケース付き 自動ペアリング 左右分離型 両耳 Siri対応 iPhone Android 対応

 

おすすめ度*1

XUNPULS X3C

ASIN

B07GYR2152

 ハウジングの耳への収まりは良い。遮音性はよく、音漏れも少なめ。

 aptXには対応しない。通信性能は安定している。音飛び・遅延は感じない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語&英語マニュアル。

 ケースは半開放型で、イヤホンが半分剥き出しになる。このタイプは取り出しが容易な反面、充電中に衝撃でイヤホンが取れてしまったり、充電電極を故障させてしまいやすいという欠点があることには配慮が必要。

 またボタン操作が少し面倒。一般的な完全ワイヤレスモデルだと長押しで電源ON/OFFでこのイヤホンもその点は変わらないのだが、長押ししてるつもりでも、ちょっと中心からズレていると音量操作になってしまう。ボタン面積がかなり小さいので、指の大きさが影響するのかも知れない。操作感はかなりとまどった。

 あと、音を鳴らしていない静寂時にコイル鳴きのような音がかすかにする。大きくはないので不快感は強くないと思うが、人によっては気になるかも知れない。

YATWIN i9 plusYATWIN i9 plus

 

【2】音質

 音質的には低価格完全ワイヤレスにしては珍しい、重低感のあるモデル。重低音の深掘り感は、同価格帯の完全ワイヤレスでないワイヤレスモデルを含めても、かなり強めに感じられる。音の輪郭も悪くなく、ギターのエッジにも攻撃的なエグ味があり、パーカッションもソリッドで粒が細かい。一方、高域は少し暗く、突き抜け感は弱いので、印象としては重くもっさりしがち。全体的な音色も光沢感には乏しく、ドライに聞こえる。ジャンルとしてはロックに最適で、ほかにクラブミュージックやJAZZにも向く。

 

[高音]:高域は暗い。突き抜け感も出にくい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:全体的な色味は抑えられていて暗めでドライ。ギターや弦楽は暗めのギラギラした光沢感がある。エッジは良好で音の輪郭はギザギザがしっかりと出て、明瞭。ピアノも光沢が暗めで厚みが出やすく、JAZZ味を感じやすい。

[低音]:100hzから30hzまで太めの振動。重低域のベースの深掘りはかなり存在感がある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:中低域付近に密度を感じる。低域は深く、高域はやや重たげなので、全体として下向きに音場を感じやすい。低価格完全ワイヤレスモデルでここまで重厚な方向に出るのは珍しい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは少し膨張感があり、爆発力は感じられやすく、地熱感も出る。バチンバチンといった感じの音。ハイハットはソリッドでやや厚みのある形で鳴る。存在感は結構強く、光沢感は抑えめでドライ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域で暗さを感じやすいので、いわゆるアニソン系の明るいガールズポップス系の曲は暗く感じやすい。ドライな声色になるので、ロック向き。

 

【3】官能性

 Perfume「Dream Fighter」は元々低域が盛られている曲なので、バランス的にかなり下に引っ張ってくる感じで聞こえる。ボーカルは少し暗い。デジタルドラムは重く粘り、ややタイト、ハイハットやクラップ音の輪郭が良く、リズム感は明瞭。重低感も出る。全体として肉厚に感じられる。

 秦基博「Rain」は重厚。ボーカルがドライで厚みがあり、抜けるよりは滞留するので密度がある。サビでも高域に突き抜けず、密度を残す。ドラムセットが重厚に足場を作る中で、ギターやキーボードは色味を抑えてドライにギラつく色で鳴る。全体的にJAZZ味やロック風味が強くなっている。

 petit milady「360°星のオーケストラ」はボーカルが暗い。本来は結構明るめの演出感がある曲だが、ピアノの光沢感は抑えめ、ギターのエッジ強めで、ハイハットもドライでキラ味を抑えており、弦楽も高域への伸びより根元の太さが印象に残りやすい。完全にロック。

 

【4】総評

 音質は完全にロック向きな印象。完全ワイヤレスでここまでドライで攻撃的な音、そして深掘り感のある重低感を出せる機種は低価格では初めて。小型イヤホンなので、量感的に物足りなさを感じさせるところはあるかも知れないが、バランス的な満足度は高い。

 使い勝手の面では、半開放のケースなのが故障や紛失の原因になりやすいので欠点になり得るのと、操作感の点で若干使いづらさを感じる。音質的な魅力は高いので、コスパはかなりよいが、独特な使用感については配慮が必要だ。

XUNPULS X3C

 

【5】このイヤホン向きの曲

 ベースの深掘り感がしっかり出るので、重厚でロックなこの曲の世界観に合っている。ハイハットの厚みのある鳴り方、耳に粘るギターエッジもドライに聞かせてくれる。ボーカルも中域に密度があり、ほどよく気怠げな感じを受けるのも魅力的。

 

 中域から低域にかけての密度感がしっかり出る。全体的に楽器音のエッジはかなりよく、アタック感は良好。そして重いベースが曲の骨格をしっかりまとめ上げている。低価格完全ワイヤレスでこの曲を楽しむなら、間違いなく現状最強クラスだろう。

 

 気怠げな重厚感がゾクゾクくる。ボーカルが明るくなりすぎずにドライな味だが、エッジ感が良いのでハスキーな色合いがきれいに出て、暗くは感じない。

 

 このイヤホンを聞いていたら、久しぶりにスガシカオを聞きたくなった。エッジ感がよく、ドライな風味を味わうならこの曲か。輪郭感明瞭で、ハンマーでガツンガツンかち割ってくるかのようなパーカッションが最高。耳の下の方でベースがガリガリ胸をエグってくる。ギターは横からやっぱりガリガリ容赦なく責め立ててくる。(スガシカオ「19才」)

 

 重低感良好でドライな味付けはこの曲にも合う。音のエッジもかなりキレてる上に、シャリシャリ浮つかないハイハットの厚みのある鳴り方もイイ。ちなみにオーディオとは関係ないが、歌っているのはABCHOというデュエット音楽ユニット。石川梨華と吉澤ひとみである。聞いていて思い出した。さらに続けてしまうと、この主題歌を使っているアニメ「戦国コレクション」はソシャゲ原作の量産型萌えアニメと見せかけて、名作オマージュや社会風刺あり、人間ドラマを(ザ・シンプソンズ風に誇張して)掘り下げるなど、結構ロックな内容だったりする。隠れた名作。そういえば最近もあったな、ラストピリオドとかいうアニメが・・・・・・。(ABCHO「目をとじてギュッしよ」)

www.excite.co.jp

 

 このイヤホンの中低域に密度のあるバランスとエッジ感のよさは、この曲ともかなり相性が良い。ドライな色彩で熱気を思う存分感じさせてくれる。(MATT BIANCO「SUNSHINE DAY」)

 

 nano.RIPEからこのイヤホンに合う曲をどれか選ぶとしたら、この曲。かなり楽器音の洪水が溢れるので、重低感が利かないとまとまりが悪くなる。このイヤホンは十分な重低感を利かせてくれるので、低価格の完全ワイヤレスモデルでは珍しく、合格レベルの聴き応えを出してくれる。

 

 ミーハーなんで最近人気という話のONE OK ROCKもプレイリストに入ってるが、人気曲とかよくわからないので、にわか勢の常として、個人的に好きな曲をあげる。このイヤホンで聴くと、エッジのきついギターがガリガリ頭削ってくれる。下は厚いベースががっつり固めてて逃げ場を作ってくれない。中毒性の高い音の牢獄に閉じ込められるような支配力がある。(ONE OK ROCK「存在証明」)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。