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【ワイヤレススピーカー KIROBO BT-118(FT-BS06) レビュー】鮮明度が高く、クリアな感じでミニチュア的に聴かせる。あまり没入させすぎない聴かせ方をするので、生活に溶け込みやすいコンパクトスピーカー

OJA K-116(SC211)

ミニBluetoothスピーカー【LEDライト付き/通話機能/マイク内蔵/SDカードサポート】贈り物にも最適(ブラック)

 

おすすめ度*1

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ASIN

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 中程にLED光源を持つ球体型のワイヤレススピーカー。

 aptXには対応しないが、通信性能は安定していて、途絶・遅延はない。

 amazonの商品ページには「FT-BS06」という型番が記載されているが、パッケージの記載は「BT-118」であり、ペアリング名も「BT-118」なので、おそらくこちらがオリジナルの型番と思われる。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用USBケーブル、AUXケーブル、中国語と英語のマニュアル。日本語説明書は付属しないので注意が必要。

 傘のような上部表面にタッチパネル式の操作インターフェースがある。

 スマホとペアリングすれば待ち受け通話可能。

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【2】音質

  音質的には低域は柔らかでバランス的にもおとなしめでくどくなく、比較的中高域をきれいに聴かせるタイプの腰高な表現だ。ドライバー部分がLED光源付近にあり、一度傘に当ててから横に噴き出す鳴らし方なので、音の圧は柔らかく、なめらかに聞こえる。量感的にもややおとなしめ。音の輪郭感は悪くないので、曲の骨格は比較的感じられやすく、ミニチュア的に聴かせてくれる。どちらかといえば寝室やリラックス空間向きのサウンドと言える。

 低域が薄めで部屋鳴りしにくいので、ワンルームの集合住宅で生活している人でも隣人を気にする必要はあまりないし、真夜中に寝室で音楽をかけていても、他の家族に迷惑になりにくいだろう。深夜にひっそりFMラジオを聴くあの感覚で、音楽を楽しめる。

 

[高音]:高域は少し清潔感がある鳴り方だが、大音量でも尖る感じはない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域音はほどほど厚みがあるように思うが、全体的に演出感の少ない音でスッキリしており、見通しは良い。聞き疲れしにくい音ではあり、リラックスして聴くには悪くない。ただ音の傾向としてそれほど温もり感がある傾向でもないので、曲によっては耳当たりはそれほど優しく感じないこともある。

[低音]:振動はやや鈍いノイズ感のある鳴り方。こういうノイズを感じさせる振動は、柔らかい感触を受けやすい。40hz以下は沈んでほぼ振動は聞こえない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に清潔感は感じられやすい。キラキラ感やシャリシャリ感はあまりないので細く尖る感じはないが、音の印象としては厚みはほどほどで密度感もそれほど出ない。定位感に関しては立体性に乏しい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはやや膨張を感じさせる音で、少し爆発力を感じる。バスンバスンとした音。おそらく低域音に傾向に由来する、少し乾いたノイズ感を感じさせ、生々しさには乏しい印象を受ける。ハイハットも色味抑えめでドライに感じやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域で比較的清潔感を感じる。低域付近はドライで伸びはすっきりしており、息が刺さる感じもなく、演出的な臭みはそれほど感じない。

 

【3】官能性

 petit milady「360° 星のオーケストラ」のような曲は中高域にすっきりとした清潔感を感じられるので、印象は悪くない。ドラムの絡みはやや薄味で、ハイハットも若干しぶきが弱い印象。奥行き感を出す弦楽音はやや細くヒステリックな落ち着きのない鳴り方である。しかしボーカルはクリーンで悪くない。

 rionos「ウィアートル」みたいな曲には比較的向く。ボーカルの清潔感はよく出るし、ピアノも透明感と厚みのバランスが良い。背景のグロー感を出す電子音だけはややノイジーに思えるところがある。

 山崎あおい「君のいない夏なんて嫌いだ」も若干薄味で演出感も少ない。楽器はやや没個性的で曲の中で自己主張してくる場面があまりなく、清潔感のあるボーカル中心に聞こえる。どちらかというと、ラジオを聴いているような印象。ボーカル以外の、ほどほどのやる気感のなさが、逆に没入させないバランスで聴かせてくれるところもあるので、注意を引く感じもなく、ある意味、読書や作業のお供なんかには良いかもしれない。

 

【4】総評

 デザイン的にはなかなか面白いが、音質的には自己主張があまりなく、立体感に乏しいラジオの音楽番組を聴いているかのような音のスピーカー。むしろ最近の高音質なネットラジオをハイスペックなスマホなんかで聴くほうが音質的にメリハリを感じるくらいだろう。逆に言えば、没入感を高めすぎないほどほどの力を抜いている感じは、生活に溶け込みやすく、家事や読書、勉強の邪魔になりにくいともいえる。寝室や個室で気分を出すくらいの気持ちで音楽をかけるにはちょうど良いバランスかも知れない。

 低域に妙なノイズ感があるのだけは曲によって目立つので気になって仕方が無いが、これは個体差の可能性がある。

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【5】このスピーカー向きの曲

 比較的クリーンなスッキリした見通しの良い表現力は、この曲向きに思える。変にシャリシャリしたり、濃厚味を感じさせようとする演出感がなく、爽やかにすっきりと、飲料水のように聴かせる。もちろん飲料水のように、味わいは濃くなく、抵抗感がない代わりに目新しさや特別な味付けもないメリハリのあまり感じられない聴かせ方であるので、面白みのある感じではないが。

 

  かなり凹凸感のない薄味な感じだが、たとえばこのような曲も見通しよく、すっきり圧迫感なく聴かせるので悪くない。ドラムやギターなど楽器音は全体的に自己主張が控えめで、ボーカルのさわやかな、すっきりしたのびやかさだけがひたすら印象に残る。ボーカル中心の曲を肩の力を抜いて聴くのに向くスピーカーといった感じ。

 

 手応えがなく、集中力を妨げない聴かせ方なので、たとえば、本来圧倒的世界観で引き込んでくる、こういう曲をムード音楽風に生活に溶け込ませるのはうまいといえる。Aimerの圧倒的歌唱力で恐るべき盛り上がりを見せるこの曲のサビを聴いても、すっきり聞き流せて、読書の邪魔にならない。BOSEやDENONのスピーカーなら、ぐいぐいと引き込んでくる圧倒的世界観に飲まれてしまうので、読書に集中出来やしない。スピーカーも使用シーンを選ぶのだと改めて認識させられる。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。