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【完全ワイヤレスイヤホン ifancier KD-66 レビュー】刻みの良い音質で爽快な音。高い防水性能と多めの充電容量でアウトドアや生活空間のお供に最適。ペアリングだけ手間取ったが、使い勝手は上々。これで5000円を切る初値で出してくるか?ちょっと驚きを隠せない

ifancier KD-66

ifancier KD-66

ifancier 最先端Bluetooth 5.0 EDR Bluetooth イヤホン IPX8完全防水 HiFi高音質 CVC8.0ノイズキャンセリング 自動ペアリング 超軽量4g 音量調整 両耳通話 カナル型 AAC対応 完全ワイヤレス マイク内蔵 充電式収納ケース付き iPhoneAndroid適用(ブラック)

 

おすすめ度*1

ifancier KD-66

ASIN

B07JMBZK9G

 丸形の耳に収まりの良いハウジングで、付け心地は良い。遮音性はそこそこ。音漏れは音質傾向的に少し目立ちやすいところもある。

 aptXには対応しない。AAC対応。比較的通信は安定している。遅延・途絶はない。

 

  個人的にいたく感心するところがあったので、この機種については以下の特集記事も書きました。参考にしてください。

www.ear-phone-review.com

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、キャリイングポーチ、日本語説明書。

 ケースからの取り出しはスムーズ。

 ペアリングだけやや手間取った。説明書通りにやっているのだが、タイミングが悪いのか、両耳が赤青に点滅しているのに、なかなかつながらない。この冒頭のペアリングに手間取った関係で、正直ファーストインプレッションはあまり良くなかった。

 そもそもタッチパネル式の操作インターフェースは押下感がないので反応がわかりづらくて好かない。

 左右のイヤホンに外観上の差は無く、ペアリング時の位置関係によって右左のチャンネルが定まる。このときLesoom S1などは両方から「Right Channel(右耳です)」と言ってきて、「どっちよ!?」って突っ込みたくなるが、この機種は「Left Channel」「Right Channel」としっかりアナウンスは分けていってくれる。それでも同時にアナウンスするので声が重なって少しわかりづらいが。この点、こなれた機種だと、アナウンスに時差があってもっとはっきりわかるが、この機種はそれほど洗練されてはいないようだ。

KOMODO U10KOMODO U10

 

【2】音質

 音質的には刻みの良いシャキシャキしたサウンド傾向。透明感とシャープなエッジのある音でシャリサウンドの系統だが、グラフェンを使ったKOMODO U10といった機種ほどの透徹感はなく、どちらかといえば金属的な音。低域はタイトで締まりがよいが、ほどよい膨張感も感じられるため、硬くて味気ない感じはない。ギターは少しエッジが強調されてギュンギュン圧縮されたような、幅が狭い音に聞こえるが、その分エッジ感は良好。リズム感が明瞭で流行の緻密な打ち込みの曲にも対応できる瞬発力を持っている。バランス的にも低域から高域までバランス良く振っている印象で、万能に聴けそう。色味は明るい。

 

[高音]:キラキラ感と透明感のある音。突き抜け感もそこそこ出る(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:金属的な光沢感が強調され、弦楽のつま弾きはかなりキラキラした色彩感が出る。弦の伸びはしなやか。ピアノは透明感が強めで、キンキンした味付け。ギターはエッジがきれいで明るめ。金管は音が細めに聞こえやすい。

[低音]:芯の明瞭な振動感で100hz~40hzくらいまで比較的はっきり。それ以後も芯に寄ったかすかな振動感が20hz付近まで残る。ベースなどは輪郭がしっかりとしてどちらかといえば硬めに聞こえる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音場は全体的にやや近い。見通しはよいが、目の前で音楽が聞こえる感じだ。ただ環境音が多い外出時などはこれくらい近いほうが音が聞きやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは輪郭がはっきりしており、表面は少し厚く硬い音だが、下方向への膨張感もほどほどあって地熱感も少しはある。バの幅広なバッツンバッツンといった音。ハイハットも粒感良好で刻みは非常に良く、金属味のはっきりした音。どちらかというとドラム優位(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域でかなり明るめでアニソン向き。

 

【3】官能性

 直前のレビューでBose SoundTrue Ultraを挙げたときに、Hall & Oatesの「Life's Too Short」を聴いて、刻みが足りないと物足りないと述べたが、まさに刻みが良くてこの曲を気持ちよく聴かせてくれるのがこのイヤホン。全体的に硬い固着感のある音で、耳に残りやすいところと明るい色彩感もこの曲向きで、ボーカルの伸びやかな感じ、近めの空間表現でスカスカしたところがなく充実感があるところなど、ほぼ全てがこの曲を楽しく聴くために図ったかのよう。

 水瀬いのり&久保ユリカ「動く、動く」もこのイヤホン向き。刻みよくシャープなエッジ感のあるこのイヤホンはこの曲の緻密感をよく演出するし、色味は明るくてクールでスカッとした爽快感のあるサウンド。低価格の完全ワイヤレスイヤホンでこの曲を楽しみたいなら、このイヤホンは選択肢に入れるべきだろう。

 

 そうすると欲張って、石川智晶「スイッチが入ったら」が聴きたくなった。こちらも緻密な楽曲だ。感想は……はっきり言って、よい。ボーカルは明るいが、薄っぺらくはなく、一定の厚みが感じられるし、周囲の緻密な楽器音は鮮烈でしっかりとはっきり聞こえて、満足度が高い。あれ、これすごいかもしれない。この曲は意外と臭みがでやすい印象なんだけどなぁ。同様に「不完全燃焼」「アンインストール」あたりもいいです。

 いよいよこうなれば、これが聴きたい。「マクロスF VOCAL COLLECTION 娘たま♀」に入っている、中島愛「愛・おぼえていますか」。緻密で透明感と光沢感の強いデジタルサウンド表現に溢れた中に、ふっくらした甘味のあるボーカルがたゆたう、しっとりした叙情性の高い曲だ。率直に言って、予想通りいい。おーなんだこれ、耳に痛いところもないし、ギスギスした感じがない……だと!?しかも音の固着感は良くて、デジタルドラムははっきり硬さと衝撃力を感じさせる音。でもうるさくなるほど強すぎない。心地よい。だが安心できない。(この曲はラストのボーカルがきれいに出ないと興ざめするからな。)そう思って待っていると、最後も破綻せずに音割れせず聴かせて余韻を残してくれた。あれ、これちょっとすげーな。

 ちなみに、私のプレイリストの進行上、前曲(中島愛「愛・おぼえていますか」)のあとに入り込んできたのが、さユり「アノニマス」。前曲の静粛な余韻から入る、この曲の攻撃的な導入でのインパクト感がよいので並べていたが、イヤホンによってはうるさくなってうまくいかない。だが、このイヤホンなら大丈夫。この曲はちょっと癖が強いと思うんだが、刻みの良い緻密な表現でこの曲の攻撃的で破綻しやすい音を捌いていく。キラキラシャキシャキな明るい色彩で気持ちよく爽快に聴かせてくれた。 

 

 緻密で明るい感じの曲ばかり紹介してきたが、しっとりした曲もいける。たとえば、池田綾子「愛の言葉」。このボーカル独特ののびあがる感じがきれいに出るし、それに追随する弦楽の伸びもしなやかでつややか。パーカッションの輪郭感も良くてリズム感も出ているし、低域の膨張感も感じられる。ああ、これは情感がしっかり篭もって、この曲で充分に泣けるレベルだ。←涙腺弱い

 

【4】総評

 率直に言って音質はバランス良いくせに明るく面白く、魅力的。同じような刻みの良いイヤホンであるKOMODO U10の鮮明度は強すぎ、音にも硬すぎるところがあるので、このイヤホンくらいのほうが万人受けはしやすい。どんな音楽ジャンルも破綻させないバランス感覚があり、しっとりした曲から溌溂としたクラブサウンドまで対応範囲は広いように思う。色味的にも通勤時などに楽しみやすい覚醒感のあるサウンドなので、外出時のお供におすすめだ。音質的にも輪郭感が明瞭なので、人目を気にして音量小さめでも曲が楽しみやすい。

 なにより防水性能はIPX8。私は試していないからわからないが、これならお風呂だろうが水泳だろうがOKという性能だ。これで5000円以下?ここまで来ちゃうと、開いた口が塞がらない。

KOMODO U10

 

【5】このイヤホン向きの曲

 この曲はしっかり聴かせてくれる。味としてはクールで明るい。

 

  刻みが良いので、今流行のこういうスタイリッシュな曲には気持ちよく聴かせてくれる。スカッサクッという感じの、抜けが良く瞬発力のあるサウンドが楽しめる。

 

 水瀬いのりの歌の中でも好きなのがこの「三月と群青」という曲。率直に言って名曲です。瑞々しいロックサウンドでサビではボーカルがアニメ声で高く突き上がるんだけど、この部分破綻なく聴かせる低価格イヤホンは意外と少ないんじゃないかな。ちなみにこのアルバム「BLUE COMPASS」はすごく出来が良くて、個人的にはおすすめです。←宣伝

 

 ピアノは少し厚みに欠けるので、ベストってほどの味ではないけど、低価格の明るいイヤホンだと、シャリシャリした感じで聞こえて耳に痛いところの出やすいこの曲をうまく仕上げて、しかも一定の聴き応えを出す。いいね。

 

  私の大好きなPerfume、かなりの満足感でいけます。ただし、この曲でもそうだけど、音量上げるとどうしても音がきつくなってくるので、「クリアで気持ちいい~♪」と思っても、音量を上げすぎないようにしましょう。大音量で聴くもんじゃないですね。耳を大事にしましょう。

 

ifancier 最先端Bluetooth 5.0 EDR Bluetooth イヤホン IPX8完全防水 HiFi高音質 CVC8.0ノイズキャンセリング 自動ペアリング 超軽量4g 音量調整 両耳通話 カナル型 AAC対応 完全ワイヤレス マイク内蔵 充電式収納ケース付き iPhoneAndroid適用(ブラック)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。