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【完全ワイヤレスイヤホン Qitian T3plus(Q1) レビュー】やや音場近めでほどよいシャリ味があり、歯ごたえ強めで、スラッとした見通しの良いサウンド。装着感や使い勝手は良い。良機種

Qitian Q01

Qitian Q01

【Bluetooth 5.0強化版】Bluetooth イヤホン 高音質 自動ペアリング 自動ON/OFF 完全 ワイヤレスイヤホン 両耳通話 IPX5防水 充電ケース付 マイク付き ワンボタン 左右分離型 ブルートゥース イヤホン iPhone Android 対応 Qitian Q01-BK

 

おすすめ度*1

Qitian T3plus(Q1)

ASIN

B07JMBZK9G

 丸形の耳に収まりの良いハウジングで、付け心地は良い。遮音性はそこそこ。音漏れは少し。

 aptXには対応しない。AAC対応。比較的通信は安定している。遅延・途絶はない。

 

 なお、この機種の型番は商品ページは「Q1」となっているが、実際に届いた商品パッケージには「T3 plus」と表記されており、ペアリングネームも「T3 plus」である。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、キャリイングポーチ、英語説明書、日本語説明書。

 ケースは独特のボール型をしており、ひねって開閉するタイプ。イヤホンの取り出しはスムーズで、ケースを閉じている間はしっかり閉まるのでイヤホンが飛び出しづらい。この独特のケースの使い勝手は好印象。

 インターフェースはタッチパネル式。ほかのレビューでも繰り返しているが、押下感がないので反応がわかりづらくてこれは好かない。

 最近よくある、左右のイヤホンに外観上の差は無く、ペアリング時の位置関係によって右左のチャンネルが定まるタイプ。接続時に「Left Channel」「Right Channel」と時差を付けてアナウンスされるため、迷うことはない。ここらへんは親切。

Qitian T3plus(Q1)Qitian T3plus(Q1)

 

【2】音質

 音質的にはほどほど刻みが良く、音に若干のシャリ味があってシャープなエッジ感も感じられ、全体的な色味はやや明るい。直近にレビューしていたifancier KD-66と比べると、低域に量感と深掘り感が足りず、低域弦楽などは軽い印象を受ける。しかし、情緒不安定感のない音で不自然な演出感がなく、バランスの良い音質で個人的には悪くない。トレードオフとして情感表現に乏しいところがあり、音が細めのこともあって、JAZZやR&Bは物足りないかも知れない。風味を出すのは必ずしもうまくないが、デジタルな曲で緻密感を出すには充分。

 音場は少し狭く手前気味でぎっしりした感じなので、ハイハットはやや近めのバランスで、シャンシャン明瞭に出るが、これをよしとするかでロックは好みを分けそう。シャンシャンしたハイハットと、硬く衝撃力のあるドラムが奏でる疾走感を手前ではっきり聴きたい人にはいい。うるさいと感じる人は他を当たるべき。

 

[高音]:キラキラ感と透明感はそこそこで、どちらかというと自然。違和感は感じない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:全体的に音が近いので、曲の骨格は分かりやすい。音から受ける印象は自然で平坦な印象があり、風味や情緒にはやや欠ける。デジタルな表現は素直に感じられ、そういう意味では最近よく言われるモニターライク風の音である。見通しの良いところはある。

[低音]:100hzから50hzまで虫の羽音のような芯の細い振動でおとなしめ。40hz以下はかなり静か。低域の音味は芯が強くて硬い印象を受けやすく、深掘り感にも乏しい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音場は全体的にかなり近く感じる。全体の骨格は感じやすいので、外出時に一定の騒音がある環境下では聴きやすい音と言える。一方で曲を聴いているときに、窮屈で平板な印象を受けることも多い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは率直に言って硬い。表面の張りが薄硬く、衝撃力があり、地熱感はほとんどない。バシャンバシャンとした音。ハイハットは近めで存在感が強い。色味としては鋭く細い音。パーカッションは全体的に重厚感より疾走感を感じやすい快活な傾向。ロックを疾走感重視で楽しみたい人にはかなり魅力的な音に聞こえるはず(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:演出感はあまり感じない。音としては少しだけ細い感じだが、音場が近めで広くなく、他の音も同じように細めの感じなので浮き上がったりスカスカするところはない。

 

【3】官能性

 「打ち込み系」という括り方も、最近はどんなあたりを指すのか、個人的によくわからないのでボロが出そうなところもあり、あまり使いたくないのだが、まあそのワードがイメージさせる、デジタルな音には合う。たとえばGARNiDELiA「Moon Landing」とか、明瞭感のあるデジタルサウンドが多用されているが、音場近めに緻密に表現してきて、なかなかいい感じな印象に思う。

 好みの問題はあるけど、鈴木このみだと「DAYS of DASH」は音が硬すぎて調和性に乏しく、音同士がギスギスするところがあるので向かないが、「CHOIR JAIL」だとスムースな音と、演出感の少ない音で臭みもなく、クリアな印象を受けやすい。ドラムが硬いところなんかも合っている。

 好みはあるだろうけど、したがって私なら、このイヤホンでMYTH&ROIDを聴く。「STYX HELIX」なんか癖の強いところがあるけど、全体的に近く緻密な音楽空間に飲み込んできてくれるので、よく浸れる。

 

  雪組雪月花「回レ!雪月花」もぎっしりした緻密感が出るので、満腹感はたっぷり。個々の音も硬めで各々がよくまとまっており、分離感を感じさせるところがある。音場の窮屈感はあるが、これを密度感と言い換えればプラスに評価できる。

 いきものがかりだと「遅刻しちゃうよ」なんかがいいかな。硬めのドラム表現と、シャリシャリのハイハット、刻みよく聞こえてくるギターとか爽快感が出て気持ちよい。こういうスピード感のあるライトなロックは得意分野。あとは「Happy Smile Again」「風と未来」とかね。それに比べて、たとえば「ノスタルジア」とか「帰りたくなったよ」のような情感が決め手となりやすい曲を聴いても、クリアで音の聞こえは良いが個人的にはちっとも面白くない。だから個人的には「Hot milk」のような、軽快でも情感が出ないと味わいにくい曲は、このイヤホンで聴いてもハーモニカなんかに味がなくて、どことなく物足りない。

 

【4】総評

 使い勝手が良く、音質的にも音場近め、演出感少なめにバランス良く聴かせてくる、好印象な機種。重低感に乏しく、音に風味があまり出ないので、JAZZやR&Bを楽しむには向かないが、快活なロックや緻密感のあるデジタルなテクノ系の曲とは相性が良い。実売価格も完全ワイヤレスイヤホンでは廉価であり、セールなどを利用すれば、場合によって3000円未満で手に入る。IP55の防塵防水性能はスポーツ向けにも充分で、汎用性も高い。

Qitian T3plus(Q1)

 

【5】このイヤホン向きの曲

 個々の音はかなり硬い。ぎっしりつまった歯ごたえを感じさせる緻密感が出るので、こういう音が好きな人はかなりいるだろう。この曲をクランチチョコのようにザクザクに楽しみたい人にはこのイヤホンが向く。

 

 デジタルな背景表現が緻密な曲には強い。たとえばこの曲。光沢感や透明感は強すぎないので、妙に明るすぎて浮ついた感じもなく、音味は比較的中立的に、緻密感だけを近めに味わえる。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。