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【完全ワイヤレスイヤホン JuLong i7plus レビュー】やや広めで鮮明な音場、音の刻みは良好で分離感は感じられる。高い防水性能が魅力。

JuLong i7plus

JuLong i7plus

[Bluetooth5.0進化版] Bluetoothイヤホン 完全 ワイヤレスイヤホン 自動ペアリング 自動ON/OFF 2000mAh充電ケース付 IPX7防水 Siri対応 タッチ式 ブルートゥースイヤホン 音量調整可能 両耳 左右分離型 マイク内蔵 iPhone/Android対応

 

おすすめ度*1

JuLong i7plus

ASIN

B07K9JH42Q

 イヤーピースが出っ張っており、耳への収まりがよく、装着感はかなりよい。遮音性そこそこ。音漏れは少し。

 aptXには対応しない。AAC対応。比較的通信は安定している。遅延・途絶はない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、マイクロUSBアダプタ、専用充電ケース、日本語説明書。

 ケースからの取り出しはスムーズ。

 操作インターフェースはタッチパネル式。個人的にはこのタイプは、押下感がないので反応がわかりづらくてあまり好きじゃない。

 

JuLong i7plusJuLong i7plus

 

【2】音質

 音質的にはやや細めだが刻みが良く、分離感のある音が最大の魅力。音味的には透明感が若干強調されている感じだが、キラ味はそれほどでもなく、シャリ味をあまり出さないので耳当たりはよい。クリアだが意外と落ち着いて聴ける音を出すイヤホンで、個人的にはかなり好印象。音場も比較的広く感じられる。トレードオフとして、音場は奥まった、篭もった印象を受けるところもあるので、迫力が不足して感じられるかも知れない。

 

[高音]:透明感強め。突き抜け感はそこそこ出る。煌めき感はほどほど。シャリ味は抑えめ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノの透明感が強調されて感じられるが、冷たくキンキンしない。全体的にエッジはよく刻みのよい音で聞こえ、ギターのつま弾きなどもクリア。音は全体的に少し遠い。

[低音]:柔らかい芯のある、おとなしめの振動で100hz~50hzくらいまで素直に減衰。40hz以下はほぼ存在感がない。印象的には柔らかい音になる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音場は全体的にやや遠く、地平線付近に音がまとまって、少しスカスカするところはある。私の手持ちから例を挙げると、B&O E8くらいの広さで少し遠めに俯瞰して音を聞くのが好きな人には合う(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは表面の張りが少し柔らかく、やや膨張感があり、少し地熱感もある。バッツンバッツンした音。ハイハットはかなり柔らかく空間に溶ける(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体的に音場が後退しているところがあり、ボーカルも大抵の楽器よりは近いが、やや遠めに聞こえてくる。声色は少し細いが、自然に近く、ややつややかな印象を受ける。最近のスタイリッシュな曲に合いそうなイメージ。

 

【3】官能性

 個人的にこのイヤホンで聴いて、おっと思ったのは岡崎律子の手がけた「Symphonic Rain」の楽曲を聴いたとき。ほどよい光沢感のある音の感じ、刻みの良いリズム感、やや広く音が少しずつ溶け込みながら聞こえてくるようなバランス、最高。「I'm always close to you」や「涙がほおを流れても」のしっとり感はしっかり出るし、煌めきすぎないので耳当たり優しく、心に沁み渡る。音の張りは生命的で膜を感じさせるので、「秘密」もミニチュア的ではあるものの、しっかり情感が篭もって聞こえる。シンバルの精彩がよいが、音は生命的でアコースティック感が出るので、「雨のmusique」にも浸れる。岡崎律子の楽曲が持つ、透明感とさりげない小さな幸福感や悲哀、そういうイメージに合う音を奏でてくれる。

 完全に私事ですが、私にとって「Symphonic Rain」は人生の一部です。このゲームの出たすぐ後に、私の最も尊敬し、仲が良かった親友が自殺しました。そのころ(今も治っているとは言えませんが)適応障害になっていた私にはすっかり生きる気力が無くなっていて、うつ病同然になっており、人との接触を避け、毎日静かに死を迎えることだけ思っていましたが、奇妙なことに死にたがりの私ではなく、友人が先立つことになりました。私は穏やかに死ぬつもりで外界との接触を断っていたのですが、親友がこんな愚かな私に、死ぬ前に一目会いたいと切望していたことを友人が死んだ後に知りました。世の中の人々が縁によってつながっており、それこそが大事なものなだということを忘れ、浅薄に自分勝手に生きていた私は友人を救うことが出来ませんでした。せめて一目だけでも会っていれば良かったのに。初回限定版についていた「フォーニ」フィギュアは今でも友人の位牌の側で私の代わりに友人の冥福を祈っています。私の深い懺悔の気持ちともに。

 このゲームに素晴らしい楽曲を提供していた私の大好きだった、岡崎律子さんも同じ年、友人の死と前後して亡くなりました(私がこのゲームを買った動機の一つが岡崎律子さんが曲を提供していたからでした)。「死と再生」がテーマとなっているゲームですが、私がこうして堕落しつつも日々を過ごすことが出来ているのは、この辛い時期に死ねなかっただけという程度のものですけれども、このゲームに生かされたと言ってもよいです。多くの人にとっては違うでしょうが、私にとって生きづらい国が日本。人生に絶望しかなかった日々、そこからまた不器用にも愚かしく、生き始めることができるようになったきっかけをくれたのがこのゲームと岡崎律子さんの楽曲であり、私は今でも岡崎律子さんの曲を愛し、このゲームと工画堂スタジオを熱烈に支持し、応援しています。ここでこうして皆さんとブログを通して出会うことが出来るのも、このときこのゲームに出会ったおかげでした。ここで皆様に会えていることに感謝するとともに、もし辛いことがあったら、そのときは音楽の力を思い出してくださいとお伝えします。

 私は本当に音楽とゲームに救われてきました。人生を変えるほどの名作ノベルゲーム、Steamで買えますよ。←宣伝

 

 シギ「輝いた」は見通しよく、ややミニチュア的に聴かせる。広めの空間表現に定位感は感じられやすく、俯瞰して聴けるが、この曲に関してはスカスカして量感的には物足りない。印象的にはイヤモニ系統の鳴らし方。

 

  TVアニメ「無限のリヴァイアス」OP曲、有坂美香「dis-」は緻密に楽しめる。低域は締まりよく、リズムは刻みよく、音は細く長く、表現としてはかなりスタイリッシュ。音場が広いせいか、この曲の立体感は比較的明瞭で中毒性は高い。

 

 TVアニメ「銀河漂流バイファム」のOP曲、TAO「HELLO, VIFAM」もいい。背景にコンピュータ操作音や軍事オペレーターの声など演出が入るが、それぞれの音が広い音場に定位感を持って聞こえてくる。表現としては細かめでミニチュア感があり、迫力に欠けるが、この曲の空間表現の妙味はよく出る。 

 

 迫力には欠けるが、優れた空間表現で浮遊感が出るのでCHEMISTRY「merry-go-round」も悪くない。個人的には低域の量感に乏しいところと、音の精彩が抑えめで煌めき感が足りないところが少し気になるが、そこそこうまい。

 

 あとはTVアニメ「神のみぞ知る世界」キャラクター・カバーアルバムに収録されている東山奈央「愛・おぼえていますか」も緻密な表現を広い音場に散りばめた感じで、ゆったりと聴けるので、よい。甘いボーカルの周りに適度な空間的広さを感じ、宇宙を感じることが出来るし、ボーカルののびやかさがよく出る。

 

【4】総評

 音質的には完全ワイヤレスイヤホンにしては比較的広い音場表現と、細かく緻密に感じられる表現が魅力。一般的に音に近い傾向のある他の完全ワイヤレスイヤホンと比べると、どうしてもスカスカして感じられるところがあり、そこに物足りなさを感じる人もいるだろう。一方で圧迫感のない聴き心地の良い音は、そうした他の完全ワイヤレスイヤホンでは窮屈に感じていた人には開放感をもたらす。音はクリアで鮮明感が強いのに、聞き疲れしにくいので長く音楽を聴いても快適。

JuLong i7plus

 

【5】このイヤホン向きの曲

 水瀬いのり&久保ユリカ「動く、動く」を広めの音場でスタイリッシュに聴けるのがこのイヤホン。かなり音は細く、音場にはスカスカしたところもあるが、逆に言うと圧迫感がなく、見通しがよく、サウンドをよく俯瞰できる。肩肘張らずに楽しめる。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。