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【特集】JVC HA-FD01SPのりん酸銅ノズルは思いも寄らぬ良ノズル!ドライでソリッドなのに光沢抑えめ、なめらかな音出しで後味爽やか。これが限定版の実力というヤツか!

JVC HA-FD01SP

JVC HA-FD01SP

 つい先日購入のご報告をしたばかりですが、面白すぎてレビューが全然出来そうにないJVC HA-FD01SP。このモデルはHA-FD01に限定のリン酸銅ノズルが付属している特別版なのですが、そのリン酸銅ノズルが率直に言って凄すぎます。

 とりあえず標準のステンレスノズルで適度にエイジングを施しつつ、いろいろ曲を聴いていましたが、各種イベントで好評を博したというリン酸銅ノズルに取り替えてみました。これがまたすごくいいので、びっくり!

 

 

リン酸銅ノズルがすげぇ!

 ステンレスノズルでもパリパリした刻みと光沢のあるサウンドで気持ちよく聴かせてくれましたが、このリン酸銅ノズルは色味は少し抑えられていて、落ち着いた色合いで印象としてはドライ、だがソリッド感は失われずに歯切れ良く、しかし音の表面は滑らかで耳当たりよく、抜けが良いので後味に臭みがないという良質バランス。

 このイヤホンに搭載されたD3ドライバーには「Dignified(凛とした)」「Distinct(明確な)」「Delightful(心地よい)」という意味が込められているらしいですが、このリン酸銅ノズルは「Dignified(凛とした)」を爽やかな後味と重みのあるすがすがしい金属光沢感で、「Distinct(明確な)」を個々の音のソリッド感で、「Delightful(心地よい)」をなめらかで耳当たり良い音響によって実現してくれます。すげぇ。

 

【リン酸銅ノズルで感動した曲①】水瀬いのり「三月と群青」

 この曲は水瀬いのりのアルバム「BLUE COMPASS」に収録されています。個人的には水瀬いのりの数ある曲の中でもかなり好きな曲で、パワフルで瑞々しい若々しい一直線の熱情を感じさせるロックナンバー。最高に気持ちを昂ぶらせて、しかも爽快にしてくれます。

 さて、この曲をリン酸銅ノズルで聴いてみたのですが、出だしからびっくり仰天!一気に引き込まれました。鮮やかなギターの旋律にドラムがINしてスタートするのですが、このドラムがドライで砂浜のような熱気のある心地よい音で、これでいきなり惚れ惚れ。「何この音?気持ちよすぎない?」って早速反応します。次にシンバルがカンカン鳴り響いてくるのですが、こちらもキラ味の少ない重い材質感のある生々しい音で、重厚感を出してきます。ピアノの鳴り方はちょっと精彩抑えめでデジタルっぽいですが、バランスを考えるとこれでいい。ボーカルはやや暗めでドライ。しかし、元々瑞々しさに満ちたボーカルなので、ほどよい乾き具合といった感じで甘味は失われていません。これは率直に言ってすごくいい。

 私の愛するもう一つの機種、JVC HA-FX1100兄貴の表現と比べてみましょう。HA-FX1100兄貴の魅力はなんと言っても火力。HA-FD01SPのときとは全く別物の地熱の篭もった生々しいドラムで膨張感もあり、音場全体を支配します。ギターももやもやと湯気を放っているかのような熱さで、シンバルはかなり硬めにカンカン。ボーカルは熱狂した空間に包まれていて、ライブ感は圧倒的です。これはこれで素晴らしく、私の大好きな音ですが、リン酸銅ノズルのJVC HA-FD01SPのドライでソリッドな味を知っちゃうと、俄にこれをべた褒めも出来ません。難しいね。

 どちらにせよ、私の大好きなこの曲を聴くなら、リン酸銅ノズルは素晴らしい仕事をしてくれます。最高。

 

【リン酸銅ノズルで感動した曲②】afterglow「ツナグ、ソラモヨウ」

 あんまりいい曲じゃないと言いつつ、結局プレイリストでよく聴いていて好きなのが、この曲。以前HA-FX1100兄貴くらいのライブ感のある火力が無いと「エモい」感じは出ないじゃないかみたいなことを言いましたが、火力面ではやや劣るものの、リン酸銅ノズルのHA-FD01SPも充分に聴かせてくれます。

 リン酸銅ノズルでこの曲を聴くと、ドライな味が全般的に利いていて、非常にかっこいい仕上がりに聞こえます。シンバルに浮わついたところがないのが大きく影響しているところで、ドライなギターやベースと親和的で、ボーカルも明るさが抑えられていて、楽器とのコントラストが強くなく、一体的になって太い感じでしっかり聞かせてきます。これはかっこいいし、充分「エモい」。JVCすげぇ。

 比較対象であるJVC HA-FX1100兄貴のこの曲の表現力については兄貴のレビュー記事で詳しく取り上げたので繰り返しません。

 

【リン酸銅ノズルで感動した曲③】a・chi-a・chi「STEP」

 私がアニソン史上屈指の名曲と個人的に褒めちぎっている曲。ちなみにこの名曲を世に送り出したのはビクターです。そう、Japan Victor Companyだっ!←宣伝

 というわけでJVCのこのイヤホンとは、不思議と相性抜群!……そりゃそうだね、この曲が録音されたであろうビクタースタジオの音を忠実に再現することを目指しているのがJVCのイヤホンなんだから。

 まずこの曲の透明感ですが、かなりきれいに出ます。シンセサイザーで金属的な音を加えて煌めき感を出していますが、そちらは落ち着いていて情緒安定感があり、品があります。そしてきれいに透明感とのびやかさが出るボーカル。これまで全体的な印象としてドライということを言ってきましたが、この曲では音の表面の滑らかさが丁寧に出るところがマッチして、しなやかなメリハリ感がほどよく、ドラムの味や後味くらいにしかドライな印象は受けません。むしろドラムではそのドライな風味が温もり感に、後味では抜けの良い爽快感につながっていて、この曲の煌めき感と清涼味を安定感のあるバランスで丁寧に再現している印象となっており、非常にクオリティが高く思えます。ああ、これはやばい。

 で、この曲に関しては私のオススメのサウンドは、言いにくいですが、左耳にHA-FX1100、右耳にHA-FD01SPというあまりに邪道すぎる取り合わせ。左耳、すなわち感情を司る右脳でHA-FX1100のボリューム感と情感ある表現を聴きつつ、右耳、すなわち理知的な左脳でHA-FD01SP(リン酸銅ノズル)のしなやかな解像度とソリッド感をバランスケーブルで楽しむというもの。少し囓ったあまりにもいかがわしい脳科学的知識を駆使した最高のセッティングです!邪道だって?音楽の楽しみ方に正道などないよ、知らないの?

 ただし左右の耳の聞こえ方のバランスには個人差がありますので、私には意外といいバランスで定位感もそれほど破綻せず聞こえますが、人によってはあまりよくない場合もありますので、あくまで話半分で聴いて下さい。本格的に試す場合は聞こえ具合をイヤーピースで調整しましょう。(あまりにも頭の悪い聴き方なので絶対にマネしないでね。

 

【総評】JVC HA-FD01SPはすげぇ!これを作ったJVCもすげぇ!

 JVCの渾身の意欲作と言って良い、HA-FD01SP。その音は本物です。私が愛してきた音の正統進化形が、この製品にはたしかに込められており、私を捉えて離しません。最近のJVCの音作りには感動しかないですが、また一つ、「エモ」くてやばい商品をJVCは世に問うてしまったと言って良いでしょう。これぞ平成最後の音を飾るにふさわしいイヤホンです。私は「STEP」のバックコーラスのように「Don't Stop ! You Can !」の声援をJVCに送り続けます。

 ちなみにこの記事を書いた今日、なぜか狙ったようにamazonでHA-FD01SPが激安販売されていて、なんと通常版より安い。サイバーマンデーで買った私、涙目。ちょっと酷くない?

 

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