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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Truengine レビュー】2ドライバーで奏でる火力ある密度感。曲によってやや窮屈な感じがあるが、ぎっしりした空間表現で攻める。最高にロックなイヤホン。おすすめ

SoundPEATS Truengine

SoundPEATS Truengine

【最新 ワイヤレスイヤホン 高音質 Bluetooth 5.0 完全ワイヤレス イヤホン 左右分離型 片耳 両耳対応 自動ペアリング IPX6防水 TWS ブルートゥース ヘッドホン ブラック

 

おすすめ度*1

SoundPEATS Truengine

ASIN

B07KBX8PDH

 ほどよく傾斜を加えられたイヤーピースは耳への収まりもよく、装着感は安定している。遮音性そこそこ。音漏れは少し。

 aptXには対応しない。通信性能的には遅延なく、動画鑑賞にも十分堪える。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語含む多言語説明書。

 

SoundPEATS TruengineSoundPEATS Truengine

 

【2】音質

 ダイナミックタイプを2ドライバー搭載しているだけあって、パワフルな低域とそれに劣らぬ密度感でぎっしりした中高域が特徴。高域音が遠くなったり弱くならずまっすぐこちら側へ肉厚に圧も充分に伸びてくる。全体的に音が太く近めに聞こえてくるところはあり、中域に少し奥行き感があるが、低域高域ともに近い。その意味では音質バランスとしてはドンシャリの系譜に属すると思われるが、音にシャリシャリ尖る感じは少なく、シンバルは比較的締まった音で、粒立ちがよい。

 私のサウンドイメージ的にはSONY的な音。目隠しされて「EXTRA BASSシリーズの新作ですぜ」って言われて音を聞かされたら騙されそう。

 

[高音]:上方向への開放感よりはまっすぐ迫ってくる伸びやかさ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:音の傾向は太い。全体的に肉厚傾向でパワフルに聴かせるタイプで空間に充満しやすい。金属的な光沢は抑えめ、透明感はそこそこあるが、比較的落ち着いた印象。

[低音]:100hzから太めではっきりした振動。減衰は素直で、30hz付近でも充分厚みがあり、20hzでほぼ無音。ベースは太い(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:かなり密度のある空間に引き込んでくる、包み込んでくる音楽空間。開放感よりは充実感の強い音場を作る(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは地熱と爆発力に満ちた、少し膨張感のある音だが、肉が詰まっていて中身はタイト。表面の衝撃力もそこそこ強い。重めの「バ」が強いバシンバシン。ドラム優位だが、ハイハットの粒立ちがよいので、ドラムに埋もれず結構な精彩で聞こえることが多い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体的に肉厚。男性ボーカルも女性ボーカルも力強い。太いボーカル表現は暗くなるイヤホンも多いが、このイヤホンはあまり暗くなるところはなく、発色が良い。息感はあまり強調されない。

 

【3】官能性

 UVERWorld「CORE PRIDE」のような重厚なロックはパワフルに密度感を出して、最高に気持ちよく聴かせてくる。音は全体的に黒く、ドライに引き締まっていて、ドラムは地熱と肉厚感のある音でホットでほどよくスパイシー。火力も充分で、曲に推進力を与える力強いエンジンになっている。金管は渋く、黒光りする。馬力のある疾走感で夜の高速を駆け抜けていく気持ちいいサウンドで、これは好み。

 

 こうなると、聴きたいのはこの曲。TK from 凛として時雨「katharsis」。最近のお気に入りの曲だ。はい、やばいやばい。しっかりした重厚感を出しつつ、しっかりしたエンジン音を奏でるドラムとベースの上に、密度感のある熱狂空間があって、ボーカルが縦横無尽に踊り狂う。ギターの圧縮されたエッジ感やばない?比較的細身で弱くなりやすいところのあるボーカルなのだが、このイヤホンなら充分に力強い圧を出す。これはいい。

 

 saya「The Girls Are Alright!」も重厚。ガールズロックの曲になると、やや色味は暗く、重たげに聞こえるところはある。このバランスが好きな人もいるだろうけれども。かなり重厚ロックな濃い色彩感になってしまっているところがあり、やはりボーカルは少し暗い印象を受ける。これはこれで充分な満足感で聴かせてくれることは確かだが、個人的にはもう少し軽く明るい感じでこの曲を聴きたいというのが、私の要望だ。

 

 SONY的な音というと、エレクトロ・ダンス・ミュージック(EDM)系の音に強いという印象がある。CMなんかも米津玄師を起用して、思いっきりそっち路線醸してるしね。あのCM聴いていると、「フラフラフラ、フラミンゴ」のあとあたりから「タッタタラリラ、ピーヒャラピーヒャラ」って「踊るポンポコリン」が脳内再生されるんですが、きっと私だけだよね。くだらない脱線をしてしまいました。

 ということで、最近手に入れたReolのアルバム「事実上」から、「十中八九」を聴いてみる。なんかReolについてはファンではなくて気が向いたときに聴くってレベルなので、よくわからなくて、一度解散発表したことは知ってたんだけど、今年いつの間にかアルバム出してたんだよね。それが「事実上」。どうも解散後にメンバーの旧「れをる」一人で継続しているらしい?前は大文字で「REOL」だったけど、今は「Reol」。そんな感じなのかな。そういうわけでファンでもないけど、このアルバム「事実上」はすごくいい。歌詞も妙に中毒的で、サイケデリックな妙味があります。

 で、「十中八九」。歌詞が結構イッちゃってて好きなんですけど……って言い方はファンからすると違うのかな?自分はおバカっぽい雰囲気でクスクス笑いながら聴いているんですけど、ファン的にはもっと正座して真顔で聴かなきゃいけない曲なのかも知れない。まあどちらにせよ私は好きです、この曲。楽しみ方はちゃんとした感じじゃないのかも知れないですけど。このイヤホンはかなり密度感よくこの曲を表現してくれるので、中毒性的にかなりいい感じです。厚みのある電子音に乗せて、おバカな歌詞がスポスポ耳に入ってきて、なんかウゴウゴルーガ的世界観に浸れます。←古いね

 この曲で洗練された感じでおバカになるなら、このイヤホンはオススメ。

 

【4】総評

 音質的には結構な密度感でたっぷり聴かせて音楽空間に包み込んでくれるので、楽しいイヤホンであることは間違いない。曲によって女性ボーカルは少し暗くなるところはあるが、男性ボーカルの力強いロックやダンスミュージックを聴くなら、もってこい。最近流行の米津玄師もいけそう。SONY的な音作りが好きな人には琴線に触れるところがあるだろう。

 価格的にも手頃で、この音質でこの価格なら個人的には大満足。私の個体も通信品質も安定していて、日常使用ではブチブチ切れたりしないので、さすがSoundPEATSってところ。今までとは若干違う新たな境地を開いたかなくらいには、心動かされた製品だ。

 んー、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは依然中国の勢いが止まらない。個人的にはオーテクJVCZERO AUDIOあたりにここら辺の中国勢とタイマン張れるような低価格機種のすごいのを出して欲しいんだけど、メーカー戦略的にはここらへんで売っても商品寿命が1年持たないスピード感じゃ企画から販売まで時間かかりすぎて、出すころには型落ちってことにもなりかねず、儲からんから出さないというのが実情なんだろうなぁ。でもこのあたりの価格帯で儲けた金で中国メーカーが、ガツンと国内メーカーの主戦場である高級機種に切り込んでくるっていう流れが見えるし、低価格帯では無双してる傾向のある中国メーカーに愛着を感じるユーザーも増えているから、国内メーカーのブランド存在感はこのあたりではだいぶ希薄化し始めていて、将来的にはどうなんだろ。リアル店舗じゃなくてネット通販が主戦場になりつつあるのも国内メーカーにはだいぶ不利だよね。20年後には中国メーカーが品質面でも信頼性が高く、国内メーカーは使い勝手が悪くて敬遠なんてことになってたりするかも。ま、私が心配することでもないし、オーディオ製品を楽しむこのブログでそんな話は野暮でしかないね。SoundPEATS Truengine

 

【5】このイヤホン向きの曲

  音は近めで、私の環境だと、少し部屋鳴りするような不自然な残響感が出ちゃってるけど、この曲なんか気持ちよく楽しめる。奥行き感も丁寧に出すから、こういうデジタルなサウンド表現のゲームミュージックとは相性よさげ。

 

 案外器用なところもあって、この曲を少し重厚感を出して結構気持ちよく聴かせてくれる。このブルーマンデーFMっていうバンドはよく知らないんだけど、SONY NW-ZX300に収録されてた「Bee Moved」って曲がなかなかよくて、この曲の入ってるアルバム「ブルーマンデーFM①」を買った。ところがさ、「Bee Moved」はハイレゾなのに、moraで売っているブルーマンデーFMの音源、ハイレゾ1個もないの。SONYひどくない?

 

 BABYMETALの曲って、すっげーゴリゴリのヘヴィメタって感じじゃなくて、妙にデジタル感あるよね。この曲なんかもそう。だから重厚感をちゃんと出しつつ、EDM的な音にもしっかり反応してくれるこのイヤホンなんかで聴くと相性良く感じられる。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。