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【特集】名曲「17才」で、JVC HA-FD01SPの各ノズルを味わい、聞き比べる!

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JVC HA-FD01SP

JVC HA-FD01SP

【数量限定モデル】JVC HA-FD01SP カナル型イヤホン CLASS-S SOLIDEGE 高解像サウンド/リケーブル/フルステンレスボディ/限定ノズル付き(りん青銅ノズル)

 

 はっきり告白しますが、年末年始のセール合戦で買い物しすぎてレビューが追いついておりません。とくにこのJVC HA-FD01SPはかなり気に入って使っていますが、レビューが後回しになりがちになってしまいました。もしこの機種のレビューを楽しみにしていた方がいましたら、遅れてごめんなさい。

 まだまだ個別レビューを書けるほどに充分な情報収集を言えませんので、今日は少しでも前進させるために、各ノズルを聞き比べてみたいと思います。私の当初の計画では今年1年くらいこのノズル比較でいろいろ聞き比べてやってりゃ、かなり記事を水増しできるなフヘヘってくらいの気持ちだったんですが、それ以上に他のオーディオ製品買いすぎました。書きたいことが多くて、思った以上毎日レビューに忙しい感じで、ついHA-FD01SPを後回しにしてました。

 

 

【1】JVC HA-FD01SPのノズルシステム

 JVC HA-FD01は標準で3つのノズルが付属しており、これを取り替えることで音質の変化を味わうことが出来ます。私が手に入れたJVC HA-FD01SPにはさらにイベントで好評だったという、りん青銅ノズルが付属しており、4つの音色の変化を楽しめるシステムになっています。

 私がこれまで日常的に使用して感得した、各ノズルのだいたいの印象を述べると、以下のようになります。

  1. りん青銅:さわやかソリッド
  2. チタニウム:カンカンキラキラ
  3. ステンレス:キラキラすっきり
  4. ブラス:キンキンキラキラ

 

 今回は課題曲を各ノズルで聞き比べて、その音質の違いを語ってみよう、そういう企画特集記事になります。これは予定では10回くらいシリーズにして続けたいです。というか、ノズル交換するの結構めんどいので、1回に1,2曲を比較するのが限界なので、必然的に回数が多くなりそうです。今回は手始めに1曲だけ聞き比べます。

 まあ実際のところすぐ飽きるかも知れませんから何回続くかはわからないのですが、今回は記念すべきシリーズ第1回となります。

 

【2】音質比較

ハルカトミユキ「17才」

 記念すべき?最初の曲は大好きなこの曲にしました。ハルカトミユキ「17才」です。TVアニメ「色づく世界の明日から」のOPテーマ曲で、このアニメ自体ノーマークだったんですが、この恐るべきクオリティのOP曲のせいで、一気に惹き込まれました。一聴すると、青春アニソンっぽい感じに仕上がっている印象を受けるんですけど、なんか普通のアニソンにない重厚な背景を感じさせるところがあり、あれっ?と感じている内に好きになってました。

 楽曲としては結構情報量が多くて、金物の色彩感とか、個々の音の立ち上がり、ボーカルや弦楽の透明感と発色とかいろいろ影響しそうなんで、イヤホンの聞き比べるには結構向きそうな印象があります。

[りん青銅]:うまく伝わるかわかりませんが、私の言葉で表現すると、りん青銅ノズルは煙のような粒子を集めて音を作り出している感じがあって、音に渋みとかいうか燻る感じがあります。そういう意味ではやや発色抑えめに感じるところはあります。金物の光沢感には出足は鈍いけれども濃いめに光るところがあって、ぎらつく感じがなく、濃厚さを残す聴かせ方になります。この曲の出だしのシンバルの入り方は、地表付近を煙が広がるように、もわもわーっとゆったりした空気感を乗せる感じで広がり、重厚感が出ます。リズムを作るライドシンバルはチャチャッとした粒感が強調された感じで、JAZZ向きな固着感のあるソリッドな音になります。ボーカルの傾向は下に少し膨らんだドライな味。全体的に下方向に濃厚な空気感を作り出しつつ、高域方向へはゆったりと伸びていく表現で、この曲もJAZZっぽい風味が強調された感じで聴けます。ロック成分になるドラム音は硬さがとれて柔らかく、ポツポツとした沸騰感のある鳴らし方で落ち着いています。

[チタニウム]:まず金物の輪郭感が強く、硬質で光沢感が強いので発色も強いです。そのせいかりん青銅に比べ、音場全体が明るいです。ボーカルもすらっと高域にのびていくスッキリした音になっており、ドライな印象は受けません。ギターやシンバルの金属的な音が明瞭に聞こえるせいか、音場にふんわりした広がりのあったりん青銅に比べて、音が近く聞こえる印象はあり、この曲だと音場の広さは少し狭く感じるかも知れません。ドラムもパッツンパッツンと少し上方向に弾けるところがあり、躍動感が出てくるので、ロックな感じが強調されます。

[ステンレス]:傾向として明るく硬めに感じるのはチタニウムと一緒ですが、ステンレスの音にはチタニウムになかった張りが感じられます。そのためギターには弦の弾けるたわみが感じられる印象があり、チタニウムではあまり感じなかった情緒感が感じられます。シンバルの表現にも弾力感が出ており、チタニウムの時と比べて躍動感が感じられます。一方でドラムが風船のように薄く、目立ちにくくなっており、パスンパスンという膜のような反発は感じますが、ステンレスのときほど爆発力のある音を出してくれません。全体的な印象としては、明るいポップスっぽい聞こえ方になっています。最近流行のグラフェン系イヤホンに近い聞こえ方ですかね。

[ブラス]:出だしのシンバルの広がり方はりん青銅に少し似ていますが、発色はより明るいです。光沢感がかなり濃く、明るく出るので、この曲だとギターとシンバルの光沢感だけで音場を明るく埋め尽くしてしまうところがあります。ボーカルも透明感が強調されている感じで、息感もかなり強めに出ます。シンバルはアクリル粒子のように煌めき感と粒感を両立させており、星屑のような色彩を発します。ドラムはギターの発色に埋もれてがちで、パツパツとした爆発感をわずかに出しますが、ステンレス以上におとなしい印象です。オルゴールサウンドのような光沢感重視の聞こえ方です。

 


17才(期間生産限定アニメ盤)(Blu-ray Disc付)

 

【総評】「JVC HA-FD01は全体的に明るめのバランスかも知れない」

 JVC HA-FD01SPのノズルを「17才」で聞き比べて今回思ったのは、思ったより発色は素直に出るノズルが多く、全体として見るとHA-FD01は高域が意外と主張してくるモデルだということです。この曲で落ち着いた色彩感で低域中心に濃厚に味わいたい場合は、りん青銅ノズル一択といった感じで、あとは多かれ少なかれギターやシンバルの金属的な発色を強く出して聴かせます。もちろん元来この曲はそういう光沢感のある音を内包しているのですが、明るさが出すぎてしまうと、この曲の影の部分がうまく出ない印象があって、個人的にはもう少し落ち着いた聴かせ方の方がボーカルの傾向としても味わい深くなる気がします。私が普段好んで聴いているバランスに近いのはりん青銅で、それ以外は全般的に金属光沢や透明感を強調しすぎている印象です。

 まあ今回は金物が多い曲だったので、その影響をもろに受けてしまったのかも知れませんけれども。

 

 

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