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【特集】名曲「十中八九」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホンの音圧バランスと緻密感を比較する

事実上

事実上

 毎回、私が愛する名曲を紹介するとともに、低価格の完全ワイヤレスイヤホンを聞き比べようという不定期企画です。今回は8回目になります。

 毎回名曲をいろいろな中華製格安完全ワイヤレスイヤホンで吟味していますが、最終的にはプレイリスト作成に役立てるための個人的なメモっていう程度の記事です。どうぞくつろいでお楽しみください。

 

 

【過去記事】

  1. 【特集】名曲「Harvest Moon Night」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホン6種を丸裸にする。
  2. 【特集】名曲「We Laugh We Dance We Cry」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホン6機種のリズム感と鮮明度を比較する
  3. 【特集】名曲「17才」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホンの色彩感と密度感を比較する
  4. 【特集】こんな夜更けに「ねごと」かよ!名曲「アシンメトリ」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホンの空間表現と低域ブーム感を比較する
  5. 【特集】名曲「hectopascal」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホンの緻密感と発色を比較する
  6. 【特集】名曲「いつかまた生まれた時のために」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホンの緻密感と音場感を比較する
  7. 【特集】名曲「There's No Ending」を聞き比べて、味わう!低価格完全ワイヤレスイヤホンの空間表現力と瞬発力を比較する

【試聴する完全ワイヤレスイヤホン】

 今回取り上げる6種類のイヤホンもいままで同様、手持ちの低価格完全ワイヤレスイヤホンから選びました。ラインナップはメジャーとは言えない製品ばかりです。この記事の趣旨としてはレビューが少ないこういったマイナー機種の情報をなるべく詳しく提供しようという目的でやっていますから、当然の結果です。メジャーな製品にはネット上含めたくさんレビューがありますからね。

  1. Hihiccup Hi-TWS
  2. ifancier KD-66
  3. KOMODO U10
  4. Lesoom S1
  5. SoundPEATS Truengine
  6. TIAMAT Thor

 

 今回は前回から入れ替えてません。

 

【音質比較レビュー】

課題曲について

 この曲のジャンルは何でしょうね。正直音楽ジャンルとか詳しくないのでよくわからんのですが、サイケデリック・エレクトリック・ダンス・パンク・ロックとでも言えば良いのでしょうか(長っ)。EDM系の情報量で攻める緻密感重視の音場が左右から上方向にかけて展開されています。息を継がせぬ感じに次々と天地左右にいろんな音が立ち上がってきて、飽きさせず、次々と三半規管に働きかけてくるところがあって酔いを誘ってきて中毒的でもあります。とにかく聴いていて楽しいサウンドで惹き込まれます。

 手持ちではJVC HA-FD01SPなんかこの曲をうまく楽しませてくれるので、逆算してこの曲を楽しめるイヤホンのイメージを考えると、低域から高域まで発色がよく、刻みも丁寧で、音が膨張しすぎないほどに厚みがあって、キレがよい傾向のロック向きなイヤホンが相性良さそうです。 

 


事実上(Special edition)

 

Hihiccup Hi-TWS

CANAVIS J29

 このイヤホンの傾向として中低域をだいぶ重厚に表現するところがあるので、聴く前はだいぶもっさりした表現になると思っていましたが、案に相違して結構リズミカルに聴けます。この曲の低域にはあんまり押し込みすぎないところがあるのと、中高域の緻密感が目立つせいか、低域の重さが出過ぎる感じがないので、音圧が利いているなってくらいの圧迫感で気持ちよく聴けます。

 緻密さに欠けるところはあり、中高域の発色は少し悪いですが、リズム中心にうまくまとめた聴かせ方になっていて、意外と聴き応えがあります。

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ifancier KD-66

ifancier KD-66

 若干広めに音を聴かせるところはこの曲でも感じられます。解像度感はそれほど高くないので、この曲では、このイヤホンの音を少し篭もっていると感じるか、音が少し締まって見通しが良いと感じるかは微妙なバランスですが、圧迫感は減って聞き疲れせずにスムーズに聴けるところはあります。このイヤホンは音の刻みもそれなりに良いので、Hi-TWSよりは音の緻密感が少し増して聞こえます。ただ高域の発色はあまりよくないので音の伸びやかさに欠けるところはあり、音が地平付近にまとまりやすい傾向もあって、それが少しガチャガチャ感につながっているところもあります。

 低価格では聴きやすいバランスで、それなりに緻密感を出す形で広めに聴かせる、なかなかよいバランス感覚を感じますが、個々の音が聴きやすい分だけ音像の解像度感の粗が目立つところもあり、すんなり高評価しづらいところもあります。

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KOMODO U10

KOMODO U10

 この価格帯では中高域を中心に鮮明感に優れ、スピード感もあるメリハリの良い音を奏でるので、エレクトロ色の強いこの曲向きだと予想していましたが、予想通り中高域は良好な表現力です。低域音がかなり薄く硬いパスパスした音なのが好みを分けますが、クールにすっきり見通しよく緻密感を出してくれるので、この曲の中高域は星空のようにキラキラ鮮明です。ボーカルは分離感はしっかりありますが、かなり音に挟まれて聞こえてくるので、一体感があります。

 音が全体的に硬質に感じられますが、クリアでハイファイ志向な音の鳴らし方はかなりこの曲向きです。シャープなエッジ感のある音には、厚みがないので迫力はあまり出ません。

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Lesoom S1

Lesoom S1

 音は全体的に近く、頭を包み込んでくる鳴らし方をします。音に丸みがあって耳当たりの良い音質のイヤホンであまり聞き疲れしにくいのですが、この曲だと音の密度感が高いのと情報量が多いせいで、だいぶ圧迫感を感じ、やや疲れやすいです。低域はあまり輪郭感を出さずに、かなり膨張していますが、そのおかげで近い音の鳴らし方にも拘わらず、相対的に圧迫感を感じづらくさせているところもあります。頭の周りにぎっしり音をまとわりつかせますが、解像度はあまり高くなく、音が空間全体に広がって反響しながら聞こえてくる幅を持った感じの音になります。

 解像度感には劣るので、最近のハイファイ志向に逆行する音質で、どちらかといえば音をまろやかにぼやかすので緻密感には欠けます。頭を包み込む密度感があり、それなりに聴き応えがありますが、この曲に関しては中毒性が高くなく、本来の魅力を伝えているとは言い難いです。かなり大味になっている観があります。

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SoundPEATS Truengine

SoundPEATS Truengine

 

 このイヤホンは2ドライバーなので音圧は上から下までしっかりとあり、密度感に優れます。音は少し膨張してブローのようなパンチを利かせて鳴らすので、緻密感はそれなりですが、迫力はあり、パワフルなサウンドで聴けます。意外と解像度感もあるので、緻密な方ではないとはいえ、音像は明確で輪郭感は悪くありません。

 やや大味にはなりますが、曲に力強さがあり、緻密感も抑え気味とはいえないわけではなく、迫力重視で結構聴き応えがあります。

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TIAMAT Thor

TIAMAT Thor

 ドンシャリ系のイヤホンです。この曲だと低域の存在感と高域の透明感が少し強調されます。高域は少しきらっとした透明感、低域はドライで黒めの音と、高低の音にコントラスト感があるので締まって聞こえ、印象的な解像度感は高く思えます。実際の解像度はそんなに高くないのでよく聴くと音の情報量はKOMODO U10のような解像度重視のイヤホンに比べて少ないですが、印象的には音の迫力とキレが増しているので、むしろ解像度感が高く聞こえるところがあります。

 この曲とは相性が良く、性能以上に曲が楽しめる印象です。ドンシャリな音質がこの曲にはうまく嵌まります。

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【総評】

 今回の曲ではまずTIAMAT Thorがおすすめです。実際の解像度感はあまり高くなく、緻密さの面ではKOMODO U10に比べて劣るのですが、U10では低域が薄くて硬く、いまいち主張が乏しい印象があったのに対し、こちらは低域の爆発力はかなり感じられます。コントラスト感のある音響になるので、この曲のヴィヴィッドな色彩感が強調されてきれいに発色して聞こえやすく、今回の中では最も満足度が高かったです。

 次に聴き応えがあったのは、KOMODO U10で、前述のように高低バランスの上では低域の存在感が薄くて微妙なところがありますが、中高域の圧倒的な解像度感で楽しませてくれます。

 その次におすすめしたいのはSoundPEATS Truengineで、高低力強い音圧でパワフルに味わわせてくれます。解像度感も印象以上によい感じで、よく聴くと結構緻密に音を鳴らしています。

 次はHihiccup Hi-TWSで、重厚感のある表現ながら、意外と中高域の精彩も悪くなく、思ったよりもっさり感なく聴かせてくれました。

 ifancier KD-66とLesoom S1はこの曲に関する限り、解像度の低さが出てしまい、少し足回りが悪い印象を受けました。

 

 というわけで、このささやかなレビュー記事はこれでおしまいです。毎度のことでありますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事が皆様の参考になり、楽しい音楽ライフにつながれば幸いです。

 皆さんの音楽ライフを応援しつつ、今回もお別れしたいと思います。

事実上

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