AGPTEK ヘッドホン一体型 防水・運動MP3プレーヤー 内蔵8GB 携帯便利 国際防水等級IPX4 保証1年 E3 ブラック
- 【1】装着感/遮音性「装着感まあまあ」
- 【2】外観・インターフェース・付属品「シンプル」
- 【3】音質「高域はシャリシャリしやすい。金物の発色は良い」
- 【4】官能性「全体的に軽快な音楽を楽しむには良い」
- 【5】総評「とくにどうってことはないけれど、金物の音はきれいに出るほう」
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【1】装着感/遮音性「装着感まあまあ」
おすすめ度*1 |
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ASIN |
形状記憶型のスポーツタイプ。この機種は完全に内蔵メモリー8GBに入れた音楽を聴くためのミュージックプレーヤーで、DAPやスマホなど外部からの音楽を聴くことはできない。
遮音性はそこそこ。音漏れはやや大きめ。
このタイプは眼鏡着用時は眼鏡の形によってはフレームと干渉しやすい。
【2】外観・インターフェース・付属品「シンプル」
付属品はイヤーピースの替え、充電・曲送信用USBケーブル、日本語含む多言語説明書。
ストレージ容量は8GB。それ以上の拡張はできない。
公式での対応音楽形式は「MP3 / WMA / OGG / APE / FLAC / WAV」。
ハイレゾFLACファイルの再生は確認したので、たぶん偽りは無いと思う。ただし手持ちで試した範囲では、ハイレゾFLACファイルの再生時は出だしだけ数秒音が激しく乱れた。すべての曲で再現するかはわからないが、容量的にもmp3の曲を入れるのが良いと思う。
防水性能はIPX4。
【3】音質「高域はシャリシャリしやすい。金物の発色は良い」
音質的には少し高域がシャリシャリする明るいドンシャリ。金物の発色とボーカルの透明感は演出されている。普通に装着するとイヤーピースを選んでも、やや耳から浮きがちになるので、低域は比較的あっさりめに聞こえるが、量感はある。手でハウジングを外側から押さえつけると、低域はかなりボリューム感が増し、やや篭もった聞こえ方になる。
[高音]:シャリシャリした感じは出やすい。透明感も強調されている。突き抜け感は感じやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:全体的に明るい傾向にある。ピアノも弦楽もキラキラしている。
[低音]:音源をうまく入れられない関係で、いつもの重低音源テストはしていない。基本的に低音はおとなしく、中高域のだいぶ下あるいは後ろから優しく聞こえてくる。
[解像度・立体感]:全体的に音が近い。中高域中心で高域がとくに伸びてくる前屈みな立体感を感じやすい。
[パーカッション・リズム]:ドラムは表面を強調する軽めの音。スタンスタン。シンバルは発色がかなり強調されたシャリシャリ音で、全体的に軽妙で明るい。
[ボーカル傾向]:ボーカルはかなり明るい。
【4】官能性「全体的に軽快な音楽を楽しむには良い」
水瀬いのり「三月の群青」
少しハイハットがシャリシャリうるさい感じが気になるが、ボーカルのつややかさと透明感はかなりきれいに味わえる。ピアノはこのバランスだとキンキン目立ってくるかと思ったが、金物の音が強くて、やや背景に回る感じでおとなしい。
安月名莉子「君にふれて」
金物の発色は良い気がしたので、この曲なんかそれなりに楽しめるだろうと思ったら、案の定、まあ悪くない。音場が狭く音が細切れに近く聞こえてくる感じはあるので、少しうるさい感じはあるが、キラキラしたこの曲は味わいやすい。
TVアニメ「 やがて君になる 」オープニングテーマ「 君にふれて 」
Nulbarich「Sweet and Sour」
私の持っているこの曲の音源はmoraで買ったハイレゾのものなので、このプレーヤーでは再生時少し乱れる。一度再生すれば巻き戻しすればきれいに出だしから聴ける。
音質的には少しザラザラした印象はあるけど、比較的破綻なく聴けていると思う。私の場合、若干イヤーピースが浮き上がる感じが良いのか、開放型っぽい抜けのよい聞こえ方で篭もる感じがない。
【5】総評「とくにどうってことはないけれど、金物の音はきれいに出るほう」
どうってことないイヤホン型ミュージックプレーヤーでとくに使いやすいとか、驚くほど高機能ってことも無いけど、スポーツのお供にはまあ悪くない。音質的には金物の音だけはきれいに聴ける気がするので、そこらへんを気に入ったならおすすめ。女性ボーカルもきれいに発色良く聞こえる。ワイヤレスイヤホンとしても使えると良かったかな。
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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。