- 『GetNavi』レビューの修正すべきと思うポイント
- 今号の『家電批評』の問題点:「そもそも完全ワイヤレスイヤホンに興味が無いレビュアーを起用しないほうがいい」
- まじめに取材して記事を書いている『GetNavi』の姿が本来あるべきもの
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モノ雑誌大好き人間でもある私。ちょうど春の新製品シーズンで各雑誌精力的に特集記事を組んでいるのですが、完全ワイヤレスイヤホン関連に関して『GetNavi』の記事に感心しました。
内容は立ち読みするなり、買って読むなりしてほしいので、ここでは概略だけ述べますが、網羅的で評価ポイントやコメントは簡潔ながら、各機種の評価に関してはかなり私の実感に近く、「お、わかる!」って感じが満載。
ほんとに簡潔ですけど、結構綿密に調査して書かれている印象で、数値だけ適当に並べて詳しく書いているように見えて実質内容ペラペラの『家電批評』とは断然違います。そもそも評価している機種の数が違うしね。なので、完全ワイヤレスを選ぶ参考にするなら、今号の『GetNavi』は個人的にいいお供になります。
ただ個人的に細かい修正だけは必要と思ったので、より参考になるよう、少しだけ指摘しておきます。
『GetNavi』レビューの修正すべきと思うポイント
「NUARL NT01AX」の機能性と装着感について
「NUARL NT01AX」の機能性が「4」になっていますが、「ZERO AUDIO TWZ-1000」と「AVIOT TE-D01d」の機能性が「3」評価であることを考えると、「3」が妥当であると思われます。装着感も「NUARL NT01AX」が「5」なら「AVIOT TE-D01d」は「5」にするべきじゃないかと思います。
「EOZ AIR」と「JBL ENDURANCE」の接続安定性について
私が複数のDAPやスマホで店頭でテストした限り、この2つの機種の接続安定性は品質があまりよろしくないところがあります。「eoz air」は店頭で切れすぎて、まともに音を聴けたことがありません。「JBL ENDURANCE PEAK」については私の持っているGRANBEATで左右ズレが発生しました。今のところ、まともなメーカー品でこの左右ズレが起こったのはENDURANCEくらいなので、接続安定性に疑問符が付きます。
「GLIDiC Sound Air TW-7000」の機能性について
おそらく防水性能まわりで評価が下げられている可能性があり、難しいところですが、「GLIDiC Sound Air TW-7000」の機能性は「5」をあげるべきではないかと思います。精度が良いかは別にして、ヒアスルー機能は便利ですし、バッテリースペック的にも優秀です。
「BOSE SoundSport Free」の接続安定性について
私のテストした範囲では、「BOSE SoundSport Free」はそんなに接続安定性が高い方ではないです。「5」はちょっといきすぎで、「SENNHEISER MOMENTUM True Wireless」が「4」相当なら、こちらも「4」以下が妥当な気がします。
今号の『家電批評』の問題点:「そもそも完全ワイヤレスイヤホンに興味が無いレビュアーを起用しないほうがいい」
そもそも一番のおすすめだという「ZERO AUDIO TWZ-1000」に新録のコメントがありません。3号ぶっつづけで同じコメント載せ続けているだけなのが『家電批評』です。愛読者の私にとって「またこれか」の繰り返しで、継続して読んでいる読者ほど読む価値がない記事です。
それ以上にランキングの機種のチョイスも見当外れで古すぎます。
新録のコメントがないというのはどういうことかというと、要はこのレビュアーは新たな発見やコメントが思いつくほど使い込んでいないということです。完全ワイヤレスイヤホンに興味があるなら、長く使っていれば新しい発見があるものですが、彼らにはそれがないのでいつまで経っても「第一印象」を繰り返すだけで、その評価には使い込んで初めて見えてくる「生の声」がありません。率直に言ってひどいレビューであると私は思います。
一番のおすすめ機種なら、言いたいことは山ほどあるはずです。だっておすすめ機種なんだから。『家電批評』自らが絶対一番だと豪語するおすすめ機種に対して、3ヶ月連続同じレビューコメントはいくらなんでも読者を馬鹿にしすぎでしょう。このゴミ雑誌が!
漫画雑誌で看板になっている漫画の同じ話が三号連続載ったなんてことがあったら、読者は呆れて読みませんよね?雑誌としての常識が欠けている時点で論外です。
まじめに取材して記事を書いている『GetNavi』の姿が本来あるべきもの
というわけで、今号の『GetNavi』。個人的に記事内容はわかりやすく参考になると思います。
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