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【ワイヤレス骨伝導イヤホン Yamipho F1 レビュー】これまで使ってきた骨伝導イヤホンの中では音質が一番まとも。骨伝導の特性なのか相変わらず低域は薄い。

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Yamipho F1

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【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は悪くない」

おすすめ度*1

Yamipho F1

ASIN

B07Q8SS7KC

 伸縮性がないので頭が大きめの人だとやや窮屈に思うところがあるかも知れないが、角度で調整できるので多少の融通は利く。

 骨伝導の特徴として遮音性は無に等しく、音漏れも派手に漏れるので電車内などの閉鎖空間では使いづらい。基本的にスポーツのお供に使うことが多いだろう。

 

 aptX対応。通信品質は安定している。遅延は少し大きく、動画では口パク気味になる。

 

 骨伝導タイプの特徴は耳を塞がないために環境音を聞き取ることができるところで、運転時などに使用したくなるかも知れない。しかし、地方自治体の条例で自転車を含む運転中のイヤホンを禁止している場合は、形状や耳を塞いでいるかどうかを問わず、一律イヤホン・ヘッドホン類の使用を禁止していることが一般的である。そのため、たとえ耳を塞がない骨伝導型といえど、運転時には基本的に使用を控えるべきということになる。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「連続再生時間は6時間」

 付属品は充電用ケーブル、説明書。

 

 インターフェースは少し独特なところがあって、「+」ボタン長押しで電源ONやペアリングをする。

 

 連続再生時間は6時間。

 

Yamipho F1Yamipho F1

 

【3】音質「中高域はなかなか聴ける。低域の深掘り感は出ず、ぼんやりする」 

  これまでいくつか骨伝導イヤホンをレビューしてきたが、その中では最も中高域の音質がよく組み立てられている。低域は骨伝導イヤホンの特性か、深くまで音を出すことができず、ブーム感に乏しいため薄味気味になるが、低域ドラムの振動感は出る。

 あくまで骨伝導イヤホンに限れば、音質はかなり良好で価格的には高くすぎないので、かなりコスパが良い印象を受ける。

 

[高音]:低域の振動の干渉を少し受けるところはあり、やや歪んだり篭もって感じられる場合はあるが、発色は結構しっかりしており中域よりは歪みが少なめに思う(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ギターの音を聴くとゆらゆらするところはあり、低域の振動の影響を受けやすい。高域とともに発色は悪くない感じだが、より低域振動の影響を受けやすいので、ぼやけて感じることはあるかもしれない。また音は少し硬い。

[低音]:100hz~90hzまで骨を揺らす強い振動。80hzでやや落ち着き、50hz以下はほぼ無音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:骨伝導の特徴として、中高域はイヤホンに近い定位感があるが、低域は振動感を左右に感じる形となるため、真ん中付近に独特の床抜け感がある。曲にもよるが、極端な場合、低域の振動感の真ん中に中高域が来るような平面的な音響になる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはブルブルした振動感となって伝わりやすく、やや篭もった感じのあるボツボツ、あるいはバツバツとした感じになる。シンバルは薄味になりやすい。とくに細かいハイハットの粒感は振動に揺らされて若干潰れ気味に聞こえる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:耳近くにスピーカーがある感じで、ややギャンギャンしやすい。

 

【4】官能性「基本的に緻密な曲、中高域が華やかな曲には向かない」

Pharell Williams「Happy」

 音数が少なめでそれほど緻密でない感じの曲なら、充分聴ける。たとえばこの曲。ボーカルも膨らまない形の声色なので、ギャンギャンしないし、リズムのまとまりもよく、骨伝導独特の低域の振動感も楽しい味付けになっている。

 


G I R L

 

RUANN「There's No Ending」

  中高域はまだ悪くない感じだけど、率直に言って低域がダメ。この曲の持ち味の深掘りされるブーム感がなく、音場全体が軽い。ベース音を濃く出すのは苦手。50hzくらいから音がほとんど出ていないので、床抜けするのはまあ仕方ないっちゃ仕方ないけど、低域をワンポイントに深掘りさせて味付けしているような、こういう曲だと致命的。

 


There's No Ending

 

nonoc「Relive」

 個人的にこのイヤホンで意外と聴ける曲。というかたぶんロックは案外悪くない可能性があって、ベースは薄くなるけどドラム周りは振動感を伴いながら案外しっかり出るから、意外と聴き応えが出る。床抜けする感じはあるから好みは分けそうだけど。

 この曲だとピアノの透明感と厚み、ギターのエッジ感はしっかりしているし、ボーカルもそこまでギャンギャンしない感じだから、中高域はほとんど違和感ない。

 


OVA 「 Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow 」 Memory Album

  

勇者パーティー「えんどろ~る!」

 なんだろ?このイヤホンにとっては中高域の音が多過ぎなのかな?こういうキラつやっとした系の音は篭もって聞こえる。位置を調整して耳の上くらいに持ってくるとシャリシャリする感じは出るが、シンバルあたりが活き活きして聞こえて良いけど、音に剥き出しな感じが強くて、少しキャンキャンうるさい感じ。華やかな音を出すのはあまりうまくない印象で、アイドルソングは苦手かもしれない。

 


TVアニメ「 えんどろ~! 」オープニングテーマ「 えんどろ~る! 」

  

【5】総評「現状の骨伝導イヤホンはメリットが少ない」

 音質はかなり改善された印象があるけど、それでもまだ低域の床抜けする感じとか、音像がはっきりしなかったり、ギャンギャンした膨らんだ音になりやすかったりと骨伝導イヤホンは欠点が多い印象。運転中も使用OKとかだったりするとメリットがあるんだけど、現状は条例がある場合はイヤホン類の運転時使用は形状に拘わらず一律で禁止されていることが多いので、あえて選ぶ意味があまりない。

 この機種は骨伝導イヤホンの中では音質が良い方で、価格も高くない方なので、骨伝導イヤホンに興味があるなら、入門用としてはおすすめできる。

 

Yamipho F1

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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