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【完全ワイヤレスイヤホン Syllable S101 レビュー】QCC3020搭載の格安高性能完全ワイヤレスイヤホン。音質的にはSoundPEATS Truengine。おすすめ

Syllable S101

Syllable S101

2019 New SYLLABLE S101 Bluetooth V5.0 TWS Earphone True Wireless Stereo Earbud

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「aptX対応で安定の通信品質」

おすすめ度*1

Syllable S101

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 この機種はSoundPEATS Truengineと同じキットを使っていて、外観的に手持ちのSoundPEATS Truengineと差は無い。Truengineは縦長で比較的女性の耳でも合わせやすいフィット感だったので、そのままの外観のこの機種ももちろん装着感は良い方。遮音性はそこそこで、音漏れは少し。

 

 aptX対応。通信は基本安定しており、SONY NW-A55と繋いだところ接続品質は高く、都心の街中でも途切れを感じない。この点はNUARL NT01AXなどのQCC3026搭載機種と遜色ない。ただし、その後の再ロケテストでいろいろテストした結果、接続相性が結構あるらしく、一般的にはそれほど通信品質が盤石でないことを確認した。

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 なおこの機種を使っていて気づいた点としては、つないでる相手によってはまれに変な音の途切れの仕方をする。接続しているのに音が出なくなるが、再接続すれば問題ないようだ。これはQCC3026の機種でも同じようなことがあるので、QCC302X系特有の何かなのかも知れない。再現率は低いので、まず気にならないが、多いようなら不具合品かも知れない。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「低価格ではイヤホン単体の連続再生時間は抜群に優秀」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 Qualcommの最新チップQCC3020を搭載し、イヤホン単体の連続再生時間は7時間。バッテリーケースは5回充電可能で、ケース込みの最大再生時間は42時間になる。

 

 通信チップが違うせいか、細かい挙動はTruengineとちょっと違っていて、手持ちのTruengineは時々失敗するけど、自動ペアリング・自動接続に半ば対応している感じがあって、ケースに入れると自動切断はほぼ完璧に動作するんだけど、この機種は自動切断はしない。逆に充電満了で勝手にイヤホンのスイッチONする、どこぞのSENNHEISER MOMENTUM True Wirelessみたいな挙動をするところがあり、若干バッテリー効率に不安を感じるところはある。まあこれは手持ちの個体がたまたまこういう挙動をしている不具合品の可能性はあるけど。

 その後よく挙動を確認したら、どうもケースの蓋の開閉でスイッチON/OFFという形で自動接続・切断を実現しているっぽい。今現在は収納・取り出しでスイッチON/OFFのモデルが主流なので、この機種のシステムに気づくの遅れたっぽい。あるいはTruengineと挙動が変わっているので、Truengineの使い勝手のイメージに引っ張られて気づくのが遅れたってのはあるかも。 

 

【3】音質「音質はTruengineと同一。密度感のあるパワフルな音響が楽しめる」

※音質についてはSoundPEATS Truengineと違いが無かったので、SoundPEATS Truengineのレビューから大部分をコピペした。

 

 音質的にはaptX接続できるS101とSBC接続のみのSoundPEATS Turengineでは若干の差があるけど、SBC接続で両方SONY NW-A55につないで試したら音質一緒。aptX接続でもあまり差を感じない。aptX接続だと若干音が滑らかになるかな?あと音の輪郭感が少し強まって、より太くなって聞こえるような気がするので、密度感は高く感じるようになる気がする。あと音量取りやすくなるかな?まあ時々aptXとSBCで音質変わる機種あるらしいけど、この機種はそういうコーデックごとの劇的な変化はない。AACはテスト環境ないからわからん。

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 ダイナミックタイプを2ドライバー搭載しているだけあって、パワフルな低域とそれに劣らぬ密度感でぎっしりした中高域が特徴。高域音が遠くなったり弱くならずまっすぐこちら側へ肉厚に圧も充分に伸びてくる。全体的に音が太く近めに聞こえてくるところはあり、中域に少し奥行き感があるが、低域高域ともに近い。その意味では音質バランスとしてはドンシャリの系譜に属すると思われるが、音にシャリシャリ尖る感じは少なく、シンバルは比較的締まった音で、粒立ちがよい。

 私のサウンドイメージ的にはSONY的な音。目隠しされて「EXTRA BASSシリーズの新作ですぜ」って言われて音を聞かされたら騙されそう。

 

[高音]:上方向への開放感よりはまっすぐ迫ってくる伸びやかさ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:音の傾向は太い。全体的に肉厚傾向でパワフルに聴かせるタイプで空間に充満しやすい。金属的な光沢は抑えめ、透明感はそこそこあるが、比較的落ち着いた印象。

[低音]:100hzから太めではっきりした振動。減衰は素直で、30hz付近でも充分厚みがあり、20hzでほぼ無音。ベースは太い(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:かなり密度のある空間に引き込んでくる、包み込んでくる音楽空間。開放感よりは充実感の強い音場を作る(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは地熱と爆発力に満ちた、少し膨張感のある音だが、肉が詰まっていて中身はタイト。表面の衝撃力もそこそこ強い。重めの「バ」が強いバシンバシン。ドラム優位だが、ハイハットの粒立ちがよいので、ドラムに埋もれず結構な精彩で聞こえることが多い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体的に肉厚。男性ボーカルも女性ボーカルも力強い。太いボーカル表現は暗くなるイヤホンも多いが、このイヤホンはあまり暗くなるところはなく、発色が良い。息感はあまり強調されない。

 

【4】官能性

※音質についてはSoundPEATS Truengineと違いが無かったので、官能性についてもSoundPEATS Truengineのレビューからコピペし、一部再構成した。

 

UVERWorld「CORE PRIDE」

 UVERWorld「CORE PRIDE」のような重厚なロックはパワフルに密度感を出して、最高に気持ちよく聴かせてくる。音は全体的に黒く、ドライに引き締まっていて、ドラムは地熱と肉厚感のある音でホットでほどよくスパイシー。火力も充分で、曲に推進力を与える力強いエンジンになっている。金管は渋く、黒光りする。馬力のある疾走感で夜の高速を駆け抜けていく気持ちいいサウンドで、これは好み。

 


CORE PRIDE

 

TK from 凛として時雨「katharsis」

 こうなると、聴きたいのはこの曲。TK from 凛として時雨「katharsis」。最近のお気に入りの曲だ。はい、やばいやばい。しっかりした重厚感を出しつつ、しっかりしたエンジン音を奏でるドラムとベースの上に、密度感のある熱狂空間があって、ボーカルが縦横無尽に踊り狂う。ギターの圧縮されたエッジ感やばない?比較的細身で弱くなりやすいところのあるボーカルなのだが、このイヤホンなら充分に力強い圧を出す。これはいい。

 


katharsis

 

saya「The Girls Are Alright!」

 saya「The Girls Are Alright!」も重厚。ガールズロックの曲になると、やや色味は暗く、重たげに聞こえるところはある。このバランスが好きな人もいるだろうけれども。かなり重厚ロックな濃い色彩感になってしまっているところがあり、やはりボーカルは少し暗い印象を受ける。これはこれで充分な満足感で聴かせてくれることは確かだが、個人的にはもう少し軽く明るい感じでこの曲を聴きたいというのが、私の要望だ。

 


TVアニメ「 宇宙よりも遠い場所 」オープニングテーマ「 The Girls Are Alright! 」

 

Reol「十中八九」

 SONY的な音というと、エレクトロ・ダンス・ミュージック(EDM)系の音に強いという印象がある。CMなんかも米津玄師を起用して、思いっきりそっち路線醸してるしね。あのCM聴いていると、「フラフラフラ、フラミンゴ」のあとあたりから「タッタタラリラ、ピーヒャラピーヒャラ」って「踊るポンポコリン」が脳内再生されるんですが、きっと私だけだよね。くだらない脱線をしてしまいました。

 ということで、最近手に入れたReolのアルバム「事実上」から、「十中八九」を聴いてみる。なんかReolについてはファンではなくて気が向いたときに聴くってレベルなので、よくわからなくて、一度解散発表したことは知ってたんだけど、今年いつの間にかアルバム出してたんだよね。それが「事実上」。どうも解散後にメンバーの旧「れをる」一人で継続しているらしい?前は大文字で「REOL」だったけど、今は「Reol」。そんな感じなのかな。そういうわけでファンでもないけど、このアルバム「事実上」はすごくいい。歌詞も妙に中毒的で、サイケデリックな妙味があります。

 で、「十中八九」。歌詞が結構イッちゃってて好きなんですけど……って言い方はファンからすると違うのかな?自分はおバカっぽい雰囲気でクスクス笑いながら聴いているんですけど、ファン的にはもっと正座して真顔で聴かなきゃいけない曲なのかも知れない。まあどちらにせよ私は好きです、この曲。楽しみ方はちゃんとした感じじゃないのかも知れないですけど。このイヤホンはかなり密度感よくこの曲を表現してくれるので、中毒性的にかなりいい感じです。厚みのある電子音に乗せて、おバカな歌詞がスポスポ耳に入ってきて、なんかウゴウゴルーガ的世界観に浸れます。←古いね

 この曲で洗練された感じでおバカになるなら、このイヤホンはオススメ。

 


十中八九

 

Falcom Sound Team JDK「浮遊大陸アルジェス -Introduction-」

 音は近めで、私の環境だと、少し部屋鳴りするような不自然な残響感が出ちゃってるけど、この曲なんか気持ちよく楽しめる。奥行き感も丁寧に出すから、こういうデジタルなサウンド表現のゲームミュージックとは相性よさげ。

 


浮遊大陸アルジェス -Introduction-

 

ブルーマンデーFM「ネコの手もかりたい」

 案外器用なところもあって、この曲を少し重厚感を出して結構気持ちよく聴かせてくれる。このブルーマンデーFMっていうバンドはよく知らないんだけど、SONY NW-ZX300に収録されてた「Bee Moved」って曲がなかなかよくて、この曲の入ってるアルバム「ブルーマンデーFM①」を買った。ところがさ、「Bee Moved」はハイレゾなのに、moraで売っているブルーマンデーFMの音源、ハイレゾ1個もないの。SONYひどくない?

 


ネコの手もかりたい

 

BABYMETAL「メギツネ」

 BABYMETALの曲って、すっげーゴリゴリのヘヴィメタって感じじゃなくて、妙にデジタル感あるよね。この曲なんかもそう。だから重厚感をちゃんと出しつつ、EDM的な音にもしっかり反応してくれるこのイヤホンなんかで聴くと相性良く感じられる。

 


メギツネ

 

【5】総評「Truengineの音はそのままに、価格は抑えて通信品質とバッテリー性能向上、つまり最強」

 元々人気が高かったSoundPEATS Truengineだけど、それと同じ音響構成と装着感でチップだけ最新になっていて、バッテリー性能が上がっている。接続品質もQCC3020の強みってのは感じられるほどではないにしても、5000円以下では優秀なほう。それでお値段的にはTruengineより安く買えるので、これはおすすめ。日本のamazonではまだ取り扱いがなく、GearBest.comにも「取り扱ってみたら?」って打診はしてみたけど、「オーディオ担当に伝えてみるけど、取り扱いできるかはわからん」って回答だった。日本国内では手に入れる手段が限られているのを除けば、コスパは文句なくいいのでオススメ。

 

Syllable S101

Syllable S101

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。