- 【１】装着感／遮音性／通信品質「装着感良好。通信品質もほぼ安定」
- 【２】外観・インターフェース・付属品「防水性能優秀、連続再生8-10時間」
- 【３】音質「重厚感のある安定した音質」
- 【４】官能性「聞き疲れない音」
- 【５】総評「安定感のある音は派手さはないが、落ち着いた曲を聴くには良い」
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【１】装着感／遮音性／通信品質「装着感良好。通信品質もほぼ安定」
| おすすめ度*1 |
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| ASIN |
ネックバンドタイプ。ハウジングは小さめで耳への収まりは良い。軽量で負担感がない。遮音性もそこそこよく、音漏れも少なめの印象。
ハウジングにマグネットが付いていて、使わない時は両方のハウジングを合わせてネックレス状にすることができる。
コーデックはSBC/AAC対応。通信は基本安定していて、遅延・途絶はない。
【２】外観・インターフェース・付属品「防水性能優秀、連続再生8-10時間」
付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、説明書。
イヤホンの連続再生時間は8-10時間。スペック的にはかなり長め。防水性能はIPX7で水没させても大丈夫な品質のため、雨の中でもお風呂場でも問題なく使える。
【３】音質「重厚感のある安定した音質」
低域方向に重みがある安定感がある音質。ややもさっとした感じはあり、少し重たげな音場で高域はややおとなしめで暗めに感じる。低域の重厚感を味わいつつ、中域のふっくらしている感じを楽しめる。発色は抑えめでキラキラした感じはセーブし、音は少し太い感じで出る。ウォームな印象。音は少しぼんやりしやすいかもしれない。
［高音］：発色は抑えめ。音場の上の方は少し空間を感じる（秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト）
［中音］：中域付近に音が集まる感じ。音は太めで少し重い感じで聞こえる。
［低音］：低域は100hz～40hzまでなだらかに下がっていくような、ややボーッとした振動の音。30hzでかなり沈み、20hz以下はほぼ無音。なんかPicun H10も似たような感じだし、こういうぼーっとした低域の機種はこの価格帯意外と多い。こういう低域だと膨張感が出て、少しベースラインは淡い感じになりやすいが、この機種の低域も比較的やわらかくボワンとした感じがある（分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト）
［解像度・立体感］：中域に音が集まりやすい。輪郭を強調する感じはないし、解像度感が高いようにはあまり感じないかも知れない（petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト）
［パーカッション・リズム］：ドラムはちょっとやわらかめで膨張感が強く、ポポンポポンという感じ。シンバルは色味抑えめで、粒が少し粗い。（東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト）
［ボーカル傾向］：ボーカルは自然。女声ボーカルはやや暗めに感じるかも知れない。
【４】官能性「聞き疲れない音」
UVERWorld「CORE PRIDE」
どうかな～？この曲聴くには厳しいんじゃないかなー？なんか全体的にモサモサしてる感じだし、ギターのエッジや金管の音の締まりがいまいちで、あまりにやる気が無いような印象。妙に落ち着いてJAZZっぽく、聴き心地は滑らかだけど凹凸のない感じ。
TVアニメ「猫神やおよろず」OP主題歌「神サマといっしょ」
聴きやすい感じではあるけど、煌めき感は出ないので、背景はちょっと暗く、ボーカルも心なしかやや重たげ。この曲の弾けて楽しいポップな感じはあんまり感じないかな？やっぱエレクトロ系は少しキツいかも。
TRUE「Sincerely」
中域充実で重厚感ある感じだとこの曲なんていいかなって思ったけど、やっぱちょっと暗いかな？妙になめらかで聴き心地は良いけど、少しおとなしい印象で明るさが足りず、やや鬱っぽい感じが強い気がする。
藤田麻衣子「wish ～キボウ～」
ちょっと暗めではあるけど、この曲の濃厚感は丁寧に聴かせてくれる印象。安定感があるので、この曲のように骨格がしっかりしていると自然と中低域付近に充実感が出る。ボーカルの聴き応えは充分でしかも聞き疲れしない。
【５】総評「安定感のある音は派手さはないが、落ち着いた曲を聴くには良い」
どうしても高域が暗いので、人には一般的に高域がきれいに聞こえないと明るく感じづらいところがあり、解像度感が高い感じとは言えない機種ではある。落ち着いた曲を聞き込むには聞き疲れしなくて良い感じだけど、ダンスやロックを聴くには落ち着きすぎている感じかな。
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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い！ここが味わい深い！」と思ったポイントです。たとえば低域が「５」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。
