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【ハイレゾ対応イヤホン Panasonic RP-HDE1 レビュー】あまり評判を聞かない機種だが……何これコスパ良くない?中域が非常にクリア。おすすめ

Panasonic RP-HDE1

Panasonic RP-HDE1

パナソニック イヤホン ハイレゾ対応 カナル型 ブラック RP-HDE1-K

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は良好」

おすすめ度*1

Panasonic RP-HDE1

ASIN

B07BKBJ2N2

 耳への収まりの良い小型の軽量ハウジング。耳にしっかりはめ込めるから遮音性も高い。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「タッチノイズはやや目立つ」

 付属品はイヤーピースの替え、説明書。ケーブルのタッチノイズはやや目立つ。

 

Panasonic RP-HDE1Panasonic RP-HDE1

 

【3】音質「中域のクリア感ハンパない」

 昔は「Technics」で有名だったPanasonicのオーディオだけど、イヤホンなんか2年前くらいまではパッとしない製品出してるなって感じで、少しレビューはしたけど、RP-HDE10を除いてめぼしい製品はなくて、注目なんて全然してなかった。むしろ「なんでこんなの出すかなぁ?」って疑問符ばっかりの製品ばかりで悪い意味で注目してて、頭ひねってたくらい。

 ところがさ、去年くらいから明らかに製品の質がレベルアップしてて、ヘッドホンやイヤホンで明らかにパフォーマンスがいい製品次々出してて、実は個人的に現在進行形で熱いメーカーだったりする。とくにこのRP-HDE1はほとんど注目されていない機種だけど、ぶっちゃけ解像度感の高い中域音で価格考えるとコスパが良すぎる隠れた名機。

 この機種は高域はあまり明るくないみたいで発色普通なんだけど、中域あたりが非常に鮮明で透明感あるから、ボーカルやギターの聞こえがすごく気持ちよくて、高域はそうでもないのに音場は明るい。低域は少し独特で、量感はあまりないけど、50hz~40hzあたりにちょっと強い振動があって輪郭が少し強調された感じで聞こえるから、ベースの存在感は深めでクリアに出る。まあ量感がないから低域に関しては物足りない可能性はあるけど、中域は同価格帯のJVCやらaudio-technicaやらzero audioやら聞き比べたけど、間違いなく最上位で、この価格帯は少しカサカサした解像度はあまりよくない感じの音が多いんだけど、つややかな透明感のある解像度の高い音を出すから、差別化もされているし、別格かなかって印象を受ける。

 結構うまくごまかしている印象だけど、高域の不足感は目立つ。そのためボロは出やすい解像度感にはなるが、そもそも同じ価格帯見回しても、高域はこれ以上のものはほとんどないから、この機種の高域が価格帯で悪いわけじゃないし、むしろ中域が凄すぎて高域が気になるってのが正しいんだと思う。それくらい中域の出来が良い。

 

[高音]:緻密感はそれなりに出るが、発色はやや暗い。弦楽や管楽の芯を見せて鳴らすような少し細い音(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:高域はあまり明るくない気がするが、中域は充分に明るい。音は少し細い感じはあって、ギターのエッジは強調されてしなやかに伸びる。この付近の音場は透明感があって、ピアノの光沢やボーカルの色合いがきれいに感じられる。分離感も良い。

[低音]:100hz~60hzまでややぼーっとした振動。50hz~40hzくらいで少し強く振動する「底」みたいなところがある。30hzでかなり沈む(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低価格機種らしく、音はやや近めで実際の音場は広くない。しかし中域の見通し感は良いので狭く感じない。左右とボーカル近め(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:シンバルは少し強調されてシャープに聞こえるが、尖りはきつくなく、ちょっとシャリシャリが目立つかな~ってくらい。ドラムは表面が強く弾けるバシンバシン系の音。全体的にパーカッションはスプラッシュ感強めのシャープサウンドでロック向き(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:女性ボーカルは特にくっきり聞こえる。声質はサ行よりはタ行が尖るバランス。むしろサ行の刺さりはあまりない。

 

【4】官能性「ボーカルがきれいに聞こえるクリアな中域空間。透明感があるのに濃い楽器音は高い解像度感をもたらしてくれる」

こだまさおり「未完成ストライド」

 ややシンバルがシャリシャリしているが、全体的にクリアで透明感があり、とくにギターの活きが良い。ボーカルはタ行がちょっときつめに出てきやすいが、表面はなめらかでツヤッとしている。明るすぎない声色でクリアなのに浮いた感じがなく、濃厚なテイストを感じさせてくれて、素直に聴き応えがある。

 


未完成ストライド

 

三月のパンタシア「ラフスケッチ」

 シンバルの精彩とギターの刻みが綺麗。結構重たい感じになりやすい曲だが、音場に透明感があり、見通しも良いのでもっさりしない。ドラムの弾みも良く、音場に充分な躍動感がある。ボーカルが自然で甘味を丁寧に利かせてくるところもあり、クリアで濃厚な味わいがなかなかに美味。 

 


ガールズブルー・ハッピーサッド

 

(K)NoW_NAME「Harvest」

 一番最初の歌詞の「ツ」が強くて、ちょっと目立つ。しかしピアノは艶やかで透明、シンバルもエッジがあり、白味のない、ナチュラルな刻みのよい感じで個人的には好み。高域の発色の足りない感じはたぶんアコースティックギターに影響していて、角が目立った少し重心が下がった感じで濃い音に聞こえる。まあこの曲に関してはアコギが上の方に出張ってくると、ボーカルと混ざってうるさい感じになりやすいから、むしろこれくらい下にいてくれたほうが濃厚味も出るし、解像度に限界のある低価格帯では正解といえるかもしれない。濃厚なアコギの下から、ベースもかなりしっかり聞こえる。サビではボーカルが埋まりやすい曲なので、このイヤホンでも少し埋もれる感じはあるが、それでも分離感はちゃんとしていて歌詞も正確に聴き取れる。弦楽はのびやかだが、高域での発色は抑えめでやや濃い印象を受ける。逆にリアルかも知れない。

 


Harvest

  

Chiho feat. majiko「エガオノカナタ」

 このイヤホンをオススメしたいと思う最大の理由は、最近ハマってるこの曲の聴き応え。全体的にクリアで上から下まで見通しが良く、ドラムが元気に輪郭良く聞こえる。弦楽は透明感のある伸びやかな音だが、さきほど「Harvest」で述べたように、明るすぎない濃い感じで、埋没せずにしっかり主張する。やはりこの曲は弦楽の利きが良いと説得力が断然違って、気持ちよく聴ける。ボーカルも全体的に明瞭でクリアだから、とにかく楽しい。この曲聴くなら、おそらく価格帯最強クラス。

 


エガオノカナタ

 

【5】総評「最近のパナソニックはオーディオで本気出してるっぽい」

 一時期低価格帯ではどこがいいのかわからない、つまらないイヤホンばかり作ってた観のあるパナソニックだったけど、このRP-HDEシリーズ出し始めたあたりから急に面白くて音質の良い製品を出し始めるようになった。このRP-HDE1は4000円以下の廉価な価格なのにハイレゾ対応で、とってもクリアで濃い中域表現力を持っていて、満足度はすげぇ高い。文句なくおすすめ。

 

Panasonic RP-HDE1

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。