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【ハイレゾ対応イヤホン JVC HA-FD01[ステンレスノズル] レビュー】金物のソリッド感とエッジに優れたキラキラすっきりサウンド。硬質だが繊細さに優れる。おすすめ

JVC HA-FD01

JVC HA-FD01

JVC HA-FD01 カナル型イヤホン CLASS-S SOLIDEGE 高解像サウンド/リケーブル/フルステンレスボディ/Jマウントノズルチェンジシステム採用

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「やや重たい付け心地」

おすすめ度*1

JVC HA-FD01

ASIN

B076W9W5PY

 本体は少し重いフルステンレス製なので重く、女声にはかなり負担感がある。遮音性はそこそこ。音漏れは少し。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「ノズルシステムが魅力」

 付属品はイヤーピースの替え、3種類のノズル、説明書。mmcxリケーブル可能。標準ケーブルはやや太めでタッチノイズはない。

 

 一眼レフカメラのレンズ固定機構を参考にしたというノズルシステムの着脱機構は秀逸。下の開発者インタビュー記事を読んでも分かるが、リスニング中にノズルが外れないということは安全性の面から非常に重要だ。

e-earphone.blog

 

 どこぞの格安中華イヤホンが、効果も薄いうえに固定ガバガバのノズルシステムで身の危険を感じさせてくれたが、このノズルシステムを安全に使えることの大事さについては力説してもしたりない。イヤホンをまじめに使ってれば耳の安全を大事にしなきゃいけないことくらいわかりそうなもんだけど、そこらへん適当なのが現状の中華クオリティ。それも音質がHA-FD01くらい劇的に変わるなら、ノズル付ける意味も分かるけど、こういう中華のノズルは効果薄いからね。何のために付けてんだか謎で、基本害悪しかない。

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

 

【3】音質「シンバル・アコースティックギターの金属系の材質・光沢感がよく、金管の音像もきれい。フラットサウンド」

 私の手持ちはHA-FD01SPという限定版で4種類のノズルが付属している。今回はそのうちステンレスノズルの音質をレビューする。

 ちなみにステンレスノズルは標準音質で、JVC HA-FD02と音質的にはほとんど変わらない音響になるというのがJVCの公式見解だったはず。←うろ覚え

 HA-FD02は個人的にはあまり興味がなくて完全にスルーしたので詳細はわからないが、各種レビューを読んだ感じ、音場の広さと音像の鮮明さに違いがある程度という感じで雰囲気は似ているそう。ドライバーケースの材質がHA-FD01とHA-FD02で異なるので、その差が反映されるくらいになるから、ステンレスノズルの音狙いならHA-FD02で充分。

av.watch.impress.co.jp

www.phileweb.com

 

 ノズルの大まかな違いについては以下の記事を参照。ちなみに記事で10回くらい連載する雰囲気出しているけど、まだ1回しかこのシリーズ書いてない。というか1回じゃシリーズ化されてるとも言えない。

www.ear-phone-review.com

 

 この機種についてはロック向きと紹介されることが多いが、それはギターやシンバルの光沢感と刻みがきれいで、黒い背景にキラキラと浮かび上がる感じがしっかり感じられるコントラスト感があるからだろう。ギターはとくにドライで黒みを持ちながら、カッティングでは明るめの黄金色っぽい味のある金属光沢を出してくれるし、ディストーションもきれいに伸びる感じがあるので、この点で満足度を得やすい。

 一方で低域はフラットなのでドラムは活きの良い感じだが、あまり前面に出てこず、音圧が若干ゆるく感じられるところがあり、ディテールはよい印象を受けるが、パワフルさが強調されず、押しが弱い印象を受ける。といっても、これは元低域ジャンキーの私の主観によるところが大きいかも知れない。一般的に私は低域がちょっと目立つくらいのバランスを好む。

 おそらく低域を出し過ぎないようにバランスを取ったのだと思うが、これがHA-FX1100並みにパワフルに味付けされていたら、おそらくバカ売れしたかもしれない(と低域マニアの私は思う)。個人的にはこのイヤホンを聴く時はイコライザーで低域を持ち上げている。

  ボーカルは細く聞こえやすい。

 

[高音]:高域は若干明るいが、音は細かめに感じやすく、黒い背景が見えるくらい。個人的にはこのイヤホンの弦楽や金管は非常にナチュラルで芯もほどよく見せながら、つややかに聞こえ、美しく感じる。ピアノもキンキン感を出しつつ、マイルドな粒立ちの仕上がりで臭みがない。発色を強調しすぎない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:この音域ではギターの音色のバランスの良さを味わえる。アコースティックギターは明るく浮かれた感じがない黄金色の音で濃い感じもあるが、軽やかに刻みを出すので重たげな感じもなく、中立的な音なのに鮮やか。エレキギターでは黒みがしっかり出る。

[低音]:締まりの良い振動で100hz~30hzまで素直に減衰。20hzでほぼ無音。一定の膨張感や輪郭があるきれいなベースだが、量感は強調されず、基本的にクリアな感じで透明感のあるディテールの音なので、妙にスッキリして聞こえる可能性がある。ある意味手応えが少ないところはあるので、解像度は凄いが、平坦な印象は受けやすい欠点がある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音場はそこそこ。高域から低域まで空間に透明な感じがある。ステンレスノズルではとくに金属系の質感にソリッド感やエッジを感じやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは若干パリパリした感じで膨張も少し強く、やや軽めのパツンパツン系の音。シンバルはかなり粒感の細かな感じで、塩振りをするスパイシーさの強い音。金属的でシャリシャリした感じがかなりきれいに出るが、尖りは少ない。目立たないけど聴き込むと上質な音。ここらへんはさすがJVC(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは全体的に細め。やや高低の抑揚が強調されやすい。

 

【4】官能性「質の良い金物やギターサウンドを楽しめる」

YUKA「お料理行進曲」

 シンバルのシャリシャリサラサラな気持ちよいソリッド感のある音と、カンカンチャイムが味わえる前半。シンセの透明感の味わいがきれいに出る後半といった感じに、このステンレスノズルを楽しむのに最適な一曲。ドラムもパリパリ系の輪郭強調の音なので、軽快さのある細かな鼓面の震えが綺麗に出る。

 


キテレツ大百科 スーパーベスト

 

すぎやまこういち「木洩れ日の中で~ハッピーハミング~ぬくもりの里に~フォークダンス~木洩れ日の中で」

 ロック向きと括られやすいこのイヤホンだけど、個人的にステンレスノズルを聴くなら、この曲超オススメ。とくに「ハッピーハミング」で金管とシンバルのヤバイディテールを味わえる。全体的に管楽器系の風味が利いていて、「ハッピーハミング」では粒立ちの良い金管、その他の曲では息吹のきれいな透明感のある木管を味わえる。弦楽も透明感があってきれい。とくにJAZZ味に磨きがかかっているロンドンフィルの神バージョンが一段上の満足感を味わわせてくれる。

 


ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による 交響組曲「ドラゴンクエスト」I~VII すぎやまこういち(数量限定盤)

 

MADKID「RISE」

 こういうデジタル系ロックダンスサウンドを透明感のあるまま、緻密感重視で高い解像感とともに聴くならこのイヤホンはオススメ。低域に透明感があって少し手応えがないのも、こういう曲ではむしろきれいで好意的に聴けるし、カップリング曲の「Puzzle」「出て行ってよ」も聴き応えあり。 

 


RISE【Type-B】

 

澤野弘之「never gonna change」

 透明感と緻密さ、金属光沢感の美しいサウンド表現は、澤野弘之の曲と相性が良いことが多く、個人的にお気に入りな理由の一つ。この曲だと低域に強調はないので、床面はちょっとゆるいかなってバランスだけど、ギターエッジの刻みと鮮明感の良好さ、背景の緻密感を感じられる透明感で、かっこよさいいとこどりできる。ボーカルも少しスリムに、音に包まれながら埋もれずにのびてくる。

 


R∃/MEMBER(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

 

高橋李依「気まぐれロマンティック」

 


「からかい上手の高木さん」Cover Song Collection(TVアニメ「からかい上手の高木さん」エンディングテーマ)

 

【5】総評「金属表現の繊細さがとにかく魅力」

 ステンレスノズルはとにかく金物の精彩が素晴らしい。同じように金物を明るく強調するチタンノズルや音に濃さが出るブラスノズルと比べてカチカチした感じがなく、さわやかな後味があるのが特徴。ノズルの中では一番すっきりめの色彩になることもあり、音に張りがあり、シンセなどの光沢にもツヤツヤ感がきれいに出る。ロックだけでなく、オーケストラ系でも金管の音は綺麗だし、明るめではあるが、JAZZも楽しめる。

 

JVC HA-FD01

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。