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【特集】澤野弘之「MAIN THEME<Ver.0>」で聞き比べる完全ワイヤレスイヤホン4機種。E8 2.0/NT01AX/TE-D01d/MTW

機神大戦ギガンティックフォーミュラ オリジナルサウンドトラック

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「澤野弘之どのの曲を聴くなら」発言

 つい先日、Twitterで結構迂闊な発言しちゃいました。Twitterってあかんね。一時の感動とか感情でつい言葉を紡いでしまうから、時々ガバガバな感じの発言しちゃう。気をつけましょう。

 

 で、今日はこの発言の裏取りというか、本当に言うほどE8 2.0は澤野弘之の曲に強いのか、聞き比べちまいましょうという企画です。この企画のために独断と偏見で選んだ勢揃いしてくれた完全ワイヤレス界の四天王は以下の通り。

 

  1. Bang & Olufsen E8 2.0(E8 2.0) 言わずと知れた完全ワイヤレス史上最もクリアな音質を持つ機種。
  2. NUARL NT01AX(NT01AX) 完全ワイヤレス史上最も自然で優美な高域を持つ機種。
  3. AVIOT TE-D01d(TE-D01d) 完全ワイヤレス史上最もキラキラな高域を持つ機種。
  4. SENNHEISER MOMENTUM True Wireless(MTW) 完全ワイヤレス史上最もディテールに優れた音を持つ機種。

 

【課題曲】澤野弘之「MAIN THEME<Ver.0>」

 ということで、個人的に澤野弘之の曲の中でも特にお気に入りの曲の1つであるこの曲を聞き比べて、それぞれの機種の音質的な立ち位置を確認していこうと思います。この曲に関してはクライマックスでの弦楽と金管、それからシンバルの空気感あたりに私は注目しやすいです。

 

【1】Bang & Olufsen E8 2.0

 E8 2.0は「ベストオブ澤野弘之」なんて言いましたけど、ぶっちゃけ人によっては低域の不足感があって足元がスカスカすするのが気になると思います*1。ヴァイオリンの透明感は非常にきれいで、空間全体が澄み渡っているので、金管の華やかな響きやシンバルのシャーンっていう空気感もきれいに出ます。全体的に見通しがよく、クリアでやや現代的なハイファイサウンドです。

【鑑賞ポイント】
  1. 透けるように伸びる弦楽
  2. 粒立ちの良い金管
  3. シンバルの空気感がきれい
  4. 低域が薄めで重厚感に欠ける

 

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【2】NUARL NT01AX

 NT01AXはE8 2.0に比べると低域方向に厚みがあり、重厚感があるのと高域音に自然な太さがあり、より膨らみのある生々しい空気感があるのが特徴です。シンバルの空気感は若干弱いかなと思いますが、弦楽は低域でも高域でも結構太めなのに伸びが良くて艶やか、木管にリアルな色味、金管にやや渋みの入った輝きが見られるようになり、オーケストレーション感がグレードアップしています。見通し感はE8 2.0のほうが優れていますが、こちらの音には濃厚な風味が感じられます。しかも音場は明るく、音のダイナミクスを明瞭に感じさせてくれます。

【鑑賞ポイント】
  1. ナチュラルな太さのある空気感のある弦楽
  2. 渋みも表現される精彩に富んだ金管
  3. シンバルの空気感はやや埋もれる
  4. 低域に厚みがあり、音楽に充実感がある

 

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【3】AVIOT TE-D01d

 ある意味、NT01AXとE8 2.0の間に収まるような音質を持っているのがTE-D01dです。金管や弦楽は全体的に明るく、NT01AXではフレーバーが感じられた渋みとか空気感みたいなものは抜け落ちた音ですが、非常にわかりやすく発色して素直に明るいので、若々しく感じられます。シンバルの空気感はNT01AXよりは感じられるかも知れません。一方でやや高域が前屈みに目立って聞こえてくるところはあり、NT01AXに比べると低域の重厚感は隠れがちです。でもなんか快活で楽しそうな雰囲気だけはやたら伝わってきます。

【鑑賞ポイント】
  1. 若竹のように直立し、上で繁げわたるかのような金管・弦楽
  2. 色味が明るく、華やかさを強調する
  3. 輝きを強調するわかりやすいサウンド
  4. 音はやや未整理で見通し感が悪く、低域は少し埋もれる

 

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 【4】SENNHEISER MOMENTUM True Wireless

 これまでのイヤホンと比べてMTWが格段に上なのが低域弦楽のディテール感。波打つように躍動的でエッジを利かせて濃厚さを出し、どうしても意識を向けさせられます。金管もディテールに優れ、渋みを少し感じさせながらも粒立ちも強調します。弦楽も充分に伸びて色味も明るくきれいに発色します。高域弦楽は透明感があり、美しく映えます。ただし全体的に音場の密度は高くなっており、シンバルは少し硬めで重厚、空気感はほとんど出てきません。全体的に濃い目の色合いに感じます。

【鑑賞ポイント】
  1. 中低域付近にかなりのダイナミクスがある
  2. 高域方向はやや埋もれて聞こえやすい
  3. 重厚感があり、音楽全体の迫力はピカイチ
  4. 個々の音のディテールは丁寧でいい加減な感じがない

 

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【総評】「私がE8 2.0の音が好きなだけかも知れない」

 で、結局聞き比べてみると、どれもそれぞれよい感じでした。E8 2.0の音が好きな理由は単純で、この曲の場合クライマックスが最もガツンと感じられるのがE8 2.0っていうところと、見通しが良いイヤホンなので、そのクライマックスでの音の分離が丁寧に聞こえるので個人的な満足度が高いという感じですね。個々の音のディテールはNT01AXやMTWのほうが優れていますし、高域のわかりやすさはもしかするとTE-D01dのほうが優れているって人もいるかもしれません。こうやって聞き比べてみると、表現として最もバランスが取れているのはNT01AXだと思いますしね。

 

【おまけ】E8 2.0でこの曲を聴く時用に作った自作EQ「ラブドリーム」「エモーショナルオータム」

 どうでもいいですが、この曲を聴きながらE8 2.0をより楽しめるEQをGRANBEATで作ってみました。その名も「ラブドリーム」。我ながらネーミングセンスだせぇ。

 このEQで弦楽、金管が全体的に華やかに目立ち、低域で地熱感が増して、なによりシンバルの空気感がかなり感じられるようになります。ただし音量上げると高域の尖りも露骨になり、エグ味が強くなるので注意。あとは高域の空気感を目立たせるのと引き換えに、中域方向の音の芳醇さはやや失われて、曲全体のイメージは少し冷たい感じになります。

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 「ラブドリーム」はちょっときついところもあるので、中域を少し膨らませて弦楽や管楽に豊穣感を持たせた「エモーショナルオータム」っていうEQも作りました。中高域あたりの艶やかさと音の膨らみを意識したEQです。

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*1:SBC接続での話で、AAC接続は低域に厚みが出る。