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【完全ワイヤレスイヤホン JVC HA-LC50BT レビュー】正直デザインが好みじゃないので、買おうか迷った。でも音質はいいし、EQは楽しいし、接続品質も良い。おすすめ

JVC HA-LC50BT

JVC HA-LC50BT

JVC HA-LC50BT N_Wシリーズ 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応/小型軽量ボディ/最大16.5時間再生 チャコールブラック HA-LC50BT-B

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「通信品質は安定している」

おすすめ度*1

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ASIN

B07S9FR5Q3

 装着感は良い。意外と大きめうえにイヤーウィングもないので耳への収まりは悪いかと思ったが、首を振っても落ちない。

 AAC/SBC対応。通信は比較的安定している。最初だけ左右の途切れが多い印象だったが、移動中でもほとんど途切れはない。ONKYO GRANBEATSONY NW-A55とは相性問題はなさそう。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「防水性能?ありません」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 連続再生時間5.5時間、ケース込み最大16.5時間、防水性能なし。「防水性能なし」って潔すぎない?ってとこだけ心配。

 

 ぶっちゃけ熱心なJVC党の私でも、この「のっぺらぼう」なデザインはあまり好きになれず、迷っていた。なんかトイレか石けんみたいだし。

 音を聴いてから買おうと思って今日聴いてきたが、その場ですぐ買う気がしなかった。しかし音質は結構良かったのと、気分が良かったので、帰り道にJVCにレビューを捧げるつもりで結局手に入れてしまった!テストは某都内ターミナル駅から地元駅までの行程でがっつり行なった。

 

 操作インターフェースは物理ボタン式でしっかりしたクリック感がある。アプリも付属。イコライザーの操作はアプリでできるほか、R側を3回クリックでイコライザーが切り替わる。複数クリックは誤操作の元と思ったが、物理ボタンなので反応が良く、よどみなく操作できる。

 ちなみにフェイスは全面が物理ボタンではなく、上側を押すとクリックされる形になる。これは指押しで耳に押し込んで痛い思いをしないための配慮と思われる。JVCはこういうところの芸は細かい。

 

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【3】音質「音質の組み立てはしっかりしている。さすがJVC。しかもイコライザーつき」

 イコライザーで音質が変えられ、「FLAT」「BASS」「CLEAR」の3モードを備える。音質的に面白いのは「BASS」と「CLEAR」なのでそれを中心にレビューする。「CLEAR」モードはシンバルやピアノ、弦楽など高域音が前面に出てきて、煌めき感を強調し、ボーカルもやや透明感が強くなる。「BASS」モードは低域に重みが出て重低感が出る。さすがにSENNHEISER MOMENTUM True WIrelessに比べると風味や濃厚さの点で劣る低域ではあるが、深掘り感と厚みはあり、重低音までしっかり出ている。個人的には「CLEAR」にしろ「BASS」にしろ、スパイシーなJVCらしい高域と、厚みとディテールの良いJVCらしい低域を持っているので、どのモードでもロックが一番楽しめるかなという印象。

 販売店員さんはJAZZも良いと言ってたけど、低域弦楽を聴く感じ、地熱感のような情報量は足りない気がするので、落ち着いたJAZZには向かない気がする。個人的にはJAZZならNUARL NT01AXZERO AUDIO TWZ-1000、なによりSENNHEISER MOMENTUM True Wirelessがよいと思うが、どうだろう。

 

[高音]:シャリシャリとした手がかりのあるシンバルや、キラキラ感のあるピアノは発色が充分。「BASS」や「FLAT」モードでは一段下がった感じになるが、「CLEAR」モードではこの高域の光沢感と輝きを思う存分味わえる。シンバルは輝いているが、刻みも良くて音がくっついて潰れる感じがない。中高域から高域にかけては、たしかに販売店員さんがJAZZをおすすめする理由は分かるところがあり、JAZZピアノの光沢感と刻みの良いシンバル表現に追従できるポテンシャルが感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は清潔感があり、音は少し引っ込んだ印象を受ける。「FLAT」では一番前面に出てくる感じだが、それ以外のモードだとやや押されがち。中域のイメージとしてはどのモードでも全体的に上方向に前屈みではあるが、音に厚みは感じられ、「FLAT」や「BASS」ではしっかりとした音のボディがある。しかしそれでも、SENNHEISER MOMENTUM True Wirelessなどに比べると根元の音は弱く感じられ、濃厚感は強くない。個人的にこの中域のニュートラルで清潔な感じが、若干JAZZっぽくないと思って、ロック向きと判断しているが、この点は好みによるかもしれない。

[低音]:厚みのある振動で100hz~30hzまで厚ぼったい重さも出る振動。20hzでも振動感が残るので、重低音はかなりしっかりしている(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:分離感は悪くない。中高域方向のスパイシーで鮮烈な感じと、低域のボディのあるディテールが最も目を引き、そこらへんに焦点が当たりやすいが、その間にある清潔な中域にも深みや厚みを感じさせる音のつながりがある。しかし、濃厚感や密度感は高い感じではなく、奥行きもやや乏しい気がする(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム鼓面のガタタンとした力強い躍動感、ボディの詰まった感じ、床面への重みのかかりかた、すべてが適度に感じられる。「BASS」「FLAT」では重心が下に向いた重いバツンバツン系の音だが、「CLEAR」モードだとバシンバシンと弾ける感じになる。「CLEAR」モードではシンバルも前面に出てきて、スパイシーさを強調する(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:「CLEAR」モードだとやや明るくボーカルが浮き上がる感じがある。サ行の刺さりも出やすくなる。「BASS」や「FLAT」は比較的色味が自然で、下でふっくらした感じもある。

 

【4】官能性「イコライザーで3度おいしい楽しい完全ワイヤレスイヤホン。個人的にはロック、ポップス、R&Bをおすすめしたい」

Jess Glynne「I'll Be There」

 「BASS」モード推奨。「CLEAR」モードだとサ行が刺さりやすく、ドラムの鼓面やシンバルもスパイシーさが強すぎて、ちょっと耳に痛い。

 BASSモードだと重心が下がり、ドラムとベースにボディをしっかり感じられるようになるうえ、このモードでもシンバルやドラムの鼓面に充分なスパイシーさがあるので、もっさりする感じは全くなく、スピード感は良好。ボーカルの色味も自然で下方向にふっくらしつつ、中高域では張りと透明感が感じられ、精彩に富む。高域はややガラス質な光沢と金属光沢を強調しやすい硬く尖った感じではあるものの、「BASS」モードなら刺さることはない。

 


オールウェイズ・イン・ビトウィーン

 

ヨルシカ「準透明少年」

 「BASS」モード推奨。ハイハットの表現が丁寧で刻みが細かく、すごくきれい。ギターのエッジのギラギラ感もちゃんと出ていて、シンバルと合わせると粗挽き胡椒ばりにスパイシー。さらに「BASS」モードではドラムに充分なボディとそれを感じさせるリアルな重みが出るので、低域方向の躍動感も重みが乗った感じで楽しめる。XXシリーズのような重量感がある「BASS」モードの楽しさ極まれりと言った感じ。

 


負け犬にアンコールはいらない

 

Suchmos「GIRL feat. 呂布」

 黒い感じ、出てる。個人的にはドラムが楽しめる「BASS」モードが一番良いと思うけど、この曲は「CLEAR」モードでも結構楽しめて、ギターエッジのギラギラ感は「CLEAR」モードでも衰えない。音の弾ける感じはとてもきれいに空間に響くので、ディテール感もよく、組み立てはしっかりしている。この曲をモードを変えて最低2度は楽しめるってリッチすぎる。

 


GIRL feat.呂布

 

Matt Bianco「Wrong Side Of The Street」

 JAZZだとたとえばこういう透明感のある感じの曲が相性良いように思う。個人的に「BASS」モード推奨。シンバルの刻みが丁寧で、ドラムと低域弦楽に張りと深掘り感がある。低域の情報量は若干足りなく、ウォームさも控えめで、わずかにクリーンすぎる感じには思う。それでも、男声女声ともにボーカルには自然なディテール感があるし、声に張りがあり、深みもあって、渋みみたいなものも感じられるから、意外と惹き込まれる。ピアノはキンキン感もわずかに出しつつ、深く濃いところも感じさせてくれるから、軽薄さはない。「BASS」モードでもやや明るめな印象を受けるが、軽妙さと重厚感を兼ね備えている。

 


Matt's Mood

 

Tetrarkhia「カナリア」

 


【Re:ステージ! 】「テトラルキア」ミニアルバム「Raise Your Fist」

 

AXiS「HEAVEN'S RAVE」

 


【Amazon.co.jp限定】HEAVEN'S RAVE(初回限定盤)(CD+缶バッチ)(アナザーデカジャケ付)

 

【5】総評「デザインは好みじゃないけど、JVCの本気がわかる。JVCは真顔で完全ワイヤレスを攻めていることが感じられる機種。ちょっと空振りしてるけど」

 正直なところ、ある意味JVCらしい「求めてたのは、こういうのじゃないんだけど」って感じのあるデザインで、妙にAVIOTかNUARLあたりを意識して失敗した感じがあるにはあるんだけど、ぶっちゃけ音質面ではディテールはよくまとまっており、JVCらしいスパイシーさと低域のディテールある重厚感みたいなものを実現していて、しかもEQ搭載という良機種。

 amazonのカスタマーレビューで耳から落ちやすいみたいな声もあって、装着感どうかなって思ってたけど、私が使っている感じではイヤーピース選べば跳んだり跳ねたりしても落ちる感じはない。イヤーピースをしっかり選べば低域も深くまでちゃんと出る。推奨イヤピはもちろんスパイラルドット++

 デザインについてはJVCの販売員さんに素直に「平面的すぎるし、ロゴの位置とか工夫の余地があるんじゃないか」って言っちゃったし、ケースものっぺらぼうで面白くなさ過ぎて、Skullcandy Push横目で見ながら、「メタリックカラーとかあればいいのに」って言っちゃったけど、音質は良いです。あとは「WOODシリーズの完全ワイヤレスイヤホン求む!」って猛プッシュしちゃった。

 コスパ的にはNUARL NT01AX、AVIOT TE-D01d、ZERO AUDIO TWZ-1000という3強とガチバトルになるし、防水性能がないあたりとかスペックで選ばれない可能性があるってことはJVCの販売店員さんにも言ったんだけど、そこがやはりネックになりやすいかも知れない。

 

JVC HA-LC50BT

JVC HA-LC50BT

JVC HA-LC50BT N_Wシリーズ 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応/小型軽量ボディ/最大16.5時間再生 チャコールブラック HA-LC50BT-B

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。