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【ANC搭載ワイヤレスイヤホン PEMENOL JH-ANC10 レビュー】価格の割にそれなりのノイキャンを搭載している。しかし一部機種で相性問題があり、また低域で歪が見られる。音質は低域に重厚感のあるパワフルサウンド

PEMENOL JH-ANC10

PEMENOL JH-ANC10

【進化版】イヤホン Bluetooth5.0 ANCノイズキャンセリング搭載 IPX6完全防水 低音重視 12時間連続再生 騒音低滅 Hi-Fi高音質 マイク内蔵 自動ペアリング スポーツ 通勤 ワイヤレスイヤホン マグネット搭載 ハンズフリー通話 音声アシスト

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は悪くない。通信品質にはクセがある」

おすすめ度*1

PEMENOL JH-ANC10

ASIN

B07TBZ38T6

 装着感は良好。遮音性もそこそこ。音漏れ少し。アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しており、ONにすると少し風切り音などが抑制される。効果は高いとは言えないが、再生音の音質変化も感じないので、中華系のノイキャンイヤホンの中ではまともな方に思える。

 

 対応コーデックはSBCのみ。通信品質はそれなりに安定しているが、曲の情報量によるのか環境によるのかはっきりしないが、一部の曲ではかなり途絶が目立ったりしてまともに聴けなかったりする。

 機器により相性も見られるようで、具体的にはONKYO GRANBEATとつなぐとテンポが下がり、曲が間延びし、操作の反応も遅れる。SONY NW-A55Cayin N6Ⅱに繋ぐとテンポの遅れは見られないが、低域に歪が発生し、わずかにノイジーになる。なおこの歪はKANN CUBEa&norma SR15といったAstell&Kern系DAPでは再現しない。

 おそらく2台までのマルチポイントに対応している。少なくともSONY NW-A55とCayin N6Ⅱに同時接続され、マルチポイントが動作した。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「スペックは悪くない」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用ケーブル、説明書。

 

 連続再生時間は12時間。防水性能はIPX6。

 

 

 

PEMENOL JH-ANC10PEMENOL JH-ANC10

【3】音質「濃く重厚な低域を足がかりにコントラスト感のある音楽を奏でる」

※多くの接続相手で低域に歪が発生するため、以下の音質テスト・官能性テストはAsrtell&Kern KANN CUBEとつないで行っています。

 音質的には濃い低域の存在感がまず目立つ。色味が濃く、スピード感はゆったりめだが、速度と音圧もそれなりにあり、床面の重みを感じさせ、背景の黒みにもつながっている。この低域の濃い黒さのおかげで、中域以上の音の色味に明瞭感が出ており、はっきりしたコントラスト感がある。高域は少し置くから聞こえる形となるが、コントラスト感のある音場のおかげか発色は悪くなく、明るめに聞こえ、高域拡張性もそれなりにあって抜けはほどよくある。ロックやEDM、ポップスなどを重厚に濃く聴くのによいだろう。さらに劇伴サントラやクラシックなども悪くない。

 

美点
  1. 低域が濃く、バスドラやベースが充分に濃い
  2. 音にコントラスト感があり、発色がくっきりしている
  3. 高域は少し下がるが、明るく存在感があり、拡張性も一定程度感じられる
  4. 音圧は価格帯では高めでパワフルさが感じられる
欠点
  1. つなぐ機種によっては低音に歪が発生し、ノイジーになる
  2. 低域のスピード感は少し緩いかもしれない
  3. 大雑把に言えば黒いドンシャリ

  

[高音]:高域は中域の少し奥から伸びてくる。コントラストははっきりしているので、明度は高めに感じ、存在感がある。低域との明度差によって、シンバルは白く感じられ、シャーンと広がる空気感も実際以上にくっきり聞こえる感覚がある。ボーカルの抜けも悪くない感じ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、菅野よう子「Power Of the Light」でテスト)

[中音]:中低域に比べると少し下がっている。ボーカルをはじめ中域では基本的に音は太く濃く、少し重みが強いので重厚に感じるだろう。男声ボーカルに比べて、女声ボーカルは少し下がって聞こえる。ピアノ音や弦楽に厚みが出ている。

[低音]:この機種は接続する相手によって低域に歪が出るクセがあるが、低域テストは事情があって歪が出てしまうCayin N6Ⅱで行った(歪が出ない機種でテスト動画を再生出来ないため)。100hz~40hzまで濃く締まった振動。30hz以下で粗くブルブル強い振動が出て、20hzでも強い。低域のノイズ感の原因はこの超重低音の荒ぶった振動のせいと思われる。重低音の深掘り感はかなりはっきりする。少し重さが目立つので、低域のスピード感的には浮き上がりが早くなく、ディケイは少しもっさりするところはあるかもしれない。しかしスピード感的には目立って遅れる感じはなく、私はEDMも楽しめるように思うが、重さは強いので好みによる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が一番太く手前で、次に中域、高域と三角形に組み立てられている。コントラスト感がハッキリしているので、低域の黒味と高域の白味の差が大きめでドンシャリ系に聞こえる可能性はある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはバスドラの重みが強い。バズンバズン系の音。床面の広がりと胴鳴りが強く感じられるだろう。シンバルも白味が出るので存在感はあり、刻みも感じられるが、ややドラムに押されるくらいのバランス(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男声ボーカルは濃くはっきりしている。深みも感じられる太い声色。女声ボーカルはそれに比べるとやや奥まって聞こえる。高域の抜けは悪くなく、上で明るい感じもあるが、全体的には少し中域の濃さで重く、暗い感じに聞こえるかも知れない。

 

【4】官能性「重低音の効きが良く、コントラスト感がある音を奏でる」

藍井エイル「月を追う真夜中」

 かなり低域重めで重厚。ギター音に黒い感じがしっかり出ており、ドライで重い感じでハードロックスタイル。音圧もあり重さを充分に感じさせてくれる。基本的には黒みが強調されるが、シンバル周りは明るく白く浮かび上がるので、コントラスト感があり、色味的なメリハリ感は高い。またボーカルにはパワフルで厚みがあり、中域で太く充実して聴かせるのでこの曲の力強さがよく出る。

 なおCD発売前だが、この楽曲はmoraで音源が先行配信されている

 


【メーカー特典あり】 月を追う真夜中 (期間生産限定盤) (DVD付) (オリジナル・ポストカード(応援店ver.))

 

雨のパレード「Summer Time Magic」

 youtubeがおすすめしてきて聴いてみたらちょっとはまってしまった。このイヤホンだとやはり低域のブーム感が強く、ズンズンした感じ強め。ボーカルは濃くピアノも深みがある。またNW-A55などでこの曲を聴くと、例の如く歪が存在して少しノイジーではあるが、この曲では相対的に目立たない。人によっては演出感くらいに思えるかも知れないが、やっぱり気になる人には気になるので、できれば歪なしで聴きたい人が大半かも知れないけれども。

 


Summer Time Magic

 

久石譲「The Road to the Valley」

 聴いたのはシンフォニック・ベスト・セレクション版。Apple musicにはこのバージョンがないため、原曲のイメージアルバム版を紹介したが、音源は異なることに留意されたし。

 さて、低域の質の問題か、こういう管弦楽的な音源ではNW-A55でもあまり歪は目立たず、ほぼ感じられない。重厚な広がりの中で、ピアノや弦楽が少し鮮やかにつややかに聞こえるバランスになっている。ホールで聴いているような残響感と立体感があるので、意外とクラシックは味わい深いかも知れない。

 


シンフォニック・ベスト・セレクション

 

mol-74「エイプリル」

 この曲をNW-A55などで聴くと、かなり抑えられてはいるが、やっぱり低域に歪が出ていてノイジーなのが少し気になる。シンバルの発色はよくきれいで、ボーカルもほどよく浮き上がる感じで、前面に出てくる感じではないものの、分離は良い。個人的にバランスは好みだと思うので、やはり歪をなんとかして欲しい。

 


mol-74

 

Snail's House「雪の降る街で、あなたを待っている。」

 この曲だとNW-A55などでは完全に歪が出てノイジーになり、透明感が失われる。歪が出ない機種ではかなり濃く重く重厚感を出す低域が気持ちよく、少し分離された形の高域音が明るく発色良く、シンセも色味がくっきりしていて厚く透明感を聴かせてくれるので充実感がある。歪が出なければ聴き応えがあるんだけど、多くの機種で歪が出るので台無しになりやすい。

 


Snö

 

【5】総評「低域の歪だけなんとかしろ」

 音質的には結構濃い低域音を持っていて好みのように思ったが、ほとんどの機種相手で低域の歪がひどくて、大抵の曲でノイジーなので使い物にならない。相性問題も多く発生するようで、たぶんこれは通信チップの品質がかなり良くない。ノイキャン発生時に歪が見られるというならまだ救いようがあるが、この機種はノイキャンOFFでも歪が発生しているのでタチが悪い。

 マルチポイント対応も便利だし、まともに聴ければかなり音質が良さそうな雰囲気があるだけに、かなり残念。手持ちではAstell&Kern系だけが相性良いが、あまりメインで使っていないので、微妙な気持ち。

 

PEMENOL JH-ANC10

PEMENOL JH-ANC10

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。