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【完全ワイヤレスイヤホン NUARL NT110 レビュー】低域が濃く中高域もくっきりした重厚系のふくよかドンシャリ。ロックやポップス、JAZZ向き。おすすめ

NUARL NT110

NUARL NT110

NUARL 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン(ブラック)ヌアール NT110 WATERPROOF TRUE WIRELESS STEREO EARPHONES NT110-BK

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「イヤーフックでしっかり固定される」

おすすめ度*1

NUARL NT110

ASIN

B07TX5NJPV

 イヤホン本体はMpow T5AVIOT TE-D01gNAIN ZEENY TWSとほぼほぼ共通デザイン。イヤーフックが追加されているが、着脱可能。イヤーフックがちょうどいい案配で耳に引っかかるので、耳への収まりは良く、遮音性はそこそこ。

 

 対応コーデックはaptX/AAC/SBC。通信チップはQCC3020を搭載している。通信安定性は高く、都心からターミナル駅を経て電車に乗ってテストしたが、あまり途切れを感じない。しかし腰ポケットからの出し入れなどで少し途切れが目立つ。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「スペックは優秀」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 連続再生時間は9.5時間(aptX時は6.5時間)でケース込みの最大再生時間は67時間。防水性能はIPX7。

 

NUARL NT110NUARL NT110

【3】音質「中高域が少し明るくなり、低域の濃さと厚みの増したMpow T5といった感じ」

 素性的にはMpow T5とほとんど同一機種であると思われる。音質的には低域がより濃く、やや厚みがあるあたりがNUARLっぽい。NT01AXも結構低域ボリューミーだったが、似たようなところがある。NT110とT5を聞き比べると、低域の濃さと厚みが違うため、迫力はNT110のほうがしっかりしている。重厚感もNT110のほうが重く、高低バランス的にはあまり差が無いと思われるが、低域の存在感はT5より明らかに強く、中域の豊かさも結果的に差を感じる。

 

美点
  1. 低域にしっかりした濃さと厚みがある。T5より濃さもボリューム感も優れている。
  2. 重厚感のある音が楽しめる。中域以上に比べて、低域が前面に出る。
  3. 音の輪郭もわかりやすく、太さも充分。
欠点
  1. 高低の抑揚にやや乏しい。
  2. 中高域では充分に明るいが、高域の上の方はやや暗い印象を受ける。
  3. 女声ボーカルは少し太く、暗く感じるかも知れない。
  4. 中低域に厚みがあるので、曲によってもっさりして感じられるかも知れない。

 

[高音]:T5に比べると少し高域が明るめに思うが、低域がT5以上に重いので、全体の印象はより暗い感じを受けるかも知れない。中高域では色味もT5より濃く、くっきりと濃い色合いで聴かせる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、菅野よう子「Power Of the Light」でテスト)

[中音]:中域は中高域と中低域に厚みがあって、上ではくっきり、下ではふっくらと充実感がある。中域でも音は厚く、中低域の厚みに向かって少し音がふくよかに広がるので、ボリューム感がある。ピアノに厚みを感じたり、ギターサウンドに暖かみが感じられる。

[低音]:100hz~40hzまでややぼーっとした重めの鈍く太い振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。全体的な振動の減衰の仕方はNT01AXなどに似ているものの、より濃く太く感じる。中低域は厚みがあり、ベースサウンドも濃く、中域よりは出張って聞こえる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域にかなり重みを感じるバランス。高低の抑揚は少し抑えめで中域で密度を感じ、抜けはあまり強調されない印象を受ける。音場にはややもっさりと重たい感じがある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:タムの鼓面は少し明るめでパリパリしているが、バスドラキックが重く濃く、下に広がるように感じるので、重厚。下に重いバツンバツンあるいはバズンバズン。ややズドンの重みが強い。ハイハットは色味は暖かく、少しシャリは感じるが、全体として見るとマイルドで、チクチクした感じは少し出すが、あまり尖りを強調しない。床面方向に重力を感じる重たいパーカッション表現(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男声ボーカルは少し濃い。太さも充分で、むしろ女声ボーカルは少し太すぎて暗い印象を受けるかも知れない。

 

【4】官能性「重厚でどっしりしたドンシャリ」

Christopher Tin「Baba Yetu」

 重厚感重視で味わえる。低域に深みと厚みがあり、前面に豊かに広がり、音楽の土壌を形成し、そこから音が太く立ち上がる感覚がある。高域はやや暗く、熱気が少し滞留する感じがある。色味は全体的に濃く、音圧もしっかりしている。

 


Baba Yetu [feat. Soweto Gospel Choir]

 

Ken Navarro「Smooth Sensation」

 かなり音に濃さと厚みが出るので、充実感がある。中低域の厚みに音が沈み込んでいく感じがあり、中高域もしっかり濃いので音がくっきりしている。音に涸れた感じがなく、太くみずみずしく、根立ちが良く、密度感を楽しめる。

 


Smooth Sensation

 

大原ゆい子「星を辿れば」

 低域に厚みと濃さがしっかりあり、ボリューム感と暖かみが充分にある。ボーカルは少し太く、暖かみを感じさせる。弦楽も少しマイルドで調和的でギターも暖かい。ベースサウンドはかなり黒く、地熱を感じさせてくれる。全体的に中低域の厚みに少し包まれた感じになる。

 


星を辿れば(通常盤) TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』エンディングテーマ

 

the peggies「Baby!」

 かなり重厚でドラムやベースが前面に出てきて、ギターもかなり黒みが強い。ボーカルもちょっと太くて熱気があって、甘い。ハイハットはそれなりに色味が濃く、刻みも良いが、クールな感じではなく、少し暖かで調和的。全体的に少し重さと暖かさ重視でライブ感のある形で楽しめる。

 


Hell like Heaven (初回生産限定盤) (DVD付) (特典なし)

 

【5】総評「熱気がある低域、濃く密度感のある太さのある中域を持つ」

 QCC3020搭載で通信品質はそこそこ安定しているが、3020機種の中では相対的に少し途切れやすい気がする。音質はT5をさらに重く濃くした感じの重厚サウンドで、パワフルさは明らかにこちらが上で価格差は充分に感じられる。こちらではより熱気のあるサウンドを楽しめ、中低域に厚みもあるので、JAZZやロックに濃厚感が出る。T5と比べるとさすがに少し値段が高い印象を受けるが、より熱気のある低域を持つaudio-technica ATH-CKS5TWよりはクセが少ないので、とっつきにくい感じはなく、コスパはよい。ATH-CKS5TWの低域がちょっと熱(厚)すぎると感じたら、これは代替候補になりうる。

 

NUARL NT110

NUARL NT110

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。