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【完全ワイヤレスイヤホン AUKEY EP-T16S レビュー】暖かみのあるサウンドが得意。ロックでは熱気のある音を奏でる。通信品質も安定性が高い。スペックだけは心許ないが。おすすめ

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AUKEY EP-T16S

AUKEY EP-T16S

完全ワイヤレスイヤホン AUKEY ブルートゥースイヤホン Bluetooth 5.0 ワイヤレス イヤホン Hi-Fi 高音質 便利なワンボタン設計 自動ペアリング ハンズフリー通話 SBC/AAC対応 11時間再生可能 スマートなタッチ式 超軽量 フィット感抜群 マイク付き 音声アシスタント対応 IPX5防水 充電&収納ケース一体型 2年間安心保証 技適認証済み EP-T16S

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は軽い。通信品質には癖があるが、安定度は高い」

おすすめ度*1

AUKEY EP-T16S

ASIN

B07VHD8FYC

 小型軽量で耳への収まりは良い。遮音性はそれほど高めではない。音漏れも少し目立ちやすいかもしれない。

 

 対応コーデックはAAC/SBC。私がテストした範囲では、率直に言ってかなり安定性が高い。新宿や秋葉原でNUARL NT110と同時にテストしたが、駅のホームなどではNT110が時々途切れるくらいで、こちらはほぼ途切れない。上位機種のEP-T10と同じような癖があって、駅のホームよりは改札付近やコンコースで途切れが目立つ。しかしNT110と比べても相対的に安定性が高く、価格を考えるとかなり優秀に感じる。

 なおEP-T10はSONY NW-A55につなぐと一定時間で電源OFFするという不具合があったが、私の使用環境では、こちらの機種で同様の症状は今のところ確認されていない。ONKYO GRANBEATでは左右の音ズレが見られる。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「モバイルバッテリー機能付き」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 イヤホン単体での連続再生時間は3時間、ケース込みで最大11時間。スペック的には物足りない。

 

 防水性能はIPX5。

 

AUKEY EP-T16SAUKEY EP-T16S

 

【3】音質「音圧もほどよくあり、低域の厚みと中高域の発色が良いロック向きなメリハリサウンド」

 音質的には最近のAUKEYらしい音で、ロックを意識をしたような黒味のあるサウンド。ベースやバスドラキックがはっきり黒い感じで出る上に、少し発色の強いシャリシャリ系のシンバルやギラギラギターが展開する。重厚感に寄った感じのドンシャリ。


美点
  1. 低域に厚みと黒味、音圧があり、存在感が強く下地がしっかりしている
  2. その低域からは中高域がはっきり分離しており、くっきりと聞こえる
  3. 価格を考えると、中高域の手がかりは多く、解像感が感じられる
  4. 音場にほどよい奥行き感と広さがある
  5. 高域はマイルドで尖りを抑えている
欠点
  1. 音場の印象はどちらかというと暗い
  2. 高域の抜けはあまり出ない

 

[高音]:高域は上ではやや暗く、空気感の広がりも大きくなく、やや落ち着いている印象を受ける。ボーカルの抜けもやや早く、伸びが足りないわけではないが、突き抜ける感じはない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は中高域から中域真ん中らへんで、少し膨らみが感じられて充実感がある。ギターやピアノは暖かみがあり、シンバルも濃いチンチンした底辺が少し目立つ。低域方向は少し清潔になって低域と中高域に分離感がある。

[低音]:100hz~40hzまで黒めの鈍い振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。ベースラインくらいに暖かみと黒みが出て豊かさを感じさせるが、そこから下の深みはそれほど強調されない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:適度な重厚感があり、低域方向に安定した重心がある。中高域付近にも強調が見られるが、全体としてみると高低バランスは三角形に構成されているように思われる。価格を考えると音場は広めに感じ、奥行き感もあるのでガチャガチャする感じはない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:タムの粘りが強く、バチバチした音が目立つ。バスドラキックは重みを出すが、広がりはそれほどでもなく纏まりがあり、タイトな印象を受ける。黒みは強い。ちょっと粘りの強いバッツンバッツン系。ハイハットはチンチンした音で少し濃い感じに刻みを感じさせる。全体としてみると熱気のある火力に満ちたパーカッションでロック向きに思える(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男声ボーカルは熱気がある感じで中域で少し太くなる。女声ボーカルも中域での甘味が強い。場合によって女声ボーカルは、やや太い感じもあり、少し暗い印象を受けるかもしれない。ロックな声色。

 

【4】官能性「熱気のある豊かな低域と中域」

藍井エイル「月を追う真夜中」

 この曲だとかなりバスドラにボリューム感が出てタムにも粘りがあって、ハイハットも濃いめに音を刻み、ドラムセットに厚みと熱気がある。ボーカルも少し熱気を帯びて膨らみ、太い感じで甘く湿っぽいあたりを一番よく聴かせてくる。弦楽も上に抜けずに中高域付近に滞留し、熱気を演出する。

 


【メーカー特典あり】 月を追う真夜中 (期間生産限定盤) (DVD付) (オリジナル・ポストカード(応援店ver.))

 

池田綾子「おかえりなさい」

 ピアノが太く、低域の広がりも良く、重厚感と豊穣さを感じることが出来る。ボーカルも暖かく、甘い果実のような完熟感があり、たわわに実ったかのような豊かな叙情感を味わわせてくれる。

 


風を紡ぐ

 

花澤香菜「ざらざら」

 低域の厚みがしっかりあり、重みも感じられ、この曲を楽しむのに十分な低域の広がりがある。ボーカルも明るすぎず、ぬくもり感があって甘い。歌詞に添った沈む感じ、ズシンという重みが音場に存在しており、濃いアコースティックギター音も充実感をだしてくれる。じんわり感とズドンの重みでこの曲をよく味わえる。

 


ざらざら

 

majiko「春、恋桜。」

  音場に十分な熱量があり、歌詞の情熱的な雰囲気がよく曲調に現れる。ボーカルの声色には湿っぽい色気があり、周囲の楽器音もつやつやとした水気がある。全体的な音の厚みも十分で密度感もしっかりありつつ、中高域と低域がほどよく分離されて、メリハリ感が失われない。音場の適度な広さがよく個々のバランスをとっている。

 


春、恋桜。

 

【5】総評「バッテリースペックだけ心許ないけど、音質と通信品質は優秀」

 連続再生3時間、最大再生11時間というのはさすがに心許ないが、音質は価格を考えると結構レベルが高い。それ以上に驚いたのは通信品質で、上位機種のEP-T10とおそらく同等のようである。環境の相性はあるかもしれないが、QCC302X系機種に勝るとも劣らない安定性がある。暖かみのあるサウンドが好きならおすすめできる。

 

AUKEY EP-T16S

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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