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【完全ワイヤレスイヤホン ENACFIRE Future Plus レビュー】5000円台でパワフルな音質を楽しみたいなら有力候補。懸念だった最大再生時間はケースが変わって大幅に改善した。おすすめ

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Enacfire Future Plus

Enacfire Future Plus

Bluetooth 5.0 ワイヤレスヘッドホン ENACFIRE Future Plus 104H 再生時間 安定した接続 HD 音質 自動ペアリング技術 ワイヤレスBluetoothイヤホン 2600mAh充電ケース付き 内蔵マイク

 

 

【0】Futureのマイナーチェンジ版で音質は変わらない

 イヤホン本体はおそらくEnacfire Futureからほとんど変更されていない。ハウジングデザインは全く一緒だし、連続再生時間の上昇も見られず、通信品質的にも差を感じない。イヤホンを入れ替えても充電可能なので、イヤホン部分に関してはほぼ同一と考えて良いだろう。ただし防水性能はIPX5からIPX7に改善されている。音質的には聞き比べを行ったが、差を感じなかった。なので、以下のレビューはほぼEnacfire Futureのレビューのほぼコピペである。なおEnacfire FutureはDudios ZEUS TWSと同一機種と思われる。

左:Enacfire Future Plus 右:Enacfire Future

左:Enacfire Future Plus 右:Enacfire Future

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は良い。接続品質はそこそこ良い」

おすすめ度*1

Enacfire Future Plus

ASIN

B07PQQQ517

 スポッと耳に入るハウジングで耳への収まりがよい。遮音性はそこそこ高く、音漏れも少なめ。

 

 通信品質はそれなりに安定しており、家の中では切れる気配はない。街中ではさすがにプチプチ途切れる場面はあるが、5000円以下で考えるとかなり安定している方ではある。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「モンスタースペック化した」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 自動ペアリング・自動接続はしっかり実現されている。

 

 イヤホン単体のバッテリーでの連続再生時間は4時間で、最近の機種にしては控えめなスペックと言える。ケース込みの最大再生時間は104時間。モバイルバッテリー機能も備える。

 

 防水性能はIPX7。

 

Enacfire Future PlusEnacfire Future Plus

 

【3】音質「音質は弱ドンシャリで低域はパワフル。高域は透明感がきれいに出る」

 音質は5000円未満の価格にしてはレベルが高いということが素直に言える。高低バランスはほぼフラットに近い弱ドンシャリといった感じで、ドラムやベースがパワフルに感じられる中に、高域方向に向かって透明感が出る若干広めに感じる音場が形成されている。個人的にはかなり聴き応えを感じ、とくにロックやダンスが得意な印象だが、中域にそこそこ厚みも感じられるのでR&Bも充実感があり、結構万能に聴けそうな印象。

 ただし価格なりの限界というのはあり、低域が強い曲を小音量で聴くと、中高域の出が悪く、暗めになり、また低域に少し押されるのかノイズ感が少し出るので、きれいに聴くには一定音量以上を求めるところがある。

 

[高音]:自然な太さでキラキラ感よりは透明感のあるつややかさを出す感じの音。キラキラしないので、デジタルよりはアコースティック向きの質感ではあるが、デジタル音もツヤツヤと聴かせる感じで個人的には好き(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:厚みがある。少し広めに空間を意識して聴かせるところがあり、高域と低域の連携をよくしている印象。

[低音]:100hzから少し厚めのぼーっとした振動で40hzまで素直な減衰。30hz付近で少し沈み、20hzは無音。ベースは太めで力強く感じる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域にパワフルさがあって火力感がそこそこ感じられる。低域の存在感は強いが前に出すぎず、中域は少し広く、高域と低域が素直につながる感じの安定感のある三角形を感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは少し輪郭を出しつつ膨らんだ感じで聴かせる、ポポンポポンあるいはパッツンパッツンという爆発力強めの音。表面に粘りもあり、結構躍動感が出るけど、くどくない感じで好み。シンバルの粒感は、わりかしきれいに出る。パーカッション周りは5000円台では優秀な印象(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:やや太い印象を受けるが、自然。男性女性ともに少しふっくらした感じで充実感がある声色。

 

【4】官能性

TVアニメ「猫神やおよろず」OP主題歌「神サマといっしょ」

 高域はつややか系の音なので、緻密な感じに粒感を出すのではなく、空間に充実する感じの音になる。しかし、低域のほどよく広がりのあるパワフルな表現との連携が良く、上と下がよくつながって音場全体を充実させている印象を受けるので、ボリューム感のある感じで聴きたい人には持って来いだし、解像度はこの価格帯では結構良いので、ボケた感じはない。

 カップリングの「jumping Skycat A-bee Remix」Verのほうは低域がより重い感じにアレンジされているので、さすがに少し高域方向が暗く感じるかな?

 


神サマといっしょ

 

こだまさおり「未完成ストライド」

 かなり満足度は高いんだけど、この曲は少しボーカルの位置的にやや低域に近づいているところがあるので、このイヤホンでは少しだけ明るさが足りなく聞こえやすいかな。小音量ではとくに。あくまで個人的な印象での話だけど、この曲を気持ちよく聴かせるイヤホンって意外と少なくて、Westone W40でもちょっと暗いかなって印象はあるからね。重量感は結構出て、ボリューム感はあるし、音が全体的に太い中でもギターのエッジなんかも結構しっかりしてるからこの価格帯ではレベルは高いとは思うけど。

 この曲は明らかにドンシャリにすれば明るくなる傾向の曲なので、ある意味フラットに近いということがわかったということかも知れない。まあ好きなこの曲を聴いてみたいって思ったくらいには、良い感じ。

 


未完成ストライド

 

(K)NoW_NAME「Knew Day」

 比較的効果が多い曲だけど、結構このイヤホンはしっかり細部を表現しつつ、ボリューム感も出して、かなり迫力ある形で聴かせてくれます。低域の火力感は充分出ているけど、重くない感じで音場がもっさりしてないし、ボーカルの分離感もいいかな。

 


TVアニメ『灰と幻想のグリムガル』オープニング・テーマ 「Knew day」

 

eufonius「遙かな日々」

 ボーカルにふっくらした感じもあるから甘味があるし、アコギも輪郭良く、しかも暖かめでやっぱりちょっと苦甘い感じ。音場全体はピアノにつややかさと厚みがあり、まろやかで、トロトロした感じの舌触りになっていて、ボーカルの甘味アコギの甘苦い感じを尖らせずに一体的に味わわせてくれる感じ。高域の発色は、難しいところだけど、ちょっと暗めかな、やっぱり。ただサビでのボーカルの突き抜けはしっかり感じられる。

 どちらにせよ、5000円以下の完全ワイヤレスイヤホンでこの曲を聴くなら、これ以上はあまりないんじゃないかな。わからんけど。

 


遥かな日々

 

【5】総評「5000円台で音質で選ぶなら、おすすめできる機種」

 Enacfire Futureは音質的にはパワフルでかなりおすすめできる機種だったが、最大再生時間がやや短めだった。このイヤホンはその欠点をなくす代わりにケース自体が肥大化して以前の携行性の高さが少し失われたが、スペック重視の人には選択しやすくなった。価格もほぼ据え置きでおすすめできる。

 

Enacfire Future Plus

Enacfire Future Plus

EnacFire ワイヤレスイヤホン モバイルバッテリー機能 IPX7完全防水 HiFiステレオ高音質 AAC対応 カナル型 104時間連続駆動 安定 Bluetooth 5.0 イヤホン 自動ON/OFF/ペアリング 片耳両耳通用 左右分離型 Siri起動 通話マイク内蔵 完全ワイヤレス イヤホン (Future Plus)

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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