- amazon music HDのサービス開始後の記事はこちら
- 前々から噂されていた「amazon music HD」がやってきます
- amazon music HDのメリット/デメリット
- amazon music HDと相性の良いDAPは?
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amazon music HDのサービス開始後の記事はこちら
前々から噂されていた「amazon music HD」がやってきます
前にちょこっとamazonがハイレゾ音源サービス始めるという噂があるみたいな話をしたんですけど、ついにその全体像が明らかになり始めました!その名も「amazon music HD」(予定)です。月額は1980円になる予定とのこと。
もうDAPごとに音源入れ替える必要がなくなる!
私はDAPを複数機種使い回してるんですが、大変なのが音源管理です。新しい曲を手に入れたらDAPに転送しているのですが、最近はつねに7機種くらい使い回しているので、それぞれのDAPに新しい曲を入れる作業だけで結構な時間が。
複数のDAP使い始めて気づいたんですけど、DAP多い人ほど、サブスクの恩恵は大きいです。だってネットに繋げばいつでも大量の曲を一括管理できますし、オフラインでも聴く曲はダウンロードしておけばいいだけですから。
ただ現状の音楽サブスクの弱点は音質がmp3品質止まりだっていうことでした。DAPの能力を生かしきれているとは言えないので、結局お気に入り曲はmoraで別購入する感じでした。
しかしハイレゾ品質の「amazon music HD」が来れば、その欠点はなくなるはずです。それもamazon musicは曲数が多く、アニソン関係も強めなので、私の趣味にもぴったりだというのも嬉しくて堪りません。
amazon music HDのメリット/デメリット
とはいえ、今報じられている「amazon music HD」の概要を確認すると、必ずしも完璧なサブスクとは言いづらいところがあります。簡単にメリット・デメリットをピックアップしてみます。ただし、以下の情報は現状明らかになっている予定サービス内容と私の予測に基づいていますので、ご注意下さい。
メリット
- ハイレゾ音源ストリーミングサービスとしては国内唯一
- amazon musicの実績から早期に膨大な量のハイレゾ音源を楽しめる可能性が高い(予想)
- 同様に、おそらくアニソンの充実度は高めになるはず(予想)
- 同様に、プレイリストの充実度高めになるはず(予想)
- amazon musicのUIを引き継ぐ可能性が高く、慣れている人にはシームレスに移行できそう(予想)
- 月額1980円。アルバム1枚分の音源買うより安い
デメリット
- ハイレゾ音源のダウンロードはできない
- 膨大な通信量を消費する
- 1. 2.から5G時代が来るまではモバイル用途には向かない
- 高性能なスマホやDAP、DACを使わないカジュアルなリスニングなら「amazon music unlimited」がお得
- DAPで使うにはアプリに対応している必要あり
とくにデメリットの1.と2.はかなり問題で、ダウンロード対応だけはしてほしかったところです。おそらく現状の報道内容から考えると、ダウンロードはmp3相当の音源になると思われます。まあオフラインで完全に聴けないわけではないはず。
ただ、サービス開始時は結局既存のmoraやe-onkyoといったハイレゾ音源ダウンロードサイトの置き換えにはならないですね。それでも、ヘビーリスナーにはWiFi環境があれば膨大な量のハイレゾ音源にアクセスできるのは最高の喜びと言えます。
個人的にはメリットが大きいので「amazon music HD」、真っ先に契約する予定です。
amazon music HDと相性の良いDAPは?
最後に「amazon music HD」のような音楽サブスクと相性が良いDAPを紹介します。といっても、以前の記事のダイジェストですけど。
Cayin N6II
- 音の傾向 濃厚系
- 対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC
- 拡張性 64GB (+512GB)
- DAC AK4497EQ
- ハイレゾ 384khz/32bit DSD256
- バランス接続 4.4mm
- 実売価格 13万円前後
オーディオマザーボードシステムを搭載し、基幹部分であるDACとアンプを交換可能というDAP。記事執筆時点では交換用オーディオマザーボードはまだ発表されていないが、それによって1台にしてさまざまな音質を楽しむことが出来る。
OSはAndroidでGoogle Playストアも搭載しており、機能性・拡張性が高く、スマホの延長線上に使える使い勝手の良さも魅力。完全ワイヤレスイヤホンのアプリやサブスクリプションアプリも使えるほか、動画鑑賞やネットサーフィンも出来る。
現在のオーディオマザーボードA01を搭載している状態だと、音質は中域でやや厚みを強調し、音の広がりを重視したボリューム感のある没入感重視のサウンドで、どちらかというとアナログ的なサウンドと相性が良かったりする。クラシックやJAZZ、民族音楽なんかに強みを感じる。
個人的には10万円台で選ぶなら、現状で最も完成度が高い。
Hiby R6 PRO
- 音の傾向 すっきり系
- 対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC
- 拡張性 32GB (+512GB)
- DAC ES9028Q2M×2
- ハイレゾ 384khz/32bit DSD256
- バランス接続 4.4mm
- 実売価格 11万円前後
Cayin N6IIの基幹部分を受託しているだろうHiby musicのDAP。そのため基本的な使い勝手はほぼN6IIと変わらない。ただし、ホールドモードがないなど、細かな使い勝手でN6IIのほうが若干上。
N6IIと同じく、OSはAndroidでGoogle Playストアも搭載しており、機能性・拡張性が高く、スマホの延長線上に使える使い勝手の良さも魅力。完全ワイヤレスイヤホンのアプリやサブスクリプションアプリも使えるほか、動画鑑賞やネットサーフィンも出来る。
ぶっちゃけこの機種の音は恐ろしく私の好み。DACは解像度で定評のあるESS系のES9028Q2Mを使用しているが、ESS系のDACにありがちなやや無機質な音の感じはほとんどない。おそらくアンプに使っているMUSES 8920のせいだろうが、ESS系らしいすっきりした見通し感がありながら、個々の音にはナチュラルな太さがあり、温度感もある。音質だけなら現状のA01のN6IIはやや音が濃すぎる印象があるので、こちらのほうが万能に楽しめる気がするくらい。
ONKYO GRANBEAT DP-CMX1
- 音の傾向 すっきり系
- 対応コーデック SBC / aptX / aptX HD
- 拡張性 128GB (+256GB)
- DAC ES9018C2M×2
- ハイレゾ 384khz/24bit DSD256
- バランス接続 2.5mm
- 実売価格 5万円前後
この機種はDAPというよりスマホ。そのためほぼ完全にスマホアプリに対応しているのと、DAPとしては非常に高精細なディスプレイを持っていること、標準のストレージ容量に優れていることが美点として挙げられる。ただし、Androidのバージョンは古いので最新のアプリに対応できなくなってきているのは欠点になる。
ONKYO系DAPは通信的な相性も多いが、その欠点も引きずってしまっている。完全ワイヤレスイヤホンの一部とはまともに通信できないこともある。
音質はESS系らしく、解像度感重視ですっきりしたサウンド。ほぼほぼフラットでクセがない上に、HF Playerにカスタマイズが加えられた専用プレーヤーアプリはイコライザー機能が優秀で、プリセットを使えばどんなジャンルでも万能に味わえる。このイコライザーはワイヤレスオーディオにも適用される。
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