最近のオーディオ関連で個人的な注目ニュースを紹介します。
- JVCの新作に本気を感じた!低価格市場に撃って出る?HA-A10T
- 相変わらず物量作戦のJBL。上位機種のチップ性能は定評あるので、今回は期待!
- 完全ワイヤレスイヤホンでは独自の人気を確立している北欧ブランド
- JAM Audioが日本で完全ワイヤレスイヤホンに参入!
- 【おまけ】64Audio Fourté Noirは凄かった!あれはやばいね!
- amazon musicのプレゼントキャンペーンも忘れずにね!
- 【関連記事】
JVCの新作に本気を感じた!低価格市場に撃って出る?HA-A10T
ドイツにて開催中のIFA 2019でJVCの新作完全ワイヤレスイヤホンが発表されました。その名も「HA-A10T」。個人的にこの機種は写真を見て、すぐに「JVCまじで攻めてる!」ってのが分かります。JVC党の私が本気を感じたポイントをまとめると、
- 基本デザインはHA-LC50BTを継承
- ボタンが物理タイプ。おそらくハウジングから独立式で押下性を向上させている
- イヤーピースを充実
- IPX5の防水性能
- デザインが自然になった←重要!
ぶっちゃけ音質的にもガジェット的にも一定の魅力があった良機種にも関わらず、それほど売れた気配のないJVC HA-LC50BT。その欠点はまあ、おそらくデザインコンセプトと商品展開の仕方。サニタリーグッズっぽい妙にファンシーな外観は、本気でロックやEDMバリバリ聴かせる音質とミスマッチしすぎてるし、付属アプリはゴテゴテのJVCデザインで本体のミニマルデザインと対極的すぎて、どういう人に売りたいのか謎。ぶっちゃけガンダムあたりとコラボして、「袖付き」風のエンブレイビングなんか着けりゃ面白味のないデザインもよほど映えて、音質的にも澤野弘之どのの曲に強いので売れそうなのに。もったいないね。
イヤーピースはなぜか大きいサイズが用意されてなくて、どちらかというと男性的で骨太の音質デザインにも関わらず、低域の魅力を感じるには付属品のイヤーピースでは力不足で、基本的に付属品の範囲でしかできない店頭試聴では良さが伝わらないというね。完全ワイヤレスイヤホンではイヤーピースが重要なのに、それをおろそかにするという致命的ミス。
そして防水性能がないので、スポーツモデルを求める人にも自然と興味を惹かれず、せっかくの物理式ボタンなのに、平面的なデザインを重視したせいで押下感最悪で操作しづらいというね。
まあもったいない機種でした。ミニマルデザインで出すなら、アプリや音もミニマルに統一してオシャレにすべきで、むしろこのイヤホンの良さを生かすためには、もっとスポーツカーやSUVを感じさせる男性的なデザインで出すべきでした。
しかし、デザインや報道記事を見る限り、HA-A10TはHA~LC50BTの欠点をかなり潰して改善しています。まず防水性能を設け、物理ボタンは押しやすさ重視で実用的なデザインにし、メモリーフォームイヤーピースを付属して装着性にも配慮が加えられました。スペック的には平凡ですが、少なくともコンセプトは正統派の入門機としてよくブラッシュアップされています。
ただ逆に言うと、今度はデザインが無難すぎて個性がないところがあるかもしれないので、ここからどう売り込んでいくかの問題になりますが。HA-LC50BT相当のイコライザー機能が提供されるかが興味を惹くところです。これは個人的に楽しみ。
相変わらず物量作戦のJBL。上位機種のチップ性能は定評あるので、今回は期待!
JBLは精力的に完全ワイヤレスイヤホンを出しているメーカーですが、個人的に露骨な当たり外れがあるのが気になるところ。ここの低価格モデルにいい思い出ありません。TUNE120 TWとか、Endurance PEAKとかね。低価格モデルで露骨に質の悪いチップ使ってくるので、ここの安いのはハズレ率高め。
しかし、今回は高価格帯モデルから出てくるので、そこそこ期待できそう。LIVE300TWSは名機Free Xにヒアスルーつけたみたいな感じに見え、ケースも持ち運びやすそうなデザイン。REFLECT FLOWは同じく評判の良いUA Flashのブラッシュアップ版に見える。
音質的にはこれまでどおり、JBLっぽいズンドコ感のある楽しいサウンドを期待してます。あとJBLは価格競争に熱心なので、値引きも積極的で大衆をよく意識しているところも好き。
問題はブランドの元締めであるHarman/Kardonが、SAMSUNG傘下になってから、好き放題されてるところがあって、もう一つのAKGが未だに自前のブランド名で完全ワイヤレスイヤホン出せないっていうね。人気のあるブランドは露骨にSAMSUNGブランドに吸収されようとしてるんじゃないかと心配です。
完全ワイヤレスイヤホンでは独自の人気を確立している北欧ブランド
知る人ぞ知る完全ワイヤレスイヤホン先進国の北欧。初期の頃の実力派製品はみんな北欧からやってきてました。今はSONYが天下取りつつあるけど。
しかし今でもデザインセンスと機能設計が優れている機種が多いんで、完全ワイヤレスイヤホンでは北欧ブランドがApple、SONYに続く、第三勢力的に大きな力を持っています。少なくとも完全ワイヤレスイヤホンコーナーで国旗を見ると、北欧率が妙に高いです。
ちなみに北欧ではメタルとかフォークロックみたいなのが流行っているらしく、全体的に高域を強調する感じが強く、音質はドンシャリ系が主流です。むしろそれがEDMや打ち込み系ポップス、アニソンを聴く日本人の趣向にも合ってたりするっていうね。
個人的には密かにSudio結構好きなんですけど、デザインがね、ちょっと可愛すぎて私には合わないんですよね。
JAM Audioが日本で完全ワイヤレスイヤホンに参入!
よくわからんけど、Skullcandyっぽいオーディオブランド、JAM Audio。私も大好き完実電気が取り扱いを始めてるんですけど、ここのブランドの完全ワイヤレスイヤホンが日本上陸するとのこと。きっと音はアメリカナイズな感じで、Skullcandyっぽいんだろうなと予想中。個人的に興味はあまりありません。
【おまけ】64Audio Fourté Noirは凄かった!あれはやばいね!
例の如くいろいろイヤホン試聴してきたんですけど、その中でも64Audio Fourté Noirの完成度は素晴らしく、度肝を抜かれました。値段が値段だけにちょっと買うのは無理かなと思っていますが、これはやばいです。
これまで比較的音を林立させるような表現のイヤホンは多く聴いてきましたけど、ここまでレイヤー感を出してくるイヤホンは初めてです。まあ驚くべきは色味において、とことんまで透明でニュートラルさを求めるストイックさと、聞き心地の安定感ね。少なくとも聞き心地に関して不快要素はほぼ皆無です。 ...
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