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【特集】骨伝導イヤホンAfterShokz Xtrainerzは神でした。これはやばいです。是非試して欲しい。

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AfterShokz Xtrainerz

AfterShokz Xtrainerz

AfterShokz Xtrainerz 骨伝導 デジタルオーディオプレーヤー 4GB スポーツ用 防水/外音取込み

 

 

個人的にAfterShokz Xtrainerzが常識を覆すほど、やばすぎたので紹介したい

 今日は個人的にすごくおすすめな製品を紹介します。ほんとはいつもどおりレビューしたいんですが、ぶっちゃけまだ無理です。この製品と1ヶ月以上向き合っていますが、この良さを正確にレビューするにはまだ謎なことが多く、私の体験が万人に再現性があるかも非常に不確かなところがあるので、正式なレビューをするのにまだ腰が引けています。また試していることも多くて、なかなか終わりません。

 しかし、個人的にはこのXtrainerzの骨伝導体験がすごすぎるので、今の段階で私が調べてわかっていることを中心に、音質も含めてなるべく具体的に紹介したいと思います。

 

レビュー記事を執筆しました

www.ear-phone-review.com

 

骨伝導イヤホンって知ってますか?

 まず、世の中には骨伝導イヤホンというのがあるってところが話を始めたいと思います。

 さて、骨伝導とは何かを理解するためには、人間が音を感知するルートを考える必要があります。音は空気振動波なので、普通私たちは空気の流れを通して、鼓膜で音を受け止め、それを三半規管と蝸牛を通じて電気パルスに変換して知覚しています。


 私たちは普段、どのように音を聞いているのでしょうか。ご承知のように、空気の振動である音は、耳介によって集められ、外耳道を通って鼓膜に届きます。音は鼓膜を振動させ、鼓膜の振動は耳小骨によって増幅され、内耳の蝸牛という器官に使わります。蝸牛では音の振動が電気信号へと変換されます。蝸牛によって変換された電気信号が脳に伝達されます。そして脳にある聴覚野という部位で音として認識されます。このように、空気を伝って鼓膜を振動させ聴覚神経に伝わる音を[気導音]といいます。
 一般的に私たちは上で述べたような仕組みで音を聞いています。つまり、私たちは周囲の音をほとんど気導で聞いているということになります。 

www.widexjp.co.jp

 

 しかし、骨伝導はそれとは異なり、筋肉や骨に伝わる音の振動を通じて、蝸牛に直接音を伝えるものです。

 この「骨導音」とさきほどの「気導音」の違いを分かりやすく認識するためには、自分の声について考えてみるとわかりやすいかもしれません。

 自分の声をマイクで録音して再生すると、普段聴いている自分の声色とは異なって聞こえると思います。これは普段聴いている自分の声は「骨導音」と「気導音」のどちらもが含まれており、録音再生された声には「気導音」しか含まれていないことの差から来ます。

 

上記で述べた空気の振動である[気導音]の他に[骨導音]というものがあります。[骨導音]とは、文字通り骨の振動によって伝わる音を指します。骨導では頭蓋骨の振動が直接聴覚神経に伝わります。例えば、歯を慣らす音などは骨導で聞いていることになります。自分が聴く自分の声は、自分の耳で聞いている気導音と骨導音が合わさったものです。録音された自分の声を聞くと違和感を覚えるのは、マイクを通して録音されたのは[気導音]だけで[骨導音]は録音されないため、普段聞いている自分の声とは違って聞こえるのです。同様に、耳を塞いだ時の自分の声が変わった感じで聞こえるのは、耳を塞ぐことで[気導音]は聞こえなくなり、[骨導音]だけを聞いているからなのです。
気導と骨導の音の経路を整理すると以下のようになります。
《気導音》
 外耳 ⇒ 中耳 ⇒ 内耳(蝸牛) ⇒ 聴神経 ⇒ 脳(聴覚野)
《骨導音》
 内耳(蝸牛) ⇒ 聴神経 ⇒ 脳(聴覚野)

 

www.widexjp.co.jp

 

余談「ハイレゾは身体で聴いている?」

 そういうわけで骨伝導と空気伝導では経路が異なるために音の聞こえ方が異なるのですが、余談として、実はハイレゾ音質の楽曲に含まれる、鼓膜の可聴域を越えた音を人間が心地よいと感じるのは、鼓膜以外の音の伝達経路があるためではないかという仮説があります。その伝達経路として考えられている有力候補の一つが骨伝導になります。人間は通常、超音波を聴覚認識することはできませんが、骨伝導で伝えられた超音波は聴覚として認識できるという実験結果があります。もしかするとハイレゾは骨伝導の方が味わい深いかも知れませんね。

 少なくとも伝達経路が多いだけ、「気導音」のみの既存のヘッドホンやイヤホンより音の情報量が多いとは言えるかも知れません。

ja.wikipedia.org

 

広い音場、自然な音色。音楽の中で浮游する感覚が味わえます

 さて、骨伝導音の魅力は、普段自分の声を聴いている感覚と同じような音の深みを感じられるというのが最大の魅力です。骨伝導の音の聞こえがまだよくわからないので、私の単純比較が通じるのかは分かりませんが、AeropexよりもXtrainerzは広がりのある音場を持っており、音の沈み込みが特に深く、顎の下から首筋にまで下がって感じられます。

 カナル型イヤホンやヘッドホンに比べると音のディテールは最初はゆるやかに感じられますが、慣れてくると自然な立体感を持って聞こえてくるようになります。空間に音が浮游している感覚があり、カナル型イヤホンで聴くときより立体感は高い印象を受けます。音像定位はかなり明確ですが、その輪郭には自分の声を聴くときのような暖かみがあります。この感覚は独特で、私も本当にこういう説明でうまく伝わるか自信がありませんが、音に独特のライブ感があって耳に優しいのに、音像の明瞭性は確かです。

 正直広大な音楽空間に意識が浮かぶような感じが私は好きすぎて、最近Xtrainerzにはまってます。

 

音が変化する

 骨伝導音と空気伝導音のバランスで聞こえ方が変化します。耳栓をすると骨伝導音が強くなり、ヘッドホンを被ると空気伝導音が多くなると思います。おそらく空気伝導音が多い方が音の明瞭性は高いと思います。私の感覚ではそうです。

 

欠点:内蔵プレーヤーが使いづらい

 この製品は厳密には音楽プレーヤーで、本体内部に曲を入れるんですが、厳密にはよくわからないところがあるものの、フォルダで階層化していると楽曲が認識されない場合があるようで、音楽ファイルが読み込まれずに終了する場合があります。いろいろ試した結果、たぶん階層化が深すぎたりファイル名が長すぎたりすると、おそらく正常に認識されない気がします。

 またファイル名を工夫するなどしない限り、プレーヤー操作で狙った曲を出すのは結構手間がかかると思います。対応ファイル形式は「MP3/WAV/AAC/WMA/FLAC」です。

 

一般的な使い勝手はAeropexが勝るでしょう

 Xtrainerzはプレーヤーイヤホンなので、普通のワイヤレス骨伝導イヤホンであるAeropexのほうが総合的な使い勝手は上です。無難に骨伝導イヤホンを選ぶなら、Aeropexが最も良いです。

 

レビューはもう少しかかります

 この製品についてはまだいろいろ試していることがあり、さらに骨伝導についてももう少し確実な知識を手に入れる必要もあって、レビューはもう少しかかると思うのですが、とりあえずこの製品の音はかなり驚いたので、店頭試聴で是非試して欲しくてこの記事を書きました。

 最初は音に慣れないかも知れませんが、是非店頭で遊んでみて下さい。静かな環境で聴くとよくわかるので、ノイキャンヘッドホン被って聴くことをおすすめします。

 

AfterShokz Xtrainerz

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AfterShokz Xtrainerz 骨伝導 デジタルオーディオプレーヤー 4GB スポーツ用 防水/外音取込み

 

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