北米で開催中のCES2020でいくつか興味深い機種が発表されたようです。
SHUREから初の完全ワイヤレスイヤホン「AONIC 215」発売
なんと、モニターイヤホンで絶大な人気を誇るSHUREブランドから初の完全ワイヤレスイヤホンが発売されるようです。その名も「AONIC 215」。
記事によると、型番からもわかるようにイヤホン部分はSE215と同じもので、予想販売価格は279ドル。おそらく日本国内正規代理店はいつもどおり完実電気さんだと思われます。ワイヤレスレシーバー部分は取り外せるようになっており、mmcx端子のイヤホンなら付け替え可能なようです。このレシーバー部分だけの販売もする予定とのことです。
SHUREブランドは人気が高く、ワイヤレスケーブルの完成度もそれなりに評価が高いメーカーなので、SHURE製品に限らず、既存のmmcx端子イヤホンを完全ワイヤレス化して使いたい人にも魅力的な選択肢になるかもしれません。
Jabra Elite Active 75tも発売されます
65tの時もElite→Elite Activeというラインナップだったので、予想通りという感じですが、Elite Active 75tがJabraから正式発表されました。
Jabraの中ではEliteシリーズはスポーツ向けという位置づけなのですが、ぶっちゃけたところ、このシリーズはむしろ高いマイク品質が評価されてビジネスマンからの評価が高いです。
65tの時はEliteとElite Activeの違いは材質と防塵防水性能のみで、音質変更はなかったので、Elite Active 75tもおそらくElite 75tから音質に変更は加えられていないと思われます。
なお、PHILEWEBの記事では触れられていませんが、以下の記事によるとElite Active 75tリリースと同時に2つの新アプリがリリースされ、そのうちの1つはグループ会社である補聴器メーカー、GN Hearingによってデザインされ、音質のパーソナライジング(個人最適化)を可能にするもののようです。このアプリは75tシリーズ専用のように書かれていますので、旧製品65tシリーズは対応しないんじゃないかと思います。
Nuhearaから新作完全ワイヤレスイヤホンが出ます
オーストラリアのオーディオメーカーNuhearaから新作完全ワイヤレスイヤホンが発売されるようです。このメーカーは元々補聴器を作っていたということで、その技術を応用してスーパーインテリジェントノイズコントロールという独自技術で周囲の騒音を大幅に削減し、外音取り込みとノイズキャンセリングのバランスを自由自在にパーソナライズできる「IQBuds」という完全ワイヤレスイヤホンを販売し、一部で話題になりました。
ぶっちゃけたところ、この初代IQBudsシリーズは耐久性不足が指摘されており、あまりヒットした製品にはなりませんでしたが、今回はどうでしょうか。機能性は高く評価されていただけに、耐久性の問題がクリアされていれば魅力的な機種になりえるかもしれません。
対応コーデックはaptX LLとSBCを予定しているそうです。
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