- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにQCYから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
- 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。
こんな人におすすめ
- 重低域好き
- 籠った音が好き
- ライブ感のある音が好き
- グルーヴ感重視
- 包まれ感重視
QCY T20の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「QCY T20」です。
QCY T20の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:9h/27h
- 防水性能:IP55
- 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
- 技適番号:210-134753
- 価格帯:5000円~10000円
QCY T20の特徴
- ✨【業界最高Bluetooth5.3&68ms低遅延】T20完全ワイヤレスイヤホンは業界先端Bluetooth5.3が搭載されます。データ送信速度を2倍、データ転送速度は8倍になり、データ転送能力が大幅にアップされました。障害物なしで最大15メートルまで伝送できます。このイヤホンは65ms低遅延ゲームモードも搭載し、動画視聴やゲームをする際に、通常再生より少ない遅延で音声を再生可能で、より没入感のある体験を提供します。WindowsからMac、IOS、Androidまでのデバイスに対応し、ほばすべてのBluetooth機能備えたのデバイスに適用できるます。
- 👂【快適な小型イヤホン】:耳の穴にフタをするように装着するインナーイヤー型イヤフォンです。人間工学に基づいた耳入り曲面と角度、耳の形状にフィットし、脱落しにくい快適な装着感とフィット感を備えています。片耳重量わずか4g、軽いつけ心地で長時間ご使用いただけます。37.5gの軽やかな充電ケースのおかげで、ポケットに入れるのも便利です。
- 📱【迫力の重低音&クリアな通話に】大型の13mmドライバーを搭載。広い音域とバランスのとれた音を確保します。パワフルな重低音で音楽をお楽しみいただけます。
- 📞ENCノイズキャンセリング機能を搭載した4つ(左右のイヤホンに各2つ)のマイクが周囲の雑音を除去し、通話相手にあなたの音声をより大きくクリアに伝えます。テレワークやWEB会議にもおすすめです。
- ✅【専用QCYアプリ対応】QCY専用アプリ操作でワンタッチ簡単接続、ボタンのカスタマイズ、自分好みのEQ設定、さらに特定の効果音の 強調など、イヤホンライフがさらに豊かになります。
- 🔋【20時間連続再生&快速充電】Bluetooth5.3と高性能バッテリーの低消費電力により、イヤホンはフル充電状態で最大20時間の連続再生が可能です。通勤通学はもちろん、飛行機や新幹線等の長距離移動でも途中で電源が切れることなく安心してご利用いただけます。このワイヤレスイヤホンは急速充電にも対応でき、5分充電するだけで、最大60分間の再生が可能です。
- 🤽【IPX5防水】IPX5レベルの防水機能を備えているので、突然の雨やスポーツ時の汗にも安心です。スタイリッシュなデザインで、プ レゼントにも最適です。
パッケージ
QCY T20のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
QCY T20のビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感
装着感は良好だと思いますが、インナーイヤー型のため、装着感で音が変わりやすいところがあります。
接続品質
aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと、一瞬音が途切れますが、すぐに復帰してその後は一貫して音を聞くことができました。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | 電源ON後、接続先がなければ自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを2回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲戻し | 左側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
曲送り | 右側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを1.5秒長押し |
音声アシスタント起動 | 左側の多機能ボタンを3回タップ |
ゲーミングモード切替 | 右側の多機能ボタンを3回タップ |
音質
今回はFiiO M15とSBCでつないでレビューします。
QCY T20は典型的な「低域番長」です。ただしインナーイヤー型は低域量が装着感で変化しやすいため、低域量をコントロールすることは可能です。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:S-
- おすすめ度:S+
- 個人的な好み:S+
インナーイヤー型で重低音マシマシで聴かせてくれるイヤホンを探しているというよほどの奇特な重低域マニア以外にはおすすめしづらいイヤホンです。
幸いにして低域は装着感次第でかなり調整可能なので、籠って聞こえたら、少しゆるめるだけで改善します。
インナーイヤー型でしっかり低域が出るモデルは案外少ないので、そういう機種を探しているなら、これは購入候補になるかもしれません。
音質的な特徴
美点
- 超重厚
- 深みのある低域
- 奥行き感がある
- 高いライブ感のある音
- 高いグルーヴ感
- 男性的
- 包まれ感がある
欠点
- 高域の拡張性が大幅に不足している
- 籠って聞こえやすい
- 装着感で音が変化しやすい
- 解像度で物足りない
総評
QCY T20はブランドの説明通り、パワフルな重低域を持つ典型的な「低域番長」で、あまり万人向きとは思えない音です。個人的にはかなり好きですけどね。
関連記事