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【完全ワイヤレスイヤホン Abosi V5 レビュー】少し輝きを強調しつつ、中高域を明るく聞かせる音像重視系の音。また音場表現が優秀。廉価。おすすめ

Abosi V5

Abosi V5

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【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は悪くないが、イヤホン本体が少しデカい。通信品質は価格を考えると良い」

おすすめ度*1

Abosi V5

ASIN

B07L8QM3W7

スペック・評価
連続再生時間/最大再生時間

7h/28h

Bluetoothバージョン 5.0
対応ワイヤレスコーデック AAC/SBC
防水性能

IPX6

音質傾向

高解像度、立体感がある、音場が広い、音像がきれい、解放感がある、抜けが良い

 ややデカめのデザインですが、耳への収まりは良いです。耳からは確実に出っ張ります。遮音性はそこそこで悪くありません。

 

 対応コーデックはAAC/SBC。ONKYO GRANBEATHiby R6 Proにつなぎ、関東某ターミナル駅周辺でテストしました。

 基本的には安定度が高く、改札やバスロータリーなどの通信が途切れやすいところでも案外安定しています。街中で街路を歩いている間もそれほど乱れを感じませんでした。家庭内ではまず途切れることはないでしょう。

 ただしターミナル駅のホームや少し混雑した電車の中ではブチブチ途切れながら音楽を聞くことになります。

 価格を考えると意外と安定度は高く思えましたが、充分かというとそうでもないような気もします。

 

テスト環境

 今回のテストはONKYO GRANBEAT、Hiby R6 Pro、Astell&Kern KANN、iBasso DX200で行っています。

www.ear-phone-review.com

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【2】外観・インターフェース・付属品「充電コネクタはMicro-B」

 付属品はイヤーピースの替え、専用充電ケーブル(Micro-B)、専用片耳用充電器、専用充電ケース、説明書です。

 

Abosi V5Abosi V5

 

【3】音質「明るい中高域の音像を重視した音」

 今回は標準イヤピの中で、Lサイズを使ってレビューします。

 音質的には比較的フラットな中で、中高域に強調があってちょっとアタック感を出しつつ、少し伸びやかに音像を聴かせ、金属光沢の輝きも少し強調されて元気で明るい感じがあります。音場も適度に広く演出されており、開放感があります。抜け自体はマイルドで高さを必ずしも強調しませんが、それでも結構高く開放されている感じがあり、それなりに風通しが良い印象です。価格なりの解像度で音量を上げるとザワザワ感が出てくる印象はありますが、それでもピーキーな感じはなく、フォーカス感のあるボーカルを中心にあまりガチャガチャせずに聴けます。第一印象では、聞き苦しい感じがないながらも十分な解像感が感じられ、チューニングはなかなか良質に思えます。

 次に各音域を確認していますと、まず低域ですが、エレキベースはやや薄い気がしますが、ラインはよく聞こえます。バスドラキックも明るめに浮かび上がってくる感じで、重みや厚みはあまりありませんが、深みは感じやすい音です。それでも基本的に地熱感のあまりない、かなり深いところは出ていない、適度な浅さもある音で、どちらかというとモニター的です。音量を上げても膨らむ感じは基本的にありません。ドラムはボディの厚みが抑えめなので、ややスカスカした感じですが、見通しは良いです。ドラムの強調が出やすいロックでも、あまり主張せず適度な締りで、パンチを濃く出しすぎないように、ボーカルにかからない感じで聞かせる感じで、基本的に薄味です。スピード感は若干速めです。低域弦楽も透明で、ビヨンビヨンした弦の動きがボディから浮かび上がって聞こえる感じで、コクはそれほど強調しません。

 中域は徐々に前傾しています。フラットに近いバランスで、中域音は聞きやすい温かみを出しながら、上に向かうほど徐々に伸びていきます。中域上方で音のプレゼンテーションはツヤのある形で強調されるので、音像が鮮やかに浮かび上がって聞こえるでしょう。ピアノ音やアコースティックギターの輝く音は、中域の温かみによく支えられてほどよく色づいて聞きやすい感じながら、少し浮遊して聞こえるはずです。低域が薄味なので、根立ちがよい感じではなく、エレキギターは一般にこちら側にエッジを立ててディストーションしてくる、適度なアタック感があります。しかし驚くべきは、この音が集中する中高域付近の立体感がよく整理されて広くなっていることで、音数が多く、手がかりも一気に増えているにも関わらず、ボーカルは埋没せず、空間に透明感も維持されます。

 その秘密はおそらく高域にあり、適度に中高域から適度に後退しつつ、減衰に適度な緩やかさがあるので、上方向にゆったりと音が伸びていく構造になっており、抜け感が丁寧に表現されています。輝きや刺さりを適度に抑えつつ、一定の高さをうまく出してくれるので、透明感のある高さが実現されています。

 

 総合すると、明るく伸びやかな音が特徴です。ボーカルフォーカス感も高く、音場は広く、開放的です。率直に言って低価格でこの丁寧なチューニングを実現していることは驚嘆に値します。音場を広めに、適度に風通しがよく、透明感があるガラス張りのような空間の中で、適度に色づきの良い音楽を、ノリが良い感じで聴きたい人にはおすすめできます。ハイファイ的で現代的な音響センスを感じるでしょう。低域を重視する人には全く向かなそうではありますが、丁寧な解像感がある音質は明らかにお得です。

 

音質因子評価
音質因子 評価
鮮やかさ
(鮮やか/色味が薄い)
鮮やか。音の鮮明感は強い。

鋭さ

(鋭い/鈍い)

やや鋭い。エッジ感は少し強調されている。

明るさ
(明るい/暗い)

明るい。浮揚感があり、音場もテラスのように開放的で、明るい。

派手さ
(派手/地味)
やや派手。適度なさわやかさがあるが、音は派手。
硬さ
(硬い/柔らかい)
やや硬い。抜けが良く、風通しも良いので、硬すぎる感じはないが、音の印象はどちらかと言えば硬い。
尖り
(尖っている/丸みがある)
やや尖っている。ギラつく感じは多くないので鋭利な印象はそれほどでもないが、毛羽立つエッジ感がある。
穏やかさ
(穏やか/騒々しい)
普通。中高域以上で手がかりが多いが、音場もよく立体感を維持していて、ガチャガチャしない。
力強さ
(力強い/嫋やか)
やや嫋やか。アタック感はあるが、音は全体的に薄味。
豊かさ
(豊か/貧弱)

やや貧弱。スラッとした音。

太さ
(太い/細い)

やや細い。音の太さは細め。

手触り
(ざらざら/滑らか)
普通。抜けがよくシルキー。
粒感
(きめの細かい/粗い)
きめの細かい。粒立ち感は細かめ。
清潔感
(澄んだ/濁った)

澄んでいる。全体的に清潔で透明感がある。

潤い
(潤いのある/乾いた)
ややドライ。ピアノ音などにツヤはあるが、少し音は乾燥している。
重さ
(重い/軽い)
軽い。基本的に音楽が軽い。

 

ボーカル因子評価
ボーカル因子 男声 女声
澄んでいるか
(澄んでいる/濁っている)
やや澄んでいる やや澄んでいる

明るいか

(明るい/暗い)

明るい 明るい

伸びやかか

(伸びる、突き抜ける/天井感がある)

伸びやか 伸びやか

潤っているか

(しっとりしている/乾いている)

やや乾いている やや乾いている

太いか

(太い/細い)

やや細い やや細い

濃いか

(濃い/薄い)

やや薄い やや薄い

子音が強調されるか

(目立つ/目立たない)

普通 普通

 

空間因子評価
空間因子 評価
主に中域の密度
(ぎっしり/スカスカ)
ややスカスカ
主に高域の高さ
(抜けが良い/天井感がある)
抜けが良い
主に低域の深さ
(深掘り感がある/浮き上がりがよい)
浮き上がりが良い
主に中域の奥行き感
(前進的/後傾的/前傾的/後退的)
前傾的
主に低域と中域の横幅
(広い/狭い)
広い
定位感
(頭内的/頭外的)
頭外的
分離感
(拡散的/密集的)
拡散的

 

美点
  1. のびやかな音
  2. 音場が広い
  3. ボーカルフォーカスが良い
  4. 透明感がある
  5. 風通しが良い
  6. 開放感がある
  7. 解像感が高い
欠点
  1. 低域が薄味
  2. 濃厚感に欠ける
  3. スカスカしやすい

 

[高音]:中高域から高域にかけて、開放感がある。中高域は艶やかでほどよくアタックがあり、ツヤのある音が適度に押し出されくっきり感がある。音は適度にのびやかで、ギターやシンバルの金属音のあたりで少し手がかりが強調されて、少しだけシャープなエッジ感が出る。わずかにミニチュア的な雰囲気があるが、抜けも悪くなく、音にくどい感じがない。基本的にチャリチャリのあたりが輪郭をちょっと強調されてパリッとしつつも、表面は滑らかな質感で聞こえるだろう(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、菅野よう子「Power Of the Light」でテスト)

[中音]:中域は透明感がある。ボーカルや楽器音は浮き上がるように聞こえてくる。低域とのつながりが弱く、やや清潔な気がするが、ウォームな聞き心地で十分に自然な色合いを持っており、ボーカルは甘みも十分に出してくれる。奥行き感もかなりあり、左右は広い。

[低音]:100hz~40hzまで輪郭が少しビリビリする薄味のボーッとした振動。40hzで沈み、30hzの音はかすかで20hzでほぼ無音。膨らみがほとんどないので、硬いか柔らかいで言ったら、硬い音。エレキベースラインは明るめでクリアだが、薄味気味。バスドラキックもトクトクしているというくらいに明るく、ドラム全体の印象は爽やかめだろう。低域弦楽には透明感があり、ややビヨンビヨンした弦の運びが浮き上がるくらいにはボディは透ける(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域はあまり強調されず、中高域の解像感を重視した調整になっており、しかも音場は広く、見通し感に優れている。奥行きもあるが、幅も頭外に出ており、十分に広い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:スネアは明るく弾けが強くて反発力のある音で、アタック感は十分に感じられるが、一方で輝きすぎないので、明るくパチパチしている火花が見えるような楽しさがある。ボディは薄く、スカスカして聞こえやすいので、基本的に疾走感重視。人によってはうわ滑っている感じがあるかもしれない。明るめのパツンパツン、あるいはパチンパチン。ハイハットは金細工のような艶やかなチリチリ音を刻みよく出しつつ、穂先も適度に高いので立体感もある。基本的に繊細でスピード感のあるドラム表現で、こういう音にハマる人はきっといるだろう。ハイファイなスタイリッシュサウンドといった風情がある(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカル付近で十分に立体感があり、よく音が整理されているのでボーカルフォーカス感は良い。ボーカルは中域に一定の甘みがありつつ、伸びやかで、少しふわっとした浮揚感を出しつつ、上に伸びる。サ行は刺さらないが、息感には少し強調があるので、人によってはほんのわずかハスキーに思う可能性はある。また少し薄味気味で透けている感じはある。子音はボーカル傾向によっては目立つが、普通は尖らず、おそらくこのくらいが自然だろう。声色は少し明るく、18歳から25歳くらいまでの一番のびやかな歌唱力のあるくらいの抜けの高い声の伸びが感じられる。

 

【4】官能性「解像感のあるのびやかな音楽」

ロザリーナ「百億光年」(vs Hiyoo A8-C5)

【DX200(AMP1)で鑑賞】人によってはかなりクールに聞こえるかもしれません。中域には一定の甘みと温度感があるものの、基本的には透明感とツヤのある中高域要素と、金属光沢感を適度に出しつつも、粒立ちが細かく高く抜ける爽やかなハイハットが空間に冷涼感や清涼感を出しています。ボーカルは少し薄味で、楽器にやや飲み込まれているくらいの感じがありますが、ボーカル回りはよく整理されていて立体感があるので、埋没感は多少あってもフォーカス感が悪い印象は出ないはずです。音量を上げればフォーカス感は高まる印象を受けます。iBasso DX200のワイヤレスオーディオは硬い解像度重視の印象を受けますが、おかげで歪みのない透明感を存分に味わえる気がします。

 


百億光年(期間生産限定盤)(特典なし)

 

ナナヲアカリ「パスポート」

【KANNで鑑賞】透明ではありながらも中域にウォーム感があるのでボーカルに適度な甘みがあり、音楽に安定感があります。中高域で十分に音が響き、奥行き感も出るので少し吸い込まれながら聴く感じになります。この曲の場合低域はタイトに聞こえますが、ビシバシはしないので適度に硬い足がかり感があって、くっきりリズムが刻まれる印象を受けます。全体的にハイファイ感があり、しかも音場が開放的でちょっと広めに聴けます。

 


しあわせシンドローム(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

 

村川梨衣「Distance」

【Hiby R6 Proで鑑賞】音場が広い上に、高域が開放的でしかも風通しがよく、ハイハットや電子音に爽やかでシルキーなくらいの滑らかさもあるので、明るく手がかりも多いこの曲でも刺々しさはありません。ボーカルの伸びは高く、楽器音のきらめきの中に突っ込みますが、よく音が整理されて色味も適度に透明感があるので、ボーカル周りがガチャガチャせず、よくフォーカスされます。低域は薄味で、明らかにふわふわした浮揚感のある音楽になりますが、不快感がない音なので、気持ちよく上昇気流に乗っていけます。

 


Distance【通常盤】

 

【5】総評「解像感のある開放的な音が好きなら、おすすめ」

 価格を考えると、音作りはかなり優秀でセンスを感じます。通信品質やビルドクオリティは価格なりですが、この音質でこの価格なら、かなり満足できるのではないでしょうか。音場も広く、立体感があってしかも解像度も高い印象を受ける音なので、素直におすすめできます。

 音質差はあり、抜けの高さや立体感の出し方が微妙に異なりますが、雰囲気はなんちゃってNUARL N6 Proみたいな感じです。

 

まとめ
  • ツヤがあり、高い解像感のある音
  • 音場が広く、立体感がある
  • ビルドクオリティは価格なり

 

Abosi V5

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。