便利な「AirBar」。知ってますか?
ワタクシ、比較的頑ななWindows 7ユーザーだったんですが、Windows 7のサポートはつい先日の2020年1月15日に切れたということはご存知の方も多いかも知れません。そういうわけで順次所有パソコンのWindows 10化を進めているのですが、Windows 7ユーザーだった私からすると、Windows 10は使いにくいのなんのって。
とくにModern UIと言われる、ユーザーインターフェースのタイルデザインがうざったく、マウスだと無駄に運動量が多い印象を受けます。
元々このModern UIはタッチパネルでの使用を前提としていることもあり、この無駄なマウス運動量を改善するには、画面をタッチパネル化するのが一番ってわけです。しかし、私の持っているディスプレイのほとんどはタッチパネル対応ではないので困ってしまうわけです。
そんな私の目に飛び込んできたのが、AirBarという製品。スウェーデンの「neonode」って会社が開発したらしいんですが、ドライバーインストールなどの難しい動作一切なしで、非タッチパネルのWindowsパソコンをタッチパネル対応に出来るのだとか。
まあ、なんでこの製品に興味を持ったのかというと、私の大好きなWestoneでおなじみ、テックウィンドがこの2020年に正規代理店となり日本国内販売を開始した、っていうニュースを見たってのがあります。偶然でしょうが、WIndows7のサポート切れとタイミング合いすぎです。
テックウィンド「Win10買うでしょ?でもお使いのPC、タッチパネル対応じゃなかったりするでしょ?じゃあこれ買うといいよ!ニコニコ」っていう声が聞こえてきますね。
AirBar買おうかどうか考えたので、使い勝手を調べてみました
まずは概要の確認から。
ノートPCにタッチ機能を手軽に追加できるUSBデバイス「AirBar」がテックウインドから発売された。メーカーはスウェーデンのNeonode。
ラインナップは「AirBar 13.3(AIRBAR133)」「AirBar 14.0(AIRBAR140)」「AirBar 15.6(AIRBAR156)」の3つで、それぞれ13.3インチ、14インチ、15.6インチのディスプレイに対応する。各モデルとも店頭価格は税込12,980円。
Windows8/10およびChromeOS対応。ただし一部Macでも使えます
対応OSはWIndows8と10、そしてChromeOSのようです。Macでも使えなくはないらしいんですが、公式ではサポートされていませんから、注意が必要です。テックウィンドのページでは触れられていませんが、neonode公式によると、Macbook Airへは対応しているようです。
AirBarは、Windows 10に加えてChrome OSでも動作しますが、macOSで使えるかどうかは賭けになります。AirBarの代表の説明によると、macOSはタッチ操作を念頭に置いて作られていないためです。ただし、Macの種類によっては、ある程度の互換性があります。MacBook Airは、厚い底部ベゼルのおかげで、タッチスクリーン化に最適です。一方で、15.6インチのMacBook Proで試してみたところ、パネルの一部でしか機能しませんでした。
現状では2点タッチまでの対応です
Windowsであっても、AirBarが完全なタッチ操作を実現するわけではないことにも注意が必要です。なぜなら、AirBarは2点タッチまでしかサポートしていないので、3点タッチや4点タッチを必要とするWindowsの一部の操作に対応できないからです。また光学的な走査線上に同一の指が来る場合は正しく認識されない場合があります。
ただし、将来的なアップデートでこれらの問題点が緩和される可能は示唆されています。neonode公式のリリースノートをざっと確認したところ、おそらく3点タッチ以上には記事執筆時点ではまだ対応していません。
AirBarは2本指のジェスチャーのみをサポートします。これによってWindows 10のほとんどの機能に適応しています。ただし、3本の指で画面に触れたり、4本の指でアクションセンターを開いてCortanaを有効にすることはできません。Neonodeは、この欠点は将来ファームウェアのアップデートで対処されると言っています。
個人的に見つけた最大の問題は、人差し指を他の指の上に置いたときにAirBarが時々認識しないということでした。私の推測では、同じスペースに両方の指が存在すると光が遮られてしまうために、このような、一方の指しか認識されないという現象が起こったと思います。
大きいディスプレイには対応していません
ユーザーはディスプレイサイズに合ったAirBarを使う必要があります。AirBarの大きさに合わないディスプレイを選んだ場合、精度が落ち、使い物にならないようです。そのためより大きなモニター向けのAirBarがほしいというレビュアーもいます。
テストしたところ、AirBarの精度は、AirBarのサイズがディスプレイのサイズとどれだけ一致するかに大きく依存していることがわかりました。15.6インチのAirBarを21インチのディスプレイでテストしました。すると、正確な座標点をポインターが追跡することができませんでした。
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ノートPC以外では使いづらいところもあります
他に気になるAirBarの欠点としてはUSBケーブルが短く、着脱式でないことです。ケーブルの断線によって使えなくなる可能性もありますし、使っているPCのデザインによってはケーブルの長さが足りないと思うかもしれません。
ただし、AirBarの大きな欠点の1つは長さが9インチしかないUSBコードです。これはノートパソコンの画面からノートブックの側面のUSBポートに届くのに十分な長さです(ノートパソコンの右側にUSBポートがある場合)。しかし、デスクトップモニターから同じラップトップPCにつなぐには短すぎます。
設置方法
設置方法については以下の動画を見てください。非常に簡単でワンタッチなのがわかると思います。
購入方法
あるいはamazonほかにて並行輸入品が売られています。
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