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【完全ワイヤレスイヤホン EarFun Air フラッシュレビュー】引き締まった、派手で賑やかなサウンドを持つ楽しいイヤホン

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EarFun Air

EarFun Air

【2020 iFデザイン & CES受賞】 EarFun Air Bluetooth 5.0 ワイヤレスイヤホン タッチ式 自動装着検出 最新のTWS技術 デュアルマイク 35時間再生 USB-C充電 ワイヤレス充電 16段階音量調節 IPX7防水 自動ペアリング 【6mm高感度複合ドライバー / AAC対応/技適&PSE認証済み】 ハンズフリー通話 音声アシスト機能 (ブラック)

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 今回取り上げる機種はEarFun Airです。

 EarFunは深圳を本拠地とする中国のワイヤレスオーディオブランドです。2018年に設立されたばかりの新しいブランドですが、その最初のリリース製品であるEarFun Freeは使い勝手の良さでユーザーから支持を集め、5000円以下の完全ワイヤレスイヤホンの定番機種の一つになっただけでなく、CNETが2019年最高の完全ワイヤレスイヤホンの1つに選出し、techraderが太鼓判でおすすめし、CES 2020イノベーションアワードを受賞するなど批評家にも高く評価されました。

www.ear-phone-review.com

 

 EarFun AirはEarFunが投入する第2世代モデルになります。

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:7h/35h
  • 防水性能:IPX7
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • 技適番号:211-200113211-200114

 

パッケージ

 パッケージは価格帯では豪華です。この価格帯にしては開梱体験が楽しめるようになっており、付属品がそれぞれ個別のボックスに入っているなど、丁寧に梱包されています。付属品はイヤーピース、充電用ケース、充電用ケーブル(Type-C)、説明書です。 

 イヤホン本体はマットなブラックに鏡面仕上げを組み合わせたものになっており、シックで落ち着きがあります。充電ケースはマットブラック一色です。

 

EarFun Air

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装着サンプル

 いわゆる「耳うどん型」をしています。耳への収まりは良好です。

 

EarFun Air

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接続品質

 AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では標準的な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内ではそれなりです。距離耐性はそれほどでもなく、5m離れると少し途切れやすくなります。遮蔽物があると通信が不安定になります。

 またホワイトノイズはわずかにありますが、敏感な人でないと気にならないのではないかと思います。

www.ear-phone-review.com

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [標準イヤーピース S装着時]左右別
  2. [標準イヤーピース S装着時]左右平均
  3. [標準イヤーピース S装着時]左右別(自由音場補正済み)
  4. [標準イヤーピース S装着時]左右平均(自由音場補正済み)

※また当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

 

EarFun Air

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 全体を見るとU字型あるいは穏やかなV字型といったサウンドシグネチャーをしています。中域付近がわりと平坦で、フラットに近い感じになっているのがわかります。

www.ear-phone-review.com

 

 低域は重みが少し強調されますが、輪郭はしっかりしており、比較的クリアです。熱気は適度に感じられますが、基本的にわりと平坦に感じられる低域で、モニター的に思えます。ただエレキベースとドラムキックがぶつかりやすく、描き分けはやや明瞭でないように思えます。

 中域はわりと清潔で、引き締まっています。ドライな質感で、奥行きが強調されています。ボーカルはわりと前にいますが、スネアやタム、そしてギターはわりとパワフルにボーカルの周辺に陣取るので、ボーカルの周囲は賑やかで、曲によってはフォーカスが甘いと感じるかもしれません。中域はかなりモニター的で音数は少し多く思えます。しかし、高域は高く抜けているので適度な風通しがあり、窮屈ではありません。色づきは良好で明るく、きらきらとしており、ピアノの輪郭は少し固く感じられ、くっきりしています。ボーカルは子音が少し尖り、ツ音は少し強調されていますが、ボディは適度にあるので過酷には聞こえません。息が伸びるので少し抜けがよく感じられ、語尾が少しすっきりしていると思うでしょう。

 高域はかなりハイハットのクラッシュが目立ちます。ギラつきもあって派手で生き生きとしています。また高域に形成されるピークで、楽器音の上辺はシャープで引き締まって聞こえます。特徴的なのはドラムサウンドで、私にはパワーをドラム類が、シャープなリズムをシンバル類が役割分担しているように聞こえ、ほとんどの曲でドラムとシンバルが分離的に聞こえます。

 音場は少しボーカルライン付近に音が集まる感じがありますが、低域は適度に分離され、高域は高いので風通しがあり、またシンバルがはっきりしているので、わりとドンシャリに聞こえると思います。ハイハットを少し派手に生き生きと聞きたい人にはかなり好ましいはずですし、シャープなサウンドが好きな人にも好ましく思えるでしょう。全体的に静寂感には少し欠け、どちらかというと低域が静かに思えるくらいです。

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはFiiO M15を用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使い、コーデックはSBCです。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

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クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 シャープで派手なハイハットが好きなら、この音質はかなり好ましく思えるかもしれません。全体的に引き締まって聞こえるサウンドです。ロックをパワフルに派手に聞きたい人にはかなり好みのウンドに思えるはずですし、中域は賑やかで楽しげに聞こえ、華やかにJAZZを聞きたい人にも気持ち良いサウンドに思えるでしょう。パッケージもこの価格ではしっかりしており、ビルドクオリティも良好です。通信品質は距離耐性が少し弱いのが気になります。

 

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【2020 iFデザイン & CES受賞】 EarFun Air Bluetooth 5.0 ワイヤレスイヤホン タッチ式 自動装着検出 最新のTWS技術 デュアルマイク 35時間再生 USB-C充電 ワイヤレス充電 16段階音量調節 IPX7防水 自動ペアリング 【6mm高感度複合ドライバー / AAC対応/技適&PSE認証済み】 ハンズフリー通話 音声アシスト機能 (ブラック)

 

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