イン・イヤー・モニター（通称「IEM」「イヤモニ」）は、今やポータブルシーンでもデスクトップシーンでも音楽を楽しむための最良の方法の一つとなっています。
ここ数年で、IEMの技術は飛躍的に向上しました。以前はシングルドライバーのセットしかありませんでしたが、時を経るにつれ、1セットのインイヤーモニターに複数のドライバーを実装する技術が開発されました。
また、インイヤーモニターは、ハイレゾプレーヤーやスマートフォンから直接電源を取ることができるので、余分なアンプを必要とせず、簡単に駆動することができます。
しかし、IEMを使用する上での一般的な問題に直面している人たちを見てきましたが、そうした問題は簡単に特定し、修正することができます。あなたもその一人ですか？最近、IEMを購入して何か問題に直面していますか？
そこで今日は、ユーザーが購入したばかりのIEMで直面する、よくある問題のトップ3を取り上げ、質問に答えたいと思います。これ以上時間を無駄にする前に、ポップコーンでも食べながら始めましょう。
IEM使用時の最も一般的な問題とは？ここでは、トップ3を挙げてみましょう。
- 左右チャンネルの不均衡
- フィット感の問題
- ケーブルの不良
チャンネルの不均衡（左右差）
チャンネル不均衡とは、片方のイヤホンの音がもう片方よりも大きく聞こえる問題です。
チャンネル不均衡の原因は、製品の製造上の欠陥、ケーブル接続の緩み、あるいはヘッドホンジャックの破損など、複数考えられます。
まず第一に、新品のセットを購入した場合、ほとんどの製品は顧客に出荷する前に厳しい品質検査を受けているため、製造上の問題が発生することは非常に稀です。ほとんどの場合、ケーブルアダプターやヘッドホンジャックの破損が原因となります。
アダプター接続の緩み
私自身、ごく最近、Kinera Nornで、アダプターを完全に差し込まなかったために、左右差の問題に直面しました。
最近のIEMにはバランスケーブルが標準で付属しており、様々なソースと簡単に接続できるように複数のアダプターが付属しています。Kinera Nornには2.5mmバランスケーブルと2.5mm-3.5mm、3.5mm-4.4mmのアダプターが付属しています。これをCayin N6IIの4.4mm端子に挿して使ってみました。
右側だけに音が出て、左側は全く音が出ませんでした。ケーブルとイヤーピースのコネクタを確認しましたが、全く問題ありませんでした。しかし、2.5mm-4.4mmアダプタがケーブルコネクタに完全に刺さっていないことに気づきました。アダプターをケーブルに合わせて少し押し込むだけでクリック音がして、問題が解決しました。
修正方法
上の画像を参照してください。バツ印のものは、完全にロックされているように見えますが、まだ最後の一押しが足りていません。正しい記号のものは完全にロックされ、完璧に動作しています。イヤホンとケーブル間であれ、終端プラグとアダプター間であれ、常に接続を確認する必要があります。私はアダプターの接続を確認するだけで、Kinera Nornで直面していた問題を解決することができました。
破損したヘッドホンジャック
デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンのヘッドホンジャックはそれほど繊細なものではありませんが、時間の経過とともに破損することがあります。ピンが終端プラグと適切に接続されていない場合にのみ問題が発生します。ケーブル、アダプター、イヤーピースの接続がすべて完璧であれば、ヘッドホンジャックが原因である可能性があります。
チェックは非常に簡単で、故障したと思われるイヤホンを他のソースで試してみて、完全に正常に動作するようであれば、プレーヤーをチェックする必要があります（その疑わしいプレーヤーで他のIEMを使い、そのヘッドホンジャックをチェックすることでより明確になります）。
修正方法
ヘッドホンソケット内の汚れが原因の場合もありますので、ヘッドホンソケット内に空気を送り込み、再び動作するかどうか試してみてください。しかし、ほとんどの場合、この問題は技術的なものであり、専門のエンジニアが管理しなければなりません。保証期間内にサービスを受けるためには、当該機器を購入したブランドまたは店舗に連絡するのが良いでしょう。
製造上の不具合
各ブランドの品質チェック基準がかつてないほど高くなっている今日、製造上の欠陥が発生することは非常に稀です。すべてのブランドは、ユーザーに最高のカスタマーサポートを提供したいと考えています。しかし、ケーブルの接続やヘッドホンジャックを確認してもチャンネルのバランスが崩れてしまう場合は、製品に何らかの問題がある可能性があります。このような場合には、製品を購入したブランドまたは販売店に問い合わせる必要があります。HiFiGOストアで製品を購入された方は、お気軽にサポートメール（support@hifigo.com）までご連絡ください。
修正方法
保証期間内の交換については、ブランドまたは店舗にお問い合わせください。なお、IEMのボディ形状など、その他の製造上の不具合がある場合は、HiFiGOまでご連絡ください。
オーディオ愛好家の世界的な悩みである装着感（フィット）の問題
お手持ちのIEMを最大限に楽しむためには、快適な装着感が欠かせません。快適な装着感と最高のアイソレーションで、臨場感あふれる素晴らしい体験が生まれます。しかし、このような最高の装着感を得られるかどうかは、ユーザーを常に悩ませる問題です。
とはいえ、そのような装着感を得ることは決して難しいことではありません。最近では、各ブランドがIEMにシリコンとフォームの両方の高品質なイヤーチップを複数セット同梱しています。フィット感に問題がある場合は、さまざまなイヤーチップで、さまざまなサイズを試してみてください。Azla Sednafit、Spin Fit、JVCなどのアフターマーケットブランドでも、優れたイヤーチップを製造しているところがあります。
ただし、イヤホンのシェルのサイズが大きく、耳の小さい人には完璧にフィットしない場合があるので注意が必要です。購入する前に、IEMの寸法を確認するのが良いでしょう。
修正方法
イヤーチップをたくさん用意して、自分に合ったものを探してみましょう。私は個人的にSpinfit、JVC スパイラルドット、その他多くのイヤーチップを持っており、様々なIEMとのフィット感を探っています。イヤーチップによって音質にも若干の変化がありますので、ご自身で試してみることをお勧めします。なお、急いでいるときには、IEMに誤って異なるサイズのチップを装着してしまうことがあります（左が大きくて右が小さいとか、その逆とか）。そうすると、チャンネルのバランスが崩れてしまうことがありますので、ご注意ください。
欠陥のあるケーブル
製造上の欠陥と同様に、各ブランドの品質チェックは非常に優れているため、箱から出したばかりのケーブルに欠陥があることは非常に稀です。ケーブルの不良は通常非常に稀ですが、起こらないわけではありません。コネクターの破損、終端プラグの破損など、様々な問題が考えられます。ケーブルが破損すると、音が出なかったり、片方だけ音が出たり、片方だけ音が出なかったりします。
修正方法
ケーブルに問題があると思われる場合は、お手持ちの他のケーブルで試してみてください。他のケーブルで正常に動作し、初期不良と思われる場合は、support@hifigo.comに製品の保証を請求してください。
まとめ
買ったばかりのイヤホンで何か問題があれば、お気軽にご相談ください。私たちがお役に立てれば幸いです。その他の問題についても、私たちがお役に立てることをお約束します。もし、何か気になることやご質問がございましたら、お気軽に support@hifigo.com までご連絡ください。あなたのお気に入りのギアで素晴らしい音楽セッションを！
これからもHiFiGOでお買い物をお楽しみいただければ幸いです。
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- 元記事の公開日：2021/10/9
- 著者：HiFiGO
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