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- スマホやiPhoneにつなぐベストなドングルアンプを紹介します。Lotoo Paw S1 vs Cozoy Takt C vs Audirect Hilidac Beam 2!!
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スマホやiPhoneにつなぐベストなドングルアンプを紹介します。Lotoo Paw S1 vs Cozoy Takt C vs Audirect Hilidac Beam 2!!
Lotoo Paw S1、Audirect Hilidac Beam 2、そしてCozoy TAKT Cは、最近発売された最新のUSB Type-C接続に対応するDAC/AMPです。これら3機種すべてに、高品質のサウンド出力を提供できる高性能DACチップが搭載されています。Lotoo Paw S1とAudirect Hilidac Beam 2にはバランスポートとアンバランスポートがありますが、Cozoy TAKT Cには3.5mmアンバランスポートが1つだけ存在しています。今日は、これら3機種を比較して、どれが最高かを判断します。
技術仕様
仕様 | Lotoo Paw S1 |
Cozoy TAKT C |
Audirect Hilidac Beam 2 |
価格 (USD) | $165 | $115 | $139.99 |
DACチップ | AK4377M | ESS9018Q2C | ES9218C Pro |
入力端子 | USB - C/Lightning | USB - C | USB - C/Lightning |
出力端子 | 3.5mm/4.4mm | 3.5mm | 3.5mm/2.5mm |
出力電力 | 120mW@32Ω | 28mW@32Ω | 240mW@32Ω |
対応OS | Android, Windows, Mac OS & Linux |
Android, Windows, Mac OS, Linux |
Android, Windows, Mac OS, Linux |
PCM | Up to 32bit/384kHz | Up to 32bit/384kHz | Up to 32bit/384kHz |
DSD (Direct Stream Digital) | Native DSD up to 128 | Native DSD up to 256 | Native DSD up to 128 |
ボリューム調整機能 | Yes | Yes | No |
付属アプリ | No | No | No |
Bluetooth | No | No | No |
内蔵バッテリー | No | No | No |
内蔵マイク | No | No | No |
S/N比 | 123dB | 120dB | 118dB |
付属品 | 1*DC02 1*USB C to USB C, USB C to USB A adapter, Lightning Cable if Buy Lightning edition. | 1*DAC | 1*DAC, 1* USB C to USB C, 1* USB C to Lightning, 1* USB A to USB C. |
MQA再生 | No | No | Yes |
工作精度
これら3機種のDAC/AMPはすべて適切なビルドクオリティを持っていますが、Lotoo Paw S1のビルドと外観が最高です。 現在市場で入手可能なすべてのDAC/AMPと比べても、独自である有機LEDディスプレイを備えています。ディスプレイには、アクティブになっているPCM/DSD入力信号、ボリュームレベル、ゲインモード、アクティブになっているEQ設定などの基本情報が表示されます。他の2つのDAC/AMPにはディスプレイがありません。
Cozoy TAKT Cはシンプルで上品な外観で、前面はすべてアルミニウムで構築され、ボリューム、メディアの再生/一時停止ボタンがああります。エレガントな見た目で、ボディにネジ穴がありません。とはいえ、アルミニウムで構築された製品は一般的に、動作中に少し熱を帯びる傾向にあります。
Hilidac Beam 2の外観は平均的ですが、ビルドクオリティは良く、ボディカラー複数用意されています。Hilidac Beam 2の主な欠点は、ハードウェアボリュームコントロールキーがないことです。 ビルドクオリティの観点で評価すると、3機種の序列は次のとおりになります。
- Lotoo Paw S1 > Cozoy TAKT C > Hilidac Beam 2
コネクタ
Lotoo PAW S1とAudirect Hilidac Beam 2には取り外し可能なコネクタケーブルがあり、Cozoy TAKT Cには本体に固定されたUSB Type-Cコネクタケーブルがあります。 PAW S1には、USB Type C-USB Type CケーブルとUSB Type C-USB Type-Aアダプターが付属しています。$180で提供されているLightningエディションを購入すると、Lotoo Paw S1に追加のLightningコネクタケーブルを付属させることが出来ます。Audirect Hilidac Beam 2には、USB Type C-Type Cコネクタケーブル、USB Type C-Lightningケーブル、USB Type C-Type Aコネクタが同梱されています。つまり、Hilidac Beam 2は標準のパッケージに含まれているコネクタの数が最も多く、Cozoy TAKT Cは、USB Type Cポートをそのまま使用できるAndroidスマートフォンやラップトップPCにのみ接続できます。
出力電力
Cozoy TAKT Cは、今日説明している3機種の中で唯一の3.5mmアンバランスポートのみを備えたDAC/AMPです。他の2機種には2種類の出力ポートがあり、1つはバランス出力、もう1つはアンバランス出力です。Audirect Hilidac Beam 2には、2.5mmバランスポートと3.5mmアンバランスポートがあります。Lotoo Paw S1には、4.4mmバランスポートと3.5mmアンバランスポートがあります。TAKT Cの出力は32Ω時で最大28 mWであり、アンバランスポートを介して出力されます。一方、Looto PAW S1は32 mW時で120 mWを4.4 mmバランスポートを介して出力し、Audirect Hilidac Beam 2は32 mW時で最大240mWの出力を2.5mmバランスポートを介して出力します。Cozoy TAKT Cは、IEMやイヤホンを簡単に駆動するのに十分な電力を出力しますが、他の2つはヘッドホンクラスの機種にも電源を供給できます。 出力電力の観点から導き出される、3機種の間の序列は次のとおりです。
- Audirect Hilidac Beam 2 > Lotoo Paw S1 > Cozoy TAKT C.
音質
音質に関しては、それぞれに独自性があるものの、3機種すべてがパワフルでクリーンなサウンド出力を生成します。Lotoo PAW S1は自然でより豊かなサウンド出力を生成しますが、Cozoy TAKT Cはニュートラルでディテールのあるサウンド出力を生成し、Audirect Hilidac Beam 2はくっきりとしたクリアなサウンド出力を生成します。サウンド出力は、静寂で真っ黒な背景を持っています。マイクロサウンドのディテールは、広い音場に明瞭に表示されます。
- 低域はLotoo Paw S1では自然な深みが提示され、中域とボーカルは自然な質感と音質で、高音域は十分に広がり、美しいディテールを示します。楽器は自然な音色とトーンを持ち、全体的な出力はスムーズに感じられます
- Hilidac Beam 2を使用すると、ローエンドのレイヤーが大きく、サウンドのレイヤー出力が高く、中域は鮮明で透明感があり、高域部分は非常に滑らかで、楽器の分離が優れています
- Cozoy TAKT Cは明るいサウンドの特徴を持ち、低域は速くてアグレッシブで、ミッドは美しい風通しの良いディテールを示し、ボーカルは自然に聞こえ、高域はかなり詳細でくっきりしています。全体的な出力は非常にディテールがあり、明るいです
- 3機種すべてが優れたイメージング機能を備えた広い音場を実現しています
- Audirect Hilidac Beam 2は、3機種の中でMQAデコードをサポートする唯一の機種です
総評
3機種すべてが非常に優れた音質を生成し、すべて良好に機能します。 Lotoo PAW S1には、有機LEDディスプレイと4.4mmバランスプラグのメリットがありますが、見た目は非常に贅沢でプレミアムです。Audirect Hilidac Beam 2には、他の2つに比べてMQAデコードと2.5mmバランスプラグの利点があります。Cozoy TAKT Cには、バッテリーの消耗が多い、バランス出力ポートがないなどのいくつかの欠点がありますが、DSD256デコード能力とオールアルミニウムのビルドによる上品でエレガントな外観が優れています。
- 元記事の公開日:2020/05/14
- 著者:Candice Song
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