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元記事
qdc Uranus:それは音楽を奏でる煌めく宝石!
中国に拠点を置くプレミアムイヤホンメーカーqdcは、200ドル台の価格帯で、完全新作のIEM「qdc Uranus」をリリースしました。
qdc Uranusは非常に美しいイヤホンで、単にイヤホンの外観が素晴らしいだけなく、パッケージに含まれている革製のキャリーバッグも見た目がとても魅力的です。このたびHiFiGOではqdcからサンプルを手に入れましたので、パッケージ内容を確認し、その第一印象を皆さんと共有したいと思います。
おっとその前に、こちらのストアページからqdc Uranusを購入できることをお伝えしておきます。
技術仕様
- 感度:100dB SPL/mW
- インピーダンス:18Ω
- ドライバー構成:10mm複合振動板ダイナミックドライバー×1 + バランスドアーマチュアドライバー×1
- 高品質GE4Cイヤホンケーブル(2-pin、3.5mm出力)
パッケージ
qdc Uranusには2つの異なるパッケージモデルがあります。1つは300ドル前後のBluetoothケーブルモジュール付きのパッケージ、もう1つは219ドル前後のBluetoothモジュールが含まれていない通常のパッケージです。しかし、実際のところこの2つのパッケージは異なっているわけではなく、300ドルのバージョンを購入すると、別の箱に2ピンのBluetoothケーブルモジュールが別の箱に入れられて送られてくるだけで、219ドルのパッケージを買って、後からBluetoothケーブルモジュールを買い足すのも簡単です*1。
qdc Uranusの箱の作りはきれいで美しいです。前面にフリップカバーがあり、そこから、美しくてキラキラしたイヤホンの見た目そのままを眺めることができます。箱を開けると、下部にイヤーピースと同じ配色のグラデーションのある段ボール製カバーがあり、その下にはハンドメイドの高級革製キャリーケースが入っています。
イヤホンを見た瞬間、私はたちまち恋に落ちてしまいました。単純に素晴らしくて傑出しており、高品質のビルドクオリティと煌めく光沢感があって、イヤホン本体は人間工学に基づいたデザインで作られているので、とても快適にしっかりとフィットします。
イヤホンは、光沢のある印刷が施されたフェイスプレートとアルミ製イヤーノズルを備えた樹脂製シェルで構成されており、工作精度は非常に堅実で、最高の仕上がりになっています。
左右のイヤホンは異なる配色になっており、互いを補い合うように、それぞれのフェイスプレートは青と紫のグラデーションに塗られています。左右それぞれのイヤホンには、qdcブランドロゴがクロム光沢仕上げであしらわれており、フェイスプレートの光沢感のある塗装を補完していて、輝かしく、美しく、見事で、その美しさがあまりに魅力的なので、説明したいと思っても、私の語彙力ではうまく説明できません。
パッケージに付属するイヤホンケーブルは、高品質のGE4Cケーブルで、やはり工作精度が高く、イヤホンにつなぐ両端には2ピンコネクタ(0.78mm)があり、反対側の終端には、qdcブランドロゴ付きの3.5mmシングルエンドプラグがあります。このケーブルは左右2芯の4芯編組線になっています。
付属のレザーキャリーケースは、非常に優れたビルドクオリティを備えており、2色に美しく織り分けられてデザインされており、かなりコンパクトであるにもかかわらず、付属のすべてのアクセサリーを簡単に収納でき、とても簡単に持ち運べます。その他の付属品として、3ペアのシリコンチップ、3ペアのシリコンダブルフランジチップがあるほか、1ペアのシリコンチップが既にイヤホンに取り付けられているので、異なるサイズの合計7ペアのイヤーピースがあります。
全体的に、パッケージの印象はかなり良いです。qdc Uranusは、高級感のあるパッケージングと、パッケージに含まれているイヤホンや付属アクセサリーのどれもが非常に素晴らしいビルドクオリティを備えています。
パッケージ全体の内容は次のとおりです。
- qdc Uranus 本体
- 3.5mmシングルエンド、2ピン0.78mmコネクタタイプケーブル
- Bluetoothモジュールケーブル(オプション)
- ハンドクラフトレザーキャリーケース
- 7ペアのシリコン製イヤーピース
- クリーニングブラシ
音質
音質の印象について語る前に説明させて頂きたいのですが、qdc Uranusはデュアルドライバーハイブリッドモデルであり、1基の10mm複合振動板ダイナミックドライバーと1基のバランスアーマチュアドライバーが連携して、素晴らしい自然なサウンド出力を提供しています。
qdc Uranusは、とりあえず、装着感は私にとてもぴったりで、イヤホンは耳にしっかりと収まり、オフィスを歩き回ったり走り回ったりしても落ちません。そのフィット感は驚くべきもので、付属のシリコンのイヤーピースでも充分に外音を遮断してくれます。
qdcはこれまでずっと、驚くほど楽しいチューニングを備えた非常にプレミアムなイヤホンをリリースしてきましたが、qdc Uranusも例外ではありません。わずかな時間をこのイヤホンと一緒に過ごしただけで、大好きになってしまうくらいです。ほんのちょっとだけドンシャリ(V字型)の音像印象(サウンドシグネチャー)になっており、低域はそれを担当するダイナミックドライバーによって美しく処理され、迅速で強烈な低音の応答を提供してくれます。イーグルスの「Hotel California」のドラムとビートは、伴奏のギターとともに深みとディテールが良好で、中域はとても自然に聞こえ、ボーカルは豊穣でやはり深みとディテールに優れ、さらに高域は非常に滑らかで、高域にありがちな刺さりや問題を個人的には感じませんでした。「Wonder Woman Main Theme」のバイオリンは非常に落ち着いていて素敵です。
中域とボーカル表現はqdc Uranusで個人的に最も気に入った部分です。このイヤホンはわずかにドンシャリ傾向の音質であることは事実ですが、ボーカルは非常に鮮明でクリアで、ダミアン・ライスの「The Blower's Daughter」ではそのボーカル表現に魅了され、ロンドン・グラマーを聴くとこれもまたとても美しく、彼女の重みのある声が見事に再現されるといった具合で、このイヤホンのボーカル表現の鮮明なディテールに愛着を覚えました。
低域は10mmの複合振動板ダイナミックドライバーによって処理され、応答は非常に速く、美しい質感と深みをもたらしてくれます。
音場は十分に広く感じられ、高音域にディテールがあり、楽器の分離は素晴らしく、各楽器の定位感/解像感/音色が非常に自然で、音楽全体に滑らかなトーンがあり、HardwellのEDMや、Deathのデスメタル、ダミアン・ライスとジョン・メイヤーのボーカル曲など複数のジャンルの音楽を試してみたのですが、qdc Uranusはただひたすらに美しい音楽を聴かせてくれました。
総評
全体的に、qdc Uranusは完成されたパッケージに思われ、プレミアムで頑丈な品質と美しい外装を持ち、良好な定位感と解像度で自然なサウンド出力を提供してくれ、その音質はかなり素敵です。低インピーダンスなので駆動するのがとても簡単で、箱出しからすぐに良好なサウンドを聴かせてくれます。
このイヤホンともっと時間を過ごせたらと思えるほどで、200ドル前後の価格帯では、素晴らしくお買い得です。
繰り返しになりますが、パッケージデザインと音質の感想についてとても気に入って下さり、このイヤホンを購入したいと思って下さったならば、こちらで購入できます。
- 元記事の公開日:2020/01/28
- 著者:Candice Song
qdc ハイブリッド型イヤホン Uranus エントリーモデル QDC-7872
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