- 新たなイヤホンメーカーからJapanリスペクトのIEMが登場!
- SeeAudioについて
- SeeAudio Yumeの特徴
- 3ハイブリッドドライバー構成
- LFCテクノロジーによって実現される一貫した位相性
- Harman Target Curve 2020に基づく合理的でバランスの良い音質
- 耳にフィットする人間工学的デザイン
- 所有欲を満たす美しいパッケージ
- 先行レビュー
- 価格と在庫状況
- 【関連記事】
新たなイヤホンメーカーからJapanリスペクトのIEMが登場!
活況を呈する中華イヤホン業界では日々新しいブランドが誕生しています。SeeAudioもそんなブランドの一つです。SeeAudioはブランドのエントリーレベルイヤホン製品「SeeAudio Yume」をリリースしました。
SeeAudioについて
SeeAudioは2018年に設立されたばかりのまだ非常に若いブランドです。その評判は中華イヤホン界隈でもほとんど無名と言っていいでしょう。このブランドの製品は現代日本文化へのリスペクトに溢れています。静電型ドライバー4基とバランスドアーマチュアドライバー4基を搭載したブランドのフラッグシップIEMは「Kaguya(輝夜)」と名付けられました。
SeeAudio Yumeの特徴
- 9.2mm液体シリコンダイヤフラムダイナミックドライバー + 2基のバランスドアーマチュアドライバーのハイブリッド構成
- Harman Target Curve 2020に基づく合理的でバランスの良い音質
- インピーダンス:32Ω
- 周波数応答範囲:20Hz〜20kHz
- 感度:106±1dB
- THD + N:<2%
3ハイブリッドドライバー構成
SeeAudio Yumeは1基のダイナミックドライバーと2基のバランスドアーマチュアドライバーを組み合わせたハイブリッドセットアップを備えています。リキッドシリコンダイナミックドライバーは、世界中のさまざまな気象条件で変化せず、その完全性を維持し、優れた重低域ダイナミクスと低歪みのウォームサウンドを提供する一方、2基のバランスドアーマチュアドライバーが甘いボーカルとサウンドの明瞭性を提供します。
LFCテクノロジーによって実現される一貫した位相性
Yumeは、市場に出回っている他のほとんどのハイブリッドとは異なるLFC(Low Frequency Filter Conversion)テクノロジーを利用し、液体シリコンダイナミックドライバーとサウンドガイドキャピラリーの間にフロントキャビティが設けられているため、バランスドアーマチュアドライバーは自身の周波数に集中することができ、位相の一貫性が向上しています。
Harman Target Curve 2020に基づく合理的でバランスの良い音質
SeeAudio YumeはHarman Target Curve 2020に基づいた拡散音場ターゲットサウンドにチューニングされています。ハーマンチューニングはMoondropやTANCHJIMなど人気の中華イヤホンメーカーでも基準とされている理想的な業界標準ターゲットカーブの一つで、バランスの良い音質が多くのリスナーに好まれています。
耳にフィットする人間工学的デザイン
耳にぴったりとフィットするセミカスタムフォームファクターと、非常にゴージャスで美しいフェースプレートにより、See Audio Yumeは完全なパッケージを実現しています。
所有欲を満たす美しいパッケージ
パッケージデザインはかわいらしい少女(公式キャラクター:Rinko)の姿が描かれ、透明感の感じられる澄み切った空のイメージで提供されます。それは青空のようでありながら、色合いは夜空のように深く、夢のように幻想的です。
日本版限定パッケージ?
公式Facebookで富士山が描かれた日本限定版パッケージの情報が流れています。ということは近日中に日本でも販売開始されるのでしょうか?あとよく見ると、3BAモデルになっているのが気になります(誤植?)。ただこちらは日本向けの特別モデル(SE)だとされているので、構成が違うのは既定路線かもしれません。日本版はAnouという名前になるそうです。
先行レビュー
SeeAudio Yumeの先行レビューが海外で公開されています。参考になるよう、ここで簡単に引用します。
長所
- よく調整されたハーマンターゲット
- 優れたエクステンション
- オールラウンダー
- フィット感
- ゴージャスな外観
- しっかりとしたビルド
短所
- 聴き疲れを引き起こす可能性のある高音域のわずかなピーク
- 一部の人は中高域を少し前かがみに思う可能性があります
Perrivan Audioによると、SeeAudio YumeはMoondrop Blessing 2の高い没入感や音場、ディテールや分離感にはかないませんが、高域の拡張性で優れており、何より価格面で優れているため、よりおすすめできるようです。
同じ価格帯のThieAudio Legacy 3に比べると、Yumeのほうがディテールと分離で優れており、Legacy 3は暖かなサウンドを持っていますが、Yumeのようなクリーンさを持っていないと指摘しています。男声ボーカルではLegacy 3が豊かに聞こえるようですが、女声ボーカルはYumeのほうが良いようです。Yumeは高域性能でLegacy 3に勝っていると結論付けています。
価格と在庫状況
SeeAudio Yumeの価格は$169で1/10から出荷が開始されます。現在こちらのストアページで事前予約注文受付中です。
SeeAudio Yume 1DD + 2BA Hybrid In-Ear Earphone
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