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【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Truengine 3SE フラッシュレビュー】シックで熱気のある大人びた音楽をベリリウムコーティングデュアルドライバーの解像度で聴かせる。個人的には非常にカッコイイサウンドで大好き

ヘッドライン

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SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SOUNDPEATS(サウンドピーツ) Truengine 3SE ワイヤレスイヤホン 【高音質二重ドライバー使用 / aptX AACコーデック対応 /コンプライ™イヤーピース付属 /安定性向上したTWS Plus対応 / Type-C充電対応 / クリア通話 / 長時間再生 / 快適な装着感 / IPX5防水】 フルワイヤレス イヤホン 自動ペアリング 小型 Bluetooth イヤホン スポーツイヤホン Bluetooth5.0 [実用新案登録済み、技適認証取得、メーカー1年保証] (ブラック)

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 今回取り上げる機種はSoundPEATS Truengine 3SEです。SoundPEATSはまだまだ日本で知名度が高いとは言えないかも知れませんが、ワイヤレスイヤホン市場では中華ブランドの中で最も成功したブランドの一つと言え、その高品質製品で多くのファンを獲得しています。低価格で変な中華ブランドを買うよりはSoundPEATS製品を買った方がサポートも品質も満足できるはずです。

www.soundpeatsaudio.com

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:6.5h/30h
  • 防水性能:おそらく最低限かほとんどありません
  • 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
  • 技適番号:018-190268

 

SoundPEATS Truengine 3SE

 

パッケージ

 イヤホンのパッケージ全体はこの価格帯では標準以上でわりと豪華です。付属品はイヤーピース(コンプライ含む)、充電用ケーブル(Type-C)、説明書などです。

 

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

 

www.youtube.com

 

装着サンプル

 少し独特のノズルの形をしているので、装着感は人によって少し緩い感じもあるかも知れませんが、一般的には良好だと思われます。

 

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

 

接続品質

 aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では接続は良好です。距離耐性も優秀で、5mくらい離れてもシームレスに繋がります。遮蔽物があっても乱れません。

 ホワイトノイズは少しありますが、おそらく多くの人にとって、それほど気にならないと思います。

www.ear-phone-review.com

 

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [AET07 S装着時]左右別
  2. [AET07 S装着時]左右平均
  3. [AET07 S装着時]左右別(自由音場補正済み)
  4. [AET07 S装着時]左右平均(自由音場補正済み)
  5. [標準イヤーピース S装着時]左右別
  6. [標準イヤーピース S装着時]左右平均
  7. [標準イヤーピース S装着時]左右別(自由音場補正済み)
  8. [標準イヤーピース S装着時 ]左右平均(自由音場補正済み)
  9. 標準イヤーピース比較(自由音場補正済み)
  10. 標準イヤーピース比較(自由音場補正済み/2khz-24khz拡大)

※「AET07 Sサイズ」は当ブログの測定用レファレンスイヤーピースです。それ以外のイヤーピースは特記がない限り、このイヤホンパッケージの標準添付のものです。

※また当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

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SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

 

 サウンドシグネチャーを全体的に確認すると、わりとフラットに近いウォームで穏やかなU字型サウンドといった形をしており、低域にやや多めに比重が置かれる形になっています。安定感がありますが、高域方向はわりとダイナミックに音が立ち上がるようになっていて、決して退屈な音ではありません。

www.ear-phone-review.com

 

 低域は重みと深みがあり、EDMはデジタルドラムが、ロックではバスドラムキックが腹に応えるサウンドを活き活きと聴かせてくれます。地熱があってライブ感がありますが、丁寧に調整されているので、見通し感も悪くなく、個人的にはかなり良質に思えます。ベースとドラムのぶつかりは適度に避けられていて熱気のある割にクリアな印象を受け、音の厚みは自然なレベルを維持しており、ウッドベース系のコントラバスの鳴りも豊かで、中域に対する支えも良いです。

 中域は低域の熱気が滲みすぎないよう調整されており、清潔感の点では少し熱気が強めですが、曇る感じはなく、適度な暖かみの中で聞こえます。中域は凹んでいることは事実なので、少しドライに聞こえますが、引き締まっていて黒みと静寂感があります。ボーカルは少し暗い位置におり、落ち着いていて理性的ですが、息遣いに甘い吐息感があり、少しふっくらとして聞こえます。少し地味ですが、ニュアンスが適度にあり、温度感のある甘いボーカルが好きならおすすめです。

 中高域は色味を抑えながらも艶やかさが少し強調されます。高域方向は少し静寂感を意識したような落ち着いた感じですが、ハイハットのギラつきにメタリック感があり、粒立ちがわりとくっきり見える味付けになっています。静かな中に少し明るさを抑えてキラキラッとピアノの光沢やギターエッジやシンバルが聞こえるシックな空間は個人的にとても好みです。超高域は割と高い位置にピークがあるので、風通しも良いです。

 さて、前世代のTruengine SEが好みであったこともあるので、私のレビューが好意的な方向に傾きすぎていないか心配ですが、ベリリウムコーティングされたドライバーが貢献し、この価格帯では優秀な解像度を実現していることは事実です。適度な静寂感と引き締まったドライな落ち着きがありながらも、レンジ感が良く確かなダイナミズムのある空間はロックをはじめ、EDM、クラシック、JAZZでも好ましく思えるはずで、大人びたサウンドが好きな場合、Truengine 3SEは高いコストパフォーマンスを発揮し、きっと満足させてくれるでしょう。

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SoundPEATS Truengine 3SE

 

SoundPEATS TrueShift2との比較

 わりと価格が近いSoundPEATS TrueShift2と比較します。以下のグラフはAET07をイヤーピースとして使用して測定し、自由音場補正を加え、1khz付近で交差するように調整された両機種の周波数特性比較グラフです。下のグラフは1khz以上を拡大したものです。

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SoundPEATS TrueShift2 vs SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS TrueShift2 vs SoundPEATS Truengine 3SE

 

 先に全体像から述べると、一般に充実感が高く、贅沢で高級な雰囲気がするのはTrueshift2の音だと思います。Truengine 3SEの低域が重み重視なのに対し、TrueShiftはより厚みがある低域構造をしているために、中域の充実感が高く感じられます。高域はTruengine 3SEがよりシックで静寂な雰囲気があるのに対し、TrueShift2はより優雅で華やかなサウンドを持っています。

 静寂感の高い静かな黒みのある、大人びた音楽が好きならTruengie 3SEを、もう少し華やかな雰囲気でゆったりした音楽を聴きたいならTrueShift2を選ぶと良いでしょう。

 

音源比較

 

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはFiiO M15を用いています。aptXで接続し、標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

anchor.fm

 

クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 重厚で引き締まった大人びたかっこいいサウンドデザインが施されていて、わりと聞き心地も良く聞き疲れもしにくいです。解像度も高く、性能的にもこの価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中では優秀なレベルを維持しており、1万円以下で完全ワイヤレスイヤホンを選ぶなら真っ先に選択肢に入る機種の1つであることは間違いありません。

 

SoundPEATS Truengine 3SE

SoundPEATS Truengine 3SE

SOUNDPEATS(サウンドピーツ) Truengine 3SE ワイヤレスイヤホン 【高音質二重ドライバー使用 / aptX AACコーデック対応 /コンプライ™イヤーピース付属 /安定性向上したTWS Plus対応 / Type-C充電対応 / クリア通話 / 長時間再生 / 快適な装着感 / IPX5防水】 フルワイヤレス イヤホン 自動ペアリング 小型 Bluetooth イヤホン スポーツイヤホン Bluetooth5.0 [実用新案登録済み、技適認証取得、メーカー1年保証] (ブラック)

 

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