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【中華イヤホン TRN ST1 クイックレビュー】リズムとボーカルにフォーカスし、低域も活き活きしているイヤホン。若干飽きやすいところはある。おすすめ

ヘッドライン

TRN ST1

TRN ST1

TRN ST1inイヤホン、デュアルドライバー1BA + 1DD TRNイヤホン、取り外し可能な2ピンケーブル付きメタルイヤホンHiFiインイヤーモニター、合金パネル付きアクリルシェル(マイク付き、パープル)

 

この製品のポイント
  • それなりに良好なビルドクオリティ
  • ボーカルフォーカスが良いサウンド
  • リズムが活き活きしている

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は良好、遮音性は悪くないが、音漏れは注意」

おすすめ度*1

TRN ST1

ASIN
B085WTLH9P

 装着感は比較的良好で耳道をよくカヴァーしています。遮音性は比較的良好ですが、ベント穴が少し大きく開いているので、音漏れは少し注意が必要かも知れません。

 

テスト環境

 今回のテストはFiiO M15Galaxy A30ONKYO GRANBEATShanling M6FiiO M11 Pro SSで行っています。ゲイン設定は基本的に「高」設定です。

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装着サンプル

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【2】外観・インターフェース・付属品「ビルドクオリティは充分。2pinリケーブル可能」

 付属品はイヤーピースの替え、説明書などです。ケーブル端子は2pinです。

 ケーブルクオリティは最近のTRN製品の標準レベルですが、コネクタ部分がプラスチックカバーで覆われるようになっており、耐久性への配慮が見られます。

 外観はTFZへのリスペクトが感じられるかも知れません。もちろんTFZ KING Editionは金属筐体でより頑丈かつ高級感があります。

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TRN ST1TRN ST1

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スペック情報
  • 再生周波数帯域:10~40000Hz
  • インピーダンス:22Ω
  • 感度:106dB
  • ドライバー:ハイブリッド型(ダイナミックドライバー×1, バランスドアーマチュアドライバー×1)

 

【3】音質「低価格では比較的優れた音場を持ち、トランジェントも明確。若干硬いが、低域には暖かみもある」

 今回は標準イヤピの中で、シリコンのLサイズを使って音質を確認します。

 

スマホでも充分鳴らせます

 このイヤホンのインピーダンスは22Ωで、手持ちのGalaxy A30で聴く感じ、とくに不足感はありません。おそらくスマホでも問題なく鳴らせるでしょうが、高域は少しおとなしく聞こえるかも知れません。

 

周波数特性イメージ(試験運用中)

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※周波数特性イメージはあくまでレビューの便宜上、個人的に周波数分布のだいたいのイメージを掴むための参考情報で、測定方法も測定されたデータも非常にアバウトで厳密な信頼性や正確性に欠けます。いずれ勉強を深めて信頼性を高めていきたいとは思いますが、本ブログは周波数特性の測定をメインとしていませんので、期待しないで下さい。私自身も聴感上の音像印象の解釈の補助として利用しているだけで、この周波数特性イメージを全面的に信頼し、依拠しているわけではありません。

 

※またイヤホンの周波数特性イメージはヘッドホンの測定値との互換性を持たせるために、外耳道を疑似的に再現した環境で測定されています。

 

レコーディングシグネチャー(試験運用中)

 レコーディングシグネチャーはバイノーラル録音されていますが、品質は良くありません。人工的に外耳道に近い環境を作って録音していますので、それなりに自然に近い音になっているとは思いますが、聴いたそのままの音質とは異なりますので、あくまで参考情報ということでお願いします。

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

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原曲①

www.youtube.com

ギンノイシ Silver Will / 空の軌跡ざんまい / Copyright © Nihon Falcom Corporation

anchor.fm

 

原曲②

www.youtube.com

淡い恋~Too full with love~ / Ys HEALING / Copyright © Nihon Falcom Corporation

anchor.fm

 

原曲③

www.youtube.com

花と風のうた / Zwei!! Super Arrange Version / Copyright © Nihon Falcom Corporation

anchor.fm

 

音域印象
音質のヒント

低域が活き活きしている、ボーカルフォーカスが良い、リズミカル、クラッシュが派手、分離感が良い、元気がある、若々しい

 

低域「深み、黒み、暖かみ」

 このイヤホンはやはりちょっとTFZ KING Editionを意識しているように私には思われますが、低域の雰囲気はまさにKING的です。エレキべースは黒みがあり、深みが感じられ、ウンウンと唸る床面近くから、ブンブンとしたボディの鳴りもあり、骨太です。アタック感もそれなりにあるので、曲中の一番下で存在感を十分に発揮して聞こえるでしょう。楽曲全体の暖かみにも貢献しています。バスドラキックは重みが乗っており、ドシドシと重量感のある音を床面に押し付けてくれます。スピード感の上では俊敏ではないので、ベース、キックともにスネアに比べるとやや遅れる印象を受ける可能性はありますが、低域の深みを重視する人にとってはライブ感のある音色で、音楽全体の充実感と安定感に貢献してくれます。

 低域弦楽は重みを強く出し、ドーンと響く鳴りを持っています。楽曲全体の中ではやや支配的ですが、豊満さはうまくコントロールされており、量感は重みほど多くはありません。これは量感に不足があるという意味ではなく、量感は一般に十分で、ただ厚さより重みの表現によりフォーカスしているということを意味します。そのためJAZZやクラシックでは重厚感のある、荘厳な雰囲気を出してくれます。

 低域は全体の中では明らかにバランスが多めになっています。タイトではありませんが、比較的クリアです。重量感があり、重低域でのライブ感の表現も良いながら、深いところが強すぎてノイズになるのをうまく避けています。深みの点でもう少し欲張ることができる気もしますが、それは明らかに高望みです。価格を考えると、この低域は秀逸と言えるレベルでしょう。

 

中域「奥行き、ウォーム、空気感」

 中域は引っ込んでおり、人によって、U字からV字(ドンシャリ)のどちらかのシグネチャーを意識させるでしょう。個人的には中域から中高域にかけての傾斜はなだらかに思えるので、U字に近い印象を持っていますが、高域のシャリ感はかなり強調されているので、ドンシャリと表現しても間違いではありません。しかし、どちらにせよ中域がわずかに引っ込んでいるということを理解できればよいので、ここではU字と見るべきなのかV字と見るべきなのかは主要な争点ではありませんし、あまり語る価値もないでしょう。

 中域下部は明らかに中低域の支配を受けており、その熱気を受けてもやっとしています。暖かみがあり、聞き心地はうまく調整されており、同時に一定の清潔感が取られてバランスが取られています。この中域下部の後退がボディにわずかな不足をもたらしており、一部の曲でボーカルや楽器音にわずかに過酷な傾向をもたらすことがあり、個人的には500hzはもう少し張り出して、楽曲全体に柱を立て、安定させるべきと思いますが、これは細かな好みの問題かもしれません。

 中域全体の傾斜はエレキギター音の色気、ピアノのアタックを強調し、ロックやJAZZではこれらの楽器音にスポットライトが当たり、少し華やかに聴かせてくれるでしょう。また後述しますが、女声ボーカルのニュアンス表現は甘美で活き活きとしており、私には男声ボーカルより好ましく思わせます。 

 

高域「ギラつき、クラッシュ、シャープネス」

 中高域から高域にかけては明確なコンセプトが見えます。ボーカル帯域の上で大きなロールオフが存在し、ボーカルを十分に印象づけるとともに、その後のスパイクによって楽器のエッジ音を少し際立たせます。このチューニングはボーカル付近での音の混濁を避けつつ、アタック感やパワー感をうまく保存しています。ただし、ボーカルの抜けの高さは一度寸止めされるところがあり、サ行の刺さりや子音の尖りが強調される点は気になります。

 さらに気になるのは高域のクラッシュです。かなり脆さが強調される味付けになっており、ハイハットは曲によってはかなりカチャカチャガシャガシャとクラッシュを強調し、鼻につくところがあるかもしれません。かなり高いところで攻撃的で、曲によっては爽快感を出してくれるとも言えますが、一般にやや派手できつめになりやすく、荒ぶります。そのため楽曲に静寂感を求める人には明らかに向きません。

 これを改善する手っ取り早い方法はイヤーピースをfinal Eタイプなど高域が落ち着くものに変更することです。

 

ボーカル「清潔、甘美、ギラつく」

 すでに述べたように、ボーカルにはわずかにボディの不足を感じます。またボーカルの上辺が露骨に強調されるために、女声ボーカルは前面に出てきてくれますが、子音が尖り、サ行はやや過酷です。活き活きとしており、ニュアンスは明瞭ですが、安定感には欠け、甘みはありますが、潤い感には欠けます。女声ボーカル好きを一定程度満足させる可能性はありますが、大人びた成熟した雰囲気はないので、エロティシズムには限界があり、曲によってはそれほどエモくないかもしれません。男声ボーカルはのびやかですが、渋みやコクは少し足りないでしょう。

 

音場「見通し、深さ、重み」

 高さはわずかに足りないかもしれませんが、深さがあるので、一般にこのイヤホンの音場の縦軸は十分です。また横幅と奥行きも悪くなく、どちらかというと横幅が優秀に思えます。どちらにせよ価格帯では優れている機種です。ただし聞こえ方はやや頭内的です。

 

全体的な印象

 音場の広さは優秀で、低域は重みがあり、中域からよく離されてワイドレンジです。楽器音の混濁はうまく避けられており、分離感という点ではかなり優秀さを感じます。よく聴くとシンバルがちょっとうるさげで気障ったらしい、女声ボーカルが思ったほどエロくないなど、細かな不満がないわけではありませんが、むしろそういうところがピンポイントで気になるくらいなので、率直に言って完成度は高いでしょう。なお低域は一般にブーストされるので、低域を好まない人には向きません。また見た目の見通し感の割に風通しはそれほどでもないので、開放感はあまりありませんから、JAZZやクラシックを聞いても室内にいるような雰囲気がちゃんと出ます。

 

 

美点
  1. 見通しが良い
  2. 音場が広い
  3. 分離感が良い
  4. 音が派手
  5. 音の粒立ちが良い
  6. のびやかなサウンド
  7. 明るい
  8. ウォーム
  9. クリア

 

欠点
  1. クラッシュが派手すぎ
  2. 落ち着きに欠ける
  3. ボディが薄い

 

音質特性(サウンドシグネチャー)
[高域]
  • 抜けの高さ*2:B
  • 金属光沢感:A
  • クラッシュ:S
  • アタック:A
  • ツヤ:B
  • ディテール:A
ヒント

 混濁感は適度に避けられており、分離感がよく意識されています。そのため派手めのサウンドですが、その割に音が混濁してガチャガチャすることは少ないです。ただクラッシュはちょっと不自然なほど露骨で、好みを分けます。この脆さの強調のせいで音楽全体に落ち着きを求める人には向かない可能性が高いです。

 

[中域]
  • 甘味:B
  • 広がり:B
  • 厚さ:B
  • コク:B
  • 太さ:B
  • ディテール:A
ヒント

 高域とのバランスを考えると、個人的にはボディの不足を感じますが、好みの範囲かもしれません。中域は凹んでます。

 

[低域]
  • 深さ:A
  • 重さ:A
  • パンチ:A
  • 厚み:B
  • 熱気:A
  • 鳴動:A
  • ディテール:A
ヒント

 良質な低域です。厚みとスピード感に少し欠けるといった点以外にあまり欠点らしい欠点はありません。

 

[解像度・立体感]
  • 音場評価*3:A
  • 分解能*4:A
  • 音像明瞭性*5:B
  • 明るさ:A
  • 聴き心地:B
ヒント

 この価格帯では優秀な音場表現で開放的です。音場を重視する人は選択肢に入れておいて損はないでしょう。音はドライです。好みにもよりますが、脆さが目立つので、音楽全体に落ち着きが出にくいところは好みを分けそうです。

 

[パーカッション・リズム]
  • ドラムの雰囲気:スネアはアタックとパワーが強く、打ち込んでいるというよりたたき込んでいる雰囲気がやや強めに出やすいです。胴鳴りも比較的不足しているために、少しリズムがガタガタしてスムースに聞こえないかも知れません。バスドラキックは重みがあります。重めのバシンバシンバチンバチンないしバッツンバッツンといった感じです。
  • ハイハットの雰囲気:ハイハットは金属的で白く、ギラつく音に聞こえ、やや派手です。人によって鼻につくところがあるかも知れません。シャリシャリチャリチャリして聞こえやすいです。
  • 弾け:A
  • 粘り:B
  • 重み:A
  • 濃さ:B
  • スピード感:B
ヒント

 パーカッションは一般にスピード感の遅れはありませんが、キックはやや遅く付いてくるように聞こえるかも知れません。ハイハットは派手ですが、スネアも負けじとたたき込んでくるので、全体的にややリズムが目立ちやすいです。

 

[ボーカル傾向]
  • 甘味:A
  • 媚び:B
  • ボディ:B
  • コク:B
  • 息感*6:A
  • 子音*7:A
ヒント

 一般に女声ボーカルのニュアンス表現は悪くありません。ボディは少し不足するので、子音が強調されます。また深みには少し欠けるので、コケティッシュではありますが、成熟したエロティシズムはあまりありません。

 

【4】官能性「比較的ボーカルフォーカスが良い若々しい音楽」

LiSA「crossing field」(vs KBEAR KB04)

crossing field

crossing field

【Shanling M6(PRIME Mode)で鑑賞】この曲をこのイヤホンで聴くと、ハイハットがシャコシャコワシャワシャ目立って聞こえてくるのがおそらく一番好みを分けます。この音が爽快感があってかっこいいし気持ち良いと感じる人には最高でしょうが、「うるさくて邪魔、軽薄で雰囲気ぶちこわし」と思う場合は向きません。妙にパワー感を出して目立ってくるドラムとともにこのリズムパートが派手に強調される感じがこのイヤホンを好きになれるかどうかの大きなポイントです。あとギターのディストーションは穏やかに聞こえやすいので、かっこいいギターが好きな人もやや物足りないと思います。ボーカルフォーカスは良く、明瞭に聞き取れるでしょう。

 ぶっちゃけ全体の印象は悪くないと思いますが、私はこの曲の場合、もうちょっとギターを聴かせて欲しい派で、むしろハイハットはちょっと小うるさいので落ち着きません。

 

 

TRN ST1 vs KBEAR KB04

TRN ST1 vs KBEAR KB04

 さて、同じ価格帯で1DD+1BAという構成は共通ながら、音質的には明らかにドンシャリの正統派に近づいているのがKBEAR KB04です。KB04では楽曲の構造はよりアグレッシブに聞こえ、熱気もわずかに高まり、ボーカルフォーカスはやや甘くなりますが、ギターのディストーションはより目立ち、ハイハットは同じくらい派手ですが、ギター音がよく支えるために目立ちすぎることはありません。ぶっちゃけこの曲の場合、よりロックで個人的な満足度が高いのはKB04のほうで、少なくともこういう現代的なロックを聴く場合はKB04のほうがより楽しいと私は思いますが、見通し感の点では、KB04はやや音を詰め込んだ味付けになっており、人によっては圧迫感を感じるかも知れません。ボーカルはよりギラついて、わりかし上品だったST1に比べると、女王の風格を感じさせてくれます。

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 ボーカルフォーカスの点で優れているのはTRN ST1ですが、より音楽が充実し、全体的にアグレッシブでダイナミックなのはKB04の方です。何を重視するかにもよりますが、一般にロックでギターサウンドを重視するならKB04、リズムを重視するならST1のほうが好ましく思えるでしょう。

 


crossing field

 

やなぎなぎ「音のない夢」(vs final E500)

音のない夢

音のない夢

【FiiO M11(Pure Music Mode)で鑑賞】ぶっちゃけボーカルはちょっとギスギスするけどニュアンスが丁寧で雰囲気良いなと感じるんですが、こういう落ち着いた曲を聴くと、妙に高域でカシャカシャするのが個人的に気になってしょうがありません。好みにもよりますが、このイヤホンが一部の人に好かれない可能性があるとすれば、この高域の「静寂感の無さ」です。

 

TRN ST1 vs final E500

TRN ST1 vs final E500

 まあこういう曲をこの価格帯で楽しみたいならfinal E500が最も無難で最良に近い選択肢の一つでしょう。ボーカルは厚みがあって、大人の成熟した色気があり、潤い感があって、しっとりと沁み込んできます。高域はちゃんと落ち着いており、ボーカルの甘いノスタルジックな雰囲気を壊すようにガチャガチャがなり立てたりしません。ぶっちゃけE500をレビューするのをすっかり失念していたことに気づきましたが、このイヤホンについては各所で絶賛されているので、いまさら私がその後塵を拝することもないでしょうから、後回しにしてます。そのうち時間があるときにレビューしようと思います。

 

 ST1には静寂感がない点は大きな欠点です。そのため、中域の充実感が表現されづらいところがあって、最初は派手なクラッシュが楽しいように思えますが、長く聴いていると音楽が単調に聞こえやすく、案外飽きやすいところがあります。少なくとも大人びた雰囲気を表現するのは下手です。ただ女声で特にボーカルフォーカスとニュアンスが良いのは多くの人にとって正義になり得るので、その点でこのイヤホンが低く評価されることはまずないでしょう。しかし色気はいまひとつだということをE500が教えてくれます。

 


音のない夢

 

Endorfin. vs Feryquitous「Sincuvate」(vs KBEAR KB06)

Sincuvate

Sincuvate

【FiiO M11 Pro SS(Pure Music Mode)で鑑賞】リズムの打ち込み感が気持ち良く出るんで、個人的にこういうクラブサウンドをこのイヤホンで聴くのはかなり好きです。ビート感が強調されて手応え良く楽しめます。低域の重みと深みも充分なので、はっきり言って、価格を考えても不満はほとんどありません。

 

TRN ST1 vs KBEAR KB06

TRN ST1 vs KBEAR KB06

 なーんて言ってましたが、ぶっちゃけこの曲はKBEAR KB06のほうがツヤとビロードのような光沢感があって好きかも知れません(爆)

 KB06のほうがボーカルがよりなまめかしく、甘味もあるんで、セクシーに聞こえるのと、ST1に比べると少しガチャガチャはしているんですが、音に光沢感が乗ってるんで、リズムバカの傾向があるST1に比べると、この曲のシンセが活き活きして聞こえます。

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  KB06は結構清潔感があると思ってたんですが、聴いてみると清潔感はTRN ST1のほうが上です。ボーカルと高域との間にブランクがあるので、そこで音が整理されるようになっており、さらにその清潔な感じが低域の存在感にも影響しているようで、実際はKB06のほうが低域寄りであろうと思われるにも関わらず、低域の存在感はむしろST1のほうが強く感じられます。音数を考えるとKB06のほうが一般にはより豪華な音になると思いますが、リズムに浸りたいならST1が良いでしょう。

 


Sincuvate

 

【5】総評「ボーカルフォーカスの良いイヤホンを探しているなら選択肢の一つになる」

 価格帯では比較的見通しが良く、音場はそれなりに広めで、ボーカルフォーカスが良いイヤホンです。ヒップホップなんか結構楽しめるんじゃないでしょうか。女声ボーカルはニュアンスが良くて活き活きしてますが、ボディが足りず潤い感に欠けますし、媚びも強くないので、それほどコケティッシュでもありません。リズムはクラッシュとアタックともにかなりの強調があるので、派手なドラムセットが好きなら、このイヤホンは有力選択肢です。

 

  • 派手なクラッシュ
  • ボーカルフォーカスが良い
  • 艶やかさや潤い感に欠ける

 

TRN ST1

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

*2:全般的に言えることですが、この評価は主観的であり、しかも音はバランスと好みが大事だということに留意して下さい。Aのほうがその分野では優れていると判断していますが、たとえばシャリ付きが苦手な人はクラッシュがAの評価のイヤホンは避けるべきです。あと稀にSが出てくると思いますが、Sは「やりすぎ」という意味で、必ずしも良い評価とは限りません。ただしその音質特性が好きな人には良いでしょう。

*3:価格帯を考慮した相対評価です。

*4:価格帯を考慮した相対評価です。

*5:価格帯を考慮した相対評価です。

*6:主にサ行が刺さるかどうかです。スーハーしている感じが強いかです。

*7:主にツ音が尖るかどうかです。Aに行くほど尖ります。

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