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【完全ワイヤレスイヤホン Technics EAH-AZ70W フラッシュレビュー】ボーカルが前面に出てきて、充実感のある中域が豊かな音楽を奏でる。ANC性能はかなり優秀

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

パナソニック テクニクス カナル型 ノイズキャンセリング 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 防滴 ブラック EAH-AZ70W-K

 

 

 「フラッシュレビュー」はデータ中心の簡潔な内容で、ポイントを絞ってオーディオ製品を解説します。

 今回取り上げる製品はTechnics EAH-AZ70Wです。Technicsはパナソニックのオーディオブランドで、一度はブランドの製品は販売終了となりましたが、2014年から再展開されています。ヘッドホンのEAH-T700やイヤホンのEAH-TZ700は音質を高く評価され、ブランド復活を強く印象づけました。そして今回、完全ワイヤレスイヤホンの市場にも進出を果たしたというわけです。

 そのEAH-AZ70Wは発売前から各メディアが絶賛するという状況で、2020年最高の完全ワイヤレスイヤホンとしての呼び声が高い製品として注目されています。その期待されっぷりについては以前記事にまとめました

www.ear-phone-review.com

 

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 audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。

 

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:6.5h/19.5h
  • 防水性能:IPX4
  • 対応コーデック:AAC/SBC

 

パッケージ

 イヤホンのパッケージ全体のデザインはこの価格帯では結構しっかりしたパッケージで、わりと豪華です。パッケージは基本的にはカードボックスデザインで、材質的なプレミアム感はそれほどありませんが、梱包はエレガントでイヤホン本体が見えるまで、しばらくの時間開梱体験を楽しむことが出来るようになっています。

 付属品はイヤーピース、充電用ケース、充電用ケーブル(Type-C)です。

 

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

 

装着サンプル

 完全ワイヤレスイヤホンとしては少し大きめのハウジングで、私には装着感は良好ですが、耳が小さい人には少し大きくて嵌まらない可能性はあるかも知れません。

 

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

 

接続品質

 価格帯ではなかなか優秀です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では接続は良好です。距離耐性も優秀らしく、5m離れてもシームレスで乱れはありません。ただしときどき一瞬途切れます。遮蔽物があっても大丈夫なようです。

 ホワイトノイズは少し大きく、目立っていると感じる可能性があります。

 

Technics EAH-AZ70W

 

アクティブノイズキャンセリング性能

 こちらの記事を参照して下さい。

www.ear-phone-review.com

 

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2との比較

 こちらの記事を参照して下さい。

www.ear-phone-review.com

 

私の個体は自然放電が少し多い

 これはあくまで私の手に入れた個体だけの可能性がありますが、充電ケースにイヤホンを収めた状態での自然放電は少し多い気がします。ちゃんとケース内ではイヤホンは電源OFFしてるのですが、相対的にケースの充電の減りが早めです。

 

音質

測定機材

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:ROLAND Rubix 24
  • アナライザソフト:TypeDSSF3-L

※イヤーシミュレーターの特性上、20hz以下と16khz以上の信頼性は高くありません。 

www.phileweb.com

 

ANC ON/OFFでの音質変化について

 この機種で話題になっていることのひとつが、アクティブノイズキャンセリング(ANC)をONにすると低域が増すという噂があります。実際私も低域が増すように感じていたのですが、測定のついでにピンクノイズでリアルタイムの周波数特性の変化を見ていたところ、有意な変化が見られませんでした。

 

 で、今回一応確認のためスイープでしっかり測定しました。結果が以下のグラフです。イヤーピースはAET07を使用し、自由音場補正済みです。

Technics EAH-AZ70W

 

 はい。ANC ON時にしっかり低域出てるの、確認できました。←しれっ。

 

周波数特性

 上から順に、

  1. [AET07 M装着時 ANCなし]左右別
  2. [AET07 M装着時 ANCなし]左右平均
  3. [AET07 M装着時 ANCなし]左右別(自由音場補正済み)
  4. [AET07 M装着時 ANCなし]左右平均(自由音場補正済み)
  5. [標準イヤーピース M装着時 ANCなし]左右別
  6. [標準イヤーピース M装着時 ANCなし]左右平均
  7. [標準イヤーピース M装着時 ANCなし]左右別(自由音場補正済み)
  8. [標準イヤーピース M装着時 ANCなし]左右平均(自由音場補正済み)
  9. 標準イヤーピース比較(自由音場補正済み)
  10. 標準イヤーピース比較(自由音場補正済み/2khz-24khz拡大)

※「AET07 Mサイズ」は当ブログの測定用レファレンスイヤーピースです。それ以外のイヤーピースは特記がない限り、このイヤホンパッケージの標準添付のものです。

※また当ブログの自由音場補正については機材に合わせてサザン音響さんから提供された補正値を使用しております。

www.s-acoust.jp

 

Technics EAH-AZ70W

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 ANC OFF時の周波数特性を見るとご覧の通り、ややミッドセントリック(中域充実/かまぼこ)系です。サウンドシグネチャー的にはU字型とも言えるかもしれません。ANCをONにすると重低音が持ち上がり、ややドンシャリに近づくと言えますが、基本的にはU字というのが適当かなと思います。

www.ear-phone-review.com

 

 サウンド出力は中域でボーカルに充分スポットライトが当たり、適度な厚みがあります。ANCをONにしない場合は、下は比較的清潔ですっきりして聞こえると思います。ANCをONにしても、中域下部から中低域は凹んでいるので、比較的中域の空間はすっきりしています。

 高域方向はボーカル上の音域で後退が見られ、ボーカルを目立たせる調整になっています。シャリシャリした脆いエッジが強調されやすいので、クラッシュ感が強めで、ハイハットを中心にアコギ・弦楽なども上で前に出ながら伸びてくる、やや派手に聞こえる味付けになっています。また場合によって、ボーカルの子音は少し尖りやすいです。

 しかし基本的には中域主体の音楽性を重視した味わいになっており、ボディが適度にあり、上に息が清潔に伸びる、シャウト感はあまりない比較的理性的ボーカル表現が味わえます。シンセやピアノに少し沈み込みのあるウォームな透明感も出るので、KARAK「いつかまた生まれた時のために」、佐々木李子「Good Night」、ヨルシカ「パレード」のような曲とは相性が良いと思います。

 

 ただ、個人的意見としては、国内メディアが総絶賛するほど音質的に別格扱いすべき音かというと少し疑問です。音質傾向の違いもあり単純比較は出来ませんが、たとえばNUARL N6 Proの音の方が奥行き感と輪郭的なディテール感では明らかに優れて聞こえると思います。またボーカルニュアンス(息継ぎ・子音の明瞭性)の点でもN6 Proのほうが明確でしょう。ツ音が尖るのが苦手な人にはEAH-AZ70Wのほうが聴き心地は良いとは思いますが。リズムもN6 Proのほうが普通は明確に聞こえるはずです。

www.ear-phone-review.com

 

 音の好みもありますし、ミッドセントリック特有の安定感もあり、充実感の点ではたしかにEAH-AZ70Wのほうが優れていると言え、ボーカルも近くしっかり聞こえますが、個人的にははっきり言って、N6 Proを聴いたときほどの驚きがなかったことは事実です。もちろんEAH-AZ70WにはANCやヒアスルーもあって、イコライザー機能もあり、好みに合わせて音質も調整できるので、一概にN6 Proと比較できないのですが、少なくとも音質的にこれまでの完全ワイヤレスイヤホンに比べて「別次元」とは私は思いません。

 

音質比較&聴き比べ記事

www.ear-phone-review.com

 

レコーディングシグネチャー

 レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

 参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。自由音場補正済みです。ソースはFiiO M15を用いています。イヤーピースは標準イヤーピースのMサイズを用い、ANCをONにしたうえで、SBCで接続しています。

www.ear-phone-review.com

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

JAZZ

anchor.fm

 

OST

anchor.fm

 

クラシック

anchor.fm

 

ロック

anchor.fm

 

総評

 全体的な完成度はそれほど悪くないと思いますが、今年最高の完全ワイヤレスイヤホン候補として各メディアに絶賛されて登場した割には物足りないというのが個人的な感想です。ANC性能は文句なく優秀ですが、音質や使い勝手は言うほどでもないと思います。

 とはいえ、総合的に考えると価格以上くらいの満足度は充分あると思うので、「Highly Recommended」として推奨します。

 

Technics EAH-AZ70W

Technics EAH-AZ70W

パナソニック テクニクス カナル型 ノイズキャンセリング 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 防滴 ブラック EAH-AZ70W-K

 

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