Baseusの新作完全ワイヤレスイヤホン「Baseus Bowie E8」のレビューなどを眺めていましたら、このイヤホンがなかなか興味深いことがわかりました。なんとこのイヤホン、この価格でマルチポイント対応かつ超低遅延設計のようです。
Baseusについて
Baseusは中国発のガジェットブランドです。その取扱製品は、ケーブルからスマートフォンホルダー、充電器、拡張ドック、ワイヤレスヘッドセットまで幅広くガジェットアクセサリを取り扱っています。
Baseusの特徴はリアル店舗での顧客体験とフィードバックを重視してきたことで、ほかの中国のガジェットブランドと異なり、ネット通販に完全には頼らない独自の流通網を持っていることです。
質感にこだわったBaseus Bowie E8
Baseusは外観デザインを重視しているブランドとしても知られています。以前、Baseus SiMU S1 Proが価格の割にかなり外観デザインにこだわっているということをレビューで紹介しましたが、Baseus Bowie E8も手触りにこだわっているようで、マット素材を利用し、肌のようなぬくもり感が感じられる、快適な質感を実現しているようです。
10mm PU複合振動板によるパワフルなサウンド
Bowie E8には、大型の10mm PU複合振動板ムービングコイルが搭載されており、プロの音響エンジニアによる調整が施されています。また、Bluetooth5.0およびAACコーデックもサポートしています。
マルチポイント対応
2021年の完全ワイヤレスイヤホン業界でのトレンドの一つは「マルチポイント対応」の一般化だと言われていますが、Baseus Bowie E8はいち早く低価格でマルチポイント対応を実現したようです。
マルチポイント対応完全ワイヤレスイヤホンの先駆けであるJabraすら、最新のエントリーモデル「Jabra Elite 3」ではマルチポイント対応していません。
あくまで通話品質や音質に優れたJabraだからこそマルチポイントが生かせているというところもあり、低価格でどれだけ需要があるかはわからないものの、安く手に入るマルチポイント対応機種を探しているなら、この機種は見逃せないですね。
いくつかレビューを確認した限りでは、Baseus Bowie E8のマルチポイントはかなり自然に機能するようです。
38msの低遅延を実現
公式情報によると、このイヤホンは38msの低遅延を実現しているらしいです。本当ならば、かなり優秀ですね。ゲーミング用の完全ワイヤレスイヤホンを探している場合、候補になるかもしれません。
上に掲載したレビュー動画(7:59~)で実際にPUBG Mobileでの遅延テストを行っている様子がありますが、かなり優秀に見えますね。
公式アプリでカスタマイズとイヤホンの位置情報検索が可能
Baseus Bowie E8にはBaseusから公式アプリが提供され、イヤホンの操作のカスタマイズ、現在のイヤホンの位置情報の検索などが行なえます。
まとめ
Baseus Bowie E8は低価格にも関わらず、スマホやタブレットを複数台使い、スマホゲームなどを楽しむヘヴィユーザー層にターゲットを絞った製品のようです。Baseusらしく外観デザインもきれいにできており、これは意外と良さそうな製品ですね。
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