- 1万円以下でANC搭載。デザインもよく、わりとまともに見えるPicun JS-6
- Picunというメーカー
- 技適は真面目に取っている
- 25dBのアクティブノイズキャンセリング性能
- Bluetooth 5.1&AACコーデック対応
- バッテリー品質は十分そう
- 防水性能はIPX5
- 10mm大口径ドライバー
- Picun JS-6の技術仕様
- レビュー記事
- まとめ
- 【関連記事】
「物欲探訪」シリーズは普段からamazonを覗いている筆者が、買おうかどうか迷っている機種を紹介するコラムシリーズです。
1万円以下でANC搭載。デザインもよく、わりとまともに見えるPicun JS-6
最近個人的に興味があり、購入を検討している機種がPicun JS-6です。この記事執筆時点で販売価格6599円で650円OFFのクーポンが出ているのですが、この価格でアクティブノイズキャンセリングが搭載されているというのが魅力です。
デザインもクセがなく、わりと雰囲気は良さそうに見えます。カスタマーレビューに実際の商品写真が出ていますが、テカテカして安っぽいプラスチッキーな外観であるのと、パッケージが安っぽいのが気になりますが、目に見えてビルドクオリティがひどいようには見えません。
Picunというメーカー
さて、メーカーのPicunですが、amazonの低価格ワイヤレス製品では比較的老舗で、わりといろいろ製品を出していますが、個人的にはどちらかというとハズレ系のブランドです。音質はともかく、少なくともパッケージはチープでビルドクオリティは価格なりかなぁというのが個人的な印象です。
正式名はShenzhen Picun Digital Technology Co., Ltd.といい、2011年設立なので、実はSoundPEATS(2013年設立)や1more(2013年設立)よりも古株のブランドでAnker(2011年設立)と同時期くらいの創業です。300人程度の従業員を抱えるファクトリータイプのメーカーになります。
あとこのメーカー、女性受けを狙っているのかわりとファンシーなピンク色のデザインの製品が多いです。
技適は真面目に取っている
わりとそこそこの製造能力もありそうなのにSoundPEATSやAUKEYなんかに比べると人気がないブランドですが、泡沫中華メーカーとは異なって技適は結構真面目に取ってます。実際Picun JS-6もしっかり技適取得されているのを確認しました。
25dBのアクティブノイズキャンセリング性能
商品ページによると、アクティブノイズキャンセリング性能は最大25dBを謳っており、これは最近販売開始されたTaoTronics PURECOREと同程度の品質と思われます。この機種は実際使ったことがないので、これまで使ってきたANC搭載完全ワイヤレスイヤホンから推測するしかありませんが、25dB程度だと効果が高いというわけではないと思いますし、どの帯域をメインでノイズ削減してるかにもよるのですが、ON/OFFでわりと効果ははっきり感じられるのではないかと思います。少なくとも変わらないというレベルではなく、「ちょっと変わったな!」というのはわかると思います。
一応Aliexpressの商品ページによると、中低域から中域でわりとANC性能が高いとされています。
Bluetooth 5.1&AACコーデック対応
Bluetooth 5.1に対応しているので、通信チップはかなり最新に近いものを使っていると思われます(おそらくAiroha AB1536)。AACコーデックに対応し、AB1536ならMCSyncに対応しているので通信品質も基本的に高いでしょう。
バッテリー品質は十分そう
イヤホン単体での連続再生時間5時間(ANC ONで4.5時間)と、低価格モデルとしては標準的なレベルをクリアしています。実際のところ3時間以上連続再生時間があれば、通勤通学、そしてスポーツであまり困ることはなさそうです。長時間の仕事や勉強のお供にするなどの用途だと少し物足りないかもしれません。ケース込みの最大再生時間は26時間あるとされているので、これは十分すぎるくらいだと思います。
防水性能はIPX5
防水性能はIPX5でいわゆる防汗目的なら十分です。多少の雨も大丈夫だと思いますので、通勤通学やスポーツ目的なら問題なく使えるのではないかと思います。なおAliexpressの商品ページでは防水性能がIPX7になっていますが、おそらく低いIPX5のほうが実際に近いと思います。中華あるあるです。
10mm大口径ドライバー
10mm口径というドライバーは完全ワイヤレスイヤホンとしては大きめですが、グラフェンだったりチタンだったり素材にこだわっているわけではないようです。音質はわりと平凡そうな気がします。「gives you the perfect immersive sound, substantial bass, wider sound range, you’ll experience a whole new music world(完璧な没入感のあるサウンド、実体感のある低域、そして広大な音場が感じられ、全く新しい音楽の地平が開けるのを体感できます!)」なんて書いてありますが、個人的には少し胡散臭いです。
Picun JS-6の技術仕様
- Bluetoothバージョン:V5.1 + EDR
- サウンドコード:SBC/AAC
- ドライバー:Φ10mm
- 周波数応答:20Hz-20kHz
- インピーダンス:16Ω±15%
- 動作範囲:最大33フィート(10m)
- バッテリー容量:600mAh
- ノイズ低減レベル:25db
- 充電時間:≤1.5時間
- 稼働時間:最大35時間(Bluetoothモード)
- 稼働時間:最大30時間(Bluetoothモード+ ANCモード)
- 待機時間:60時間
- 防水性能:IPX5
レビュー記事
Picun JS-6についての当ブログのレビュー記事は以下を参照してください。
まとめ
スペック面は興味深く、通信チップもわりと期待できそうでANC性能も体感できるレベルであると思えます。ただ、どうも音質面は平凡そうで、パッケージや本体のビルドクオリティはPicunなので少しチープそうだなぁというのが気になっているところです。そういうわけでこの機種は多分今の価格では買わないと思いますが、タイムセールや激安クーポンが来たら価格次第で狙おうと思ってます。
【関連記事】